ビジネス・実用の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
小宮一慶の別の本を以前読んで、良かったので2冊目を読んだ
全体的に経営に必要な姿勢、態度が分かりやすく書かれている。特に1章の企業の方向づけのQPS(質、価格、サービスその他)の考え方と、財務諸表を安全性→収益性→将来性の順番に見ていく方法は、自分の知識や経験を整理するのにとても役立った。企業の方向づけも財務諸表も、その企業がどこに注力する段階なのか(質や安全性をまずは押さえるのか、そこは終わっていてより高いレベルのところを押さえるのか)を見極めるのが大事なのかなと思う。
また、仕事をする中で「メジャラブル」なところまで落とし込めているかが大事という箇所があったが、管理系の存在意義の一つな -
Posted by ブクログ
論理的な言及に厚みを持たせながらも、感情的にも前向きにさせてくれる一冊で、とても良かった。
ご自身の優れた判断力に加え、行動力が伴っており、説得力がある。
いま日本はチャンスであるとの書籍を多く目にするようになったが、失われた30年には意味があったと考えさせてくれる内容。
◉新自由主義とは
①政府の介入小さく②全てはマーケットを通じて最適化され③個人の能力や個性で勝負する
◉マネーが効率的に流れることでビジネスコストが低下する→長期投資に追い風
◉トランプにはどう変革するかの明確なビジョンはない。取り残された者たちの「システムを壊してくれ」の声を聞く耳を持っている
◉どこまで政治による裁量介 -
Posted by ブクログ
■ナッジと仕掛けの大きな違いは、ナッジは「したいからするわけではない」のに対し、仕掛けは「したい」という欲求があるから行動する点。
ナッジの基本は人の意思決定のクセ(認知バイアス)を利用すること。ナッジは認知バイアスなど人間の意思決定の傾向を踏まえ、意識されることなく行動を促し、より望ましい選択へと導く手法。
仕掛けは自発的な行動選択を促すこと。
■仕掛けを3秒で理解してもらうには、どんなに多くても12文字以内に収める必要がある。効果的な仕掛けとは「文字はせいぜい10文字程度に収めながら、直感的にビジュアルで理解できるもの」ということになる。
■仕掛学における新規性と親近性の役割について
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Posted by ブクログ
探検記を読んでいるかのようなスリル。研究者の人たちのエピソードが面白くて、そのひたむきさがほほえましい。冒険譚に吹き出すほど笑った箇所も少なくなかった。楽しく読んでいるうちに、地味なカタツムリの世界にいつのまにか引き込まれていた。
カタツムリ研究に命をかける学生さんや研究者仲間が次々に登場して、彼らの武勇伝とその結果得られる研究成果が次々と紹介される。素人から見るとたかがカタツムリなのだが、学者にとってはそれは進化研究の貴重な対象なのだ。世間とのそうしたズレが、読んでいて余計に面白い。学生さんや研究者仲間への愛情がひしひしと伝わる。
最後は将来に希望の持てて感動した。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ仕事をして家に帰ってごはんを食べてお風呂に入って寝る。そんな毎日ですが、スキマ時間の使い方といえば圧倒的にスマホが多い。そして到底意味のあると思える使い方をしてないなと。そのように考えて本書を手に取りました。
エヴァのシンジくんのような高ストレス社会の中で「快楽的なダルサ」に浸るのが心地よく何も思考することもなく楽なのでYouTubeや Instagramを常時見ている。そしてこれらが常時みられない状況で「退屈」を感じると言っています。まさに私たちの日常です。この退屈さを過ごすために趣味が提案されています。現代人があまり好まなくなった、もやもやした状況で思考する時間も持てるようです。この時間こ -
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