ビジネス・実用の高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
歴史をマネーから見るべき理由
マネーの意味。私の理解では「=期待」である。マネーとは期待だ。
人間は何かに期待し、その見返りが欲しい。カネを払い、食物を得て生体の材料や動力源を得る。カネを払い、感動を得て生き続ける意志を得る。カネを稼ぐのと期待を集めるのは一緒。期待を集める人が豊かになり、期待を集める地域が繁栄する。
そう理解している。
そして、そういう角度からエブリシング・ヒストリー(全史)というものを見る必要があると思っている。歴史を勉強する上でマネーの観点は必須だ。
追うべきは、偉人の生い立ちではなく、人々の期待の流れであるべきなのだ。人々の期待がどう集積していったのか。信長の伝記より -
Posted by ブクログ
動産「黒人」観
「黒人とは一つの動産でしかない。一六七〇年以来、長距離を移動して商品化される生産を見込んで、いかに大量の労働力を稼働させるか、ということが問題になってきた。〈黒人〉の発明は、この問題に対する答えとなる。〈黒人〉とは、まさにプランテーションを通じて、その時代の富の蓄積のために、最も効果的な形態の一つを創出することを可能にしながら、商業資本主義、機械化、そして服従労働の管理の統合を加速する歯車なのだ」(本書より)
本書は難解。著者のアシル・ムベンベを研究する甥から勧められ読んでみたのだが、のっけから歯が立たず、意味が通じた部分だけ拾い読みすることにした。で、拾った部分「そのイチ -
Posted by ブクログ
左派の勝ち逃げ
米国の政治哲学者マイケル・サンデルとフランスの経済学者トマ・ピケティの対談本。共に移民に悩まされている国の学者がこんな問いを巡って話し合っている。
サンデル「われわれのような人間は、資本やモノの規制なき自由な国家間移動には批判的ですが、寛大な移民政策、つまりヒトの国家間移動には賛成しがちです。一方、中道右派の人たちは移民の増加を批判しながらも、資本とモノの自由な移動は支持して促進しています。矛盾しているのはどちらでしょうか?」
ピケティ「やはり私の答えとしては、資本移動と貿易のほうをより厳しく規制すべきだと思います」(本書より)
矛盾しているのは、君たちだよ。君たちは大学 -
Posted by ブクログ
唾液の説明さらに読みたかった
ウイルスの感染ルートとして、唾液はどう関係があるかをもう少し詳しく読みたかった。井上氏は、糞口感染を主張していて、口に入ったウイルスが白血球との戦場を乗り越えて口腔内の傷口から血管に入り込むと説明する。
この時、しゃべったり、咳をしたりして、飛沫を飛ばしても、その中にはウイルスが入っていないのだろうか。飛沫のウイルスは増殖前で微量であり感染性が極小さいのか、あるいは唾液の白血球に殺された死骸の状態だから感染性がない、ということなのか。
増殖後の感染性をもつウイルスが大量に唾液に含まれることはないのか。糞口感染は、飛沫よりももっと多くのウイルス量を口に入れる可 -
Posted by ブクログ
養老孟司読んでると満たされる
養老孟司さん東南アジアに詳しいの好き
この少子高齢化社会で、もっと若いうちに家庭持って子を持った人達を評価して欲しいんだよね。街中で子供がうるさいなんて言うババアはそのババアを山に捨てた方がいいんじゃないかな?
新宗教と旧宗教は違うよね。旧宗教の叡智は科学を凌駕してるから様々な世界の旧宗教について勉強するのは好きだな。
私もこれフランスで生活してみて、同じこと思ったんだよね。フランスの個人主義って皆が孤立しないように家族とかじゃなくても他人助け合うコミュニケーション有りきの中で成立してるものなのよ。
でも日本の場合そういう知らん人達がお互いを気にかけて孤 -
Posted by ブクログ
プラトン『国家』よりもこちらをおすすめしたい。ちょっと目線が高くなる最高の作品です。
ショートサマリ
弁論術の是非の議論を通して、「より善い生とは何か」を問うた作品。
ソクラテスの対話相手は、快楽を基準に生きること、そして権力を行使して人々を支配し、災厄から免れることが理想的な生だと主張した。
これに対してソクラテスは、快楽や力を追い求める人生は、魂を不秩序に陥らせるという観点で、醜い上に悪く、際限がないと否定した。
特に、不正に手を染めることは、魂を貶める最大の悪であるとした。
代わりに、人は、節制や勇気などの徳を発揮して、より善く生きることを目指すべきだと説く。たとえその結果として -
Posted by ブクログ
ハンナ・アーレントが著した「エルサレムのアイヒマン」等がわかりやすく解説されている。
ナチスとオウム真理教の共通点やmob、ホロコーストの概念などを知ることができた。
ナチスのユダヤ人東欧移送に協力したユダヤ人評議会を批判したことにより、ハンナ・アーレントは多くの友人を失い、厳しい批判にさらされたという。
わかりやすさに慣れてしまうと、思考が鈍化して、複雑な現実を複雑なまま捉えることができなくなる。思考停止したままの同調は全体主義につながる。
思考停止は楽な道ではあるけれど、人間性を放棄する行為だと思う。
人間であり続けるためにも、考え続けなければならない。 -
Posted by ブクログ
■定義できないものを、そのままに模索し続けること
「あの戦争」について大きな見取り図の中で多角的な解釈が示されており、全編とおして充実した探索になった。しかし僕がいちばん「ごもっとも!」と膝を打ったところは、出発にあたり著者が前提とした「歴史観」についての主張だ。
第一に、歴史は科学ではないということ。ある事実があったとして、その評価は後世になされるものであり、多様な立場、ましてや時代により変化する価値観の中でなされる解釈は様々であるため当然唯一の正解というものは存在しえない。
第二に、イデオロギーを嫌悪、忌避することへの警鐘。合理性を追求し「実証主義」という名のもとに、イデ -
Posted by ブクログ
まさに今の自分が困っていたことで、目から鱗!
日本語で話しているのに、全く話が噛み合わない人がいた。それだけじゃなく、上司の立場なので、自分が理解を示さないと行けない立場だったけど、本当に難しかった。
業務のことを打ち合わせたいのに、突然自分の人生について語り出したり、質問しているだけなのに急に怒り出したり。
私はヒト脳で話しているのだが、相手はほとんどサル脳かワニ脳だった。
私がヒト脳で話すことが気に入らない感じで、私の振る舞いがそうさせてしまったかもしれないが、こっちが病むのでコミュニケーションを諦めた汗
こう言うタイプの人に出会ったら、ちゃんと使い分けよう。 -
Posted by ブクログ
受け取ったことに気づいた時に初めて贈与が生まれる。贈与のスタートは気づきであり、気づくためには想像する必要がある。想像力は学びから得られるため、贈与を受け取るためには学ぶ必要がある。学ぶ意味に対する答えを知れた気がした。
贈与は交換ではない。お互いの誕生日に同じような金額を送りあうのは、やっぱり交換であって、プレゼントではないのだと思った。相手のために考えたことにこそ価値があると私は思う。だからプレゼントはそのものよりもストーリーの方がうれしい。けどあんまりみんなには共感してもらえない。
どんなことでも微力なだけで、無力ではない。きっと誰かに受け取られている。葬送のフリーレンの作者はこの本を読 -
Posted by ブクログ
平均は集団を比較するのには役立つが、個人には役立たない。
平均は数値以上の意味を持たないということを思い直させてくれた。
平均として個人をまとめてとらえるのではなく、より細かい視点から個人を見ることが出来れば、その人の良いところが分かる。人を見る目というのは、どれだけ細かいしてから人を見ることが出来ることなのではないかと思った。
勉強ができない人も、自分にあったペースで一つ一つ進んでいけば、必ずゴールにたどり着くことが出来る。だから、物事はかけた時間に比例する。大切なのは歩みを止めないことなのかもしれない。どんなにゆっくりでも、仙台からさいたまに自転車で帰ってこれたように、歩み続ければ先に進む