【感想・ネタバレ】あなたはなぜ雑談が苦手なのか(新潮新書)のレビュー

あらすじ

「自分の話がうまくできない」「いつも聞き役ばかり」「もっと仕事以外の話がしたい」……そんな悩みに、これまで三千回以上のマンツーマン雑談を行ってきた著者がこたえます。よい雑談の条件やそのメリット、話が苦手な人の共通点とは? 雑談を通して考えや思いを相手に伝えることで、「自分がどうしたいか」がわかってくる。「不信メガネ」「プール理論」など独自の思考法を駆使して、そのエッセンスをやさしく伝える雑談入門。

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Posted by ブクログ

雑談について
March 07, 2026
11:13
雑談とは世界観の交換である。
他人との関わりが避けられない。
自分がどうしたいかがわからないと、誰かの欲望に乗っかってしまう。
人と関わるのは、自分のことを知っている方が良い。
そのための雑談。

患者さんへ説明する時のヒント文章もあった。
期的に読み返そう。

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2026年03月07日

Posted by ブクログ

先日、人と話し、しょーもない雑談をするのが苦手だなぁって思い、本屋をプラつき、この本を見つけて読みました。雑談の小手先テクニックが書いてあると思っていたのに、自分のことを知る大切さが書いてあるので、そこに行き着くのかと、斬新な視点でした。たしかに私もクセで、自分のことを話すのが苦手で、自分のことを掘られる恐怖があり、相手中心の話題となるトークを無理やり見つけてきて、会話を始めるという窮屈な時間の過ごし方をしていたように思います。雑談とは、わざわざインドに行かなくても、コスパの良い自分探しの旅なのかもしれません。現代人に必要な本に思いました。

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2026年03月03日

Posted by ブクログ

この本は雑談のハウツー本ではなく、人と関わるときの心構えを示した本という感じでした。元々私が想像していた内容とは違いましたが、ここまで心に響く内容だと思いませんでした。

私が今まで言語化できていなかったことについてはっきり書かれていてとても面白かったです。特に本書に書かれていたプール理論はとても納得できる例え話でした。

自分の感情の泉を作りそこで泳ぐ(行動)することが第一だということ。そして他人のプールとの境界線を意識し他人のプールに入りこまないことが大切だということ。

この内容が心にストンと落ちるいい例えでした。この話だけでもこの本を読んでよかったなと思いました。

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2026年03月01日

Posted by ブクログ

いくつかの書評で気になったもの。雑談の指南書みたいな内容を想像していたけど、主な論旨は、雑談の効用。これを読んで会話力アップ、みたいなことを期待しなくもなかったんだけど、結果的にもっと興味深い内容に触れられて大満足。自己完結の”思惟”と、ちょっと改まった場としての”相談”があって、その中間に位置するものとしての”雑談”を推奨。その前提で、雑談の効能を色んな観点から検証する、という結構。本文中ではサラッと書かれているだけだし、主旨からは少し外れる部分なんだけど、個人的に目からウロコだったのは、著者が”4人以上の集まりには参加しない”と言っていること。飲み会帰りの虚しさなんかが述べられたのち、このひとことが入るんだけど、これは大いに納得。4人以上だと、結局2グループとかに分かれるし、会合中、そのグループが離合集散を繰り返すものだから、不全感ばかりが募る。文中でここまで書かれている訳じゃないんだけど、自分の中では腑に落ちた感が半端なく、多分、これから生きる中でのひとつの指標となり得る。示唆に富む一冊。

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2026年02月25日

Posted by ブクログ

これは私みたいな雑談がほんっっとうに苦手な人が読むべき本。

この本で言う雑談が苦手、というカテゴリの対象になる人はどのレベルかと言うと脳内で「他人と話すのが怖い」「常に他人を警戒する」というレベルです。(ちなみに友人たちは信用しているので怖くないしおしゃべりは平気です)

自分の雑談がいつも同じなんだよなあとはもっと広げて面白く話せないかな〜なんて気軽な感じで手に取ると全く違うので肩透かしを食らうと思う。
雑談スキルの向上なんてものではない、もっと奥底の問題とそれに対する解決の方向が述べられている。
下手なカウンセリング本より役立ちます。

また、本書に「他人を警戒して話せないのは自信がないからではなく他人を信用していないからだ」とあり、「でも他人から否定されること多いしどう頑張っても信用できないことのほうが多いんだけどどういうこと?私の周りにいた人たちがたまたまそんな人ばっかりだったの?」とGPTに聞いてみた。

するとGPTの回答は「雑談が怖くなる人は『好きなものを理解してもらえるか』で勝負してしまう。でも本当は雑談は『その時自分がどんな気持ちだったかを差し出すゲーム』」と。

ええエエええぇぇエ!!?
目からウロコ。

だから理解してもらえず否定を食らうとすごくショックだしもう話さんどこ、となるし、せっかく頑張ったけど雑談苦手だなあ…ってなっちゃったんだな。
私は自分の気持ちを出すのが苦手なのでそこからつまずいてる。
私はこれが好きなんだけど…という雑談をして、そんなの好きなの?みたいな否定を食らっても、「それを好きな自分」を理解して欲しくて話すのじゃなくて他人にどう捉えられようとも「それをやってる、見てる時、私は楽しくってたまらないんだ〜!」みたいな感情を全面に押し出すのが雑談なんですね。

私は人の話を聞くだけなら平気で、寧ろ話しやすいと言われるほうであり何を聞いても特に否定をせず(相手も否定されると悲しいだろうから)常に人に気を使って聞いて返答をして疲れるタイプなのだが、自分が他人へ自分のことを雑談をするターンになるとすごく苦手で、否定されがちだし私の返答が変なのかな…と思っていた。
例えば、別に特殊な趣味を好き!というわけでもなく、昔の職場の同僚にどちらの服が好きかとファッション雑誌を見せながら聞かれ、こちらと答えると「ええ〜wそんなのが好きなのw」みたいな対応をされたり。私の見た目と合わないからだったと思うが、相手から見て合わないものを選ぶと笑われるんだ、と否定されてそこで沈黙するしかなく、結局そういう、深い話をしてる訳でもないのにそういう反応されることが積もりに積もって雑談って苦手だ、となっていく。

今思うと相手の対応がおかしいのだが、それに加えて
まず自分の気持ちやどうしたいか、自分の好きなものは何か、自分で自分をよく知ったうえでブレない軸がないと雑談すら難しいのは当たり前なんだなあ…と本書の内容に返ってきた。

人間はすぐ変われないから良くないクセを新しい習慣に変えるにはとても時間がかかる、ザッと2年くらいと本文にあり、すぐに変わるの難しいよと思っていたので逆にホッとした。

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2026年02月24日

Posted by ブクログ

科学的根拠というよりは、著者桜林さんの経験をもとに書かれた内容。でも個人的には共感度が高い本だった。読む人によって共感度合いは異なりそう。

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2026年02月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これまで自分を信じて行動できる人のことを羨んで、そんなになぜ自分を信じられるのか、と思っていたが、その人からすれば、なぜ自分にはできないということをそんなに信じられるのか、という逆の視点になるのだ。
そのことに初めて気がついた。

人と話すのが怖いと感じるのは、他人は自分を傷つけてくるものだという思考のクセによるものである、というのも目から鱗。
自分がどんな思考のクセや偏りを持っているか見つめ直して、自分の欲をもっと知りたい

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2026年02月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルから、雑談のコツや会話術が書かれている本を想像しますが、内容はまったく違います。
この本で語られる「雑談」は、天気やニュースの話題ではなく、「まだ言葉になっていないモヤモヤを、二人で観察する時間」のことです。
どんなものが本書での「雑談」なのか知りたいという方は、桜林さんとジェーン・スーさんがやっているポッドキャスト「となりの雑談」をぜひ聞いてみてください。

「ひとりで考える以上、相談未満」「友達とカウンセラーの間でいたい」という表現がとても印象に残っています。雑談とは、会話の技術ではなく、相手の世界を預かるような時間なのかもしれないと感じました。
また、男性が雑談をしにくい理由についての考察にも強く共感しました。「話せない」のではなく、「聞く人がいない」という視点は、とても腑に落ちるものでした。

雑談が苦手だと思っている人ほど、読んでみると見え方が変わる一冊だと思います。

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2026年02月09日

Posted by ブクログ

雑談のhow toではなく、自分が何を考えてどう思うのかを理解しよう、そのために雑談があるよという感じでした。いつも人の顔色を窺ったりあんまり本音で話せないところがあるので個人的には刺さりました。

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2026年01月24日

Posted by ブクログ

桜林さんと雑談をしたいです。
そして、noteで何か書いてみようかと思いました。

色々な事が共感できましたし、納得出来ました。
私もそうかも…と。

ちなみに、私は、そんなに雑談が苦手意識は無いですが、あ〜やってしまう事あるな〜とか、そう言うのでへこたれる〜と感じる部分は多いです。


◾️自分の話をするのが苦手な人…
聞き役として人の役に立っているのが嬉しい。
と言うが…
聞き役として誰かの役に立つことよりも、自分の感情や思考を知っている方が大事。相手がどう思うかを重視し過ぎて、自分がどう思うかわからなくなっても、誰のせいにもできない。

嬉しいとまでは思っていませんが、私の母も私も、自分は聞き上手だと思っています。いました?
相手の興味ある話題を探して、適切な相槌か質問をすると、相手が、もっと知らない事を教えてくれる。その時間は楽しく興味深いものです。
これは、雑談が上手いのかな?

◾️やりたい事がわからない人…
相手が喜ぶようにリアクションして、それがクセになって、自分の感情ややりたい事がわからなくなる。

最近、私は、やりたい事がわからないので、う〜ん…。
会話の中で、相手が喜ぶリアクションは、します。
でも、自分のやりたい事もしてるかな。

素直な態度で相手と接する…その練習をする。
それ、大事かも。


続く

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2026年01月13日

Posted by ブクログ

「悩む」と「考える」の違いを丁寧に紐解いてくれた。
今の自分にとって、これからの自分をよい方向へ進むために必要な本だった。
この本と出会えて良かった。
まずは自分を知ることから始めていきたい。
となりの雑談というポッドキャストも聴いてほしい。

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2026年01月11日

Posted by ブクログ

普段から自己分析が好き。自分が考えていることの輪郭をはっきりさせるために他者と関わったり、本を読んだりしていると思う。その中で他の人の考え方やフレーズが自分の中の未完成な考えと合致すると「それそれ!」となって痒いところに手が届いたような、すっきりした感覚があり、それが大好物。他にも、自分を広げていくのも好きなので、他者の自分と全く違う視点や考え方を知るのも好き。あなたの世界はこんなふうに見えているんだね!という発見が大好物。人への理解を深めることで、自分への理解も深めていると思う。
そんな自分は、雑談の人であるサクちゃんと僭越ながら似た感覚を持っていると思っている。となりの雑談のファンである私なので、サクちゃん像は少しは分かった上で読んだら、めっちゃサクちゃんだった。言葉を雑に扱わず、丁寧に使って丁寧に説明してくれる知的さと品の良さがやっぱりとても好き。社会生活のなかだと人の中に入っていけるほどの雑談をする機会が少ないのが物足りない。私もマンツーマンの話をするのが好きなので、誰かと雑談したくなった。君の考え方を、聴かせてくれよ。私は聴くよ。のスタンスでこれからもそのまま行こうと思った。

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2026年01月10日

Posted by ブクログ

単なる雑談の本かと思いきや、自分の心との向き合い方まで踏み込んでいて、面白かった。「いてよし」という言葉が、端的で心強い。

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2025年12月14日

Posted by ブクログ

この本での「雑談」とは、「あなたには世界がどう見えているか教えてよ、と交換すること」らしい。相手と交換するためにも、自分のことを知っておく必要があるよね、と自分の感情にも目を向けることが書かれていた。

雑談のしかた、というよりも、自分を主語にして世界を捉えなおす方法?みたいな内容に感じた。


過去を編集しとらえなおす
自分の選択や感情をふりかえり、その時何を大事にして何を無視していたのか確認する。大きなものを分解する。嫌なものの中に良いことを探す。

思考のクセって気付かぬうちに、あるんだろうな
過去の出来事を思い出して、notebookMLでやってみようと思ったり。


以下メモ
・考えるときは、答えが出る問いをたてる
「あの人がなぜそんなことを言ったのか」→「私は何がイヤだったのか」
相手のことはいくら考えても分からない。


・出来事への感想と、その時の感情は別
あの人はひどい、と、私は悲しい

・出来事のとらえかた
誰かにされたことをベースにする
自分がしたことをベースにする


・自分の価値は「いてよし」
他者からもらうものではなく、自分で認めること
自分はダメだの反対は、自分はできる、ではなくて「いてよし」

・他人の目が気になってしまう
他者を見ているようで、実は自分の感情しか見えていない
本当に他者を気にして見ようとするならば、自分の想像ではなく相手の実際の言動を大事にする。相手がどう思うかは、「想像しても分からない」と思う。


・我慢することが、「頑張る」になる。頑張れば報われると思う。
そうすると自分の欲が分からなくなる。
頑張るは時期によってやり方が変わるし、目的が変われば努力の方向性も変わる。

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2026年02月18日

Posted by ブクログ

雑談として、いかにうまく雑談を話すかにいかにうまく雑談を話すかに焦点を当てている本かと思っていたけれど、この本では雑談を自分を理解するための手段として扱っていて、自分自身の体験したいことを雑談の中で見出したりだとか、自分の中にある偏った価値観を築いてそれを手放すトレーニングになるということが書かれた雑談に正解はなく、自分自身の話したいことをただただ話す。その自分を受け入れられる姿勢がないと、雑談はうまくできない。

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2026年02月11日

Posted by ブクログ

この本は、単なる「雑談の技術本」ではない。雑談がうまくできない背景にある心理や思考の癖、さらには自己理解と他者理解の構造にまで踏み込んだ一冊である。読み進めるうちに、「自分はなぜ雑談が苦手だと思ってきたのか」という問いが、表面的なコミュニケーションの問題ではなく、もっと内側の問題であることに気づかされる。著者は3,000回以上のマンツーマン雑談セッションを重ねてきた経験をもとに議論を展開しており、その記述は抽象論にとどまらず、実践と観察に裏打ちされている。

本書の核にあるのは、「考える」という行為の二面性である。著者は、考えることには大きく二つの方向があると述べる。一つは「行動を決めるために考える」こと。もう一つは「自分について考える」ことだ。前者は未来志向であり、「どうすればいいか」「どう動くべきか」といった答えを導き出す思考である。これは多くのビジネス書が扱う領域でもある。一方で後者は、自分の思考や感情、欲望や恐れを観察する「内省」に近い。この二つは似ているようでいて、実際には性質が大きく異なる。本書は後者、すなわち内省の重要性を強く打ち出している。

雑談が苦手だという状態は、単なるスキル不足ではなく、この二つの思考のバランスが崩れていることと関係している。どう振る舞えばよいかばかりを考え、自分が本当は何を感じているのか、何を恐れているのかを十分に見ていない。あるいは逆に、内面に潜り込みすぎて行動に落とせない。著者は、深く考えることと行動に移すことの両立の難しさを指摘しながら、雑談はその両方をつなぐ場になりうると示す。

とくに印象的なのは、「内省だけでは、自分の欲を取り出すのは難しい」という指摘である。自分がどんな人間かを知ること、自分にとってよりよい状態に向けて行動することは重要だが、その二つをつなぐには「自分の欲を知る」ことが欠かせない。しかしこの欲は、一人で静かに考えているだけでは見えにくい。他者との関わりの中で、反応し、揺さぶられ、違和感を覚えることで初めて浮かび上がる。本書ではこれを「他者を通して自分を知る」と表現している。

ここで再定義されるのが「雑談」である。一般に雑談とは、間を埋めるための軽い会話、内容の薄い世間話と捉えられがちだ。しかし著者はそれを否定する。雑談とは、「あなたには世界がどう見えているのか教えてほしい」と交換する行為であり、自己開示と他者理解の往復運動であると述べる。これは単なる技術論ではない。雑談を通じて、自分の思考の偏りやクセ、思い込みを観察することができる。自分がなぜ特定の話題に反応するのか、なぜ相手の言葉に過剰に緊張するのか。それを丁寧に見ていくことが、雑談の本質だとする。

また、本書は「雑談が苦手な人ほど、意味のある話をしようとしすぎる」という点も指摘する。深い問いや結論を求めてしまい、軽やかなやり取りを軽視してしまう。しかし実際には、多くの人間関係はその軽い往復から始まる。雑談は、問題解決のための会話ではなく、関係性を耕すための土壌づくりである。この視点は、雑談を「役に立たない会話」として切り捨ててきた人にとって、大きな転換になるだろう。

さらに、雑談が怖いと感じる背景についての分析も具体的である。「人と話すのが怖い」と感じる人に対して、著者はその感覚を単なる対人スキルの問題とは捉えない。そこには、「他人は自分を傷つける存在だ」という前提や、「自分の話は価値がないのではないか」という思い込みが潜んでいる可能性がある。こうした思考のクセを自覚し、観察することが第一歩になる。これは心理学的な自己観察に近いが、抽象的な理論に流れず、実際の対話場面に即して説明されるため理解しやすい。

本書の終盤では、雑談とは表面上の会話だけでなく、「自己開示」と「他者理解」を含む行為であると明確に述べられる。つまり雑談は、単なる会話の一部ではなく、自分と他人との距離を測り、調整し、更新していくプロセスそのものだということだ。ここまで読んでくると、「雑談が苦手」という感覚が、単なる技術不足ではなく、自分自身の在り方に関わるテーマであることがはっきりする。

読み終えたとき、雑談に対する見方が変わっていることに気づく。以前は「うまくやらなければならない場面」だったものが、「自分を知る機会」に見えてくる。苦手意識の裏には、評価への過敏さ、曖昧な関係性への不安、自分の欲や本音を直視することへの抵抗といった心理構造が絡んでいる。それを理解することで、雑談そのものに対する姿勢が変わる。

『あなたはなぜ雑談が苦手なのか』は、雑談を上達させるためのテクニック集ではない。雑談を入り口にして、自己理解と他者理解の構造を丁寧に解き明かす本である。深く考えることと行動に移すこと、内省と他者との関わり、その両方をどうつなぐかを考えさせられる一冊だ。雑談が苦手だと感じている人にとってはもちろん、対話の意味を改めて考えたい人にとっても、長く参照できる価値を持つ内容である。

#2026年8冊目

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2026年02月11日

Posted by ブクログ

相手のためでなく、自分のために話す
相手が怖いと思えば、自然に話す内容もなくなる
相手を信用するために、自分を知ってもらうために、自分のことを話す
表面だけ繕って相手に嫌われたくなくて、本音とは反対の反応をしてしまう。それゃ、人生疲れますよね。
傷ついても良いから、色々な人とコミュニケーション取りたいなと思えてしまった。

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2026年02月04日

Posted by ブクログ

雑談苦手な人の気持ちを分かりたいと思い本書を手に取りました。
私は雑談は苦ではなく、むしろ好きなタイプの人間でしたが、色々気付かされる言葉が多く大変勉強になる内容でした。
雑談苦手なの思考回路、そう考えていたのか!と理解できる部分がありました。
こんな時代だからこそ雑談の大切さを感じ人間関係を構築できていきたいです。

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2026年02月04日

Posted by ブクログ

雑談の表層的なハウツーというより、「自分軸で他人に振り回されずに生きる」ための自己啓発という印象。

雑談の苦手意識を軽くするための要素として、
①自分の欲求を理解して大切にする
②相手に関心を持つ
③相手を信用する(お互いに自己開示ができる関係性をつくるor自分の能力や考えを否定しない人だと認識する)
④視点のカメラワークの切り替えを意識する
が特に必要だと感じた。③のハードルはやっぱり高い。

優先順位を考えるときに「どうあるべきか」よりも「どうしたいか」を先に考えるという話にはハッとさせられた。
自分を知るための内省的な問い(どうしたいか)と、それを知った上での解決策を探る問い(なにをすればいいのか)を立て続けて、進み方を選び続けることでしか、仕事も生活も(特に仕事は)好転しないのかもしれない。

自己啓発的なものにほとんど触れてこなかった&雑談が苦手な自分にとっては、とても実りのある一冊でした。

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2026年01月18日

Posted by ブクログ

雑談入門と紹介にあったから、雑談苦手な人向けのハウツー本だと思っていたら違った。
自分はどんな人間か捉え直すために雑談は有用だと力説している本で、雑談入門というレッテルは違うと思う。
ただし書いてある内容はもっともだと思うこともなるほどと思うことも多くて、自分に自信がないと思っている人は目から鱗かもしれない。

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2026年01月14日

Posted by ブクログ

著者の桜林直子さんとジェーン・スーさんとの雑談ポッドキャスト「となりの雑談」をよく聴いていて、この本を読みました。

雑談をしながら出てきた言葉を「欲や感情」「行動」「事実」「思い込み」に分解して、自分の欲を知ること。

相手のことを知るために聞き役に回るときも、自分を多面的に見て自分自身を知ることが前提というのはなるほどなと思った。

素直さが大事。ただそこにいてよし。の感覚。

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2026年01月03日

Posted by ブクログ

雑談は自分の欲を知ること、それに尽きる。
自分の欲を知れば、相手の欲も知りたくなる。
雑談を好きになるためには、まずは自分を好きになることが近道ということかな。

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2026年03月07日

Posted by ブクログ

ぐさぐさ刺さって痛かった。話す力より聞く力がなかったのかぁ、とか。自分を理解してあげれてなかったのかぁ、とか。この本を読んで少し前向きに雑談に向き合えそうだ。

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2026年03月02日

Posted by ブクログ

不信メガネ

クセを剥がす、欲を知る

仕事を、信頼する相手を、時間の使い方を、言葉を、食べるものを、考え方を、美しさを、得る知識を、お金の使い道を、大事にするものを、自分で決めていい

こういう性格なので、は他人のプールに飛び込んでいる。他者からの評価に自分の価値を委ねたり、人のせいにしたり、他人のプールに入り込んでいることを自覚する

雑談とは、あなたには世界がどう見えているか教えてよ、と交換することだ
交換だから自分のことと、他人のことを渡したり受け取ったりする

他者を警戒するのは過去の経験から学んだこともあるし、自分をよく知らないからあ

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2026年03月02日

Posted by ブクログ

雑談のスキル上達を目指している人には肩透かしな内容になっていて、雑談をすることで自分がどう変わっていくかを教えてくれる本だと思う。
確かに、ふとした雑談のなかで、無意識下にあった自分の欲望が出てくることがある。対話によって、自分自身について深掘り、新たな自分に出逢えたりする。

特にプール理論で、プールのなかの「感情の泉」と「思考の水車」を例えに出して他者と自己を分ける話は、アドラー心理学を彷彿とさせて面白かった。

この本で雑談の可能性を知ることができたが、そもそも、雑談できる相手を見つけることが意外と難しいのかも、、

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2026年01月27日

Posted by ブクログ

特に第1,2章が興味深かった。他人にどう思われるか、どう思われたかと自分ではコントロールできないことを考えて、自己開示ができず言葉が出ないことはよくあるが、それは他人をコントロールしようとしてしまっていることなのだと改めて感じた。

雑談について考えると、やはり家族との関係性や家族環境って大事だなと感じた。

自分を知ることを雑談の中で見つけるというのは、雑談をするなかで気づけてなかったので、雑談の大切さを改めて認識した。

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2026年01月16日

Posted by ブクログ

雑談のためのテクニックではなく、雑談の必要性と、よい雑談・人間関係のための心構えといった内容。
これを読めばタイトルに対する答えもちゃんと得られるようになっている。

・ちゃんと自分の欲を認識する(プールの枠をもつ)こと。
・自分はただ「いてよし」、と自分自身を無条件に認めること。「役に立たなくては」と思わなくて大丈夫。
・自分をまずしっかり出して相手に委ねること。
・定期的にいろんな人と関わり雑談することで、自分の考えが凝り固まらずに済む。
このあたりはサクちゃんがずっとラジオや著書で言ってきていることと同じだと思う。雑談というジャンルに当てはめても納得できる内容だった。

プラスアルファで、男性は雑談がしずらい環境にいるので、ちゃんと旦那の本音を聞き出してあげようと思った。

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2026年01月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「自分のことをよく知らないと、自分のことを隠しがちになり、うまく話せない。自分を見られたくないのに他人を見ようとするのは難しい。」
「誰かの話をちゃんと聞くには、自分のことも過不足なく捉える視点が必要だ。どうしたって自分を見る目で相手を見てしまうからだ。相手をどう扱うかに、自分をどう扱うかがそのまま表れる。相手を尊重しようとするなら、まず自分を尊重するべきだ。」
「「ちゃんと聞く」をするために、ちゃんと聞いてもらって自分を満たす。ちゃんと聞いてもらうために自分の話をする。自分の話をしながら、自分の輪郭やサイズを知る。自分を知ると、誰かのことを知りたくなる。他者に関心を持てるようになると、「ちゃんと聞く」ができる。」

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2025年12月28日

Posted by ブクログ

なんか上梓する価値がそこまであるかとは思ったが、3章の「相手を知る」ために聞く、は部下との面談や1on1に通じるものが多々あり、納得感はあった。

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2025年12月18日

Posted by ブクログ

相手がなぜそういうことを言ったのか、を考えてもわからない、で終わる。私は何が嫌だったのかを考える。その答えがわかると考える事を終えられる。
私はこう思う、あなたはそう思うんですね、でいいのにジャッジする人が多い
オチはなに?と言われた経験から話せなくなった
ポッドキャストを聴いてもわからなかったが文章で読んで理解できた。
考え方のクセを変えなければいけない、ということを忘れてしまう、まずこれを忘れないようしないと!!

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2025年12月18日

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