半うつ
  • 完結

半うつ

1,650円 (税込)

8pt

「うつ」とまでは言い切れない。だから、仕事に行けるし、家事もできる。
だけど、たしかに憂鬱を超えた不快感がある。身体は動くけれど、心が動かない。

「半うつ」とは、そんな憂鬱とも、
うつ病とも言えないグレーな心の状態を指します。

なんと、現代人の5人に1人が、
潜在的にこの「半うつ」に苦しんでいると言います。

名前のない不安ほど怖いものはありません。
でも、名前がつけば
「対処法がある」「1人じゃない」と思えるようになります。

この本は、精神科医として25年、
延べ20万人の患者さんを診てきた著者が、
名前がないばかりに見過ごされてきた苦しさに
「半うつ」という名前をつけ、その改善法を具体的に示した一冊です。

■こんな症状に複数心当たりがあったら「半うつ」かも?
□昔は楽しかった趣味やテレビ番組にも興味が湧かなくなった。
□美味しいものを食べたり、嬉しいことがあったりしても、心から喜べなくなった。
□夜なかなか眠れない、または休日に1日中寝てしまう。
□食事が面倒になる、または無意識に食べ過ぎてしまう。
□本や資料を読んでも頭に入らない、仕事に集中できない。
□原因不明の頭痛、肩こり、胃の不調が続く。
□「今日の夕食何にしよう」といった小さなことでも決められない。
□話している最中に集中が途切れ、相手の話を聞き逃すようになった。
□昔の失敗や恥ずかしい出来事ばかり思い出してしまうようになった。
□歩くのが遅くなったり、物が重く感じたり、身体的な動作が鈍くなった。
□些細なことで急に悲しくなったり、怒りっぽくなった。
□何かを質問されても、思考が停止して考えがまとまらなくなった。

【目次より】
プロローグ
半うつチェックリスト
第1章 憂鬱以上、うつ未満
第2章 半うつになるのも、しょうがない
第3章 半うつにつけるくすり①「食う・寝る」心に燃料を補給する
第4章 半うつにつけるくすり②「セロトニン」ほどよいブレーキのかけ方
第5章 半うつにつけるくすり③「ノルアドレナリン」安全で快適なアクセルの踏み方
第6章 半うつにつけるくすり④「ドーパミン」止まりかけたエンジンの動かし方
終章 精神科医だって、ちゃんと苦しいし、辛い
エピローグ

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半うつ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    双極性障害Ⅱ型です。今年の夏に鬱状態になり現在休職中です。双極性障害は躁状態になったときの自死が多いと聞きます。回復期が自殺率が1番高まる。その通りです。現在は薬物療法で安定してますが、鬱状態になる前に、辛くなる前にこの本に出会ってれば少しは違ったのかなと思います。

    0
    2025年12月12日

    Posted by ブクログ

    喉が乾いた時に、水を飲むと体に染みていくように、読みながら、体に沁みていく感覚でした。あっという間に読みました。
    最近、集中力が続かず、本を読んでも、なかなか入ってこず、何度もページを戻っていましたが、こんなにサクサク読めるなんて、自分でも驚きです。

    今の自分の状況にあてはまる部分も多く、自分でも

    0
    2025年12月03日

    Posted by ブクログ

    ここ最近、外面的には元気でも感情が動きにくくて腰も重くて毎日つまらないな、みたいな状態が続いていたが、これが半うつか!と救われた(著者の思惑通り...)

    必要なのはダメな自分を改善することではなく、本来の機能を取り戻せるようメンテナンスすることで、結局やっぱり
    適度に息抜きすること
    今ここにあるこ

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    正直、「半うつ」という言葉、概念を知れただけでも救われた。

    100か0かではなく、周りの目線ではなく、自分のペースで自分の道を歩けるようになりたいなと思った。

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    発売前から、このタイトルが気になりすぎて探しておりました。

    こういった本はあまり買わないのですが、今の自分に当てはまり過ぎて、なにか助けて欲しくて手にしました。

    こうあるべき。とか先生としての強い断言とかではなく、先生ご自身も経験されたからこそ、伝えたい!という気持ちが本全体から出ており、人柄も

    0
    2025年11月17日

    Posted by ブクログ

    個人的には、色々な面で「あ、わかる…」と思う箇所も多く、「こう捉えて悪くないんだよ」と背中を押してくれる良書でした。

    0
    2025年11月16日

    Posted by ブクログ

    著者である先生の人柄が滲み出ている。
    診断がつかない症状に不安を抱える人が多いから、半うつという病名を考えてくれたんだなと。
    医学的知見からのアドバイスがたくさん詰め込まれているけど、何より優しく寄り添うように語られる文章がとても心地よい。
    この本を手に取った人は、エピローグまでちゃんと読んで欲しい

    0
    2025年11月16日

    Posted by ブクログ

    ここ数ヶ月、役職が変わってからずっと疲れた…と感じることが増えていた。

    鬱とはではないが、鬱々とした気分はずっと抜けていないし、休日も前ほど楽しくない、純粋に推し活とか趣味に向き合うこともできなかったここ半年くらい。

    成長、改善、発展の連呼の仕事に、心が壊れてしまう前に、立ち止まることも大切だと

    0
    2025年11月15日

    Posted by ブクログ

    11月になってからとても気持ちが病んでしまった。

    寒さのせいか、仕事で最近、キャパオーバーに
    なりがちだからか…
    原因は色々あり、それが身体にも頭痛や吐き気で
    出てしまい仕事を休んでしまった。

    そんな中で某Youtubeの読書動画で
    知ったこの本がとても苦しくて辛かった自分には
    救いの手になって

    0
    2025年11月11日

    Posted by ブクログ

    この本、とても優しくて好き。
    正直《半うつ》という概念を知れただけで、元は取れた。
    題名を見た瞬間に「うわっまさに!」って思ったもんね。
    動けるけど心は死んでて無理やり気合入れてやり過ごした時期が自分にもあった。
    原因が分からなければ対処の仕様がないし、結局「自分が悪いんだ」になってしまう。
    だから

    0
    2025年10月31日

半うつ の詳細情報

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