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Posted by ブクログ
結論から言うと、この対談集を読んでも、"生きづらい"とはなんなのか、生きづらさを解消するにはどうしたらいいのか、という明確な答えはなかった。
こんな簡単に答えが出る問題なら、世の中に似たようなテーマの本やドラマ、SNSでのつぶやきなどがあふれている訳もないし、「そりゃそうだろうな」と。
ただ、対談を読んでいると、自分も感じた生きづらさや、その対処法に自分も試したことがある方法も結構あって、間違ってないよ、と肩を叩いてもらったような気持ちになった。
逆にそんな考え方があるのか、と目から鱗の物事の捉え方もあって、視界が広くなる感覚もあった。
"生きづらい"と感じる場面や条件は人によって違う。だから、一人一人が自分なりに今までの体験をラベリングした上で分析して、しんどくならないためのマニュアルを作っておくことがお守り替わりになるのかもしれない。
Posted by ブクログ
◾️この書籍で特に印象深い言葉は、土台。「子どもの頃にしっかり土台ができあがると、その上で当然のように飛んだり跳ねたり走ったりできますが、土台が作られないまま成長すると、うす暗い土の中にいるような感覚で、うまく動けない」
◾️やるべきことは、「自分で決める」こと。
◾️「過去を大事に抱えてない?未来に背を向けてない?人生のシナリオはあとから自分で書き換えられる」という文を読んで、過去を大事に抱えすぎてる!今や未来を蔑ろにしてる!!!と、オタクは頭を抱えました。後悔の多い時期(高校時代)のことを毎日大切に繰り返して思い出してる……思考の照準を、今と未来に直していきたいなあ( ´ ▽ ` )
Posted by ブクログ
生きづらさについて、著者が5人の専門家と色々な角度から"生きづらさ"について話した記録。
同じテーマでも、話す相手が変わるだけで話の広がり方が全く変わり、"生きづらさ"にも色々な側面があった。対談を読みながら、自分の"生きづらさ"も多面的に観察することができた。
あとがきより
あらゆる"生きづらさ"は、土台のなさ、余裕のなさから来るのだと思います。"生きづらさ"が「ある」のは、土台や余裕が「ない」からなのです。
土台を作り直すことはできるのでしょうか。わたしは、何歳になってもできると思いたいのです。ひとりでは無理かもしれないし、社会基盤という土台は個人の力ではどうにもならないかもしれません。簡単に、すぐにできることではないのはたしかです。それでも、土台を作り直すことを諦めたくないのです。
私も土台が「ない」1人。
これからも自分の"生きづらさ"について向き合っていきたいと思う。
Posted by ブクログ
“生きづらい”という言葉、概念をひもとく1冊。
トークイベントで著者である“サクちゃん”と精神科医の星野概念さん、文化人類学者の磯野真穂さん、臨床心理士の東畑開人さん、ライターで星占いの記事を書く石井ゆかりさん、ライターでラジオパーソナリティーの武田砂鉄さんがそれぞれ対談した内容を元に書かれている。
それぞれの対談で、全く異なる切り口で“生きづらい”とは何かが語られていて、非常に興味深く、おもしろかった。
サクちゃんの“このやり方だと上手くいきそう”みたいな考え方がちりばめられていて参考になった。
特に文化人類学の回では、それそのものも面白そうだし、ピダハンという民族の話や「人間は常に歴史と社会との繋がりの中で生まれてくる」という視点には、はっとさせられた。
他の回の話もそうで、読み終えて自分の視野が広がり、“生きづらいな”と思った時、“こういう考え方もあったな”と思い出して、少し楽になるきっかけになりそうと思った。
本当に色んな話がぎゅぎゅっと詰まった1冊で、定期的に読み返したい。
☆3.8
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