【感想・ネタバレ】22世紀の資本主義 やがてお金は絶滅するのレビュー

あらすじ

お金の夢から醒めろ

株価も仮想通貨も過去最高額を更新、生成AIの猛威が眼前に立ち現れ、かつてなく資本主義が加速する時代。お金や市場経済はどこへ向かうのか?

この先数十年から百年かけて起きる経済、社会、世界の変容を大胆に素描。

人の体も心も商品化される超資本主義の行き着く果てに到来する「測れない経済」。そこに出現する「お金が消えてなくなったデータ資本主義」は人類の福音となるか?

現実とも虚構ともつかない未来像を立ち上げる経済学者・成田悠輔の本領発揮! 貯金と投資なんかで夢見てる場合じゃない。凝り固まった思考を叩き割る社会構想の誕生を目撃せよ。

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Posted by ブクログ

作者の思想がよくわかる面白い本だと思う。
私は少しだけ経済学や経済法について学んでいたが、学ぶ中でこの社会に対する違和感を感じていた。それが何かはこの本で言語化されていると思う。
また、読みやすいように余白やマーカーが引いてあり、参考文献についてもちょっとした解説が書かれており、注釈を読むのが1番面白い。

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2026年03月17日

Posted by ブクログ

これからの資本主義について知りたいと思っていた。
やがてお金が絶滅するという未来が描かれていて、衝撃だった。
やりとりといったデータがすべてになるというような。
個人のスタイルが表れる世の中というのか。
今から善行を積む習慣を身に付けておいたほうがいいのかなとちょっと不安になったが、頭のいい人が考える未来はたくましいなと思った。

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2026年02月11日

Posted by ブクログ

成田氏の22世紀の民主主義とセットで読む。お金の終わりを予言する。未来過ぎる理想論だとは思う。もちろん、そういうのは大事だ。
22世紀の民主主義でもそうだが、技術的には可能な理想論だけれど、人間の心、特に欲の部分をどうするか、そこの肝心要のところには突っ込めていない。
とはいえ、そこは畑違いということで意図的に触れないのだろう。
不平等を前提にした世界では実現が難しい理想論だと思う。
とはいえ、理想論だから、部分的にでも実現していく可能性はあるのだろう。
理想論ではあるが、理論展開などはさすがで、読んでいて面白い。

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2025年11月03日

Posted by ブクログ

「どうせ最後は“AIで社会を良くしよう”って話でしょ?」――そう思って読み始めた自分を、成田悠輔『22世紀の資本主義』はあっさり裏切った。
本書は、政治・経済・倫理の“前提そのもの”をリセットしにくる刺激的な思想書だ。

成田さんは、社会を動かす三つの仕組み――共同体・国家・市場――を「再配分の装置」と定義する。
そしてそれぞれが限界を迎えた今、第四の仕組みとして「アートークン」を提示する。
これは富や承認を集めるための道具ではなく、「贈与と解消の循環」をつくるための仕組み。
信頼を“蓄積”するのではなく、“流通”させることで社会の硬直をほぐしていくという発想だ(資本主義の苦しみからの自由)。

読みながら感じたのは、これは単なる経済書ではなく、人間の“信頼の使い方”を再定義する哲学書だということ。
税金でも投票でもない、新しい再配分――それは「信頼を軽くする技術」なのかもしれない。

読後には、政治も市場も「いらないかもしれない」とすら思えてくる。
イデオロギーを破壊的に更新したい人へ。
この本は、22世紀の未来をのぞき見る思想の方舟だ。

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2025年10月26日

Posted by ブクログ

この本を経済書として読もうとすると頭が混乱する、これは哲学書だ

総じて成田節が効いていてウィットに富んだ表現も多く面白かったが、おそらく読書をする層は資本主義に傾倒している方が多めなので半分も理解しきれないのではないかと思われる

昔から実際にした事と受け取れる対価が資本ベースになっていることに違和感を感じていて、かなり上手く言語化していると感じた
実際に22世紀にどうなっているか知らないが、もしかしたら見れる可能性はあるので、75年後に検証してみよう

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2025年09月17日

Posted by ブクログ

「『お金で幸せは買えない』と言う人はどこで買えるか知らないだけだ」
  ー作家・詩人ガートルード・スタイン

はい、成田悠輔さんと22世紀を夢想する
今回は資本主義についてのお話

今回も色々ぶったまげた妄想を展開してくれますが、やっぱり妙な説得力
ちょっとありそう
いやあったら面白いかも

「お金」についての成田さん流定義は、(めちゃざっくり言うと)ぼんやりとした記録であるとのこと

そしてデータ化とその記録の精度や保存が爆発的に増えた現在すでに一物多価が始まっていて、将来的にはさらに増えて行くと夢想

これが面白いんよ

あ、一物多価ってのはひとつの品物に様々な値段が付くってことね

例えば、すご~く親切な人やいつもニコニコしてる人(データ化して記録が残ってる)は、同じものでも人より安く買えたり
いつもビールばっかり飲んでる人は週に一回ビールの値段が3倍に跳ね上がるとかね
(1日何本飲むかもデータとして残ってるので前日に買い溜めしようとしても値段あがります)

ちょっと怖いけど、なんか良さげじゃない?

そして、さらに夢想は進み、一物無価へ
え?どういうこと?
答えは本書で!

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2025年09月15日

Posted by ブクログ

著者は、様々なメディアに出演しては、独特の語り口と鋭い視点で、視聴者の注目を集めている経済学者だ。
著者は本書内で、「稼ぐより踊れ」と力説している。
この一文だけでは意味が不明だ。
一体何が言いたいのか。
まずは人々のお金に対する幻想を解きたいというのが、著者の思いだ。
お金の「悪夢」から目覚め、新しい世界の景色を眺めてほしい、ということだと思う。
私たちは、毎日当たり前のようにお金と一緒に暮らしている。
お金が無ければ、朝のコーヒーを飲むことも、電車に乗ることも、お気に入りの洋服を買うことも、推し活に身を捧げることすらもできない。
我々のすべての行動が、お金に支配されていると言っても過言ではない。
現代社会で、お金がない生活など想像もできない。
一方で、お金こそが社会を動かすエネルギーになっているのも事実である。
そこでふと立ち止まって考えてみる。
「お金」とは、一体何なのか?
財布の中にある紙幣や硬貨。
スマホの画面に表示されている、デジタルな数字。
これらは、物理的な実態を超えた「何か」であるのは間違いないのだが、我々はその本質を、本当の意味で正しく理解しているだろうか。
一般的に言われているのは、「みんながお金の存在を信じているから、そこに価値が生まれている」ということだ。
ただの紙切れや金属の塊に価値はない。
そこにみんなが「これはお金なのだ」という共通の認識があるから、お金としての存在が認められる。
本当に不思議であるが、人間以外の動物で、お金のようなものを使っている生物は存在しない。
「お金」とは、人類だけが共有している、壮大な「夢」のようなものだ。
これはハラリ氏の「サピエンス全史」で語られた「虚構」の話とも重なる。
宗教や国家、そしてお金。これらすべて、人間が頭の中で作り出した想像の産物である。
「虚構」という妄想が、何億人という見知らぬ人間同士を協調させ、巨大な文明を築き上げた。
これが人類の歴史なのである。
そしてわずか2〜300年前に生まれた「資本主義」という仕組みが、「お金」の物語を一気に加速させている。
我々は資本主義に翻弄され、まさに踊らされている。
すべてが商品化され、すべてに値段をつけられる世界。
これは人間自身も例外ではなく、労働力として商品化され、それに値段がつけられている。
我々の時間や才能、そして心情までもが市場で取引されるという異常事態だ。
日本で消費されるタコのほとんどがアフリカから輸入され、日用品や家電のほとんどが中国などで製造され、システム開発はインドに発注していたりする。
当然、石油などのエネルギーは、中東地域に依存している。
地産地消、自給自足は聞こえはいいが、現実的にアカの他人の力を借りないと、現代の我々は日々を生きることすらできない状態になってしまっている。
資本は自己増殖を続け、すでに地球全体を完全に飲み込んでしまった。
私たちは、この巨大な資本主義というシステムの中で生きるしか、選択肢が無くなっている。
個々の生命力という意味では、確実に劣化している。
我々現代人は、このシステムが完全に止まった瞬間に、1ヶ月と生き延びることができないだろう。
だからこそ、著者は説いている。
この資本主義という「悪夢」から、そろそろ目覚める必要があるのではないか。
これは、現代の資本主義システムを捨てて、自給自足社会に先祖帰りしようという話ではない。
テクノロジーのすさまじい進化が、現代の資本主義システムを変えられる可能性が出てきたからだ。
これは識者だからこその視点だと思った。
かつて、富の象徴は土地や金(ゴールド)であった。
これがやがて紙幣になり、今やデジタルのビット(情報)になってしまっている。
我々が行っている、買い物、移動、SNS投稿など、その一挙一動がデータとして蓄積され、価値を生んでいる。
つまり現代では、すでにお金に換算されるものが、全て「データ」に置き換わっているということなのだ。
我々のあらゆる行動は計測され、アルゴリズムによって最適化される。
この時に中間媒体としての「お金」は、価値を失う可能性が高い。
高度なマッチングシステムが機能すれば、欲しい人と与える人が直接繋がれる訳で、中間の作業が益々省略されていく。
この中間の作業こそ、お金が介在する意味であったはずであるが、その必要性が薄れている。
それではこれからの社会は、「何を価値として」人類は妄想するのだろうか。
みんながお金の存在を信じているから、お金に価値があった。
その信じるものが変化していけば、当然社会システムは大きく変化していく。
未来がどうなるかは、正直想像がつかないが、相対的にお金の価値が変わっていきそうなのは推測できる。
お金に限らず、数値化ができるものはすべてデータとして扱われ、その瞬間に巨大システムのアルゴリズムの中で処理可能な材料になっていく。
当然、AIが効率的な判断を担うのが当たり前になる。
そんな時に人間は、「データにならないもの」にどう目を向けるかが重要になる。
データになった瞬間に、アルゴリズムに飲み込まれる。
そうではなく、データにできないものは何か。
そこをきちんと見極め、人間たちが未来に向けて「非データ」を大切に守っていく。
こんな姿勢が必要なのかもしれない。
データにしにくいものは様々あるはずだが、思いつくところ言えば、「愛情」「信頼」「美意識」「心地よさ」「美味しさ」「文化」などであろうか。
これらを数値で測ってもよいが、数字の結果と、実感値とは異なる場合が多いだろう。
感覚的なところが実は人間にとって一番大切なのかもしれない。
効率やスピードだけを追い求めるのではなく、もっと手触り感のある豊かさを大事にする。
ようやくそういう考え方に至ったといえる。
社会が本当の意味で、成熟しつつあるということか。
私たちは、自分たちの社会での役割を再定義しなければならない。
「稼ぐより踊れ」
目先のお金に一喜一憂するのではなく、今この瞬間を精一杯楽しみ、自分なりの価値を創造していくことが重要だ。
そんな主体的な生き方こそが、不確実な未来を生き抜くために必要な心持ちだと感じた。
我々が、お金という夢から覚めた時に、どんな世界が待っているのか。
変化を楽しみながら、新しい時代を生き抜いていきたいと思う。
(2025/11/14金)

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2026年03月21日

Posted by ブクログ

前作同様楽しく読ませて頂いた。知性のトップ層が投げやりなことを言うと、そこまで至る道がない自分からするとかなり不安な気持ちにさせられるが、届く範囲で読み取り考えるきっかけになった。ただ生きてるだけでAIを使わせてくれたり、飛行機で海外まで運んでくれたり、資本主義は大好きなので、平民の生活を豊かにするために働く学者や研究者や資本家には感謝しかない。

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2026年02月20日

Posted by ブクログ

 成田先生の本を初めて読ませてもらいましたが、現実の日本を考えながら将来の日本はどうなるのかを書いているようで、良い本を読んだと思います。ただちょっと自分には難しかったかな…でも「双子地球」の所は読んでて面白かったです。

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2025年12月03日

Posted by ブクログ

高齢者の入口にいるものとして「高齢者は集団自決」発言された方の本を一度は読んでおこうと思い購入。非常に個人的な感想ですが文学的作品と感じました。ゆえに読みにくかったです。(野菜食べようと思ったら味は果物でしたみたいな違和感。分かりにくくてすみません)。今の社会にうんざり、というか、この世の中を何とかしたい、との思いを感じました。市場と国家と共同体を痛烈に批判しつつも、それらのよいところをベースとした新たな〇□主義の構築を真剣に考えておられるのでしょう。正直スキリしない読後感ですが、勉強になりました。

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2025年10月30日

Posted by ブクログ

特に議題に上がっている分野に詳しくないぢあ学生の私でもスラスラと読み進められたことに驚くとともに、あらゆるものが一度データ化される未来がすぐそこまできていて、その想像も近年のテクノロジーの進化からすると容易く、近未来の世界を語るのはもうSFの世界だけではないことを改めて感じました。このレビューを投稿したら、次に読むべきおすすめの本がアルゴリズム的に表示され、それをクリックする私の姿も想像できます。パーソナライズされた選書が当たり前になる世の中では、ベストセラーが出にくくなるのか気になるところですが、それもほんの数年後にわかるのでしょう。

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2025年10月28日

Posted by ブクログ

全てが商品化される、利益最大化のために一物多価になる、まではそうだろうなという気がするが、全てがデータ化される、それがブロックチェーン的に保存されアイデンティティ化する、それが信用情報として利用されて経済行為が貨幣レスで行われる、というのは本当かなぁという気がする。様々な行為のログの一元化は誰がするんだろう。ビッグテックか?めちゃくちゃ反対されそう。
最後の姿は希望だなと思う。贈与経済2.0と似たシステム。誰かのためになる行為が交換される経済が社会の基盤であって欲しい。そして踊るとか舞うように生きるのも大事。

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2025年09月30日

Posted by ブクログ


「資本主義が大好きで大嫌い」いいスローガンですね。そう言うところから成田悠輔さんの価値も上がりそう。

トロントのスポーツ飲料自動販売機ではお金を入れるところがなく、代わりに手をかざすところがあり、十分に汗をかいたかで無料で飲み物が出てきたり、食物繊維をたっぷり摂った快便の人にはお金をいただける排泄物の価値基準とか、本当にあるんですね。

本のタイトル下にあるキャッチコピーに「やがてお金は絶滅する」とあります。ザックリ言うと個人、もの、行動など全てがデータになるから、お金という紙幣を使う必要がなくなるという意味で解釈しました。

既存の一物一価ではなく、一物多価に。 

アートークンという仮想空間上の唯一無二のアルゴリズム個人価値を、ブロックチェーン化するミームコインの存在を知りました。
個人価値データにより、同じラーメン屋でも貧困層は安く、富裕層は高い金額で請求でき、その価格はブラックボックス化されるので、格差もなくなる。
稼げない人間、働けない人間、価値の低い人間でも何の引け目も感じずに生きられるような経済観と人生観への転換。
社会の幸福度も上がる。

最後に成田さんは、柄谷行人の「力と交換様式」からのアイデアで、この本を編集したことを明かしてました。
オルタナティブ資本主義のような、そんな素敵な22世紀になってほしいと思います。


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2025年09月27日

Posted by ブクログ

お金に対する解像度や、既成概念にとらわれない発想、未来を見通す力…成田さんは一体どうやってこの能力を手に入れたのか。
お金は記憶というワードが強すぎる。
全てを理解するのにあと20年くらいかかりそう。

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2025年09月21日

Posted by ブクログ

資本主義の限界が言われて久しいが、確かにもういい加減厳しいですね。こうなってくると人口は減って良いし、経済成長しなくても幸せな社会を見つけないといけません。そんな中で最近の若手研究者はどう考えてるのかなと思い、成田悠輔の本を手に取った次第。

ネットでは既に一物多価が始まっている。同じ物が人によって値段が違うのだ。高くても買う人に高く売ることで再分配が可能になる。皆がお金から解放されるようにベーシックインカムが始まる。

お金。お金は経済活動の記録やデータの記録代行として生まれた。しかしデジタル社会ではデータは幾らでも取れるようになった。そうなるとお金は不要。必要なのは自分であることを証明するデジタル上のID。

人々はベーシックインカムで最低限の生活はできる。さらにプラスアルファの生活がしたいなら他の人たちのプラスになる労働やサービスを行いトークンを得る。無理に働く必要はない。

他の人たちのプラスになることはアルゴリズムでシステムが教えてくれる。

そういう社会って良いんじゃないかと著者は妄想する。

1995年のWindows95登場からインターネット、スマホの登場…と、デジタルが次の産業革命を生む!と思ってたのに、結局『失われた30年』に呑み込まれてしまった。確実に進歩してきたのに経済成長には全くつながらなかったですが、デジタルは大きく社会を変えたし、これからも変化していく源になるのでしょうね。

しかし世界はどうなっていくんでしょうね。子供の頃に家族や近所や学校などのコミュニティがあって、大人になってからネットやSNSと一緒に成長してきた我々と違い、核家族で近所付き合いもなく生まれた時からSNSがありAIが最初の親友である今の子どもたち。お人形と話すのではなくAIと会話しちゃってるわけですから完全に思考回路が違いますよね。そっちのが予測できなくて怖いくらい。

成田悠輔は悲観的な人なのか「日本はもうだめだ」みたいなことをよく言いますが、あまり深い根拠はないようです。不安なんでしょうね。この本は楽しそうな22世紀をイメージしてます。まあ、予測なんてほぼほぼ当たりませんからね。頭の体操みたいなもので楽しく読めました。


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2025年09月02日

Posted by ブクログ

お金の価値の低下は、なんだか実感としてあるし、データ至上になる未来も身の近くに感じる。AIに搭載される悪意と善意に振り回されそうな気がしました。

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2025年08月31日

Posted by ブクログ

天才の頭の中を覗き見たかんじ。
前半は非常に興味深い。お金がなくなる世界。全てのデータがデジタル化され、記録され、カスタマイズされて一物多価となる世界‥
当たり前になっている一物一価の貨幣経済、資本主義でなくなる時代、いずれお金が必要なくなる時代‥
後半はSFっぽくて現実味がないかな。
いずれにしろ、賢い人はこんな未来を想像してるということに触れて知的なワクワクをもらった!

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2025年08月16日

Posted by ブクログ

お金は、その人の過去の行動履歴を保存する記憶媒体である。
今後は効率性ではなく、有逸無二の審美性を求めた経済活動が求められる。

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2026年01月06日

Posted by ブクログ

想像してたよりずっと興味深くて読みやすかった。
招き猫アルゴリズム、正直想像し辛い部分もあるけど、SFで読んでた世界は案外近いのかな、とも思い、森博嗣や神林長平の作品が浮かんだ。
村上くんのおかげでNFTや暗号資産については理解がぼんやりあったけど、ほぼ考えたこともない分野。
そうか、かしこい人は、こういう遠い世界に思索をめぐらせているのだなと妙に納得した。

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2026年03月14日

Posted by ブクログ

筆者には申し訳ないが、たぶんお金は絶滅しない。お金は手段(一部目的化している人もいるがそれはさておき)、情報もデータもあくまで手段。手段はTPOで最適化される。分かりやすい例としては、停電になると電子決済ができず現金以外NGになるケース。また、不易流行という言葉のとおり、人は古いものを大事にしつつ新しいものを目指す。デジタル音楽の時代にアナログレコードが逆に新鮮に感じて流行するのはそのためだ。だからお金がデータ化すればするほど貨幣が新鮮に感じられるようになる。それが感情というものであり、人である。いかに〇□主義が変遷しようとも、人間の欲望の象徴である以上、お金は絶滅しないのである。少なくとも「諭吉が恋人(今は栄一か)」と言う人が経済を回している限り。

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2026年03月07日

Posted by ブクログ

成田さんがなんかのテレビ番組でこの本の宣伝してて気になって読んでみた。
結構理解するの難しくてどこまで理解できたか分からんけど、お金の存在価値とかが今後変わっていくという考え方は私もそんな気がしてるから、面白かった。
AIが身近になってきていろんなことがデータ化、一人一人でできることが増えるようになってきた今、働いてお金を稼ぐっていう生き方が今後どうなるのか?考えさせられてます。

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2026年03月01日

Posted by ブクログ

タイトルの通りなので問題ないのですが、もう少し何か期待していた自分が恥ずかしい。資本主義も一つの社会構造なので、これからも変化があると思えたのがよかった

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2026年02月07日

Posted by ブクログ

まず、最初の方でこの本で述べたいことを述べてから、少しずつ例を解説していくスタイルなので腹落ちしやすい。ただ、あくまで未来予想図のため、抽象的な部分も多い

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2025年11月11日

Posted by ブクログ

お金は人類の恥部である──。
 
 
冒頭から成田節炸裂の本作。
叶恭子氏の著書の引用を『はじめに』に持ってくるあたりが成田クオリティ。
本編も、成田悠輔を知っている人からすればクセ強な成田式資本論。知らない人からすれば、かなり斜めな終末系思想書。

…捉え方が下手すりゃ180度変わりそう。

成田語録目白押しな本作。AIとアルゴリズムを活用し、お金はやがて消えてなくなる。
富や価値の定義は一新され、過去の行いや個性が価値となる…。
個々の富の差を測る経済から、個々の違いを尊重し測れない経済へ。
発想が斜め上というか異次元というか。

──さて、未来はどうなる?





お金の夢から醒めろ

株価も仮想通貨も過去最高値を更新、生成AIの猛威が眼前に立ち現れ、かつてなく資本主義が加速する時代。お金や市場経済はどこへ向かうのか?

この先数十年から百年かけて起きる経済、社会、世界の変容を大胆に素描。

人の体も心も商品化される超資本主義の行き着く果てに到来する「測れない経済」。そこに出現する「お金が消えてなくなったデータ資本主義」は人類の福音となるか?

現実とも虚構ともつかない未来像を立ち上げる経済学者・成田悠輔の本領発揮! 貯金と投資なんかで夢見てる場合じゃない。凝り固まった思考を叩き割る社会構想の誕生を目撃せよ。

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2025年10月09日

Posted by ブクログ

つまみ読み。(忙しい人向けの要約、これいいね! 
)
お金は善にも悪にもなるんだなって感じた。
詐偽には気を付けよう、当たり前だけど。まぁ稼ぐ話しは怪しいと思うけど、あるYouTuberも99%稼ぐ話しは詐偽といっていたぐらいだし。

あと、今の現代は未来に向けて投資する傾向があるというのはその通りだと感じた。NISAとか、、、

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2025年10月05日

Posted by ブクログ

民主主義と資本主義の二人三脚で歩んできた20〜21世紀前半から、この先どんな道が続いているのか、この目で確かめるのが楽しみになりました!

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2025年09月16日

Posted by ブクログ

現代にみられる兆候や萌芽から、資本主義の未来像について描かれています。結論が刺激的なので、読んでいて荒唐無稽と感じたり、アレルギーを発するような表現にもなるような挑戦的な内容になっているかと思います。しかし、その結論に向けて、その理由についての語りを読むにつれ、私たちが現在感じている将来への不安感の原因について気付きを得ることができるのではと感じました。まず現代における兆候について、いくつかの具体例を挙げて書かれています。資本主義が行き詰っていることを改めて確認できるかと思います。次に、資本主義の中心であるお金について、その意味や歴史、必要性などについて述べられています。そしてお金がない状態がそれほど異例ではないことを理解したうえで、お金に変わるものの未来について描かれています。将来といっても22世紀くらいまではかかると思われますが、その世界の可能性の一つとして、荒唐無稽と思われた主張が、現実味を帯びて感じられる内容だと思います。著者独自の勝手な推論ではなく、幾人かの著名な人々が語られていることであること、いまの世の中では、注意しないと一部の人の意見しか入ってこないこと、他の意見があることと、それを知りその真偽について考えることの重要性を考えさせられました。

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2025年09月06日

Posted by ブクログ

歴史の浅い概念であるお金や資本があらゆる社会活動の中心になっている現在からその先の世界を想像していた。確かにお金って価値が上下したり不安定だしこんなもののために格差や不均衡が生まれてるのって変だよな~と冷静になれる。早く再分配を自動化して資本的成長の必要が無い世界にならないかな…。

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2025年08月17日

Posted by ブクログ

SF作品の設定を解説している本のように思えてしまった
動画で先に本の概要を知ってしまっていたため、驚きも少なくふーんという感じになった
前作の民主主義が面白かったので期待値が高くなってしまったのも要因かも知れない

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2025年08月14日

Posted by ブクログ

格差も加速度的に広がり、いまの資本主義社会のシステムに終わりが見えてきたのは事実。また、お金以外の何かが生まれることを、自分が子どもの頃には考えもしなかったことを考えると、お金が絶滅することもあながちあり得るのかも・・。とはいえ、まだまだ未来の話であり、具体的な例もあまり多くなく、読んでいてなかなか頭に入って来なかったのが正直なところ。
小説も含め、わりとふりきった設定?内容?の作品が好きなので、最後まで読むことができたが、そうでなければ、ちょっとキツいかもしれない。あくまでも22世紀(2101年〜)の資本主義はこうなるのかも、と思って手にするのが吉。 ★3.4

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2025年08月16日

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