あらすじ
「自分の話がうまくできない」「いつも聞き役ばかり」「もっと仕事以外の話がしたい」……そんな悩みに、これまで三千回以上のマンツーマン雑談を行ってきた著者がこたえます。よい雑談の条件やそのメリット、話が苦手な人の共通点とは? 雑談を通して考えや思いを相手に伝えることで、「自分がどうしたいか」がわかってくる。「不信メガネ」「プール理論」など独自の思考法を駆使して、そのエッセンスをやさしく伝える雑談入門。
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Posted by ブクログ
プロの雑談家が雑談の意義等について語る本。
新書大賞で話題の「カウンセリングとは何か」と重なるところもあると感じた。
雑談とは、自分の持っている思考等を並べて他者と一緒に眺めて、自分の思考の癖や自分の欲を見つけたりすることにつながるのだということが新鮮だった。自分のことも相手のことも、無理に共感も否定もせず、ただ壁打ちをしたり違いを楽しんだりすることが大事なのだなと思った。
以前何かで人間の雑談は他の動物で言うところの「毛繕い」だとのたとえを見たことがあるが、まさに、他者と関わり合い支え合いながら自分を整えていく、そんな行いなのだなと思った。
Posted by ブクログ
信用したい人にだけ話せばいい
誰にでもわかってもらうのは不可能。自分が「この人とは信頼関係を築きたい」と思う相手にだけ、自分の話をすればよい。
相手の反応をコントロールしようとしない
出したものをどう受け取るかは相手の自由であり、こちらにできるのは「正直に出すこと」だけである。
「自分」と「相手」を混ぜない(プール理論)
相手の反応を気にしすぎず、自分の枠をしっかり持って、自分と相手をしっかり分けて考えることが大切。
自分の中の「鬼コーチ」と対話する
自分を厳しく律する内なる声を追い出すのではなく、別の提案をしたり、レミさんのような明るいキャラクターを自分の中に持ったりして、思考の偏りを和らげる。
仕事に求めるものを整理する
「長く続けられること」「必要な金額を稼ぐこと」など、自分が仕事に何を求めているのか、見る角度を変えて考えてみる。
「疑う力」と「信じる力」の使い分け
ネガティブな予感に対しては「疑う力(問いを立てる)」を使い、良いことに対してのみ「信じる力」を使うようにする。
不満や不安を自分を知る材料にする
何が嫌か、何に不安を感じるかを観察することで、自分が何を大事にしているのかが見えてくる。
「ちゃんと聞く」ために相手に関心を持つ
話の内容そのものではなく、相手が何を考え、何を大事にしているのかという「その人自身」に関心を向けることが雑談のスタートライン。
自分を満たしてから相手を尊重する
自分を尊重し、自分の話を聞いてもらって満たされている状態でないと、他者に本当の意味で関心を持つことは難しい。
「頑張り方」の方向性を確認する
単に努力の量を増やすのではなく、何をもってOKとするかという「目的設定」を自分で行うことが重要。