作品一覧

  • 半うつ
    完結
    4.4
    全1巻1,650円 (税込)
    「うつ」とまでは言い切れない。だから、仕事に行けるし、家事もできる。 だけど、たしかに憂鬱を超えた不快感がある。身体は動くけれど、心が動かない。 「半うつ」とは、そんな憂鬱とも、 うつ病とも言えないグレーな心の状態を指します。 なんと、現代人の5人に1人が、 潜在的にこの「半うつ」に苦しんでいると言います。 名前のない不安ほど怖いものはありません。 でも、名前がつけば 「対処法がある」「1人じゃない」と思えるようになります。 この本は、精神科医として25年、 延べ20万人の患者さんを診てきた著者が、 名前がないばかりに見過ごされてきた苦しさに 「半うつ」という名前をつけ、その改善法を具体的に示した一冊です。 ■こんな症状に複数心当たりがあったら「半うつ」かも? □昔は楽しかった趣味やテレビ番組にも興味が湧かなくなった。 □美味しいものを食べたり、嬉しいことがあったりしても、心から喜べなくなった。 □夜なかなか眠れない、または休日に1日中寝てしまう。 □食事が面倒になる、または無意識に食べ過ぎてしまう。 □本や資料を読んでも頭に入らない、仕事に集中できない。 □原因不明の頭痛、肩こり、胃の不調が続く。 □「今日の夕食何にしよう」といった小さなことでも決められない。 □話している最中に集中が途切れ、相手の話を聞き逃すようになった。 □昔の失敗や恥ずかしい出来事ばかり思い出してしまうようになった。 □歩くのが遅くなったり、物が重く感じたり、身体的な動作が鈍くなった。 □些細なことで急に悲しくなったり、怒りっぽくなった。 □何かを質問されても、思考が停止して考えがまとまらなくなった。 【目次より】 プロローグ 半うつチェックリスト 第1章 憂鬱以上、うつ未満 第2章 半うつになるのも、しょうがない 第3章 半うつにつけるくすり①「食う・寝る」心に燃料を補給する 第4章 半うつにつけるくすり②「セロトニン」ほどよいブレーキのかけ方 第5章 半うつにつけるくすり③「ノルアドレナリン」安全で快適なアクセルの踏み方 第6章 半うつにつけるくすり④「ドーパミン」止まりかけたエンジンの動かし方 終章  精神科医だって、ちゃんと苦しいし、辛い エピローグ
  • あなたが死にたいのは、死ぬほど頑張って生きているから
    4.4
    1巻1,188円 (税込)
    ここは東北にある、とある精神科クリニック。 一見、町中にあるごく普通の病院です。 ところがこのクリニックには連日、 行列をなすほど救いを求める人が押しかけます。 一体、他の病院と何が違うか。 その理由は、この先生が患者さんに語りかける言葉にあります。 なんと「死にたい」と訴える患者に対して、 「死んでもいいよ」と投げかけるのです。 ただ、これはもちろん決して本心ではありません。 「押すな、押すな」と言われると、 人は押したくなります。 それと同様に、「死ぬな、死ぬな」と言われると、 「死にたい気持ち」がますます大きくなってしまう、 というのがこの先生の考え。 また、 「日常生活で否定され、 心がボロボロになっているからこそ病院にきている。 それなのに、病院に来てもなお否定されたら 患者さんの心はますます傷ついてしまうじゃないですか。 だから、まずは死にたい気持ちを受け止めてあげるのが、 僕の最初の役目だと思っています」とも、先生はおっしゃいます。 実際、この治療を施して自殺を選んでしまう方はゼロ。 今回、初めての本を執筆していただくにあたり、 実際にクリニックで患者さんに対して実践している、 「自分を好きになる方法」や「自信の持ち方」、 「世界観が広がるものの見方」、「罪悪感との付き合い方」などを、 一冊にギュギュっと詰め込んでいただきました。

ユーザーレビュー

  • 半うつ

    Posted by ブクログ

    喉が乾いた時に、水を飲むと体に染みていくように、読みながら、体に沁みていく感覚でした。あっという間に読みました。
    最近、集中力が続かず、本を読んでも、なかなか入ってこず、何度もページを戻っていましたが、こんなにサクサク読めるなんて、自分でも驚きです。

    今の自分の状況にあてはまる部分も多く、自分でも何がおきてるか分からないままに、精神科を受診しましたが、特に何かも分からないまま
    薬が処方されました。
    この本で症状の説明など理解できた部分も大きいです。回復の順番が分かってよかったです。
    この先生の温かさが、活字を通して感じられ、涙がでました。
    他の方も書かれていましたが、実用書で泣くことは初めて

    0
    2025年12月03日
  • 半うつ

    Posted by ブクログ

    ここ最近、外面的には元気でも感情が動きにくくて腰も重くて毎日つまらないな、みたいな状態が続いていたが、これが半うつか!と救われた(著者の思惑通り...)

    必要なのはダメな自分を改善することではなく、本来の機能を取り戻せるようメンテナンスすることで、結局やっぱり
    適度に息抜きすること
    今ここにあること
    自分の本当の気持ちやあり方を自分に問うこと
    が大事なんだなと再確認した

    ちゃんと具体的なアクションが載っていて、納得できる理屈が書いてあるのでずっと頭に入ってきた
    個人的に最後のエピローグがよかった

    0
    2025年11月30日
  • 半うつ

    Posted by ブクログ

    正直、「半うつ」という言葉、概念を知れただけでも救われた。

    100か0かではなく、周りの目線ではなく、自分のペースで自分の道を歩けるようになりたいなと思った。

    0
    2025年11月29日
  • 半うつ

    Posted by ブクログ

    発売前から、このタイトルが気になりすぎて探しておりました。

    こういった本はあまり買わないのですが、今の自分に当てはまり過ぎて、なにか助けて欲しくて手にしました。

    こうあるべき。とか先生としての強い断言とかではなく、先生ご自身も経験されたからこそ、伝えたい!という気持ちが本全体から出ており、人柄もすごく伝わりました。

    0
    2025年11月17日
  • 半うつ

    Posted by ブクログ

    個人的には、色々な面で「あ、わかる…」と思う箇所も多く、「こう捉えて悪くないんだよ」と背中を押してくれる良書でした。

    0
    2025年11月16日

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