ビジネス・実用の高評価レビュー
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「源氏物語」書き出し部分の解説に説得力 「平安前期二〇〇年は、奈良時代に作られた律令国家を基盤として、律令国家という外枠を残しながら、古代から中世に向けていろいろな試行錯誤が行われた時代である」(本書より) 古代日本が導入した律令制度は、幕末まで続いたが、あらゆる制度の例に漏れず風化した。平安前期は風化が顕著になった初期の時代とも言える。律令制度の風化を中世化と言えるのなら、平安前期は中世の始まりであったということなのだろう。 個別の記述で面白かったのは、紫式部が書いた源氏物語の冒頭「いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひたまひけるなかに」が、帝の身の回りについて具体的にどんな状況だっ
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「時代小説をもっと楽しむ大作戦ぐふふ」第5弾は早稲田大学教授和仁かやさんのお力をお借りして、江戸のお白州に迫ります
いやー、大当たりの一冊だった!
まさにこれを読めば同心や御奉行が登場するお裁きを題材とすることが多い時代小説がもっとぐふふになること間違いなしです
そして何より人に話したくなる本だね
本書の元になったのは、江戸幕府の役人たちがどのように刑罰を下していたかという内容を記した「御仕置類例集」なる書物
そこから五つの事件を取り上げ、内容について考察してくれています
というか一緒に考えよう!っていう書き方だったね
取り上げられた事件は以下の五つ
①甚吉の事件
お寺の下男として働い -
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大型書店のとある一角は、足繁く通う所だ。
類書等が立ち並ぶ中、カバーからは言わずもがな、オーラすら感じられるような風格漂う一冊が、
そこにはあった。
本書は、6章から成る。前半は、雑談について
筆者がやさしく語りかけるように教えてくれる
印象を受ける。後半は、スキルとしての雑談を
紹介する。
筆者は、仕事ができる人ほど雑談がうまいと
断言する。さらに、仕事ができることと雑談の
面白さには、明確な相関関係があるという。
AIが人間を超越するいわゆるシンギュラリティは、
2045年に起こるといわれている。
筆者が言うように、今の時代でもAIがすでに人間を超えていると思うが、だからこそ、ス -
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デカルトが大好きな養老孟司さん
養老孟司は栄光学園4期生
赤ちゃんがクレヨンとか何でも口に入れようとするのは免疫を高めようとする本能らしい。昔の子供が多くて子育てが雑だった時代の方が、それをお母さんが止める目が行き届かなかったから昔の人の方が免疫力が高いらしいw今の人花粉症が異常に多いのも、そういう過保護から来てるって、腸の研究してる医者が言ってたよ。
自己肯定感って言葉あるけど、肯定否定以前にそんなに自分に興味がない。何で自分に目を向けなきゃいけないのかよく分からない。めちゃくちゃどうでもいい。自己肯定感って言葉自体がなんか自分に興味を持たなければならないみたいな圧を感じて苦手。
子 -
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米民主党の中の人が書いた、民主党の問題点の洗い出しの本。
民主党が敗北したのは、経済政策的には新自由主義に舵を切り、庶民(労働者を主要な層とする)を見捨て、文化闘争を政治の場に持ち込み争点/政策としたうえで、過激な主張を繰り広げ、多くの米国人を置き去りにしたためだと喝破している。民主党の欠点を民主党の中から暴いているため、多くの米国人=一般的な米国人が民主党を指示しなくなった解説に、説得力がある。
さらには、訳者のあとがき通り、我々日本人は、米国のそのような政治状況についてあまりにも無知であり、お花畑すぎる認識であることを痛感させられる。 -
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人間は弱いものである(性弱説)」という前提に立ち、組織がいかに属人化の罠を回避し、継続的に成果を出し続けるか。そのための「仕組み」の重要性を説いた一冊です。
読み始めて早々、Appleの成功要因を「アイディアだけでなく貫徹力にある」とする著者の主張に、一瞬「やっても無いのに語る資格があるのか」と斜に構えてしまった自分もいましたが、読み進めるうちにその「貫徹させるための仕組み」こそが本書の核心であると気づかされました。
特に印象に残り、実務に照らして考えさせられたのは以下の点です。
「暗黙知の形式知化」という使命
組織を放っておくと必ず属人化します。自分自身が持つ暗黙知を言語化し、自分と同 -
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人は、同じような考え方の仲間に囲まれていると安心する。ものの見方が同じなら意見も合う。すると、自分は正しい、頭がいいと感じていられる。この居心地の良さが、知の追求には障壁になる。
特に、複雑な状況下では、たとえどれだけ互いに献身的なチームであろうと、多様な視点や意見が押しつぶされている限り、あるいは重要な情報が共有されない限り、適切な意思決定はなされない。いわゆるエコーチェンバー現象を正しく理解し、それを回避しないといけない。
複数の人間が集まって様々な問題を解決したり、創造的なアイデアを捻りだしたり、戦略を決めたり、なんらかの活路を見出そうとするとき、多様性が加われば、さらに強い力を発揮で -
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新書と呼ばれるものを初めて読んだけど、
これはきっと読みやすい分類だろうなと思いましたし、エッセイのような本だなと思いました。
ここ2年の私の目標は、「自分の言葉で話せる人になる」です。
この本はそんな目標を達成するためのヒントをくれる本でした。
そもそも「自分の言葉でないものの反対とは?」と思った時に、ありきたりな言葉=常套句があると思います。じゃあなぜ自分は常套句に惹かれないのかと思った時、その答えを持っていませんでした。
しかし、この本にはその答えでもある
常套句は自分で責任を持っていない言葉だ、と記されていました。
私は自分の言葉で楽しみたい・笑いたい・対話したいと思っています。だ -
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一事が万事偏った書き振り
トウモロコシのエタノールは一単位のエネルギーを使って、一単位のエネルギーしか得られないなら、まったく意味がない。脱炭素社会に移行していく場合、エネルギー収支比の高い化石燃料は手放し、再生可能 エネルギーに切り替えていくしかない。そうなれば、エネルギー収支比の低下によって、 経済成長は困難になる。 人間が長時間、働く必要性が出てくる。 当然、労働時間の短縮にもブレーキがかかり、生産の減速にもつな がる。二酸化炭素排出量を削減するための生産の減速を、私たちは受け入れるしかない。 (本書より抜粋)
こんな社会に住みたいか? 俺は嫌だね。
古代の奴隷には、生存保障があっ -
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歴史をマネーから見るべき理由
マネーの意味。私の理解では「=期待」である。マネーとは期待だ。
人間は何かに期待し、その見返りが欲しい。カネを払い、食物を得て生体の材料や動力源を得る。カネを払い、感動を得て生き続ける意志を得る。カネを稼ぐのと期待を集めるのは一緒。期待を集める人が豊かになり、期待を集める地域が繁栄する。
そう理解している。
そして、そういう角度からエブリシング・ヒストリー(全史)というものを見る必要があると思っている。歴史を勉強する上でマネーの観点は必須だ。
追うべきは、偉人の生い立ちではなく、人々の期待の流れであるべきなのだ。人々の期待がどう集積していったのか。信長の伝記より