【感想・ネタバレ】読書する脳のレビュー

あらすじ

▼本書で解説している、読書と脳についての謎
・なぜ「紙の本」で読んだ内容は記憶に残りやすい?
・読書によって「頭が良くなる」のはなぜ?
・漢字と仮名が混ざった文章を、脳はどうやって理解している?
・読書中に、内容と関係のないことを考えてしまうのはなぜ?
・「快読」「精読」「音読」の科学的な使い分けとは?
・読書のモチベーションを上げる科学的な方法とは? など多数。

情報過多とデジタル化の波によって、脳は常に疲弊しています。
本書は、そんな時代に読書だけが私たちにもたらすものを、脳科学の視点から解説します。

読書好きの方、読書の持つ科学的な力を知りたい方は必読の一冊。

※カバー画像が異なる場合があります。

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Posted by ブクログ

本書は「読書が脳を作っていく!」という内容で、読書の楽しさや有益性について、とてもわかりやすく書かれています。
読書をするモチベーションがとても上がりますよー❗️

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2025年11月24日

Posted by ブクログ

読書を長く趣味にしているが、読書が脳に与える影響なんて具体的に考えもしなかった。インプット厨な所があるので読書は情報の摂取だと漠然と思っていた。

この本は読書の効用や留意点を教えてくれる。紙の書籍と電子書籍を読むときの脳の働きの差やオーディオブックの使い方、読書をすることによる心理的効果などなどテーマも幅広い。紙の本で読むことや音読することは身体活動で記憶しやすいというのはなるほどと思うし、電子書籍は認知負荷が高くなるが物語を読むときは差し支えないことやオーディオブックは聞き流すことでのインプット効果があることなどは媒体で使い分けをしたくなる。

認知バイアスのところは特に気をつけたい。自分の信じたいことなどを無意識的に拾ってしまう確証バイアスなどは本を選ぶときや評価をするときにしてしまっているし、SNSが目も当てられぬほど極端な意見のまとまりを作ってしまう。そんなバイアスから逃れるためにも問いを立てながらポジションセルフトークをしながら読書を楽しみたい。

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2025年11月13日

Posted by ブクログ

読書すると本当に頭が良くなるのだなと納得した。ストレスにも効くらしい。
物語に感情移入する没入感が好きだけれど、他の人の体験を、読書によって追体験するというのは脳にいい刺激を与えるし、人生を豊かに彩るきっかけになるという。
「一人ひとりがより自分らしく、そして他者とのつながりを大切にしながら生きていける社会」を築く一員になりたいと思った。

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2025年11月12日

Posted by ブクログ

私は読書が好きだが、電子書籍はほとんど読まない。何故か読んだあと、記憶に残らないから。紙の本でも忘れてしまうが、もっと忘れてしまう。その理由が、この本を読んでわかった気がする。
最近はオーディオブックを利用している人も多いようだけれど、これもまた私には合わない。
深い思考には紙の本が一番いいらしい。

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

読書は本で読んだほうが頭に入ってくるんだ。
また、しっかりじっくり読めばさらに、身になる。
最後にアウトプット。
この本の何処が自分に刺さったのか?
何が面白かったのか?
アウトプットするとさらに自分のものとなる。
その他本を読む利点や読み方など、目から鱗の数々。
ほんと、読書って楽しいよ。

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2025年11月29日

Posted by ブクログ

今まで意識していなかった読書と脳科学の話。
正直、難しい部分もあったが、紙の本での読書がいいことは分かった。
高齢になっても自分の脳が元気であるように本で色々なことを体験したいと思った。

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2025年11月29日

Posted by ブクログ

読書の効能を脳科学の視点から紐解いた本書。
本を読むことは精神の涵養と健康に良い!と聞いたことはあるもののいまいちよくわからない。
ネットでも情報は得られるからよくない?
と言われて、紙の本派たちは何か言い返したいけど、ぐうの音も出ない。
 読書の効果についての本を見ても、威勢がいいのは初めだけ。後に行くほど、著者の読書自慢にすり替わっていてゲンナリ。という経験は本好きなら多少はあるはず。
 
そんな本派の読書好きには世知辛い世の中だが、本書は本好きで脳科学が専門の研究者が、読書を脳科学の視点から解説してくれた本。
視点が科学者ならではの客観性があるので、論拠もしっかりしていて、読んでいて納得するところが多かった。

私が理解した紙の読書のメリット。

・紙の読書だと脳内の地図としてとらえやすく、記憶に残りやすい。
・頭の切り替えがしやすくストレス低減に。
・読書による認知機能向上がボケへのレジリエンスを高める
・文字、特に日本語の読書は複合的な情報処理。
・自分でペースが変えられる読書は認知バイアスを避けやすく、自己反芻ができる。
・個人個人にある人生モデル「知恵ブクロ」が読書をすることにより自分の経験以外でも更新できる。
・内面から湧き上がる自分の感情を拠り所にできる。
・小説の「代理体験」により共感性が高まる。

中には聞いたことがあるメリットもあったけど、論拠がはっきりしたのがよかった。

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2025年11月24日

Posted by ブクログ

本を読んだときの満足感や充足感の正体を知りたくて手に取った一冊。

脳科学の視点から書かれていて、最後まで興味深く読み終えることができた。
特に、脳の回路の可逆性(多分こんな感じだった)は、自分自身本を読んで新たな視点を得ると世界が広がる感覚があったが、脳科学的に証明ができるんだなと納得。

この本を読んで、読書中の脳の動きを知れたことによって、今後の読書をより効果的なものにできそう。
(筋トレも、同じ動きをしたとしても意識する部位がわかるとより効果が出ますよね。)

本の虫として、読めて良かった一冊でした。

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2025年11月20日

Posted by ブクログ

読書のメリットについて知り、さらに効果的な読書の方法について知ることができた。
科学的な視点から、読書について書かれていて、モチベーションにもつながった。

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2025年11月12日

Posted by ブクログ

読書をするのは脳にいい気はしていたけど、それを確認したい!という邪な気持ちから読んでみました。
脳科学の観点からわかりやすく読書と脳の関わりについて書かれており、まさに自分の欲していた情報がそこにありました。
楽しくて脳にいいならもっと色んな本を読んでやろう!と前向きな気持ちになれます。
仕事関係で一定期間集中して勉強をする必要が出てきたので、本書を参考に取り組みたいなと思ってます。

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2025年11月09日

Posted by ブクログ

いままで漠然と読書はいいものだと言われて来たが何故読書がいいのか、具体的に且つ科学的に読書の効果について書かれていて腹落ちした。紙でなくてはならない理由、漢字、ひらがな、それぞれの文字がどの様に脳に影響をするのか、読み方一つで脳の育ち方や記憶の定着のしかたがちがうこと。目から鱗の情報で、今後の読書に役立つと感じた。

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2025年11月29日

Posted by ブクログ

読書そのものが脳にどのような影響を与えているか、脳科学的なエビデンスにあふれた一冊。
なぜ本を読んだときの集中力は、他のメディアと質が違うのかがよくわかって面白かった。
情報過多の現代だからこそ、本を読むことは脳を休めることになる。

私は実は映画や動画など、どんなに面白くても集中できず、つい別のことをしてしまうことがある。
映画を見ながら携帯を見るとか…ペースをこちらが調整するためには、早送りするしかなくなるのだが、なんだか味気なくなる。
本は自分のペースで読み進められるのが利点。能動的な行動だから、集中するまでに少し時間はかかるのだが、わからなかったら戻ることもできるし、早く読み進めることもできる。
最近読んだ読書についての本で考えたことを補完できたと思う。

また、この本では小説だけがもたらす脳への影響も解説されていて、小説のほうが脳を使うことは新しい驚きだった。
じつは、現在の高校国語は、小説教材が読まれなくなっている。入試のために評論文が重視され、小説軽視の傾向にあるのだけど、今の高校生を見ていると、想像力の欠如、共感性の低さを感じることも多い。小説の文体を考えることは大切だと思うと話すと、文学少女的発想とバッサリ切られたことも。しかし、小説を読むことで、他人の考え方を辿ることができるし、その場面では、その表現、言葉でないと伝わらないことがある。そういうことを考えることが、頭の良さにも繋がると思うのだが….。
この本を読むことで、小説にしかない脳の反応を理解できたのは収穫だった。

読書教育に携わる人間として、一つ一つ理解したいところ。

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2025年11月20日

Posted by ブクログ

メンタル視点から見た読書の効果を知りたくて手に取った。
読書をする事で不安の司る扁桃体の過活性が収まり、理性的な判断ができる前頭葉が優位になる。
継続する事で脳内の神経ネットワークも強化される、可塑性。

主要参考文献多すぎぃー!

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2025年11月14日

Posted by ブクログ

「読書すると頭が良くなるらしいけど、なぜ?」という長年の疑問が解消される一冊。

紙の本を読むことにより、書いてあることを空間的に記憶することができる(例えば〇〇については△ページに書いていたなど)。スマホでの読書は画面のスクロールなどの別操作が発生するため、読解力が紙の本に比べて低下する。

また読書は反芻思考(ネガティブなことをぐるぐると考えてしまうこと)の防止になる。そのため、ストレス解消にもつながる。

読書の恩恵を最大限味わうなら「遅読」と「音読」がおすすめ。一冊の本をじっくりと時間をかけて読むことでこれまで読み飛ばしてしまっていたこともしっかりと読むことができる。加えて睡眠や休憩が読書の間に挟まることで記憶への定着が促進される。

「音読」についても場所は選ぶものの、集中力や記憶力が向上するため、資格の勉強や専門書の理解に最適な読書スタイル。

最後に本を読む時は事前に読む目的を明確にしておくと良い。「このことについて知りたい」など目的を定めておくと自然とそれについての記載を探すようになるため、読解力が向上する。

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2025年11月12日

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