あらすじ
ぶっ飛んでいるのに、なぜか論理的。
生きづらさがマシになる(かもしれない)
それが、東洋哲学。
「自分が本当にやりたいことってなんだろう?」
「そもそも、本当の自分ってなんだろう?」
そんな全・自分迷子に贈る、衝撃の哲学本がここに誕生。
すべての答えは、「東洋哲学」にあった!!
noteで話題になった
『東洋哲学本50冊よんだら「本当の自分」とかどうでもよくなった話』待望の書籍化!
本書の著者・しんめいPさんは、東大卒のニート。
新卒で大手IT企業→地方で教育事業→フリーランス→お笑い芸人
と、自分探しをし続けた結果、虚無感から「無職」に。
5年間、布団に引きこもっていたが
「東洋哲学」に出会い、衝撃を受ける。
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(以下、本文より)
東洋哲学にふれていると、
「ふとんに入ってるくらい、何の問題もない」と思えてくるのだ。
人生は、ムズくない。本当はシンプル。
難しくしているのは自分なのだ。
そんなことを教えてくれる。
そして、ふとんに入ったまま、この本を書くことになったのだ。
東洋哲学は、とにかく楽になるための哲学だ。
無職だろうが、離婚してようが、ふとんにいようが、
めちゃくちゃ楽になれる、ヤバい哲学である。
この本では、そんな東洋哲学の哲学者7人を紹介しながら、
彼らの哲学を知って、実際にぼくがどう楽になったかを語っていく。
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~コンテンツ例~
ブッダ「自分なんてない」
龍樹「全部、空」
老子「ありのままが最強」
荘子「この世は夢」
達磨「言葉はいらねえ」
親鸞「他力本願でOK」
空海「欲あってよし」
哲学の本なのに、
なぜかクスリと笑えて、不思議と心が楽になる。
「自分探し」まさかの答えを、体感せよ。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
東洋哲学とは「ラクになる」ためのもの。自分とか、ない。全てが変わっていくこの世界で変わらない「自分」を作ろうとするなんて、苦しいに決まっている。かの世界はすべて「空」、すなわち「フィクション」である。「空」とは「ぜんぶつながっている」縁起の世界。一即多、多即一。不変の「個性」、不変の「性格」、不変の「アイデンティティ」は、ありえない。インドで「空」が生まれ、中国で「道」が生まれた。インド哲学はこの世界から「解脱」するのがゴールで、中国哲学はこの世界を「楽しむ」のがゴール。老荘思想は「ありのままでいい」。道では現実も夢も同じ。視野が広く、上下のレッテルを貼らず、下に高圧的になることもないし上にぎこちない態度になってしまうこともない。窪めるはすなわち盈つ。禅は中国生まれ。禅は「言葉をすてろ」。言葉の魔法からの解放。ピンチな時こそ「言葉をすてる」。宗派の違いは、「空」という目的地を目指す上での交通手段の違い。あきらめて、ただ信じると、「空」の方からこっちにやってくる。密教は現実世界を肯定する。「自分」や「世界」というフィクションから抜け出して、「生命の神秘」と一体化しよう、というのが密教。すべてがつながっているこの宇宙そのものになる。身口意の三密で大日如来になりきる。宇宙とこころの融合。
Posted by ブクログ
最近ずっとCOTENラジオを聴いて、仏教哲学少し知ってたんです。
だからこそのこの本が刺さりました。
めっちゃ面白い。
難しいものを自分のものにして分かりやすくまとめてる。
そんな感じで、あー仏教ってそう解釈したらいいんだという分かりやすさ。
もっと仏教知りたくなりました。
Posted by ブクログ
ちょっと難しそうなテーマかなと思いきや、気取らない文章と正直すぎる表現とですらすら楽しく読めた。本読んでるというより哲学好きの変わり者の友達の話を聞いてるような感覚になる。
何かにすごく悩んだときに合言葉のように、まぁそんなもんは幻だなーと思えたら楽になれそう。
Posted by ブクログ
自分への執着から離脱する
そんで宇宙と繋がる
いや、これは楽しくなるよ人生
こう読みやすく噛み砕いた本と経験でいくらでも悟れるな、多分悟れてる
Posted by ブクログ
すっごく笑いました。
禅の話が自分が持っていたイメージと違いすぎて
面白かったです。
何回読んでも笑う気がします。
著者の方の言葉のセンスが好きです。
Posted by ブクログ
信じられないくらい読みやすいっ!
哲学の教えと、「僕の場合は〜」と実体験を併せて教えてくれるから、「私の場合は〜」と自分と行き来しながら読めた。つながれた、
ー引用みたいだけど私の翻訳済みの引用ー
ぜんぶつながってるから
孤独はフィクション
食べたもので自分の体はできてるから
口にするもの
大切にする
それが自分を大切にすることだから
からっぽだからこそ満たされる
ことばをすてる
彼がなぜ好きか、言葉にできない
愛が言葉を超えてる
自分が嘘つきだと認められた時に、
はじめて正直者になれる
Posted by ブクログ
表紙に“教養として”と書いてあったので、読んでみました。
本当に不思議と心が軽くなります。
それは私がこじらせているからなのか。。
全然知らない世界、考え方が面白くてすらすら読めました。
読み進めている中、東洋哲学って面白い!もっと知りたい!
また違う本読みたいなぁって思っていたところ
最後まで読むと、あとがきに「知識を増やしたい」を目的としたら危険ですよ。と注意が。(笑)
“東洋哲学は、「楽になるため」にあります。”
忘れないメモ
・すべてが変わっていくこの世界で、変わらない「自分」を作ろうとするから苦しい
・この世界はすべて「フィクション」
・ひとつのものに宇宙をみる
・からっぽだからこそ満たされる
・「有」も「無」もフィクション、「有」をつくるから「無」が生まれる
Posted by ブクログ
こ、これはおもしろい
『はじめに』から声に出して笑ってしまった。本編もほぼほぼ笑いながら読めるのに、東洋哲学にさらりと入っていける。歴史や背景もよく分かる。
この世界はすべて「空(くう)」である。
この世界はすべて「フィクション」である。
すべてのフィクションが消えたら、どうなるのか。
こたえは「ぜんぶつながっている」である。
これを「縁起」という。
これは、最近私の中で流行っていて、本当に何も考えたくないときに無意識で感じていたい思想。
最後まで面白かったので、もう一回読もう。
笑える文面で何度も読み返してしまった。
作者の創作センスがとてもツボ。
偉人たちの教えと偏ったクセなどを、理解しやすく、笑える構成にまとめあげてくれた1冊。最高です。
買って良かった!
東洋哲学とか難しそうという先入観を払拭してくれる読みやすい本です。面白い作者なりの例えが分かりやすい一気に読めて深い本です。
Posted by ブクログ
東大卒のニートが書いている時点でだいぶ面白い。
ニートとはいえ東大を出ているため例えが分かりやすく、ユーモアもありつつで今まで触れてこなかった哲学を楽しく学ぶことが出来た。
読んでいる時に就活に悩んでいたけれど東洋哲学を知るとあまり大したことじゃないように思えてきた。
自分らしさを求められる今日だが、自分を自分だと定義付けるものを宇宙規模で探していたら確かに自分なんてないのかも知れない。
Posted by ブクログ
朝井リョウの何者を読んだ後にこの本を読んでなんか面白かった。自分を繕いまくっている何者。自分を捨てて無賀の境地になり楽に生きる事を選択する東洋哲学⁉️一度よんだだけでは中々わからない部分も有りましたが、心が疲れてしまった時にゆっくり読みたい本です。字数が少ないので読まやすいこと間違いなし。
Posted by ブクログ
本自体にかなりの太さがあり、東洋哲学というテーマを扱っていることから、難しいのかと思っていたが、とても読みやすかった。
仏教全体としての考え方がざっくりとわかった気がする。「この世はフィクション」という考え方が自分にできるかわからないが、法事とかでお坊さんを見る目は少し変わりそう。
Posted by ブクログ
「無我」や「禅」など東洋哲学を解説してくれる本。
砕けた表現で具体的な例をあげながらわかりやすく教えてくれる。
内容がスッと入ってくるけれど、砕けすぎな感じもある笑
著者の言うように欲のために知識を蓄えようとする危険性は考慮しつつ、もっともっと考えを知りたいと思った。
フィクションを生きすぎないように、生きづらさを感じる際は立ち止まって読み返したい。
Posted by ブクログ
東洋哲学をメタ的視点でユーモラスに解釈した作品であった。言葉は聞いたことあるが、どういう意味なのか知らないという言葉の意味をわかりやすく知ることができた。
東洋哲学を知ることでこの俗世間においての悩みは自分自身の考えの持ちようで変わるのだと思いました。
Posted by ブクログ
読みやすい、となりで話している感じの文章。
タイトルがいい、自分とかないから。
読めばわかる、自分とかない、すべてはつながって境界線はないから。そう思うと本当に気楽になった。
東洋哲学者って、ブッダとか老子とかの人のことを言うんだということも初めて知った。後、変わった人多くて笑った。
Posted by ブクログ
これだけ東洋哲学を平易に分かりやすく書けることに尊敬する。東洋哲学をちょっと分かった気になれた。
私自身、職歴や役職、年収や名声を人と比較して落ち込んで、内省しすぎて自分なんて‥と思いがち。だけど、どうにかよく見せようとプライドが高くなる。きっと文章もそう。ちょっと上手くいき始めたことに自分本位な欲を出し、失敗する。
現代の資本主義社会で疲れた私に、ちょっと新しい世界を教えてもらった。
全てはフィクションだし、ありのままの自分を受け入れて、憧れがあればなりきりっちゃえばいいじゃない!何にでもなれる・できるって信じちゃって妄想しながら、ダメな自分だからこそ助けてもらえばいいじゃない!
…とはすぐにはなれないけれど、自身の中に東洋哲学的思考を入れておくと軽くなれそうな気がする。
精神強くて悟っている人(周りを気にせずストレスフリーに上手く生きられる人)って本当に強いよなぁ、そうかタオリストだったのかも!
Posted by ブクログ
店頭で気になってたけど、中身薄そうだなと思って敬遠してました。ただ、監修が鎌田先生だったので読みました。懐かしさを覚えました。
内容はやはりカジュアルでした。でも、拗らせてる自覚あるので、読みやすくて楽しかったです。中身薄そうなくらいがきっと今の自分にはちょうどいいのかなって思いました。私の推しは親鸞です。ありがとうございました。
Posted by ブクログ
とっつきにくい哲学の話を噛み砕いて面白くして易しく書いてある本。著者のアクロバティックな解釈や経験談も手伝ってとっても楽しく読むことができた。
東洋哲学の本を選ぶときのスタンスとして、とにかく楽になることを目的にする、というのもとてもいいなぁと思った。
podcastのコテンラジオでも空海や老子と荘子の話を聴いたことをなんとなく思い出したので、これを機にもう一度聞いてみたいとも思った。
Posted by ブクログ
読みやすい!
わかりやすい!
そうか。宗教っていうとなかなか重苦しく感じるけど、哲学と考えるとなんか飲み込みやすくなるな。
ただ、読みやすいのでするっと抜けてしまう。私の脳がポンコツなのかもだけど。書き留めたりする…にはちょっと軽い気もする。でも参考文献いっぱいあげてくださってるけどさてどこから読んでみるか…というのはなかなかハードル高い。
Posted by ブクログ
東洋哲学をありえないくらい平易な言葉で書いてくれた本。するする読めた。読んでる途中に同職種での集まりに参加したら「しんめいP、新卒で入った会社の同僚だよ。」という人に出会った。なんという世間の狭さだ。
Posted by ブクログ
関係性で決まり変化する
不変の自分の本質は存在しない
1章ブッダ(インド)
無我 これが自分と言えるものは存在しない。
全てが変化するこの世界で 変わらない自分を作ろうとするから苦しくなる。
自分がいるという慢心を捨てよ。それこそ西条の安楽である。涅槃
2章龍樹(インド)
空 すべては幻。そしてすべてはつながっている(縁起)境界をひいているのは自分の言葉
インドの哲学は、この世界クソ 解脱したい
論理重視
中国の哲学は、この世界最高 楽しんで長生きしたい
経験重視
3章 道(タオ)(中国)
老子 「道徳経」
無為自然 ありのままでいい
ありのままでいれば天下をとれる。
世界で最も柔らかいものが、世界で最も固いものを支配する
からっぽだからこそ満たされる
荘子
世界は夢かもしれない
4章 禅 達磨(中国)
「不立文字」言葉を捨てろ
5章 他力 親鸞(日本)
悟れないことを認めると、空の方からこちらへやってくる 他力哲学
ただ信じる 念仏は余計なことを一切しないのが原則。
ダメな人ほど救われる
6章 密教 空海(日本)
さとったらみんないっしょ すべてはつながっている
「なりきる」こそが自分を作る
自分を超えたでっかい自分になる「大我」
大日如来になりきる 三密 身(同じポーズ 印)口(同じ言葉を使い 真言)意(同じ心を持つ 姿を思い浮かべる)
即身成仏
Posted by ブクログ
文体はものすごく軽いのに、それぞれの東洋哲学者に対する著者ご自身の経験も踏まえた洞察や意訳が意外と深くて、いろいろと感じる部分がある良い本でした。
参考文献の多さにも驚いたし、おすすめの本が紹介されているのもよかったです。
Posted by ブクログ
東洋哲学の入門書を読むための手引として読んだ。
エッセイと入門書の中間くらいの感覚で読めた。ひらがなが非常に多いのが引っかかったが、難しい内容が身近な言葉で書かれていたのでわりと読みやすかった。
西洋哲学に対し、東洋哲学は生き方を考える点が特徴だ。仏陀や龍樹の教え、老子や荘子の教え、そして親鸞の浄土真宗や空海の密教。
「空」「胡蝶の夢」など、教えにより言い表し方は様々だが、すべてに通底するのは「この世のすべてはフィクションである」「人間の作った枠組みから解放され、宇宙と一体化することが到達点である」とまとめたい。
「執着を捨てて無我の境地に至ること」に思いを巡らせていると、自分はなんだかんだで今見えているこの世界が好きなんだと気がついた。親しい人達との関係性や感情の動き全てが幻だと思うのはあまりにも寂しいし、執着していたいと思った。
東洋哲学の目指すところとは逆だが、自分にとっていい結論が出せたし、読んでよかったと思う。
この本を読んだことで、東洋哲学を学ぶ上でのとっかかりをいくつか得ることができた。
例えば、老子の「道(タオ)」は婚活や転職市場などにおいて「道の使い手=タオイスト」がいるという話に説得力があった。自分もタオイストになり、社会を柔軟に強かに渡り歩きたいと思った。しかし「道」とは何か、本書を一読しただけでは把握しきれなかったので(深遠なる思想を一瞬で体得するのは到底無理な話だと思う)、入門書を読んで理解を深めたい。
自分とか、ないから。 教養と
普通なら難しい内容を
今時の軽いのりで上手く説明されておりとても分かりやすく
読みやすかった。
思わず笑ってしまう文章盛り沢山でした。
Posted by ブクログ
哲学というとっかかりにくいテーマをカジュアルに解説してくれるのはありがたい。ただ、もう少し詳細な中身が知りたかった印象もある。あくまでもきっかけの本。
Posted by ブクログ
「あの本、読みましたか」に著者が出演してて紹介されていたので読んでみた。
とっかかりのとっかかりとしては良くできた入門書なんだと思うが、ちょっと浅すぎるような気もする。
でも、著者のように人生に行き詰って鬱引きこもり状況になった時、難しい文章なんて読めたもんじゃないだろうから、この本を手掛かりにするってのはありかも知れない。
そもそもブログのNOTEに書いてたことで出版社に見つけられて著作としたという経緯なので、文体もブログ風なんだろう。これはこれで良いのかも。
Posted by ブクログ
東洋哲学を、とても噛み砕いてわかりやすく面白く説明してくれている本。ちゃんと東洋哲学を学びたい人向けではなく、東洋哲学を題材に現代の私たちの生き方に参考になるような考え方を、クスッと笑える解説で紹介している。
心に残った龍樹の哲学
『自分の変わらない本質は存在しない。有る/無い などは、どんどん変わっていくし比べる相手によって変わるし、不変のアイデンティティではない。だから悩みは成立しない。』