あらすじ
「みんなの学校」前校長・著作第2弾!
著書第1弾『「みんなの学校」が教えてくれたこと』が、教育関係者、保護者の間で話題の木村泰子氏。木村氏第2弾の著書として、「みんなの学校」の手法を踏まえた、学級担任・学校管理職、保護者向けの実践的教育論を紹介します。木村氏は常々「教師がいつも子どもに寄り添い、子どもに学べば、子どもは勝手に育ち、教師も育ち、そして学校が変わる」と話します。本作では、その木村流教育論について、多数の実践例と共にわかりやすく解説していきます。
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Posted by ブクログ
【2020 8.19再読】
「子どもが学ぶこと」について考えるきっかけを与えてくれる本。
学びとは人から一方的に与えられるでなく
自分から獲得していくものだと思った。
1学期の現実の授業、自分の振る舞いはどうだっただろうか。
学びとは?という視点がすっかり欠けていたように思う
一方的な指示で子どもが行動させたり、
強い口調でいうことを聞かせたりしたこともあった。
自分が「教師」という立場になろうとすればするほど
子どもとの距離が開くときもあった。
大人も子どもも一人の人ということ。
学びとは自分から獲得するもの。
そう考えてもう1度二学期からやり直しをしよう。
Posted by ブクログ
著者の講演会にて購入。
著者の真摯な思いを受けとった。
これを読んで、子どもたちに向けられて作られた、ある歌の歌詞を思い出した。
「届けて 受け止めて 思いを寄せ合う
そんな毎日が 新しい 明日を 連れてくるから」
(栂野知子「小さな勇気」より)
具体的な方法論としてもしっかりとしたものをされているし、目指すところをはっきりさせて、みんなで共有することもしておられる。しかし、そんなところよりもまず、現代の学校の多くが持つ、異質なものを排除する危険性に正面から向き合い、「私が言わなければ誰が言う」という思いで、率直にメッセージを語っておられるところに、非常に共感を覚えた。
真摯に受け止めたい。