ビジネス・実用の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
1967年初版の本なのに、2025年に読んでもすごく納得できたし、面白かった!
「タテ社会」「ヨコの繋がり」といった考えは、この本の著者である中根千枝さんが提唱した概念だったんですね。一般化しすぎていてびっくりしました。
特に直接接触的な人間関係の項の、「集団構成員との実際の接触の長さ自体が個人の社会的資本」という箇所がすごくしっくりきました。インフルエンザとかで1週間お休みした後の学校の「なんか疎外感...」的なのはこういうことなんでしょうね…
わたしがそうだったように、この本を読む人はみんな、自分の周りと照らし合わせて、「タテの関係ってホントそうだわ」って思うはず。
私は理系なので -
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Posted by ブクログ
本書を読んでまず驚いたのは、「ただの食事」と思っていたものが、暮らしそのもの、生き方そのものとこんなに深くつながっていたのか、ということでした。土井先生が紹介する、家庭料理を作ってきたお母さんたちの「救われた」という声や、さまざまなシーンで料理に関わってきた人たちの価値観が変わっていく様子に、「料理の捉え方が変わると、暮らしの向きも変わるんだ」と実感させられました。
一汁一菜は、流行りの“丁寧な暮らし”のファッション的なムーブメントではなく、日本の「晴れと褻」の感覚や、民藝、縄文文化までさかのぼるような、文化の根っこの部分から提示されている暮らしの哲学だと感じました。足し算・掛け算で「何品も -
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