あらすじ
「自分の話がうまくできない」「いつも聞き役ばかり」「もっと仕事以外の話がしたい」……そんな悩みに、これまで三千回以上のマンツーマン雑談を行ってきた著者がこたえます。よい雑談の条件やそのメリット、話が苦手な人の共通点とは? 雑談を通して考えや思いを相手に伝えることで、「自分がどうしたいか」がわかってくる。「不信メガネ」「プール理論」など独自の思考法を駆使して、そのエッセンスをやさしく伝える雑談入門。
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Posted by ブクログ
タイトルが微妙にずれてる気がする、、?
雑談の本というか、カウンセリングみたいな本だった
雑談のやり方ではなくて、思考のしかたみたいな
でも自分にはすごく刺さって癒されました
おわりに書いてあるとおり
雑談みたいな本だった
Posted by ブクログ
自分がなぜ雑談が苦手なのか、本書に書いてある通りでとても勉強になった。
時々、人から相談されたり、愚痴を聞いてと言われる。いつも何か良いアドバイスや気の利いたことを返してあげるべきなのか。。と思っていたが、そんな必要はなく、ただその人の言葉に耳を傾けて、関心を持てばいいのだなと納得した。ついつい、それって・・と言ってしまいたくなる自分を戒めるために手元に置いて、時々読み返そうと思う。
感情の泉と思考の水車の話はとても面白くて、やっぱり自分は随分と自分の感情に蓋をしてきたのだなと思う。少し前に読んだ松浦理英子の本「ヒカリ文庫」で感情を使わないで生きているという主人公の本を読んで辛くて寂しい気持ちになったことを思い出した。
p64
感情の泉と思考の水車
自分の話ができなくて、自分の感情や思考が自分でもわからなくなってしまう。わからないから、より話せなくなる。そんな悪循環がうまれている。
感情は、必要なときに都合よく出そうと思っても急に出てくるものではない。本来は泉のように自然と湧き出てくるもので、それはちょろちょろ出たり、ときに噴水のように出たりもする。
思考は、誰かから聞いた言葉に付箋を貼って集めるものではない。自ら考え始めると水車のように回りながらすこしずつ深まっていくものだ。
そして、自分の感情と思考は循環する。蓋をして、感情と思考が出てこないようにしていると、いざ出そうとしても突然湧くことはないし、巡らない。大事にせずに放置していると泉は涸れ、水車は止まってしまうのだ。
聞き役として誰かの役に立つことよりも、自分の感情や思考を知っている方がどう考えても大事だ。相手がどう思うかを重視しすぎて、自分がどう思うかわからなくなっても、誰のせいにもできない。泉を潤し、水車を回すのは、自分にしかできないのだから。
自分と仲良くする
自分の感情や思考に「価値がないから出てきてはいけない」と許可を出さず、蓋をして抑えてしまうのは、自分に対してとても意地悪で、かなり仲が悪い状態だと言える。
泉を湧かせるには、「出てきてもいいよ」という許可が必要で、それは自分と仲良くないとできない。
今まであまり好きではなかった自分と、急には仲良くなれなくても、どんな人なのか知ろうとする努力はできるのではないか。嫌いだからといって自分自身と離れることは残念ながらできないのだから、諦めて、一度しっかり関わってみるのはどうだろうか。
自分と仲良くするとはどういうことかというと、友達と仲良くなるのと同じだと思う。
他人とは、仲良くなる前に、その人を尊重し、よく知ることからはじまる。
Posted by ブクログ
・著者は3000回以上のマンツーマン雑談セッションを重ねてきた「雑談のプロ」であり、その実践と観察に基づいて本書は書かれている。
・単なる雑談テクニック本ではなく、雑談が苦手な背景にある心理や思考の癖、自己理解と他者理解の構造にまで踏み込んだ内容になっている。
・「考える」という行為には二つの方向があるとする。一つは行動を決めるための未来志向の思考、もう一つは自分の感情や欲望、恐れを観察する内省的な思考である。
・雑談が苦手な人は自分の感情をうまく言葉にできない傾向があり、その背後には「他人とは○○である」といった思考の癖が存在する。
・相手の期待に応えることや場の空気を読むことを優先し続けると、自分の内側から湧いてくるはずの「こうしたい」「好き」という感覚が掴みにくくなる。
・自分がどうしたいかより相手がどうしてほしいかを優先し続けると、自分の考えの所在がわからなくなり、選択や決断が難しくなる。
・選んでいるようで選んでいない、決めているのに望んでいないという状態に陥りやすくなる。
・自分自身に厳しくダメ出しをする癖がある人は、その厳しさを投影し、他者からも同様に厳しく評価されていると感じやすい。
・自分への厳しい扱いは他者への態度にも表れ、自分を大事にしないまま相手だけを大切にしようとすると、関係性がかえってうまくいかなくなる。
・自分を知らないと選択も決断もできず、不快や不満を我慢したり周囲のせいにしたりしてしまう。
・自分を知るための手段として、雑談で自分の話をすることを著者は勧めている。
・雑談は単なる対人スキル向上のためではなく、自分の考えや感情を把握し、生きていくために必要な行為として位置づけられている。
・話をまとめようとせず、もっと気楽に自分のことを話していく姿勢が推奨されている。