あらすじ
▼本書で解説している、読書と脳についての謎
・なぜ「紙の本」で読んだ内容は記憶に残りやすい?
・読書によって「頭が良くなる」のはなぜ?
・漢字と仮名が混ざった文章を、脳はどうやって理解している?
・読書中に、内容と関係のないことを考えてしまうのはなぜ?
・「快読」「精読」「音読」の科学的な使い分けとは?
・読書のモチベーションを上げる科学的な方法とは? など多数。
情報過多とデジタル化の波によって、脳は常に疲弊しています。
本書は、そんな時代に読書だけが私たちにもたらすものを、脳科学の視点から解説します。
読書好きの方、読書の持つ科学的な力を知りたい方は必読の一冊。
※カバー画像が異なる場合があります。
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Posted by ブクログ
子どもの頃は殆ど読書をしませんでしたが、最近は月一冊以上読んでいます。読書は脳に良いとのことで自信になり、今後、より読書を有効活用する手法を学びました。
Posted by ブクログ
この本に読書メモを書くといいと書いてあり書こうかと思います。読書するとこんないい効果があるというのが、脳の働きの説明と共に書いてあります。脳科学だけだととっつきにくいですが読書というテーマとくっつくことにより理解しやすくなっています。将来ボケないためにも読書頑張ろうと思いました。
Posted by ブクログ
【目次】
第1章 読書の今をひもとく データで見る「読まない時代」の現実
第2章 読書がもたらす脳科学的メリット
第3章 文字と言語処理の脳メカニズム
第4章 認知バイアスとセルフトーク 自分を操る脳のしかけ
第5章 脳が喜ぶ読書術
第6章 読書がもたらす共感力と社会性
【感想】
神経生理学や生物物理学を専門とする先生が執筆されています。各章まとめがあり、ざっと一読した後、まとめを読み直すと、理解が深まるような気がしました。
第1章では、読書の今に関する分析や考察がなされています。私たちは、スマホによる情報過多により、じっくり本を読む機会を失っているのかもしれません。これからは、紙ほ本で得られる「深い読書体験」を意識的に取り入れ、情報を自分の知恵へと変える力が重要なようです。
第2章では、読書が脳にもたらす効果について紹介されています。読書は、副交感神経を優位にしてストレスの軽減や心身のリラックスを促すそうです。電車の行きは酔ってしまうのでポッドキャストを、帰りはおおむね座れるので読書をするつもりですが、帰りはその日の仕事で気になったことをついついスマホで調べてしまうので、意識的に読書をしていきたいと思います。
第3章では、日本語がどのように脳内で処理されているか説明されていて、日本語というのは特殊で日本語を読むことは自然と多様な領域を使い分けて認知能力を育むことにつながるそうです。しかしながら、都合のよい情報だけを取り入れる、自らの認知に偏りを持つ「認知バイアス」というクセがあり、注意しなければならないようです。また、読書中は心の中で自分自身との会話「セルフトーク」が行われていて、自分自身の認知や感情を大きく左右するとのことです。
第4章では、認知バイアスのしくみを明らかにし、ポジティブセルフトークは報酬系を活性化して自己効力感を高める効果があることを示されています(ネガティブセルフトークはストレス反応を強化)。つまり、自分の思考や感情をうまく調整することで、読書の効果や精神の安定を大幅に向上させることができるということになります。
第5章では、読書法として、「快読」「精読」「音読」の三つそれぞれの効果が示されており、目的や状況に応じて使い分けるのが重要であるとのこと。「快読」はいわゆる読み飛ばしで、脳は広く浅く情報処理を行う。「精読」は深く情報を分析・精緻化する。「音読」は視覚・聴覚・運動感覚を同時に活性化するため、記憶の定着を促す。ただし、読むだけではもったいなく、アウトプットすることが情報の長期定着を促すとあります。
第6章では、読書は共感力や社会性を養うそうで、特にミラーミューロンの働きがそうさせると考察されています。他者の感情や行動を追体験する「代理体験」が重要になるとのことです。
読書によって、それを読んだそれぞれの人が自分だけの本を創造しているそうで、この「創造する読書」を意識して実践していってもらうことが著者の願いです。仕事の忙しさや疲れ、プライベートの状況によって読書できなくなってしまうこともありますが、人生全体として、本書で学んだことを意識して継続的に読書をしていきたいと思います。「読書の素晴らしさ」というものが本書では紹介されていて、読書が何になるのか、つながるのかという単純なものではないと認識でき、脳のためにもよいことなのだと実感することができました。
Posted by ブクログ
なんとなく漠然としていた読書の意義を科学的に理解することができました。
そして何よりも情報過多社会の現代において読書の重要性をより体系的に理解を深められた点も良かったと感じてます。
Posted by ブクログ
読書を積極的にしよう!と読み始めてから、YouTubeで毛内先生とこの本を知り、読んでみました。
読書を始めてから、なんだか気分が落ち着いている感じがしていたことの答えが本中にあり、またずっと「どうして自分には集中力がないんだろう」と思っていたことにも脳の働きがあったのか!とちょっと安心しました(笑)
各章のはじめには問いかけがあり、最後にはまとめがあり、とても読みやすく興味深い内容でした。
脳の働きって複雑でおもしろい!と改めて思ってます。
あとがきの先生のお言葉に感動…この一冊が手元にあることに感謝して、本とのご縁を大切にします。
毛内先生の次作がとても楽しみです!
Posted by ブクログ
読書へのイメージが良い意味で大きく変わる貴重な一冊です。読書はストレスの軽減や心身疲労からの解放につながり、メンタル不調の改善・抑止につながる・思考力や表現力の養成につながるなど、私たちの心身に良いことづくしであることがよく分かりました。
私たち自身の読書に対する向き合い方もとても大切です。
自分にとって理解や共感が簡単な本でも難しい本でも、自分にクエスチョンを投げかけることやポジティブセルフトークを行う事で、自己効力感が高まり、ストレスに対するレジリエンスやパフォーマンス向上に繋がります。
Posted by ブクログ
重量比2%の脳が20%のエネルギー消費量を持つと言うのは面白い。昼ご飯はしっかり食べよう。
日本語の伝達効率が優れているというのは意外だった。
読書や日記が認知症にいいと言う。
せめて読書は続けたい。
文字で読むとワーキングメモリの余白が使えると言うのも面白い。未完了感も経験から非常によく分かるし、ここにも疑問などの隙間が生まれている。自由に想像し、経験と照らし合わせ、整理をする時間。これがあるのが文字の読書だと理解。
読書は豊かな時間をくれるのだと、科学的な面からも分かり非常に良かった
Posted by ブクログ
日頃から本を読んでいる身としては、読書が良いという事について、脳科学の観点から「何が」良いのかを言語化してくれて、膝を打つ事が多かったです。
もちろん、私自身が知らなかった読書の効果もしれて、読者をする事がより好きになる内容です。
文章量や文体も読みやすくされているので、普段本を読まない人にも読みやすいように、工夫して作られているなと感じました。
Posted by ブクログ
読書が脳の休息になると説明されている点は、まさに自分が読書するようになったきっかけと通じる点が多く共感しながら読むことができた。自分は仕事で壁にぶつかった時に本を読みたくなるが、まさに読書を通じてゆったりと物事を考えることで気持ちを落ち着かせたり、前向きになることができている。これからもポジティブセルフトークを通じて読書の価値を最大化させていきたい。
Posted by ブクログ
毛内拡の脳に関する本は、読みやすくて好き。
この本では、
本を読んでいるときに脳内で何が起こっているのかが書かれていて、
「なんとなく」が「そうなんだ!」に変わる。
日本人は日本語を当たり前のように読めるけれど、それだけでも脳にとってはすごいことらしい。
表意文字(漢字)と、
表音文字(ひらがな・カタカナ・アルファベット)が混ざっている言語だから。
さらに、文字で読む、音声で聞く、スマホなどのデバイスで読む、それぞれで、脳の使われ方が違うというのも面白い。
紙の本で読んだほうが記憶に定着しやすい、というのも納得。
音読も、いろんな意味で(ざっくりしすぎだけど)やっぱりすごい。
小学生の宿題に音読があるのって、
ちゃんと理由があるんだなと思った。
Posted by ブクログ
Audibleがすきで、毎日のようにお世話になっています。通勤中も、家事のあいまも、耳で本を聴く時間がとても好きです。
そんな自分にとって、この本はすこしだけ「知ってしまった」一冊になりました。
脳科学の観点からみると、スマホ読書も耳読も、紙の本にくらべて記憶に残りにくいそう。なんとなくそんな気はしていたけれど、やさしい言葉でちゃんと説明されると、ああやっぱり、って。
でも、Audibleをやめようとは思っていなくて。ただ、なにかをじっくり自分のなかに残したいときは、紙の本を手に取ろうと決めました。読み方を目的で使い分ける…それだけのことなのに、意識するだけで読書がすこし変わりそうな気がしています。
うれしかったこともひとつ。
日本語はとても優秀な言語だという内容があって、読みながら思わずほっこりしてしまいました。毎日ふつうに使っているこの言葉が、こんなに豊かな構造をしているんだと知ると、もっと大切に使いたいなあという気持ちになります。
読み方を見直すきっかけをそっと手渡してくれる、そんな一冊でした。
Posted by ブクログ
第6章 読書がもたらす共感力と社会性
この章がすごく面白かったので、読書のモチベーションを上げるためにも、また繰り返し読みたいです。
#小説を読む意義
Posted by ブクログ
読書のメリットは、脳と心を鍛えられること、精神的自由を守れることにある。
映像よりも読書がいい。読書は認知機能が向上し頭が良くなる。特に、漢字・ひらがな・カタカナを扱う日本語使用者では読めば読むほど頭が活性され、有利だ。
媒体は、紙が良いとされる。情報系の内容であれば紙、物語系であればデジタルも紙も変わらないと。
DMNのコントロールにおいては、フィクションおよびノンフィクションでは活性機序が異なるため、いずれも読むのがいいとされる。
読書の前にまずは問いを立て、読書自体をルーチンに組み込むことで習慣化させ、アウトプットを含める。
Posted by ブクログ
読書のモチベーションをあげたいなと思い購入。
普段は電子派ですがどうやら紙での読書についてのメリットについて書かれているようなのであえて紙で購入しました。
普段の読書のタイミングとしては、電車で吊り革を握っているときやドライヤーをしているときなどで、片手でスマホを操作して読むことが多いのですか、紙だとそうもいかず、きちんと「読書する時間」を作る必要があり、その環境によってさらに電子よりも集中&リラックスできて読めることが体感としてわかりました。
色々読書の効能がわかって面白かったのですが、もう少し具体例や体験談など入るとより満足感があると思いました。
新たに知って面白いなと思ったこと
・日本語が難しい言語と言われる理由
・読む前に問いを立てるとより集中できる
Posted by ブクログ
脳科学の視点からみた読むという認知プロセスの解説。読後のアウトプットが知識の定着に寄与するとのことなので、忘備録として、本書で気になったことを書き出してみた。学校の課題をやっているようで、あまり自分には向いてないような気もする…。
電子媒体より紙媒体の方が知識は定着する。読書をすると副交感神経が優位に。リラクゼーション効果があり、ストレスホルモンを抑制。多言語と比べて日本語は音節あたりの速度は遅い。音節あたり情報密度の低さを速い発話速度で補う。日本語の発話の際には、音声と同時に視覚的なシンボルが想起される。シナプスの可塑性(同じ内容や関連する情報を繰り返し読んだり考えたりすると、関連する神経回路が繰り返し活性化、シナプスの繋がりが強化される)。ポジティブセルフトークで自己肯定感が高まる。
Posted by ブクログ
読書は仮想体験であり、脳、心を育てる。
精神的自由を得ることができる。
読書をするということは、自分の中に自分だけの世界(本)を持つことになる。
Posted by ブクログ
読書に対する脳科学的にエビデンスのあるメリットが様々書いてあって勉強になった。
電子書籍より紙書籍の方が記憶の観点から見るとより残りやすかったり、読書によるリラックス効果があったり、行間を読み取ろうとすることで共感や社会的スキルを高められたり…
本書にも書いてあったが、一回だけでは何事も全ては覚えられない。何回も印象に残ったところや大切な情報は見返すようにしたいと思った。
理由は説明できなくとも何となく「読書はいいこと」という認識だったので、エビデンスや効果を意識した上で今後読めるようになると思うと、より吸収できるような気がする。そのためにも、読んだきりにならないように気をつけたい。
Posted by ブクログ
読書の効能を脳科学の視点から分析した本。電子機器を使う読書は紙の本の読書より理解度が落ちるなど物理的特性の違いが読書に与える影響についてや日本語を読んで脳が理解するプロセスについて、黙読と音読の違いを脳科学的に分析についてなどが面白かった。
Posted by ブクログ
脳が読書という行為だけでもさまざまな働きをしていることがわかった。わかった…といっても浅くしかわかっていない気がする。「脳の〇〇というところが活性化して…」のように脳の部位が何回も登場して、それを読むたびに全然ピンときていないまま「へーそうなんだ!」と読み進めてしまった。脳はできることが多すぎて、それを説明するのも理解するのも難しいんだろうな。特に第一章がおもしろかった。読書と社会を紐付けて現代社会を考えさせられる内容で、私はどっちかというと読書そのものよりもそれを取り巻く社会に興味があるのか?!という気づきがあってよかった。第六章もなかなか印象的だった。私は今までの人生はずっと読書が共にあったけど、社会性や共感性が育っている感覚はないし、人よりコミュニケーションが下手だという自覚がある。これはなんでなんですか?その答えは書いていなかった。
Posted by ブクログ
人間は生まれつき「読む脳」を持っているわけではない。本書を通じて、脳がいかにして文字を認識し、意味を紡ぎ出すための複雑な回路を構築してきたかを知り、そのダイナミズムに圧倒されました。
Posted by ブクログ
【オーディオブック耳読書による感想】反芻思考に関する記述は、興味深かった。私もたびたび反芻思考に悩まされていたが、反芻思考は脳が疲れていると、出現しやすいし、またより疲れやすいらしい。そして、読書はストレス軽減効果もある上、瞑想のように反芻思考を抑える効果もある。耳読による効果までは触れられてはいないが、今後も耳読書を続けて行こうと思う。
Posted by ブクログ
そもそもこの本を真正面から読んでいる人は読書が日課になっている人でしょう。読書そのものに対して、面倒くささが生じたときの「気合い入れ」として今後も本書を読んでいきたい。本好きを持続させてくれる良書。
Posted by ブクログ
読書大好きなので、その効果が科学的にたくさん書いてあって気持ちいい。ちょっと無理やりかな〜って理論もあったような。。
読書の気持ちよさが能動的なプロセスっていうのは考えてたこと!漫画とか映画では得られないの!
知恵ブクロ記憶の概念が面白かった。精神的自由の話まで広がるのは意外だった。
Posted by ブクログ
読書が脳にもたらすさまざまな効果について、科学的な視点から書かれている一冊。
著者は、紙の本をじっくり読む「精読」が記憶の定着に有効だと述べている。
たしかにそうだろうと思う一方で、今の私にはオーディブルでの読書がしっくりきている。
散歩をしながら耳で本を味わう時間は、とても心地よく、自然と日常に溶け込んでいる。
私は以前から、漢字は得意だけれど、カタカナや英語には少し苦手意識があった。
その理由が、漢字は意味を直接とらえられる「表意文字」だからだと知り、腑に落ちた。
自分は右脳が優位に働くタイプなのかもしれない。
速読ができるわけではないが、読むスピードは比較的速く、動画のテロップも瞬時に理解できる。
漢字は、私にとってとても相性の良い文字なのだと改めて感じた。
オーディブルで聴いているときでさえ、頭の中で漢字を思い浮かべていることがある。
それもまた、自分なりの「読む」という行為なのだろう。
読書を続けることで、脳が少しずつ鍛えられている感覚がある。
これからも、無理のない形で、自分に合った読書を続けていきたいと思う。
Posted by ブクログ
読書によって脳がどうなっているのか書かれた本。
漢字は視覚的に認識し平仮名カタカナを音と認識する日本語は脳を良く使っている言語。
記憶観点では音読が最強。
Posted by ブクログ
タイトルから想定されるテーマが正しくフラットにまとまっている、いい本です。SB新書は全体的に初学者さんに向けたテーマの入り口的な良書が多いですね。ですが、正しくフラットであるが故に、個人的には類書とのダブりがどうしても多く感じてしまいました
Posted by ブクログ
紙で読む本の方が頭が疲れないという自覚があったので気になって本書を手に取った。また、動画でも紹介されて視聴したが、良くも悪くも動画内でキーポイントは全て話されていたので買って読んだ意味は…?と正直思う。とはいえ、研究者にありがちな堅苦しい言い回しがなく、一文一文が明瞭で非常に読みやすかった。自分が紙の本で感じている利点を大体言語化していたのでほぼ肯定しかない。筆者は「本を買って読むな」を家訓にされているようだが、ご自身が買って読まれる側であることは意識しているのだろうか…?千円ちょっととはいえ物価高の時代こちらとしては決して安い買い物ではないので、その発言がちょっとノイズになった。