【感想・ネタバレ】日本人「総奴隷化」計画 1985ー2029 アナタの財布を狙う「国家の野望」のレビュー

あらすじ

緊急出版!!

急逝直前まで執筆活動に命を賭けてきた経済アナリスト・森永卓郎「最期の著作」
「まだ書き残したことがある」ーー森永氏が伝えたかったラストメッセージ!!
日本人を奴隷化しようとする特権階級の黒い野望を告発!

増え続ける「税負担と社会保障」
下がり続ける賃金の元凶はどこにある?

庶民生活の没落を招いた財務省、経産省、防衛省ほかの高級官僚
対米追従で日本を売り渡した歴代政権が犯した大罪
バブル状態の新NISA制度を推進する岸田前総理の不見識
「日経株価2000円に暴落」で始まる老後ブルシット・ジョブ
財務省に言いなりの石破内閣は増税まっしぐらでお先真っ暗
トランプ政権でグローバル資本主義は崩壊する…

「1億総中流」が崩壊。「超格差社会」が到来した日本で庶民が生き残るために行った「一人社会実験」の結果、辿り着いた「幸福の絶対法則」とは?

森永卓郎が、「奴隷化」時代を克服する処方箋についても解説。閉塞感をブチ破り、待ち受ける老後不安を解消するための方策も完全網羅。来たるべきヤバい未来に備えるための全日本人必読の書

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Posted by ブクログ

今の会社内の活動に目を向けると「付加価値を生む業務」にどれだけの割合の人財が取り組んでいるのだろうか。ホワイトカラーの多くは生産性の低いブルシットジョブをあてがわれ「付加価値を生む」事とは程遠い業務に携わっている。
この悪循環から脱するヒントと金言をいただいたと感謝しております。
森永先生のご冥福をお祈りします。

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2025年08月11日

Posted by ブクログ

森永さんのラストメッセージ
今後も格差社会は広がって行く、今の財務省はやっぱり解体させないと国民が幸せになれない。
財務省に物言える政治家を国民は選ばないと
日本は衰退して行く。
小泉純一郎内閣は間違いを犯した。
郵政民営化はしない方が良かった。
アメリカの植民地になりつつある。
このまま外国に頼ってたらた食料危機が起きる。
農家さんを大切に守って、お米 野菜をもっと沢山作って、食べる事は心配しなくていい日本になればいい。
将来森永さんのおかげで日本は救われましたって手を合わせる事ができますように。

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2025年03月12日

Posted by ブクログ

森永さんが忖度なく自分が信じたことをストレートに表現した一冊。すべてを鵜呑みにする必要はないが、今の世の中で正となっていることにも実は違う見方があることを教えてくれる。最後まで自分らしさを追求して生き抜いたその力強い姿勢に学びたい。

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2025年09月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

森永氏が亡くなる直前に書かれた本の中では、字が大きく、画像も掲載されていて、読みやすいです。

<以下、抜粋>
金に縛られずに自分のクリエイティビティを発揮し続けること。それが奴隷にならない一番いい方法。

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2025年08月20日

Posted by ブクログ

モリタクこと森永卓郎の本。

これまで主張してきた財務省のことや老後の生き方について書いてあった。
改めて残念な人を失ったと感じた。

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2025年08月16日

Posted by ブクログ

日本の様々な懸念事項を分かりやすく説明している。日航機123便、小泉純一郎内閣、財務省、安倍政権、新NISA等。
グローバル資本主義社会の崩壊を見越して、食糧危機に対する備えの重要性も説いている。

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2025年07月23日

Posted by ブクログ

評判の著書だが寓話と同じく全賛同とはいかない。財務省などのことや日航機のことは良いが、トカイナカなどに至ると、農作業の嫌いなものには別意味の奴隷になりそうな話。
ご近所交流とて今までなくて目新しくたのしめているにちがいないのでかずっとさなかにあった勤め人でないものはトカイナカの農作業緊急時は仕方なくとも楽しめないことこの上もないので、えんりょしたい。
どちらかといえば仙人のごとく付き合いも選んで楽しみも選んでしていきたい傾向にあるので参考までに読めばよいという感じ。政府の奴隷化にはもちろん取り込まれたくないけど、定年後も好んで働きたい人もいるし…情報は取れましたという読書である

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2025年06月29日

Posted by ブクログ

モリタクさんの言う通り、まじめに働いても豊かにはならない。資本主義社会から抜け出し、お金の奴隷にならないように生き方を変えていく必要があると思った。

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2025年05月21日

Posted by ブクログ

この本に書かれていることは恐らく真実だと思いますが、昨年(2024)に定年退職して良い時代を過ごしてきたような私には、娘たちも含めた若い人達には大変申し訳なく思っています。この本に書かれていることを理解した上で、新しい時代を生き抜く力を養えるように、私としては微力ながらサポートしていきたいです。

以下は気になったポイントです。

・日航機123便墜落事件は、事件から40年が経過してもなお新事実が明らかになっています、厳しい状況を真相究明のために熱心に取り組んで、実名証言を引き出した青山透子氏の情熱は、もっと評価されるべきである(p37)

・日銀の窓口指導自体は1950年代から日銀が大手の都市銀行や地銀に対して、銀行から支柱への貸出量を規制する目的で始まったが、貸出枠よりも融資実績が下回った場合、その翌年には日銀の指導により企業への貸出枠が削減されてしまうことから各銀行は、日銀の貸し出し枠を消化しなければならなくなった(p45)

・竹中氏は雇用流動化の旗振り役として、2004年にはこれまで御法度とされてきた製造業の派遣労働を解禁するなど、正社員中心の雇用から首を切りやすい派遣社員中心への流れを作り、終身雇用の正社員が主流だった日本の雇用環境に、経営者にとって都合の良い非正規雇用を大量に供給することで、日本企業の競争力を上げようとしたが、会社にとっては使い捨て人材が大量に生み出されただけであった(p82)

・日本政府のバランスシートは単体では、15,7兆円@2020の赤字であるが、子会社である日銀を加えた統合政府では、純資産が9兆円である(p92)発行した国債は日銀に買って貰えば政府は返済を免れる、元本は借り換えを繰り返せば良い、政府が日銀に支払った利息は、国庫納付金の形で全額が戻ってくる(p97)

・2012年12月に発足した第二次安倍政権のアベノミクス(財政出動、金融緩和、成長戦略)は、緊縮予算から財政緩和へと路線変更した(p106)インフレ2%の実現は、就任後わずか1年で達成された、デフレからの脱却による景気回復に大きな貢献をした、ところがデフレ脱却に失敗したのは、デフレ脱却直後に焼夷税率を8%に引き上げたから(p108)

・2022年度のプライマリーバランスは、コロナ禍もあり80.4兆円の赤字を記録した(翌年は31兆円の赤字)財務省の主張に従えば、ハイパーインフレが起きてもおかしくなかったが、全く起きなかった。つまり、財政均衡主義は、机上の空論であった(p109)

・日本だけが、財務省という歳出を決定する期間と、国税庁という税金を徴収する役所が一体化している、財務省に逆らおうとすると財務調査がくるのは常識である、税金と経費がどこまでかを決めるのは国税調査官による自由裁量である(p122)

・5年に一度公表される「財政検証」では、過去30年間の平均的な成長率(マイナス0.1%成長)でも、所得代替率は50.1%であり年金制度は維持できるとしているが、報道にはない、「マイナス0.7%」のシミュレーションでは、2059年度に国民年金の積立が枯渇するので、保険料と税金のみでの運用となり、所得代替率は「33-37%」に落ち込む、つまり年金の給付水準が大幅に減少されることが予想される(p132)夫婦2人の年金収入が現在22.6万円が、将来的には13万円前後になる(p133)

・マルクスは今から150年前に「資本主義が行き詰まる4つの要因」を挙げている、1)地球環境の破壊、2)格差の拡大、3)少子化が止まらなくなる、4)ブルシット・ジョブ(どうでもいい仕事)が増えすぎること(p137)なぜ少子化が止まらなくなるかというと、労働者に対して、帰宅してから翌日に労働力を回復し、会社に出社できる程度の最低限の賃金しか支払わないことで利潤を最大化するから、子供を産み育てるまでの賃金を払わない(p138)

・現在は人類史上最大のバブルが世界中で起きている、日本の株式市場がバブル後の最高値を記録した2024年夏に、「日経平均が2000円になるかもしれない」と言ったところ、袋叩きに合っている(p150)経済学者ガルブレイスの分析によれば、バブルが起きるのは、画期的な製品によるものではなく、既存の製品を「さも新しい製品」であるかのように見せつけて売りつけた結果がバブルにつながると指摘している(p157)これから訪れる本当の大暴落は、暴落した株が値を戻してきたかと思えば、忘れた頃に暴落を引き起こす(p164)

・日銀が利上げをすれば、日本とアメリカの金利差は縮まり、円安から円高に進む、緊縮財政によるプライマリーバランス黒字化を目指しているので、日本経済はますます失速する(p206)2024年のIMF推定の購買力平価では「1ドル=91円」が妥当とされているので、米国発の株価の大暴落が起きれば、株価や指数の下落のみならず、円高による為替差損も覚悟する必要がある(米国の株式、投資信託は購入時より円高が進むと資産価値が目減りする)日本発の「令和恐慌」により一気に円高が進むと想定する。大暴落と円高のダブルショックが襲えば、「9割の大暴落」もまったく不思議ではない(p202)追加関税でも円高となる、プラザ合意後の円高不況の再来となる(p203)

・グローバル資本主義が行き詰まり、ガラガラと音を立てて崩壊し、新しい経済社会が誕生すると期待している、グローバルとは真逆の「ローカルな経済社会」が世界の潮流となる、大都市一極集中から地方分散へ、中央集権から地方分権へ、イメージ的には、小さな集落がクラスターのように複数できて、その中で経済循環が起きるような社会である(p207)

2025年4月28日読破
2025年4月29日作成

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2025年04月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

財務省の権力の源泉と、財政政策がどのように決定されているのかがよくわかった。
経済や政治に無関心でいることが、結果的に庶民自身の首を絞めることになりかねないという危機感も覚えた。
著者のように田舎での自給自足生活に踏み出す気持ちにはなれなかったが、その考え方はどこかで覚えておきたい。
後も自分なりに知識を整理し、選挙などを通じて意思表示していきたい。



# 読書メモ

## 財務省の実態と思想

- 均質的なエリート集団
- 東大法学部出身者が多く、思考や価値観が画一的。
- 異論が出にくく、内輪の論理が強化されやすい構造。

- 歳入・歳出の両機能を独占
- 税制(歳入)と予算(歳出)を一手に握る。
- 政治家ですら口出しできない強大な権力を持つ。

- 「財政均衡主義」という絶対的な教義
- プライマリーバランスの黒字化が最優先。
- 景気や国民の生活よりも「帳簿のバランス」が重要視される。

- 国民の実態を見ていない
- 統計や理屈ばかりで、現場の生活感覚と大きく乖離。

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## 上級国民と下級国民の分断から目を背けるな

- 上級国民(高級官僚)
- 天下り、退職金、手厚い年金で老後も安泰。
- 制度の設計者として、システムの「勝ち組」側にいる。

- 下級国民(庶民)
- 非正規雇用や、意味のない仕事(ブルシットジョブ)に従事。
- 体力も思考力も削られ、生活はますます困窮。
- 生活費も高騰し、まるで現代の奴隷のような状況。

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## 2025年:円高への動き

- トランプ政権の影響
- ドル安誘導政策が円高圧力を生む。
- 輸出産業にとっては大きな打撃となりうる。
- それでも財務省は緊縮財政を続け、日本経済はますます疲弊していく。

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## 脱奴隷化の最適解

- 都会を離れて自給自足の暮らしを送ることで、「資本主義の論理」から距離を置く。

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2025年04月22日

Posted by ブクログ

モリタク…( ; ; )

誰かがなんとかしてくれるじゃなくて、本当に国民が声を上げないといけない時期に来てる

あいつがあの時…とか思うことはある、でも変えなきゃいけないのは今だよ
外国勢力に押し流されて弱いまま死んでいくなんて悲しい、日本人の子供が未来を明るく考えられるような空気を作りたい

9時17時で大して面白みのないことをして一体私はなんのために生まれたんだ?と思う日が結構あったから、モリタクの言葉が響いた

時代を読むのは難しいけれど、自分が抱いた信念を大事にしたいと思った

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2025年04月02日

Posted by ブクログ

JAL123便誤爆隠蔽の密約による対米従属。不良債権処理は日本企業の外資への「マグロ解体ショー」。「ザイム真理教」で日本経済は転落へ逆噴射。天下り官僚の年収は数億で、信者に厳しく幹部は豪華な暮らし。日経平均は2000円に暴落し、なけなしの庶民のNISA投資は二束三文になる。トカイナカで農業をやり、慎ましい生活の中に幸せを見出す。…格差拡大。”自己責任”という名の政府の責任転嫁。他の著書で既に語られていることの再構成だが、改めて日本人の”奴隷化”が進んでいることを認識する。そろそろ気付こう!早く止めよう!

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2025年03月30日

Posted by ブクログ

創作意欲、モチベーションがすごい人だと感動を覚えました。
各テーマについては、賛否あるのだろうと思いますが、70%程度、賛成します

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2025年09月29日

Posted by ブクログ

これから日本国民は奴隷化の一手を辿るだろうと思っているので読んでみた。ちょっと予想していた内容とは違った感がある。
気になったのは、序盤はズカズカと強気だったのに、終盤はなんだかふわっとしていて書く気力が落ちてきたのかな?と思うくらい勢いが減っていたこと。

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2025年09月07日

Posted by ブクログ

国は国民の幸福を守るはずだ。だが現実には逆の力が働いてはいないか。増税や社会保険料の負担増は「財政健全化」の名の下に進められるが、その実庶民の暮らしを締め上げる仕組みとなる。森永卓郎はこれを「総奴隷化計画」と呼び働いても自由に使えるお金が奪われる現状を告発する。確かに家計の余裕が消えれば消費も未来への投資も萎む。経済の循環は止まり国力も痩せていく。政治が守るべきは数字ではなく生活そのもののはずだ。踊らされているとしたら見る阿呆は本当はしたたか極まりない。

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2025年08月22日

Posted by ブクログ

政権への疑問であったり、広く言われていることについて否定を述べられている。個人的には共感する部分と多かったが、この手の本ではよく書かれている内容だった。
広いコミュニティを形成していくことが今後の将来に良いと考えていたが、地産地消が進み、ガンジーが唱えたローカル化経済となっていく未来についても考えられると思った。

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2025年07月15日

Posted by ブクログ

「言ってはいけない」などなど三五館シンシャが出した内容に酷似している。内容が内容だけにリスクを冒して出版した三五館シンシャに便乗した金儲け感があってちょっと嫌だが、多くの人に知らせたいのでまぁいいかって所かな。
いずれにしても利権の為に国民に嘘をつくロジックが書かれていて、納得と同時に憤りを感じる。

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2025年06月06日

Posted by ブクログ

死が迫った森永さんだからこそ書けた内容。
日航機事故の闇。アメリカの言いなり。財務省。
言いたいことを言う政治家やジャーナリストは、何らかの痛い目に遭う? 恐ろしい。
国民みんなが、政治・政策に関心を持つべき。

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2025年04月26日

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