夜と霧 新版

夜と霧 新版

〈わたしたちは、おそらくこれまでのどの時代の人間も知らなかった「人間」を知った。では、この人間とはなにものか。人間とは、人間とはなにかをつねに決定する存在だ。人間とは、ガス室を発明した存在だ。しかし同時に、ガス室に入っても毅然として祈りのことばを口にする存在でもあるのだ〉

「言語を絶する感動」と評され、人間の偉大と悲惨をあますところなく描いた本書は、日本をはじめ世界的なロングセラーとして600万を超える読者に読みつがれ、現在にいたっている。原著の初版は1947年、日本語版の初版は1956年。その後著者は、1977年に新たに手を加えた改訂版を出版した。
世代を超えて読みつがれたいとの願いから生まれたこの新版は、原著1977年版にもとづき、新しく翻訳したものである。
私とは、私たちの住む社会とは、歴史とは、そして人間とは何か。20世紀を代表する作品を、ここに新たにお贈りする。

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夜と霧 新版 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    すごく興味深い本だった。強制収容所の日常を淡々と書かれており、過酷な日常に置かれた人間がどういう風に変化して行くか、が詳しく描かれていた。
    死を免れることができた、その要因はほんの些細な事柄や運によるものが多くて愕然とした。
    良い人は収容所から出てこれなかった、という一文がすごく重かった。

    0
    2025年02月22日

    Posted by ブクログ

    長く名著として読みつがれているが、重いテーマゆえになかなか読めなかった。今回意を決して読んだが、読んでよかった。
    強制収容所という極限の環境で人間はどのような精神状態になるのか、他の本では知ることができないことが記されていた。また、収容所から解放された後のことにも触れられていたのが印象的だった。

    0
    2025年02月12日

    Posted by ブクログ

    名著と知りつつも実際に読むのは気が重かった本。
    でも読んでよかった。目を背けたくなる事実の中にも希望が見えた。

    想像し難いような最悪な苦悩な状況でも、人は心を麻痺させて慣れてしまう生き物、そして同時に希望をもち続けられる生き物なのだ。

    ある者は、人生の目的を見失うと、がんばり抜く意味を見失う。あ

    0
    2025年02月10日

    Posted by ブクログ

    人生が自分を待っている、誰かが自分を待っていると常に思い出すことが重要。
    個人的には訳者あとがきの内容が引き込まれた。
    訳者から伝わるフランクルの魅力的な人柄が、精神力に加えて彼が強制収容所で生き延びた理由の裏付けとなった。

    0
    2025年02月01日

    Posted by ブクログ

    強制収容所がテーマだが、一貫して「過酷な状況下でも生きる目的を持つことの重要性」を説き続けくれる一作でした。
    心のどこかで、「アウシュヴィッツなんか関係ない」と思いながら読んでいましたが、現代を生きる上でも他人事ではない内容でした。

    0
    2025年01月30日

    Posted by ブクログ

    率直な感想としては、現代に生まれて良かったと思った。強制収容の事実が、つい100年前には現実に行われていたことに驚きと憤りを感じた。
     この本を通して、「人間の本質」を理解することができた気がする。極限に苦しい状況に追い詰められた人間が、どういう考えに至るのか、どのような人が乗り越えられるのかがリア

    0
    2025年01月26日

    Posted by ブクログ

    淡々とした文体ながら胸に迫る内容で人間性とは何かを突きつめたものだった。
    最も印象的だったのは以下の文章で今のぬるま湯の自分にガツンと響いた。
    生きる意味の180度転換で「わたしたちが生きることからなにを期待するかではなく、むしろひたすら、生きることがわたしたちからなにを期待しているかが問題なので、

    0
    2025年01月18日

    Posted by ブクログ

    この本の前にフランクルの「それでも人生にイエスと言う」を読んだが、抽象的で理解し難かった。対して本書は訳も新しく抽象的な言葉を使わずに、収容所で起こった事実や思索をわかりやすく書いている。▼極限の状態にあっても良心を損なわない者や、仲間を裏切り自己保身に走る者。フランクルは「この世には2つの人間の種

    0
    2025年01月05日

    Posted by ブクログ

    生きることに必要な要素を教えてくれる。
    絶望的に悲惨な状況も、決して悲観的な描き方ではないところが良い。
    人生で大切なのは、ポジティブとユーモアと愛。

    0
    2025年01月01日

    Posted by ブクログ

    事実だけじゃなく、心理学的な解説があったのが良かった。しかも読みやすい。悪夢の中にも幸せを感じる瞬間があったことには驚いた。どこに居ても希望を持ち続けたいと思った。

    0
    2024年12月09日

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