ビジネス・実用の高評価レビュー
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モネの作品には多くの睡蓮の花が咲いている。
そしてその睡蓮の花は、モネ自身が実際に見た睡蓮の花である。モネから見える睡蓮は、本当に美しく、永久的なものであり、多くの人を魅了してきた。そしてこの本の著者である原田マハさんはこう語る。
厄災や不穏、(不安や苦しい、悲しい時)も睡蓮は花開いている。モネは、自然の摂理にままらならぬ人の営みを重ね合わせて、大丈夫、いずれ花は開くのだからと、論してくれているのではないか。
何かが我々の中で起こったり、変化が起こったとしてもあの睡蓮の花は常にこちらを向いて語ってくれるのだ。モネ作品がさらに好きになった。
パリへ行く際に、この「モネのあしあと」と「ジヴェ -
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著者は、臨床心理学者であり、精神分析や医療人類学を専門とする。
本書では「カウンセリングとは何か」を問い直し、その本質と変化のメカニズムを幅広く解明しようとする試みが展開される。単一の理論を掲げるのではなく、心理学的営みとしてのカウンセリングの核心を、理論・歴史・実践の各側面から問い直していく。カウンセリング行為そのものを哲学的に見つめ直すそのアプローチは示唆に富み、エキサイティングな読書体験を得ることができた。
著者は、カウンセリングを三つの比喩で描き出す。
それは「謎解き」「作戦会議」「冒険」である。著者自身が経験してきたカウンセリング事例を詳らかに振り返りながら、最後に、それらを貫 -
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受験世界史でヨーロッパ史がお気に入りだったので本屋で"十字軍"というワードに惹かれて買いました。読み進めてびっくりしたのは教科書では30分程で済んだ内容がここまで1人1人にドラマがあったこと。
第1巻丸々使っているにも関わらず現時点で知れたのは第八次中の第一次十字軍の詳細だけだった。僕は特にタンクレディの豪胆かつ冷静な性格に物凄く惹かれました。また年長でありながらタンクレディを理解し共に行動したボエモンドも魅力的な人物です。記憶が正しければここからはイスラーム勢力が体勢を整え反撃に出るパートになると思うのでより客観的に物語を読み進めていきたいです。第二巻も楽しみ! -
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ウイグル潜行とあるが、新疆ウイグル自治区そのものは観光として行けるらしい。考えてみれば、中国に渡航できるのだからウイグルにも旅行できて当然ではある。さっきツアーを見たら一週間で50万円ほどだった。
ただ、著者は職業を偽って取材しているので潜行という表現で正しい。ちなみに、新疆ウイグル自治区は警官&監視カメラだらけとはいえ、旅行するだけなら問題はなく(写真は撮りにくそうだが)、著者のような取材記者となると俄然厳しくなるようだ。そのせいもあって著者は一時拘束されることとなる。
帯で「世界最悪の旅」とあるのは一時拘束のことを示しているのだと思う。解放はされたが、中国には5年間入国禁止にな -
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ネタバレ仏教についてビジネスパーソンにわかりやすいように書いている本。
・釈迦牟尼(ゴータマ・シッダールタ)は、人間が「どのように考え、どのように行動すれば心豊かに生きられるのか」を、人生を懸けて考え抜いた人
・ものごとに絶対性はなく、すべてが相対性で成り立っているのです。
・それなのに、私たちは予測可能、コントロール可能だと思い込み「こうなるはずだ」と固定的に考えがちです。それは苦しみが発生する原因となります。それを見直すための思考を提案するのが、仏教なのです。
・私たちが生きる先進国の現代社会は、資本主義が社会の OS(基本システム)のようになっています。この社会を論じるときの一つのポイントが、 -
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損得よりも、心から「やりたい」という気持ちに目を向けよう。
そのとき、注意するのは、「やったほうがいい」「やらなければならない」という「恐れの選択」をしないようにすることだ。
「愛の選択」は、世界の流れやエネルギーなど、すべてから応援されるが、「恐れの選択」は、流れに逆らうことになり、違和感やトラブルを引き寄せてしまう。
もし道が閉ざされたと感じたときは、自分の選択が「愛」から来ているのか、「恐れ」から来ているのかを、そっと問い直してみるといい。
「やりたい」という気持ちが強ければ強いほど、魂はよろこぶ。
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今月は、意図のズレや違和感を実感する出来事が起きていたが、それは「恐れ」や「不足」 -
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ウェブ記事か何かで倉本さんを知り、その考えに触れてみたいと思い、最初に手に取った一冊。結論、読んでみてすごく良かった!
X(旧Twitter)では今日も不毛な「論破」合戦が繰り広げられている。それはもはや「議論」ですらなく、敵認定した相手との口論に勝つためだけの罵り合い。右翼vs左翼、守旧派vs革新派、保守派vsリベラル、ネオリベvsポリコレなど、対立構造はさまざまだが、「政敵」の人格や存在ごと全否定して打ち負かそうとする構図は共通している。そんな景色にうんざりしてXを「そっ閉じ」する人も多いだろう。私もその一人である。
そうした「論破」型の議論ではなく、イデオロギーが異なる相手とも、同じ -
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社内政治を言語化した本
社内政治という言葉はよく聞くし、なんとなく雰囲気もわかる。強い人と仲良くして恩恵を受けるとか、敵対する派閥やグループを排除するなど。
だが、一般的な言葉で言語化されていない
本書は社内政治の定義から検討していった。
社内政治とは
「社内での権力や資源獲得、利害調整のために行われる非公式な影響活動」と理解した。
社会人としてある一定レベルまでいくとスキルで差がつかなくなり、この政治力が必要になる。新世界以降は覇気が必要になるようなもの。
政治を認識することで効果的に使うこともできるし、使われた際に防御する余地も生まれる。
頑張っていきたい。再読する価値あり。 -
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70種類の動物とその消化器系を、正確かつ分かりやすいイラスト付きで解説する。
あたりまえかもだが、何を食べるか(食性)と、消化のしかたは動物ごとに異なる。とにかく多様で、パラパラめくって気になるところだけ読んでも楽しい。
食性については、肉食・草食・雑食だけではない。他にも糞食、腐食、血液食、蟻食、腐肉食、岩石食、骨食、プランクトン食、化学合成など。
例えばエリシア・クロロティカは、食べた藻類の細胞を自分の胃に取り込み、光合成を行う。
ウロコフネタマガイは、熱水噴出孔から出る硫黄化合物から、体内の細菌が化学合成で栄養を作る。
リソルド・アバタルカは石灰岩を食べるが、どうやって栄養を摂ってるの -
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大学の教員に、セクシュアルマイノリティについて学びたいならまずこれを読めと言われたので、この本を手に取った。
確かに、様々な専門用語についての説明はもちろんのこと、その用語の成立の背景が解説されているので、初心者でもわかりやすい。
また、日常会話でありがちな発言の問題点を丁寧に解説されているため、「初心者」でも読みやすい。筆者が述べているように、このような具体例の解説というよりかは、用語や背景の解説が中心である。この本はこれからセクシュアルマイノリティについての勉強を始めるための準備体操的な本であると感じる。だから大学の教員もこの本を推薦したのだろう。
セクシュアルマイノリティについて -
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