夜と霧 新版

夜と霧 新版

ビジネス・実用
1,430円 (税込)

7pt

〈わたしたちは、おそらくこれまでのどの時代の人間も知らなかった「人間」を知った。では、この人間とはなにものか。人間とは、人間とはなにかをつねに決定する存在だ。人間とは、ガス室を発明した存在だ。しかし同時に、ガス室に入っても毅然として祈りのことばを口にする存在でもあるのだ〉

「言語を絶する感動」と評され、人間の偉大と悲惨をあますところなく描いた本書は、日本をはじめ世界的なロングセラーとして600万を超える読者に読みつがれ、現在にいたっている。原著の初版は1947年、日本語版の初版は1956年。その後著者は、1977年に新たに手を加えた改訂版を出版した。
世代を超えて読みつがれたいとの願いから生まれたこの新版は、原著1977年版にもとづき、新しく翻訳したものである。
私とは、私たちの住む社会とは、歴史とは、そして人間とは何か。20世紀を代表する作品を、ここに新たにお贈りする。

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夜と霧 新版 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    著者は強制収容所に入れられながら九死に一生を得た心理学者。単なる体験談ではなく冷徹な科学者としての目で極限状態に置かれた人間の心理を解剖する。これはもっと早く読むべきだった。

    0
    2026年10月05日

    Posted by ブクログ

    黒い雨同様、みんなに一度は読んでほしいと思った。思っていたより読み易く、体験と気持ちを淡々と描いていて胸に迫るものがあった

    0
    2026年09月27日

    Posted by ブクログ

    極限の状況に置かれた人間がどうなるのか、状況に屈してしまう人と人間性を保ち続けられる人の差は何か考えさせられる。

    読み始めは違う世界の話のように思えてしまったけど、読み進めるうちにだんだん自分ごととして染み込んでくる感じがして、今の自分が同じ立場だったら、こんな状況下では自分の行為は許されるはずだと高をくくり、屈してしまう側の人間として生きてしまうのではと怖くなった。

    0
    2026年09月18日

    Posted by ブクログ

    まず今日本で戦争の不安を感じている中、この本を読むことができたのを良かったと思います。

    差別が招いた惨い歴史を知ることができてよかったということがもちろんありつつも、
    人間の幸せとはなにか、生きる意味とはなにか、死というものが本当に自分の先や横に常にある人達の経験を通してこちらは考えさせられる、名著でした。

    あくまで医者、学者としての立場を失わず、客観的に観測し、できるだけ一般論として書かれているため、現代を生きる私たちにも通づる本になっていると思います。


    0
    2026年09月03日

    Posted by ブクログ

    読み終えたあと、きっと人生の中で何度も読み返すことになる本だ、と確信した感覚を持った。人生の色んな場面で、これフランクルが書いてたあの現象だ、こう捉えよう、と思わせてくるだろう。フランクルが壮絶な対戦をあくまで学術的な観点で淡々と描いていることや人生や他者への敬意を持ち続けていたことが伺えるところがいい。

    0
    2026年08月29日

    Posted by ブクログ

    自分が大学生の時に心理学の教授から読むようオススメしており、読まずに10年ほど経過…。本を読んで色んなこと知りたい欲求が強い今、購入して読みました。未熟だった学生の時よりもいろんなこが冷静に見れるようになった今に読んでよかった本でした。
    極限状態の人間の心理状態や変化は、現代にはあまり当てはまらないかもしれないが、この本の「苦しくても生きる意味」については、現代の私たちにも通ずるものがあるのかなと感じた。
    強制収容所の人間の心理変化についても、酷い内容であったが心理学の観点から私は勉強になった。

    0
    2026年08月24日

    Posted by ブクログ

    極限における人間の良心がどう表れるかを描く。満たされてあることのありがたさを気付かせてくれた。極限において尚人間が心の善性を発揮したという事実が、理論を超えて人間の圧倒的な〈性善説〉について思い知らされた。

    0
    2026年08月23日

    Posted by ブクログ

    生き延びる方法は「運」と「正気を失わないこと」。
    若者にぜひ読んでもらいたい。人間というものの本質が描かれている。
    私は50代なのである程度世の中がわかり答え合わせをするかのようだった。

    希望をなくした人が、突然おかしくなったり、無気力になったり、死んでしまったりするのが恐ろしい。感情を抑えて書いてあるので、冷静に読めるが劣悪すぎて人間に絶望したくなることもあった。

    未来への希望を持つことが生き延びる術である。それは普通の生活をしていても同じことだと思う。

    0
    2026年08月23日

    Posted by ブクログ

    これは幸せなことだろうけど、ここまで追い詰められた状況におかれたことが無いから共感・感動の感情を持てない。苦しいときに絶望、とか生き難い、とか感じることがあればまた違う気持ちを持つかもしれないが、まだ自分はその経験がない。

    この本は私たちが経験し得ないほどの極限状態、絶望の状況でどんな精神となるのか、生きることをどう考えるかを綴っている。そんな過酷な状況でなくても、生活の中で落ち込み絶望する場面で、客観的に自分を見れるきっかけになるんだろう。

    どれだけ厳しい時も、自分がどのような精神的存在になるかについて、決断は下せるし、どう考えるかは自由である。自分の有り様が完全に制限された中で、どう覚悟するかが、生きることを意味あるものにするかを決める。
    自分の目の前にある全て…苦しみ、死…苦しいから生きる意味がないと言えば、耐えて生きていても意味がない。安逸で行動的に生きることだけが意味あることではなく、運命も死ぬことも生きることの一部である。

    0
    2026年08月18日

    Posted by ブクログ

    終戦記念日だから、戦争というものがどういうものかを読んでいる。
    ラーゲリから愛をこめてっていう映画と驚くほどに似ていた。この映画はシベリアの強制収容所の話だ。人間の残酷さ、戦争というものは大義名分をもって人間性を奪うものだということは普遍なんだと思った。
    気をつけてないと、注意深くコントロールしていないと繰り返される。だからこそ、先人たちはこの経験を語り継いできた。
    人間というのは、軽薄で楽観的な一面もあり、この「戦争」というものがどういうことかすぐに忘れる。自分とは関係ないという根拠のない楽観に身を置くのは、よくあるヒトの心理らしいので今の私達の楽観はただの根拠のないファンタジーかもしれない。
    他の人の感想読んでると、この本を読む人ですら「今の平和な世界でよかった」「これんなことが本当にあったのか」「悲惨すぎて信じられない」という意見がある、でも今現在もこういう状況に置かれている現実は多分ある。平和を維持するのは、努力が必要なんだ。悲しいけどそれが人間というものなんだと思う。
    強制収容所は今の倫理観でいうとあり得ない気がするけど、多分そんなことはない。人間っていうのはその時はそれが正しいという詭弁を思いついて、その物語をみんなで信じる生き物だから。
    そして、強制収容所という理不尽で過酷な場所で生涯を終える大多数の人にとってその生は意味がなかったことなのか?そうではない、苦しむことも生きる意味だという見解は、それが真実なんだろうけど想像するとあまりにも恐ろしい。
    そんな中でも人間性を失わずにいられること、ラーゲリの映画では今の平凡で何気ない日常の幸せを忘れないでいること、それを希望に生き抜くことだと教えてくれた。
    映画冒頭と最後の二宮和也の台詞は頭から離れない。そしてこの本の中でも同じ結論であった。

    本を読まない人はせめて映画を見てほしい。ミセスの主題歌、感動的でいい曲だなって思ってたけどこの本を読んでからはちょっと変わった。あんな風に大袈裟に壮大な曲は相応しくないかもと思ってしまうくらい、現実は悲惨でつらくて、苦しい。そしてこれは過去のものではない。人間というのは進化してるようで根本は変わってない。
    しかも、今回知ったけどシベリア抑留はむしろ戦後の話だったんですね。国家というもののありがたさと、怖さを知りました。

    0
    2026年08月16日

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