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〈わたしたちは、おそらくこれまでのどの時代の人間も知らなかった「人間」を知った。では、この人間とはなにものか。人間とは、人間とはなにかをつねに決定する存在だ。人間とは、ガス室を発明した存在だ。しかし同時に、ガス室に入っても毅然として祈りのことばを口にする存在でもあるのだ〉
「言語を絶する感動」と評され、人間の偉大と悲惨をあますところなく描いた本書は、日本をはじめ世界的なロングセラーとして600万を超える読者に読みつがれ、現在にいたっている。原著の初版は1947年、日本語版の初版は1956年。その後著者は、1977年に新たに手を加えた改訂版を出版した。
世代を超えて読みつがれたいとの願いから生まれたこの新版は、原著1977年版にもとづき、新しく翻訳したものである。
私とは、私たちの住む社会とは、歴史とは、そして人間とは何か。20世紀を代表する作品を、ここに新たにお贈りする。
Posted by ブクログ 2024年04月21日
かなり前に読んだのだが、再読しなくてはならないと思っていた本。読むことに覚悟が必要な本でもある。
戦争とはこういうものなのか、と平和な時代に生き、平和に暮らせている私としては、ただただ信じられぬ想いで読み進める。強制収容所と戦争はまた別ものという気もする。人間の愚かさ、愚劣さ、稚拙さを嫌というほど見...続きを読む
「苦しむことはなにかをなしとげること」
はたして自分がその境遇になったときに
そのように境地に達することはできるのだろうか。
解放されずに殺されてしまった人々は、どう思うだろうか。
結論を出せるような問題ではないが
自分にはない視点を得られた。
Posted by ブクログ 2024年04月07日
名作中の名作が故にまずは一読してみました。1度で理解するにはあまりに深く考えさせられる内容でした。著名な精神科医フランクルの職業的フィルターを通して、第二次世界大戦下のアウシュヴィッツ収容所での生活を伝えてくれます。
私たちがよく目にするアウシュヴィッツでの悲惨な様子のみを伝えることとは違い、人々の...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月31日
想像を絶するような過酷な環境の中での人々の生き様が、今何不自由なくなんとなく日々を過ごしてしまっている自分に突き刺さりました。自分の甘さ、根性のなさに恥ずかしさを覚えました。もっと1日1日を大事に、もっと感謝を持って生きたいと思いました。「もはやなにも残されていなくても」、「生きる意味を問う」、の段...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月10日
私にとってのバイブル”神様のカルテ”で存在知って3年ほど前にようやく読めた本。
この本を読むと、神様のカルテの世界観は夜と霧で問われるテーマにとても近いものを感じる。
なにを自分がすべきなのか?どういたいのか?を考えるきっかけを私に与えてくれる本。
いかに自分が幸せか再認識させてくれるも同時に、本当...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月07日
ずっと読まないといけない本だとは思っていました。でもなかなか覚悟がつかなくて。
”アウシュビッツ”という言葉、それが物語る残忍な過去、そして「アンネの日記」、「ライフ・イズ・ビューティフル」や「シンドラーのリスト」などの作品で、この悲惨な歴史上の事実を少しは知っているつもりでしたが、目を背けていたと...続きを読む
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