ビジネス・実用の高評価レビュー
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日本における第一次世界大戦の影響を整理する一冊。
日本は欧州でほとんど戦火を交えていないが、本書を読むと様々な点で影響が大きかったことが分かる。
特に、外交官たちが国際連盟たちが平和外交のため国際連盟を舞台に奔走・貢献し、やがて国際的に評価を得ていった点は知らなかったことなので驚き、誇り高いことだと思った。一方で、後々日本が満州事変を起こし国際連盟脱退に行きつく未来を思うと暗澹たる思いも抱いた。ただし本書あとがきでは、国際連盟脱退後も外交努力や国際協調の一時的復元があったことにも触れられているが。
戦争として勉強していると、どうしても戦場のことが中心になってしまうが、民本主義の台頭や新外 -
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副題にあるビジネスパーソン必須の教養、とは海外のステークホルダーと働く人々にとって偽りのない真実だと感じる。外資系企業に勤めて10年、ぼんやりと感じていた事が白日の元に晒された感じ。目から鱗が落ちすぎです。出身国でラベルするのは良し悪しなんて言ってられない程の真実が、書かれています。読んでいる最中、いや、これは同じ日本人でも個人によって差があるのではないか?と思ったが、エピローグでその観点も触れられていた。とは言え、まずは出身国というのは大きな調整因子であることは間違いなく、思考・行動のフレームワークとしておきたい。日本と中国の時間に関する感覚の違いのエピソードが最終盤に書かれているが、これは
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■実験でわかったスマホ読書の「不都合な真実」
昭和大学で行われた実験ではスマートフォンを使った読書と紙媒体を使った読書が、それぞれ読解力や記憶力にどのような影響を与えるかについて検証している。
その結果スマートフォンを使って読書した場合、紙媒体で読書した場合と比較して内容理解のスコアが低下することが明らかになった。具体的には紙媒体で読んだ際の平均点が8.9点だったのに対し、スマートフォンで読んだ場合は7.4と明確に低くなった。更にこの研究では、スマートフォンでの読書中にはため息(深呼吸)の頻度が紙媒体での読書に比べて減少することも示された。ため息は認知負荷がかかる状況において深い呼吸を促進 -
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「パレスチナ問題」についてよくわかる教科書的な一冊。
イスラエルの成り立ち、ユダヤ人の歴史、ユダヤ教の考え方、ネタニヤフの振る舞い、アメリカとの関係など、一般的なニュースではなかなか解説のない基本的な知識が揃う。
また2025年最新の情勢も踏まえ、イスラエル人へのインタビューを通してハマスによる攻撃、ガザへの侵攻に国民はどう感じているかも取材。
情報量が多く読書慣れしていない人にはややヘビーながら、この手の本の中では比較的読みやすい文体で、また章立てがとても細かいので、ちょくちょく休憩を挟みながら、また隙間時間に少しずつ読むこともできる。
最初に教科書的と書いたとおり、少しは著者の感じ -
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リーダーの仮面
「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法
著:安藤広大
出版社:ダイヤモンド社
優秀なプレイヤーは、必ずしも、優秀なリーダ―になるとは限らない
ペルソナ、人間は、いくつも、ちがった顔をもっている
優秀なリーダーとなるためには、「リーダー」としての仮面をかぶれといっています。
ただ、仮面をかぶったリーダーとして嫌われても、それは、その人の人格を否定されたことではない
そして、本書は、若手リーダのために、マネジメントのノウハウを伝えるための書である
安藤氏の4書の第1作目、棚卸で、感想を書いていなかったので、今回読み返してみました。
リーダーの仮面 2020 -
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東欧の国ポーランドは第二次世界大戦に於いて、ナチスドイツに蹂躙され、国民の約20%にあたる500万人以上が殺害された。同戦争における最も被害の大きかった国の一つである。ナチスドイツを率いたアドルフ・ヒトラーの「我が闘争」の中でもポーランドに対する戦争は計画的に描かれており、ドイツ人の敵としてユダヤ人と並んで根絶の対象となったのがポーランド人だ。ドイツの商店は「ユダヤ人とポーランド人と犬は(入店)お断り」といった看板を掲げ、ドイツ人の徹底した迫害の対象となる。地理的に言えばドイツの東方に隣接し、ドイツ人の主張するレーベンスラウム(生存圏)の一部として早くから戦争の対象国となっている。ポーランドの
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気づいたらYoutubeに考察動画が溢れていたし、SNSでも考察した内容を目にすることが増えた。いつしか私もそれを見て楽しむ一人となっていた。
なぜ考察というキーワードが流行っているのか、その問いに対する批評をこの著作で語られている。
私は考察については、「物事について問いや理由を考える」ものと思っていた。なので、人は日常生活において常に行なっていると考えていた。例えば、「職場のAさんは、この仕事でなぜあの意見を言ったのだろう」という様に。
まあ、これも考察と言えるだろうが、本著作については今のコンテンツの流行になっている「考察文化」という捉え方でコンテンツとしての考察をテーマにしていた。
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