ビジネス・実用の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
とても良かったです。
心が苦しくなったときは、こういう捉え方をすればいいのか!という内容が具体的に書かれているからです。
例えば、
自己嫌悪に陥ったときは、すぐにできて、自分が得意で好きなことをすればいい。
自信がもてないときは、自分の長所は他人からみると案外羨ましいものかもよと思う、そして、それらをもっと「味わう」
臆病になって動けないときは、行動すると絶対になにかしら発見がある、次のステップが見つかると自分に言い聞かせる。
見た目のコンプレックスで悩んだときは、
見た目についての責任を、自分が負う必要はないと思う(自分がつくったものではないから。逆に自分でつくれるもの、すなわち自分の言動や態度、生き方には責任を持つ)
といったことです。
心にそっと寄り添ってくれる、やさしい本でした。
弥太郎さん、ありがとうございます。
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Posted by ブクログ
常識とされている考え方について、近代の思想・政治・社会背景から紐解く話。漫談のような語り口で話が進む。多岐にわたるテーマを章でまとめているのもわかりやすい。
いつも違った視点の本をおすすめしてくれるYTさんが教えたくれた本。
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以下、いくつかメモ。
「人間の尊厳」の考え方
「尊厳」が普遍的に人間に備わっているのか、それとも人間が尊厳を所有しているのか。前者の考え方では、自発的売春であっても許容されないが、後者の考え方では、自発的な行為は尊重されるべきなので問題ない、となる。
遵法義務の話
命令に従うことで結果として殺戮者となったナチスの官吏 vs 命令に反してユダヤ人にビザ発給した杉原千畝。戦後の日本で闇米を拒否して餓死した山口判事。食管法を無視して米を販売して逮捕されるも食管法の廃止につながる道筋をつけた川崎磯信氏。
功利主義の話
いわゆるトロッコ問題。インフルエンザワクチンの配布プライオリティで高校生を浪人生より優先した事例。
人権の話
人類にのみ通用。近代になり成立した考え。国家のないところでは成立しない。
自分は自分のことを所有しているのか
かつては日本でも行われていた売血は現在はなされていない。自発的な臓器売買は許容されるのか。
アナルコキャピタリズムの話
国家不要論。無政府資本主義。教育、警察、刑罰、戦争すら民間私企業が遂行できるという考え
不平等/平等の話
飲み会の割り勘の平等の基準は何であるべきか。完全な平等などというものは存在しないという話。大学入試のアファーマティブアクションの話。
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Posted by ブクログ
孤立死が広がる今の日本では、遺体がウジにまみれた状態や、場合によっては白骨化した状態で見つかることも少なくない。本書を読んで、まずその現実の重さを感じた。
意外だったのは、孤立死が身寄りのない人だけの問題ではないという点だ。著者自身も驚きとともに述べているが、たとえ家族がいても、互いへの関心が薄ければ、気づいたときには遺体で発見されるということが起こりうる。
そうした遺体に事件性があるかどうかを一つひとつ調べるのが検視官の仕事であり、その負担の大きさも本書から随所に伝わってきた。
また世間から「どうでもいい」と思われている人間にとっては、その死に事件性があるかどうかさえ、もはや誰の関心も向けられないのかもしれない。そう考えると、薄ら寒さすら覚えた。 -
Posted by ブクログ
「指示があいまい、後出し、一方的、適正無視、コロコロ変わる」「がんばっても報われない」「言ってることとやってることが違う」「やる気が長続きしない」なんと言う状況は誰でもある。そこで企業が行う手っ取り早くモチベーションを上げる方法は成果による報酬と昇格だが、近年はその反発から賃金格差による不満が続失している、と言う。で自分自身のモチベーションを上げる方法として見直すべきは「自分はこの会社で何を得て何を希望しているのか」を考え直す事から、自分の強みを知り、活かせるべき会社と上司を選ぶべきだ、と考える。「強み」とは
「徳性」から捉える「知恵と知識」「勇気」「人間性」「正義」「節度」「超越性」、「能力」から捉える「試行力」「人間関係力」「影響力」「実行力」である。 -
Posted by ブクログ
日本思想史マトリックス 茂木誠 PHP
歴史を二次元座標軸で表してみる
上がグローバリズムで下がナショナリズム
左が国家主義で右が個人主義
世界史の視点から日本の思想を俯瞰してみる
1章 神話から読み解く古代の世界観
2章 神仏習合に見る相手を否定しない文化
3章 モンゴルショックによる多様性の危機
4章 日本思想における朱子学と陽明学
5章 日本にルネッサンス=国学
6章 国民の意識の芽生え
7章 格差と社会主義の萌芽
8章 敗戦への道を進んだ日本型ファシズム
9章 敗戦後の日本人の現在地
縄文から岸田内閣安倍晋三暗殺事件までを網羅
残念ながら著者は昭和天皇や岸・安倍贔屓のようだが
全体を通じて常識とは別の
著者独特の推測があってとても面白い
アナーキズムとリバタリアニズムについて少し見解が違うので
ここに記して置こうと思う
人の世は心しだいです
どんなに豊かな社会で優れた法律があっても
そこに暮らす人間が利己的であればデストピアとなり
逆に管理者や支配者がいない無法地帯であっても
そこに暮らす人々が利他的であればいやでもユートピアとなる
それは枠組みのない自由自在が花咲くアナーキな関係であり
けして自分勝手で強い者勝ちのリバタリアニズムとはならない
利己性は依存心と不信感を強くして競争心を煽り
利他性は自主性と自律心を育み切磋琢磨の関係を求めてやまない
そこでは道徳心が生まれ不安や恐怖心に悩まされることもなく
お互いの素直さを発揮して自由自在を謳歌できる
よしんば独裁者が統治する国家であっても
その者が利他性を以って統治を行えば
依存性に溺れた国民をユートピアもどきの時空間に置けるが
残念ながら一代限りでしかなく
依存心を卒業させて自由自在性の関係を育むことはできない
すべては集う個々人の心次第なのです