ビジネス・実用の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ「悩む」と「考える」は別物。前者には答えがなく、後者には答えがある——本書はこの一行から始まり、ビジネスにおける知的生産の本質を鋭く照射する。
本書が繰り返し強調するのは、「スタンスを取ること」の重要性。「新しい会計基準を調べておいて」では意味がない。「この変更により自社の利益が〇〇億円下がる」——そこまで踏み込んで初めて、イシューは答えを出しうる水準に達する。仮説なき調査は作業であり、思考ではない。スタンスを持つことで初めて、やるべきことが見え、アウトプットの解釈が可能になるという構造は、シンプルだが多くのビジネスパーソンが実践できていない急所。
逆説的に興味深いのが、「知識は集めすぎるな」 -
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Posted by ブクログ
究極的な断捨離的思考法というのでしょうか。
好きなフレーズを列記します。
・今ここ
・今何が重要か
・より少なく、しかしより良く
・人生に遊びは不可欠(内なる子供の声を聴く)
・睡眠の大切さ(効率性)
・徹底したルーティーンへのこだわり。
・トリガー→行動→報酬→習慣化
・もし今、たった1つのことしかできなければ、自分は今何をするか。
・もし今、これを持っていなければ、また買うだろうか。
・もし、今、この企画に1円も投資していなければ、もう一度同じ投資をするか。
・今、これをやめたら、何に時間とお金を使えるだろう。
・問題は何を削るかだ -
Posted by ブクログ
TOC理論を用いたマネジメントを習得したくて、読んだ。
世の中のあらゆる問題が、どのような繋がりで生まれており、どこに勘所があるかを見極めてそこに手を打つ。それをするためには、大ロットで仕事をしていては対応できない。小ロットに分けてばらつきをなくした中で全体最適を探る。
間接部門の仕事でも、全てのタスクを小ロットで分けて、全てを少しずつ進めることが大事。進捗が0のタスクが放置されるとそれのリカバリーで標準を大きく上回るロスが生じる。そうならないように「CA」マネジメントではなく、「PD」マネジメントをすることが求められる。
TOCのイメージの図やグラフがたくさん出てくるが、シンプルさを重 -
Posted by ブクログ
経済学は高校の社会まで株を少しかじる程度の自分には、とても良き入門書だった。教科書レベルの偉人の考えを通じて、良い金儲け/悪い金儲けの観点で富を如何に分け活用すべきかが一貫して書かれている。著者曰く「所有者が主役から降りていく」流れを。
良い金儲けとは、労働の対価であり、雇用/生活水準含めた社会還元であり、悪い金儲けとは、私利私欲、不労所得、社会に貢献しない富の搾取である。ただ、線引きは難しく時代と共に思想トレンドは変わり、その意味で道徳/思想/哲学が非常に絡んでくる。
国富論や見えざる手で有名な資本主義/道徳性/公正さを説くアダム・スミスを原点にして、資本家と労働者の格差が拡がり労働者の隷 -
Posted by ブクログ
ネタバレわかりやすい入門書だった。まずはこれで概要がわかるといった内容。同時に筆者の平和に対する熱い思いも滲み出ているところが良かった。
憲法の歴史からはじまり立憲主義の意味、日本国憲法の基本原理や明治憲法との違い、平和主義や人権についてなど基本のところを知ることができた。
憲法の最も大事な部分がいくつか取り上げられ、かみ砕いて説明されている。判例も掲載されていて具体的なことも知れる。
2012年の自民党の憲法改正草案の話が取り上げられているけれど、それから14年経って今が最も憲法改正に近づいている状況で、この本の中で筆者が懸念している通りのことが日々起こっている。三権分立や国民の監視が重要になってく