ビジネス・実用の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
これまで本が苦手で、ほとんど本を読んでこなかった私にとって、とてもためになる一冊でした!
社会人になり、「知識をつけるために本を読みたい」と思うようになったものの、本を読んでこなかったからこそ、本にお金を使うことに少し抵抗がありました。そんなときに手に取った一冊です。
結論、本にはお金をかけていい、もっといろいろな本を読んで知識を身につけたいと思えるようになりました。
本がどれだけコスパよく知識や考え方を得られるものなのか、そして知識を身につけることにどんなメリットがあるのかを知ることができました。
また、海外旅行が好きな自分にとって、旅行で得られる経験と、本を読むことで得られるものには共通する部分があるということにも気づかされました。
この本をきっかけに、これからたくさん本を読んでいきたいです! -
Posted by ブクログ
ネタバレここ最近、今の職場で自分が一番になることは難しいと感じていた。
そんな中で、今の職場であれ、将来的に転職するとしても、自分が一廉の人間になるためには何が必要なのか、自分には何が足りないのかを考えていた。そんなタイミングでこの本が目に入り、自然と手に取ることになった。
本書では、「天才とは状態である」という考え方が述べられている。天才とは、生まれ持った特別な才能を持つ人のことではなく、自分の能力を100パーセント発揮し、無理をせず自然な状態で価値を生み出すことができている状態のことであり、その状態を「天才モード」と表現している。
そして、自分の能力を最大限に発揮するためには、まず自分自身を理解することが重要である。
そのために、自分が持っている能力や経験、強みなどを「手持ちのカード」として可視化し、そのうえで、1つ1つのカードのレベルを上げ、さらに自分の能力が発揮されやすい環境に身を置くことが重要だとされている。
この本を読んで、まず自分は「手持ちのカードが曖昧だ」と感じた。自分の特徴を考えたとき、身長が高いことや、野球や麻雀が得意であることなどはいくつか挙げることができる。しかしながら、「仕事において自分には何ができるのか」「自分ならではの強みは何なのか」と考えると、明確に言語化できるものが少ない。
このため、これからはまず自分の手持ちのカードを増やしていきたいと思う。具体的には、PCスキルを身につけること、文章校正の能力を高めること、仕事に必要な要領や法令について勉強することなどである。ただ知識やスキルを身につけるだけではなく、それらを実際の仕事で使えるレベルまで高め、自分の武器としていきたい。
また、自分は綺麗事が好きな人間であり、自分の本音に沿って仕事をしたいという気持ちも強い人間である。そのため、社会のために働くことができ、一定のルールや理念のもとで仕事をする公務員という仕事は、自分に向いているのではないかと改めて感じた。
これから公務員として働いていく中で、「今の自分には何が足りないのか」「どんな手札を増やしていくべきなのか」ということを常に考えながら行動していきたい。 -
Posted by ブクログ
人間以外の多種多様な生物は機械のように単純な仕組みで成り立つものではない。
生物それぞれに主観的な世界がある。それを環世界と言う。ダニは特定の匂いや、温度、接触に反応する世界を持っている。ウニは末端の器官から得る刺激そのものが世界を認識させている。
このように生物には、われわれ人間の見ている世界とは異なる世界が広がっているのである。
生物学を学ぶために、人間の見ている世界の認識を一旦脇に置き、生態を考察することが大切だ。
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岩波文庫は難しい本が多いですが、その中で読みやすい本を選ぶとしたら本書を紹介する人も多いはず。ページが薄く、主張が一貫しているので理解しやすいです。本書はカントの自然学の理論が前提にあるように思われます。
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Posted by ブクログ
世界的超天才数学者・岡潔先生。
さすが数学者!と思う理知的な文章の中に、詩人のようにやわらかい表現で人間の本質をさらりと語る。
戦前・戦後を生き抜いた世界的な数学者は、
戦後の日本の在り方や教育に未来への不安を感じ本書は書かれた。
切なる思いで書かれた未来へのメッセージ。
かといって、
本書は悲観的でも危機感を煽るでもない。
よくそんな細かく覚えているなと驚くくらい、
人との出逢いや文学から学んだこと、
数学の研究を通して感じたこと、
自身の体験や思想が丁寧に描かれていている。
心で学び、掴んでこられた岡先生の悟り。
中でも、
創造の原点にある「発見の鋭い喜び」と、
真善美に対する「なつかしい」情操の話は、
私の心に強く響いた。
日本を憂いつつも希望を与えるメッセージ。
その功績のすごさを知れば知るほど
超インスピレーショナブルな数学者・岡潔先生。
情緒とは何ぞや?
人間とは何ぞや?
教育とは何ぞや?
数学とは何ぞや?
美とは何ぞや?
日本とは何ぞや?
そんなことを考えたことがある人に、
ぜひ出会っていただきたい一冊 -
Posted by ブクログ
すばらしい。
この本を大分県の別府観光中に出会ったというのもなにかの縁か。
観光業に向き合いながら、「供給側と需要側には基本的に大きな断絶がある」ということを学んだ。
そして素晴らしい供給を成し遂げるには、需要側を深く理解することが必要であると。
日本の観光業を考えるにあたって目から鱗であるのは当然のこと、最終章における日本のスポーツ業への言及がかなり興味深かった。
筆者曰く、日本の観光業とスポーツ業はお金を稼ぐ気概のなさにおいて共通しているという。
スポーツが体育の授業の延長として、教育目的の側面が注目され続け、美しいプレーに感動をしたり、高い成績を残すことだけが求められる。
そしてそれが個人の能力や投資に依存しすぎていて、産業として経済を循環させていく気概がなく再現性もない。
スポーツ大国だあるアメリカと比較をしても、スポーツに対する国民性なんていう非科学的な根拠ではなく、産業化の差であるのは明白。
なにができるかはわかりませんが、旅好きであるわたしにとても刺さりました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ現在の沖縄の基地問題をはじめ、沖縄戦での犠牲、琉球王国の歴史と遡るにつれて、本土側の問題点が多々炙り出されていった。物事のつながりが非常に分かりやすくまとめられていて、どれも最低限知っておくべきことばかりだった。
文脈というか物事の背景を知っておくことは日本人として必須のことのはずなのに、これまで断片的にしか捉えられていなかったことに気付かされた。
沖縄は戦後になっていないし、本土の平和を維持するために沖縄が利用されているという指摘に胸が痛む。私も沖縄に甘えている1人だったのだ。
何年もかけて沖縄で軍事の下地作りが行われていることに本土は無関心で、沖縄の叫びは無視されてきた。このたびの沖縄県知事選で不可解に思ったことの答えがここにすべて書いてあるような気がする。 -
Posted by ブクログ
僕と同い年のアンゲラ・メルケルの首相になって退任するまでの16年を下巻で 回顧している。金融危機、ギリシア危機、難民の受け入れ、テロとの戦い、ロシアのウクライナ侵攻、クリミア併合、ボスニア・ヘルツェゴビナへの軍事侵攻、パンデミック、多くの危機に直面して真正面から対峙し時にはしたたかに、当事者に寄り添い、ギリシアには毅然と対応した話は政治家だなと思わされた。難民受け入れには今に続くドイツの混迷、2015年9月5日の決断で難民受け入れに舵を切るが重い決断であったことがかかれている。バラク・オバマとは親近感を抱きジョージ・ブッシュともテキサスの牧場に招待されてその後のサミットでもいい印象を抱いているが、プーチンとは意地悪もされて嫌悪感を抱いているのは如実にこの本は著している。
東ドイツで移動の自由、信仰の自由もないところで民主主義もなく不正の横行した社会で35歳まで過ごした経験からパンデミックの時の移動の自由を制限した時のメルケルの演記憶に残るしかたりつがれるだろう。
この人には毀誉褒貶はない。実行した政策には受け入れられないことは、特に難民・移民政策では今の右傾化に続くが、あの時代、せかいの民主主義を実践するにはあれしかなかったのだろう。
フランスでのイスラムテロに対して一番に抗議のデモに立ち、多くの国の指導者があとに続いたことは敬服することだ。
イスラエル・ガザについても言及しているけどイスラエルのパレスチナでの存続はドイツの国是と言及してガザの市民にも寄り添う姿勢は示してはいる。ドイツ基本法(憲法)にもイスラエルの存続権をホローコーストをした責任から明記しようとの国内論議があるらしい。ユダヤ人600万人をガス室に送った事実はあるが、イスラエルにはものは言えないのだろうか?言っても反ユダヤ主義にはつながらないのではないか?
世界大戦の当事者として戦後のまた今の世界との向き合い方は微妙に日本とは違うような気がする。地政学的にも朝鮮戦争を身近にして天皇制を維持しと戦争放棄を空文化して経済大国の道を歩んだ日本と東西の分断に直面して統一を果たしたドイツ、考えさせられる。
この女性は世界史に残るひとだろう。サッチャーと比較されるだろうが 同じ科学者だが片方はリベラル一方は新自由主義者どちらに軍配を上げるかではなく歴史はどう評価するだろう。
上下巻1000ページ読みでのある本だった。