あらすじ
緊急出版!!
急逝直前まで執筆活動に命を賭けてきた経済アナリスト・森永卓郎「最期の著作」
「まだ書き残したことがある」ーー森永氏が伝えたかったラストメッセージ!!
日本人を奴隷化しようとする特権階級の黒い野望を告発!
増え続ける「税負担と社会保障」
下がり続ける賃金の元凶はどこにある?
庶民生活の没落を招いた財務省、経産省、防衛省ほかの高級官僚
対米追従で日本を売り渡した歴代政権が犯した大罪
バブル状態の新NISA制度を推進する岸田前総理の不見識
「日経株価2000円に暴落」で始まる老後ブルシット・ジョブ
財務省に言いなりの石破内閣は増税まっしぐらでお先真っ暗
トランプ政権でグローバル資本主義は崩壊する…
「1億総中流」が崩壊。「超格差社会」が到来した日本で庶民が生き残るために行った「一人社会実験」の結果、辿り着いた「幸福の絶対法則」とは?
森永卓郎が、「奴隷化」時代を克服する処方箋についても解説。閉塞感をブチ破り、待ち受ける老後不安を解消するための方策も完全網羅。来たるべきヤバい未来に備えるための全日本人必読の書
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Posted by ブクログ
森永氏が亡くなる直前に書かれた本の中では、字が大きく、画像も掲載されていて、読みやすいです。
<以下、抜粋>
金に縛られずに自分のクリエイティビティを発揮し続けること。それが奴隷にならない一番いい方法。
Posted by ブクログ
財務省の権力の源泉と、財政政策がどのように決定されているのかがよくわかった。
経済や政治に無関心でいることが、結果的に庶民自身の首を絞めることになりかねないという危機感も覚えた。
著者のように田舎での自給自足生活に踏み出す気持ちにはなれなかったが、その考え方はどこかで覚えておきたい。
今後も自分なりに知識を整理し、選挙などを通じて意思表示していきたい。
# 読書メモ
## 財務省の実態と思想
- 均質的なエリート集団
- 東大法学部出身者が多く、思考や価値観が画一的。
- 異論が出にくく、内輪の論理が強化されやすい構造。
- 歳入・歳出の両機能を独占
- 税制(歳入)と予算(歳出)を一手に握る。
- 政治家ですら口出しできない強大な権力を持つ。
- 「財政均衡主義」という絶対的な教義
- プライマリーバランスの黒字化が最優先。
- 景気や国民の生活よりも「帳簿のバランス」が重要視される。
- 国民の実態を見ていない
- 統計や理屈ばかりで、現場の生活感覚と大きく乖離。
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## 上級国民と下級国民の分断から目を背けるな
- 上級国民(高級官僚)
- 天下り、退職金、手厚い年金で老後も安泰。
- 制度の設計者として、システムの「勝ち組」側にいる。
- 下級国民(庶民)
- 非正規雇用や、意味のない仕事(ブルシットジョブ)に従事。
- 体力も思考力も削られ、生活はますます困窮。
- 生活費も高騰し、まるで現代の奴隷のような状況。
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## 2025年:円高への動き
- トランプ政権の影響
- ドル安誘導政策が円高圧力を生む。
- 輸出産業にとっては大きな打撃となりうる。
- それでも財務省は緊縮財政を続け、日本経済はますます疲弊していく。
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## 脱奴隷化の最適解
- 都会を離れて自給自足の暮らしを送ることで、「資本主義の論理」から距離を置く。