ビジネス・実用の高評価レビュー
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ネタバレ人間とはなにものか。生きる意味とは何か。
本書は、ナチスの強制収容所で筆者自身が生身の体験者となり、内側から見た残虐な強制収容所を書き記した実録である。また、こうした経験を心理学の立場から解明し、収容所生活への被収容者の心の反応を「収容・収容所生活・解放」の3段階の観点から解き明かしている。
特に印象的であったのは、筆者が収容所生活を送る中で「人間とはなにものか」という問いを持ったことである。私たちの住む社会においてもまともな人間とまともではない人間が存在するが、日々を送る上では然程深淵にまでは気に掛けることができないでいる。しかし、強制収容所ではこの人間が持つ善と悪の合金、いわゆる「人間らしさ」(人間の本質)を嫌となく見せつけられるのである。つまり、本書を読むことで人間が持つ人間らしさを再認識し、その上で人間である自分がどのような意思で判断を下し、どのような行動を取るのかを改めて考えさせられた。
二つ目に印象に残った点としては、「生きる意味とは何か」というところである。現代の社会において生きる意味を見出だせず、命を絶ってしまうニュースがよく報道されている。このような前後不覚な症状に陥る原因としてはSNSなどの周囲からの評価的観点が大きいのではないだろうか。本書を読む前においては、自分もその一部であり、「生きることの意味を問う」事ばかり考えていた。しかし、筆者は逆転の発想で「わたしたち自身が問いの前に立っていることを思い知るべきなのだ」と記している。これは、生きる意味の本質を突いていてとても腑に落ちた。大きく頷いた。これらは、私たちが人生を採点する立場にいるのではなく、私たち自身は人生という問いを解く立場にいるということである。
本書を読んで、人間の本質を知り、その人間が生きる意味とは何かを知ることができた。生きていくうちに数々の苦労に直面することがあるだろうが、そのとき自分という人間は問に対してどのように判断をし、どのように行動をとっていくべきなのだろうか。
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人生の時間=ライフエネルギーの最適な使い方を、9つのルールを通して示す。お金を貯めるだけでは人生は豊かにならず、最適な年齢で経験に投資することが幸福を最大化する。思い出こそが、死ぬときに後悔しないための最大の投資であると気づかせてくれる。
★この本をおすすめしたい人
①将来のために貯金ばかりして、今の経験を後回しにしている人
…貯金を優先しすぎると、経験すべき最適な年齢も、できたはずの大切な体験も逃してしまう。本書は、お金の配分や経験の最適年齢、そして人生におけるお金の根本的な考え方を学ばせてくれる。
②挑戦したい気持ちはあるのに、リスクを恐れて一歩踏み出せない人
…年齢や状況にもよるが、「リスクを取らないことが最大のリスク」になる場面は確かに存在する。本書は、なぜそう言えるのかを人生とお金の観点から丁寧に説明し、挑戦への背中を押してくれる。
③仕事に追われて、時間やお金の使い方を見失いがちな人
…ライフエネルギーは有限で、ただ労働の対価に変えるだけでは人生の充実にはつながらない。本書は、経験のポイントを積み上げることこそ自分らしい人生をつくる鍵だと気づかせてくれる。 -
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2026/10/01「石橋湛山との対話: 『危機の時代』を歴史洞察する」
船橋洋一
日本単独の日本史はない 「世界の中の日本史」を痛感する。日本史と世界史を一体で学ぶ必要がある。
戦前の日本も、対米・対欧、対中華、対アジアの関係の中で、日本の行動を迫られ、実行に移していたのが実情。後世になって、日本が独自の判断で歴史を切り拓いたような歴史の書きぶりは大きな誤りであり、禍根を残す。
ex 近衛文麿「英米本位を排す」「今後蒋介石政府を相手にせず」
国を滅ぼすスタンドプレイ
「小日本主義」世界の流れをどう読むか 民族自決 反植民地主義 反帝国主義
さらに植民地経営は経済的にペイしているのか、リアリスティックな検証も必要
100年後の現代、再び人類は同じような課題に直面している
次の時代の新しい理念の取り込みに今度は成功するだろうか?
石橋湛山への質問が残る -
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エッセンシャル思考になる為には「やらなくては」「どれも大事」「全部できる」の3つの思い込みを克服しなければならない。
今、自分は正しいことに力を注いでいるのか?と絶えず問いつづける
目的達成の為にはトレードオフが必須
本質的な問題を考える時間を確保しろ(望む未来はどんなか、その為に何をすべきか)
程よく遊ぶ(脳の柔軟性と順応性を高め、創造的になる,変化への対応力を育む,視野が広がる,ストレスの軽減,脳の実行機能に良い影響を与える)
たっぷり眠る(洞察力が高まる,発想が広がる,より少ない時間でより良い成果を上げられる)
目的や戦略は明確か
最前の結果を得るためには、こまめに行動を振り返り、小さな編集を積み重ねたほうがいい。
→(削除=混乱の元となる選択肢を減らす,
凝縮=結果に対する行動の比率を減らす,
修正=本質目標にそぐわないことを素早く編集し直す,
抑制=様子を見る)
すべてが思い通りにはいかない。希望的観測を捨て、あらかじめ思わぬ事が起こることを予想して予定を立てる。
◎最小限の努力で最大限の結果を得る
ほかのあらゆる部分の性能を高めても、ボトルネックが残っていたら全体の性能はほとんど上がらない。冷静にボトルネックを特定して取り除くことができれば、見間違えるほどスムーズに重要なことを達成できる。
1.成果を生まない努力をやめる
(1)目指すことを明確にする
(2)ボトルネックを特定する
(3)邪魔なものを取り除く
非エッセンシャル思考の人は、何でも頑張ろうとし過ぎる嫌いがある。多くを求めて努力すれば、それだけ結果がついてくると思っている。しかし残念ながら、それは間違いだ。現実には、欲張れば欲張るほど、動きが鈍くなってしまう。エッセンシャル思考の人は本当に大切なところで確実に点をとりに行くのだ。
人間のモチベーションに対して最も効果的なのは「前に進んでいる」感覚
完璧をめざすよりまず終わらせろ
「重要なことをやり遂げるために、最低限意味のある進歩は何か?」
習慣は妨害にうち克つための最強の武器だ
習慣化することで脳の活動は低下する。その結果、脳の活動はそっくり別のことに使えるようになる。自動化できるところを自動化する(習慣)ことで、もっと有益なことに脳を使えるようになる
「生は今この瞬間にある。今この瞬間をないがしろにする人は、日々を十分に生きることができない。」
今、何が重要かを考えろ
今すぐやるべきこと(優先順位の番号も振る)→今すぐ必要ないけど重要なこと→この先やりたいこと
マインドフルネス
カイロス的な瞬間を見つけよう。それを日記にな書きとめて、どんな時にそうなるか分析しよう。「今、ここ」を感じられるきっかけがわかったら、その体験を再現できるように練習してみよう。カイロスを感じられるようになれば、あなたのパフォーマンスは何倍にも高められ、同時に大きな喜びを知ることができるだろう。
シンプルで意味のある生き方をする
大量のTODOリストを効率的にこなすより、そもそもTODOリストがすっきりしているほうがいい。日を追うごとにTODOの数は少なくなり、最優先アイテムと2番目のアイテムの差が大きくなり、自分のやるべきことをがクリアに見えてくる。
目的を明確にする
「何がひとつだけしかできないとしたら、何をするか?」 -
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ネタバレ※ネタバレを含みます※
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『友だち幻想』を読んで
『友だち幻想――人と人の〈つながり〉を考える』を読んで、人間関係について改めて考えさせられた。
この本を読んで特に印象に残ったのは、他者には二重性があるということだ。
他者が自分を傷つける脅威の源泉でしかないのなら、世間との関わりをすべて断って、自分の趣味だけに没頭して生きればいい。でも、実際には完全に引きこもって生きることも苦しい。一方で、人とつながることがただ楽しいだけなら、そもそも「人間関係について考える本」なんて必要ない。
つまり、人は人とつながることで喜びを得る一方で、人との関わりによって傷ついたり、ストレスを感じたりもする。私たちは、この「人とつながりたいけれど、人は自分を傷つけることもある」という二面性に振り回されながら生きているのだと思った。
そこで大切なのが、本の中で出てきた「同質性」ではなく「併存性」という考え方だった。
「みんな同じでいよう」「同じ価値観を共有しよう」とするのではなく、「みんな違う人間だけれど、それでも一緒に存在していよう」という考え方だ。
また
特に面白かったのが、「誰かをいじめることは、自分自身がいじめられるリスクも生み出す」という考え方だ。
社会には「盗むな」「殺すな」のように、互いの生命や財産を尊重するための最低限のルールがある。それは結局、みんなが安心して生きるための約束でもある。
誰かが気に入らないからといって、その人を攻撃すれば、今度は「いつ自分が攻撃されるかわからない」という環境を自分自身で作ることになる。だから、嫌いな人や苦手な人がいたとしても、無理に仲良くする必要はないけれど、攻撃せずに併存する方法を身につけることが大切なのだと思った。
そして最後の「友だち幻想」というテーマが、この本の中でも特に印象に残った。
価値観が100%共有できる人がいるとしたら、それはもう他者ではない。自分自身か、自分の分身のような存在だ。
「この人なら私のことを全部わかってくれる」「この人とは考えていることが全部同じ」と思って相手を見ているとき、実は相手そのものを見ているのではなく、自分が作り上げた「こういう人であってほしい」という幻想を見ているだけなのかもしれない。
どんなに親しくなったとしても、相手は自分とは違う一人の人間である。
だから、人間関係では「自分と同じ人」を探すのではなく、「自分とは違うけれど、それでも信頼できる他者」を見つけることが大切なのだと思った。
信頼できる相手だからといって、自分のことを100%理解してくれるわけでも、すべて受け入れてくれるわけでもない。それでも、違う人間であることを前提にして、その人を信頼する。
この本を読んで、人間関係において大切なのは、「どれだけわかり合えるか」だけではなく、「わかり合えない部分があることを前提に、それでも一緒にいられるか」なのではないかと思った。
「仲良くする」か「嫌いだから排除する」かの二択ではなく、違う人間同士が、お互いを傷つけずに同じ社会に存在するための距離感を考える。
それが、この本を読んで自分が一番考えさせられたことだった。 -
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ネタバレ著者の中では最も硬質な本であり、個人的には最も面白く読めた。
「推しの社会学小史」という位置づけに読めた。
学術書ではないので、検証は必要だが、全体感はあたっていると感じた。
終章にサマリーが書かれているので、先に読むのがおすすめ。
(傍証の事例が面白すぎるので、是非本文にあたって欲しい。残念ながらサマリーではその面白さは分からない)
結論の「推しの秘密を共有」しながら推していくという著者の姿勢も共感できるものである。
以下は私なりの超訳である。後半にいくに従い著書より突っ込んだ要約をしている。
・若集歌舞伎にも未成熟な者を推すという萌芽が見られた。
・大正期の新中間層の出現により、経済力の上昇が促され、音楽、宝塚、甲子園
など完成されていない対象を応援するという文化形成が行われた。
表現者は規律、専門教育などのプロフェッショナルとしての
姿勢が求められた。武士道などに通底している精神であり、1920年頃に叫ばれた
立身出世の精神とも符合するものであった。
・戦後 テレビの発達により、傾向は顕著となった。
1960年以降旧ジャニーズやオーディション番組はまさにそのフォーマット。
推すという対象は大衆の視線(母性)と審査する側(父性)に分けられ、
母性に対しては人気 父性に対しては功名をもたらすよう求められるようになっ
た。
・2000年代以降、インターネットの発達によって、
「推し」という概念が語られるようになった。マスメディア一辺倒ではなく、
インタネット、ライブなど様々な手段で功名や人気、金銭を得ることが可能となっ
た。新自由主義の世の中になり、ポストフォーディズム的価値観が台頭。
表現者は自己実現などの主体性が評価されるようになった。同時に表現者は自己が
どのように見えるかのトータルプロデュース力が必要となった。
推す側も自己投影として表現者を見るようになり、純化した表現者としての
振る舞いが必要となった。そして聖性を帯びることが要求されるようになった。
よって大衆の視線(母性)が強調されるようになり、母性の暴走という事象も
おおくみられるようになった。炎上などにより大衆の自己投影とのズレにより
起こりやすい構造となった。
・より大きな枠組みでいうと大人=アメリカ、子ども=日本という対比を生みやすい。
グローバル・スタンダードの中で、完成されたミッキーの世界に、漫画、アニメ初
のIPのような未成熟な者が成長する姿を見せる文脈と親和性がある。 -
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「リスクの話をしましょう。病気を得た人は、常にさまざまなリスクと可能性の語りのなかにいます。」
それぞれに引き出す勇気を持ち、偶然を必然として、引き受ける覚悟を持って出会えたからです。だから、不可能だったかもしれない偶然が生まれた。偶然を「邂逅/出会わせた」のです、私たちのそれぞれの勇気と覚悟が。
具合が悪い人の日常は、具合が悪いことだけで埋め尽くされているわけではなく、そこに異なったものが入るスペースが残されています。それは具合が悪くなるにつれ、どんどん少なくなるかもしれないけれど、具合の悪い人と、そうでない人たちが、互いの間でそれを守り続けようとすること。そこに出会いの中で生きることが意味がある。私はそう感じます。 -
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ここ最近読んだビジネス本の中で最も感銘を受けた本でした。生成AIを使う事が前提になる世の中で、知的生産業で第一線を走るお二方の対談本は非常に示唆に富む内容です。
中央値を出力する生成AIにはない「外れ値」を如何に生み出し、納得感を持って相手に伝えるか。
普段からのインプットの質を高めて、それを材料に落とし込む思考を繰り返して、対面で人と対峙してセンスを磨き続けること。
思考経路を成す、横の糸(対概念)と縦の糸(抽象と具体の往復運動)の2軸の整理も、非常に納得感があって面白かったですね。
自分が面白い仕事や思考は生成AIには委ねない、つまらないと感じる作業は委ねる。
結構ロジカルな部分はありますが、結局自分が感じる感情に忠実に沿う事が、知的生産にとってプラスに働く事は確かにその通りですね。
時間をおいてもう一回読み直したい良書でした。 -
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時代が便利になり誰もが簡単に表面的な情報にアクセスできるようになったことで、私たちは「孤独」になる時間を失いつつあると感じている。少しでも手持ち無沙汰になるとスマホの誘惑に負け、誰かの言葉や情報で隙間を埋めてしまう。
しかし、本来そうした何もない時間こそ、自分の考えや感情と向き合うために必要なのだと思う。スマホから距離を置き、あえて孤独な時間を作ることで、他人の価値観ではなく、自分が何を感じ、どう生きたいのかを考える「自己対話」が生まれる。
絶えず誰かと繋がれる時代だからこそ、あえて孤独を引き受け、自分自身と対話をすることが、「自分として生きる」ために必要なのだと感じた。 -
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パレスチナ実験場
アントニー・ローウェンスティン
独立系ジャーナリスト。
ユダヤ系オーストラリア人&ドイツ人
曽祖父母をホローコーストで失い、祖父母はナチスから逃れてオーストラリアに。リベラルなシオニストの家庭で育つ。
舩田クラーセンさやか
本書の日本での出版に尽力。
アフリカ研究者。元東京外大准教授など。
・舩田さんの巻末解説で、イスラエルがパレスチナ人に対して行なった実験で試された武器の売り込みが取り上げられている。
・武器について
政府の方針に沿い伊藤忠と日本エアクラフトがイスラエル企業と武器開発の覚書を結び、市民の抗議、書名、ボイコットなどの運動で撤回させたこと
イスラエル製ドローンの入札を止めたこと。
防衛省が攻撃用ドローンを購入したことが判明したこと(経緯は?)
ファナック社とエルビット社が武器製造ライン上の産業用ロボットを提供したこと
・情報技術について
警察や企業がサイバー監視技術の取引や連携を進めていること
⋯サン電子とセレブライト(Cellebrite)
・年金積立金を投資していること
など。
・日本は武器取引によりイスラエルのジェノサイドに加担し、この道筋を経済成長と呼ぶ「落ちぶれた」姿を晒している。
エスノナショナリズム
ひとことで言うと
民族にもとづく政治的な自己主張
パレスチナも当てはまる。 ただし、イスラエルは国家を持つ側のエスノナショナリズム、パレスチナは民族自決を求める側のエスノナショナリズム
日本のナショナリズムは、
日本という国家への帰属意識と、
日本人という文化的、歴史的まとまりへの一体感が結びついたものです。
そのため、純粋な市民的ナショナリズムでもなく、純粋なエスノナショナリズムでもないと整理できます。
本論へ
第1章から7章まで
とにかく世界の誰にでも武器を売り込むイスラエルの姿が実例列挙で取り上げられている。一番の客は独裁者や独裁国家である。提供する武器を通じて悪辣非道な世界中の行いに関与し、人々を殺している。欲しがるものには誰であれ武器を売り、平和の芽をつみ、イスラエル式の占領をも世界に売り込む。
戦争や紛争が続くほど儲かるという考えは、彼ら自身がパレスチナ人を相手に実証してきている。
イスラエルはソーシャルメディアを武器として巧みに使っている。ドローンを攻撃用に使うだけでなく、パレスチナ民間人の監視にも使う。
防衛製品の多くを支える原動力は8200部隊だ。南部のネゲブ砂漠の基地で西岸地区やガザのパレスチナ人と世界中の同盟国、敵国からの通信を傍受している。経験を積んだ退役軍人はイスラエル内外の企業に高級で採用され大規模監視の仕事をしている。英米でさえこの諜報機関を地域の安定の脅威とみている。その危険性を内部から告発する人も多い。
イスラエルの技術を買う国はヨーロッパにも、というかEUがといえばいいか。地中海を超えてヨーロッパに渡りたい難民を監視し、追い返すために
イスラエルの監視ドローンが浮かんでいる。遭難する難民を救出するためでなく、時には溺死させるために通報を遅らせたりする。EUの望むことをやっているわけだ。ウクライナ戦争によりEUとイスラエルの関係は深まり、ドローンを購入したりしている。ドイツのイスラエル支持ぶりは馬鹿げたレベルになっている。
南アフリカとの関係。
多くのアフリカ諸国は1948年以降、崇高な反植民地闘争としてイスラエルを支持していた。イスラエルもアフリカの解放運動に関心を寄せていた。しかし67年以降は自らが占領国となり立場を変えた。マンデラは「イスラエル国家がアパルトヘイトを支持したことを決して忘れない」と語った。
インドはカシミールのイスラム教徒を巡ってイスラエルと同様の状況を抱え親イスラエルの立場に立っている。
イスラエルの施策との相似と相違
中国の新疆ウイグル族の問題
メキシコの国境の壁の問題
アメリカの先住民族の問題
など
スマホに潜む大規模監視について
イスラエルの監視会社NSOグループが販売する電話端末ハッキングツール「ペガサス」
スノーデンは語る。「この業界のビジネスの全体像は、最新のセキュリティを回避する新しい種類の感染症をこしらえ、それを抑圧の手段を切望していて、国内でそれを生産する高度な技術を欠いている国に売ることだ」
ハアレツ紙の元記者アミタイ・ジブは「イスラエルがアフリカのどこかの国にサイバー監視システムを売ることで国連の一票を獲得できる」と語る。
「オレンジを捨てて手榴弾に乗り換えた」イスラエルの防衛産業は300社を超える多国籍企業と6000社の新興企業がある。
◉主な5社、
1. エルビット・システムズ(Elbit Systems)
イスラエル最大の民間防衛企業。無人航空機(ドローン)、電子戦システム、アビオニクス(航空電子機器)、通信・情報システムなどを幅広く手掛けています。
2. IAI(イスラエル・エアロスペース・インダストリーズ / Israel Aerospace Industries)
国営の航空宇宙・防衛大手。ミサイル防衛システム(「アロー」や「バラク」)、レーダー、軍事用ドローン、航空機製造・改修などを開発しています
3. ラファエル・アドバンスド・ディフェンス・システムズ(Rafael Advanced Defense Systems)
国営の兵器開発・防衛企業。防空システム「アイアンドーム」や、対戦車ミサイル「スパイク」、車両用アクティブ防護システム「トロフィー」などで世界的に知られています。
4. IMIシステムズ(IMI Systems / 旧 イスラエル・ミリタリー・インダストリーズ)
小型火器や弾薬、ロケット砲、装甲車両などを製造してきた老舗企業。2018年にエルビット・システムズに買収され同社傘下(Elbit Systems Land)となりましたが、依然として主要ブランドとして機能しています。5. IWI(イスラエル・ウェポン・インダストリーズ / Israel Weapon Industries)
主に小銃や軽兵器を製造する民間企業(SK Group傘下)。アサルトライフル「タボール(Tavor)」や「タボール7」、サブマシンガン「ウージー(Uzi)」、自動小銃「ガリル(Galil)」などを開発・製造しています。
◉防諜(カウンタースパイ)・サイバー監視・情報傍受などの領域におけるサイバーインテリジェンス・監視技術企業
代表的な大手・主力企業は以下の通りです。
1. NSOグループ(NSO Group)
特徴: スマホ監視スパイウェア「ペガサス(Pegasus)」で世界的に有名なサイバーインテリジェンス企業。
領域: モバイル通信の傍受、端末の遠隔監視・分析技術。政府機関や治安機関向けにソリューションを提供しています。
2. セレブライト(Cellebrite)
特徴: デジタルフォレンジック(電子鑑識)分野の世界的大手。
領域: ロックされたスマートフォンやデバイスからのデータ抽出・解析システム。世界各国の捜査機関や防諜・治安当局で標準ツールとして採用されています。
3. エルビット・システムズ(Elbit Systems)
特徴: イスラエル最大の防衛エレクトロニクス企業。
領域: 傘下の「Elisra(エリスラ)」等を通じて、電子戦(EW)、SIGINT(シグナルインテリジェンス / 電波・通信傍受)、C4ISR(指揮統制・情報・監視・偵察)システム全般を手掛けています。
4. コグニト(Cognyte) / 旧 ヴェリント・システムズ(Verint Systems)防衛部門
特徴: 監視分析・調査インテリジェンスソフトウェアの大手。
領域: 大規模なデータ分析(BIG DATAインテリジェンス)、通信傍受、オープンソースインテリジェンス(OSINT)の解析プラットフォームを国家安全保障機関等に提供。
5. サークルス(Circles Technologies)
特徴: 位置情報および通信トラッキング技術に特化した企業(NSOグループ傘下)。
領域: SS7(共通線信号方式)の脆弱性を利用し、標的の電話番号のみから世界中のモバイル端末の現在地を特定・追跡する技術を開発。
・まとめ
ベンヤミン・ネタニヤフのことば
『私たちが彼ら「世界」のようになるよりも、彼らが私たちのようになるだろう』
日本もネタニヤフの言う「彼ら」になりつつある。
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Posted by ブクログ
哲学って何?が全くわからないので、たまに手を出したくなる哲学本。
科学視点からだとこう見えてるけど、実際どうなの?
という、理系ニンゲンが気になる所のど真ん中に豪速球を投げ込んでくれる一冊。
哲学というと「知を愛する」と訳されるように、世界についての新たな知識を得ようとする営みだと思っていた。
その点では科学とも同じ方向を向いているんだと思ってたけど、その前提からして違うらしい。
新たな知識を得てそれを積み上げる、という事から興味が無くなっている様子。
世界に対する知識というより、ヒトが世界を認識する事で生まれた「ヒトの中にある世界」を対象に「何か言う」という事をしたい、知識より議論の為の軸(ネタ)を並べる事に価値を見出している、と見えた。
※すでに世界の根源を探る営みでは無いんですね
価値観とか言葉の定義で如何様にも結論が変わる(そもそも結論なんて出ない)グラデーションの世界に、(言葉や概念を定義しないままに)俺の基準の解釈ならこう、いやいや私の基準ではこう、みたいなのを言い合うのが哲学だ、と言ってるように思える。
役に立たない物が価値がないとは考え無いけど、
これは(少なくとも説明されていた範囲の科学哲学は)学門ですらないよね。
というのが須藤先生のホンネではなかろうか。
そういった議論が大切な領域(倫理とか)もあり、今後一層重要な世界になっていくと思うが、
反実在論の話題については科学がすでに内蔵している物を見ずに、ただの俺様解釈ごっこをしてるだけに見える。(ようなご説明に終始してただけかもだが)
この本は須藤先生側から投げかける構成なので、どうしても科学哲学側が防戦というか相手のペースで答えていくスタイルになるので、
科学哲学のペースで語られるであろう本にも手を出してみたい。
そして親切な事に、本作中で良書が紹介されているので、次はソレですね。
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Posted by ブクログ
2026年9月に発行された新しい本です。
今、日本の漁獲量は1960年代のピークの頃と比較すると、数分の一となり激減しているそうです。
原因は、乱獲や密漁、地球温暖化による海水温の変化とpHの変化、沿岸開発による干潟の消失です。
地球温暖化と沿岸開発はすぐには対応できないですが、乱獲や密漁対策は一刻も早く対応して欲しいです。具体的には漁船にGPSの搭載を義務付けることによる違法な操業の取り締まりや、科学的な調査に基づく漁獲量の設定や、禁漁期間の設定などです。
かつて、ハタハタ量を数年間禁漁にしたことがあって、そのあと少しハタハタの量が回復したという事例があるそうです。
美味しいお魚がいつまでも食べられるといいなと思いました。