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「自分の話がうまくできない」「いつも聞き役ばかり」「もっと仕事以外の話がしたい」……そんな悩みに、これまで三千回以上のマンツーマン雑談を行ってきた著者がこたえます。よい雑談の条件やそのメリット、話が苦手な人の共通点とは? 雑談を通して考えや思いを相手に伝えることで、「自分がどうしたいか」がわかってくる。「不信メガネ」「プール理論」など独自の思考法を駆使して、そのエッセンスをやさしく伝える雑談入門。
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Posted by ブクログ
Howto雑談、な内容かと思ってた。 とんでもない。哲学だった。 思い当たる節が多すぎて、読んでて辛くなった部分もあるが、読み進める間、ずっと背中をさすってもらってる気分にもなり、泣きそうになる部分も多かった。 常に聞き役だった。今もそう。 なぜか、そのほうが「良い」と思ったからだ。 話を聞ける人...続きを読むって、頭良さそうじゃない? 話を引き出せる人って、かっこいいじゃない? 「ここで否定せず、受け入れて…」ってスキルを持ってる自分、すごくない? そんな思いがあった。いまもある。 一方で、面白く話せないかもしれない、という自信のなさを隠したかった。ダサく見られたくなかった。これも、いまもそう。 言葉の選び方を間違えたらカッコ悪いな、とか ばかみたいな考え方してるなって思われるかな、とか 話さないことは、自分をかっこよく見せられると思い込んでいたし、自分の良くない(と思ってる)ところを人に見せないようにする手段だった。 でも、この本を読みながら、心はたしかに「話したい」と感じた。明確に。泣きそうになるほどに、聞いてもらうこと渇望した。 うまく言葉が紡げなさそうだが、私の友人はきっと受け入れてくれるだろう。 雑談をしに、会いに行こうと思う。
雑談のhow toではなく、自分が何を考えてどう思うのかを理解しよう、そのために雑談があるよという感じでした。いつも人の顔色を窺ったりあんまり本音で話せないところがあるので個人的には刺さりました。
桜林さんと雑談をしたいです。 そして、noteで何か書いてみようかと思いました。 色々な事が共感できましたし、納得出来ました。 私もそうかも…と。 ちなみに、私は、そんなに雑談が苦手意識は無いですが、あ〜やってしまう事あるな〜とか、そう言うのでへこたれる〜と感じる部分は多いです。 ◾️自分の...続きを読む話をするのが苦手な人… 聞き役として人の役に立っているのが嬉しい。 と言うが… 聞き役として誰かの役に立つことよりも、自分の感情や思考を知っている方が大事。相手がどう思うかを重視し過ぎて、自分がどう思うかわからなくなっても、誰のせいにもできない。 嬉しいとまでは思っていませんが、私の母も私も、自分は聞き上手だと思っています。いました? 相手の興味ある話題を探して、適切な相槌か質問をすると、相手が、もっと知らない事を教えてくれる。その時間は楽しく興味深いものです。 これは、雑談が上手いのかな? ◾️やりたい事がわからない人… 相手が喜ぶようにリアクションして、それがクセになって、自分の感情ややりたい事がわからなくなる。 最近、私は、やりたい事がわからないので、う〜ん…。 会話の中で、相手が喜ぶリアクションは、します。 でも、自分のやりたい事もしてるかな。 素直な態度で相手と接する…その練習をする。 それ、大事かも。 続く
「悩む」と「考える」の違いを丁寧に紐解いてくれた。 今の自分にとって、これからの自分をよい方向へ進むために必要な本だった。 この本と出会えて良かった。 まずは自分を知ることから始めていきたい。 となりの雑談というポッドキャストも聴いてほしい。
普段から自己分析が好き。自分が考えていることの輪郭をはっきりさせるために他者と関わったり、本を読んだりしていると思う。その中で他の人の考え方やフレーズが自分の中の未完成な考えと合致すると「それそれ!」となって痒いところに手が届いたような、すっきりした感覚があり、それが大好物。他にも、自分を広げていく...続きを読むのも好きなので、他者の自分と全く違う視点や考え方を知るのも好き。あなたの世界はこんなふうに見えているんだね!という発見が大好物。人への理解を深めることで、自分への理解も深めていると思う。 そんな自分は、雑談の人であるサクちゃんと僭越ながら似た感覚を持っていると思っている。となりの雑談のファンである私なので、サクちゃん像は少しは分かった上で読んだら、めっちゃサクちゃんだった。言葉を雑に扱わず、丁寧に使って丁寧に説明してくれる知的さと品の良さがやっぱりとても好き。社会生活のなかだと人の中に入っていけるほどの雑談をする機会が少ないのが物足りない。私もマンツーマンの話をするのが好きなので、誰かと雑談したくなった。君の考え方を、聴かせてくれよ。私は聴くよ。のスタンスでこれからもそのまま行こうと思った。
単なる雑談の本かと思いきや、自分の心との向き合い方まで踏み込んでいて、面白かった。「いてよし」という言葉が、端的で心強い。
「雑談が苦手」という多くの人が抱える悩みを、“性格の問題”ではなく“構造の問題”として捉え直してくれる一冊です。 おもしろいポイントは、著者が自身のコミュニケーションの癖や、雑談がうまくいかない理由を徹底的に言語化しているところ。 雑談が苦手な人は「話題を広げないといけない」「うまく返そう」と無意...続きを読む識に力んでしまいがちですが、本書ではそれを“雑談の役割を誤解しているから起きる現象”として分解し、どうすればラクに人と接することができるかを具体的なステップで示しています。 特に面白いのは、「雑談は情報交換ではなく、“相手と同じ空気にいるための儀式”である」という視点。 自分がどんな場面で緊張しやすいか、その背景にある思考クセは何か、といった“自分の取扱説明書づくり”が提案されていて、実践心理学に近い読み心地です。 温かくユーモラスな語り口で、自分を責めがちな読者の心に寄り添ってくれるため、「コミュ力本が苦手な人」にこそ刺さる内容。 読み終わる頃には、「雑談ってもっと軽くていいんだ」と肩の力が抜けるような一冊です。
手に取ったきっかけは私自身が雑談が苦手だということではなく、私の推しのジェーン・スーが推しているから読んでみようという軽いノリだった。 が、こんなに丁寧に雑談、つまりは人の話を聞くと言うこと、自分のことを語ると言うことを分解、説明してくれていることに驚きの連続と発見の嵐であった。 言葉を雑に扱わず、...続きを読む丁寧に考えてきたからこそのわかりやすさ。 最も刺さったのはプール理論と相手の扱い方、自分の扱い方。 これはビジネスシーンでも日常のコミュニケーションでも何にでも使える、心をヘルシーに保てる書籍。 最近読んだビジネス本の中で最高得点です。
雑談として、いかにうまく雑談を話すかにいかにうまく雑談を話すかに焦点を当てている本かと思っていたけれど、この本では雑談を自分を理解するための手段として扱っていて、自分自身の体験したいことを雑談の中で見出したりだとか、自分の中にある偏った価値観を築いてそれを手放すトレーニングになるということが書かれた...続きを読む雑談に正解はなく、自分自身の話したいことをただただ話す。その自分を受け入れられる姿勢がないと、雑談はうまくできない。
この本は、単なる「雑談の技術本」ではない。雑談がうまくできない背景にある心理や思考の癖、さらには自己理解と他者理解の構造にまで踏み込んだ一冊である。読み進めるうちに、「自分はなぜ雑談が苦手だと思ってきたのか」という問いが、表面的なコミュニケーションの問題ではなく、もっと内側の問題であることに気づかさ...続きを読むれる。著者は3,000回以上のマンツーマン雑談セッションを重ねてきた経験をもとに議論を展開しており、その記述は抽象論にとどまらず、実践と観察に裏打ちされている。 本書の核にあるのは、「考える」という行為の二面性である。著者は、考えることには大きく二つの方向があると述べる。一つは「行動を決めるために考える」こと。もう一つは「自分について考える」ことだ。前者は未来志向であり、「どうすればいいか」「どう動くべきか」といった答えを導き出す思考である。これは多くのビジネス書が扱う領域でもある。一方で後者は、自分の思考や感情、欲望や恐れを観察する「内省」に近い。この二つは似ているようでいて、実際には性質が大きく異なる。本書は後者、すなわち内省の重要性を強く打ち出している。 雑談が苦手だという状態は、単なるスキル不足ではなく、この二つの思考のバランスが崩れていることと関係している。どう振る舞えばよいかばかりを考え、自分が本当は何を感じているのか、何を恐れているのかを十分に見ていない。あるいは逆に、内面に潜り込みすぎて行動に落とせない。著者は、深く考えることと行動に移すことの両立の難しさを指摘しながら、雑談はその両方をつなぐ場になりうると示す。 とくに印象的なのは、「内省だけでは、自分の欲を取り出すのは難しい」という指摘である。自分がどんな人間かを知ること、自分にとってよりよい状態に向けて行動することは重要だが、その二つをつなぐには「自分の欲を知る」ことが欠かせない。しかしこの欲は、一人で静かに考えているだけでは見えにくい。他者との関わりの中で、反応し、揺さぶられ、違和感を覚えることで初めて浮かび上がる。本書ではこれを「他者を通して自分を知る」と表現している。 ここで再定義されるのが「雑談」である。一般に雑談とは、間を埋めるための軽い会話、内容の薄い世間話と捉えられがちだ。しかし著者はそれを否定する。雑談とは、「あなたには世界がどう見えているのか教えてほしい」と交換する行為であり、自己開示と他者理解の往復運動であると述べる。これは単なる技術論ではない。雑談を通じて、自分の思考の偏りやクセ、思い込みを観察することができる。自分がなぜ特定の話題に反応するのか、なぜ相手の言葉に過剰に緊張するのか。それを丁寧に見ていくことが、雑談の本質だとする。 また、本書は「雑談が苦手な人ほど、意味のある話をしようとしすぎる」という点も指摘する。深い問いや結論を求めてしまい、軽やかなやり取りを軽視してしまう。しかし実際には、多くの人間関係はその軽い往復から始まる。雑談は、問題解決のための会話ではなく、関係性を耕すための土壌づくりである。この視点は、雑談を「役に立たない会話」として切り捨ててきた人にとって、大きな転換になるだろう。 さらに、雑談が怖いと感じる背景についての分析も具体的である。「人と話すのが怖い」と感じる人に対して、著者はその感覚を単なる対人スキルの問題とは捉えない。そこには、「他人は自分を傷つける存在だ」という前提や、「自分の話は価値がないのではないか」という思い込みが潜んでいる可能性がある。こうした思考のクセを自覚し、観察することが第一歩になる。これは心理学的な自己観察に近いが、抽象的な理論に流れず、実際の対話場面に即して説明されるため理解しやすい。 本書の終盤では、雑談とは表面上の会話だけでなく、「自己開示」と「他者理解」を含む行為であると明確に述べられる。つまり雑談は、単なる会話の一部ではなく、自分と他人との距離を測り、調整し、更新していくプロセスそのものだということだ。ここまで読んでくると、「雑談が苦手」という感覚が、単なる技術不足ではなく、自分自身の在り方に関わるテーマであることがはっきりする。 読み終えたとき、雑談に対する見方が変わっていることに気づく。以前は「うまくやらなければならない場面」だったものが、「自分を知る機会」に見えてくる。苦手意識の裏には、評価への過敏さ、曖昧な関係性への不安、自分の欲や本音を直視することへの抵抗といった心理構造が絡んでいる。それを理解することで、雑談そのものに対する姿勢が変わる。 『あなたはなぜ雑談が苦手なのか』は、雑談を上達させるためのテクニック集ではない。雑談を入り口にして、自己理解と他者理解の構造を丁寧に解き明かす本である。深く考えることと行動に移すこと、内省と他者との関わり、その両方をどうつなぐかを考えさせられる一冊だ。雑談が苦手だと感じている人にとってはもちろん、対話の意味を改めて考えたい人にとっても、長く参照できる価値を持つ内容である。 #2026年8冊目
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