あらすじ
展覧会はどうやって作っているの?
学芸員って何をしているの?
アートは役に立たない?
おすすめの鑑賞方法は?
現役学芸員が語る、美術館の舞台裏と美術鑑賞の楽しみ方。
noteの人気連載、待望の書籍化!
著者おすすめの美術館も掲載。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
学芸員さんがおすすめする美術館の楽しみ方ヒント
そういう本と思って読み始めた。
その話ももちろん書いてある。
それだけじゃなく、展覧会が出来るまで、
学芸員さんのお仕事、
最後に美術館をささえる方々の話がある。
読み始めて、衝撃を受けた。
えっ!美術館の隅で椅子に座ってる人が
学芸員さんじゃないの!!
あの人は監視している、監視員さんとのこと。
全く知らなかった。学芸員さんと思い込んでた…
私みたいのが、絵心も美術の知識も何もないようなのが
ふらふら〜っと美術館行って
分かってんのかどうなのかって感じで観てるのを、
どう見られてるんだろう?
そんな話書いてあるかな?と思ってたけど、
学芸員さんじゃなくて、監視員さんだったとは…
とても興味深い本だった。
明日あたり美術館行ってみようかな〜
どこ行こうかな。
Posted by ブクログ
分からないを楽しむことが、美術鑑賞の面白さのひとつ。めっちゃ解説読んで、理解しなきゃと意気込んでたなぁ。もっと気楽に楽しんでいいんだな。
図録は高いけど、学芸員さんの思いが込められてると思うと、なんだか毎回買いたくなった…!
写真okとあっても、著者の言うとおり、後で見直さないなぁ。自分の目でしっかり見て楽しむのが、一番!
知的好奇心を満たす場。会話があっていい。おしゃべり反対派だったけど、感じたことを共有して鑑賞を深めるのは良いことなんだよな。その会話を私も楽しむくらいの心持ちで鑑賞したい。
無駄かもしれないけど、その無駄を積み重ねることで自分自身の理解につながる。自分の好きなものが分かってくる。効率だけが全てじゃない。不要なもの、役に立たないものも大切。
Posted by ブクログ
『学芸員しか知らない美術館が楽しくなる話』
『学芸員が教える日本美術が楽しくなる話』
2冊続けて読んだ。(産業編集センター出版)
著者は、「小さな美術館の学芸員」さん
実際に青梅市にある玉堂美術館の主任学芸員を務める閑郷 頼子さんとのこと。美術館を運営して日々書き綴ったコラムや、展覧会ができるまでの舞台裏、日々どんな仕事をしているかをまとめたものから出来上がったらしいです。
私は元々、建築の仕事で、特色のあるたくさんの建物に関わって来ました。美術館建築はその中でも手間がかかるけれど面白い仕事が多かったです。それがきっかけで完成した美術館へ、時々、足を運ぶ様になりました。
この本には、「人が生活する上では、美術館がなくても誰も困らないかもしれません。」「美術は人の心に余裕がないと楽しんでもらえない」と書かれていますが、私の場合は、忙しい毎日で、少しでも仕事以外の事で、良さそうなものに触れて感性を磨いていたいと思いが強かった気がします。それは、決してゆとりからではなく、焦りが強かった為だと思います。
最近では、今はもう少しだけ、美術館へ行く事、色んな作品に触れる事自体が少しづつ楽しくなって来たところです。
『日本美術が楽しくなる話』はまさに、西洋美術よりも馴染みがなくて、よくわからない日本美術への入門書として良いと思いました。
また、週末には、どこかの美術館へ行ってみようと思います。
Posted by ブクログ
美術館の裏側を学芸員さんからの目線で知ることができて、興味深かった。
私は定期的に美術館に行っているが、美術品の貸し借りや作品の光の当て方などは気にしたことがなかった。美術館を楽しむ幅を広げることができたので、美術館に次行くときが楽しみだ。
何よりも学芸員さんの美術愛には屈服だった。
何も役に立ちそうもない美術こそ、人生を豊かにしてるという考えは素敵だと思った。
Posted by ブクログ
学芸員の仕事から、美術鑑賞の手引きまでていねいに描かれていて、理解の深まる一冊。この方の企画した展示は是非見てみたい!美術館、博物館好きの方にお勧めしたい一冊!
Posted by ブクログ
「美術館をもっと楽しむためのヒント」の章が面白かった。特に学芸員おすすめの鑑賞方法の箇所。実際に行ってみたら思ったよりも沢山感情が湧いてきて、達成感や満足感みたいなものも得る事ができた気がする。今後も続けて、感情、感性を開けていければと思った。
Posted by ブクログ
・一つの展覧会ができるまで
・学芸員という仕事の舞台裏
(温湿度や照度の管理、広報など)
・美術館をもっと楽しむためのヒント
・美術館をささえる仲間たち
(受付、輸送、マスメディア、空間デザイン、修復家)
Posted by ブクログ
展覧会ができるまで、学芸員の仕事、美術館の楽しみ方について、わかりやすく説明されている。
学芸員って、美術館の展示の隅に座ってる人だと思ってたがそれは監視員だと知った。
印象に残ったこと
・展覧会に行ったらアウトプットする→これは何事にもいえるがアウトプットすると自分の記憶に残る
・わからないものをわからないまま保持しておく経験をするのはダイパ重視の流れと逆行しているが無駄なものが心に残ったりする。美術館に限らず、時間を作ってどこかに行ったらつい「何か得るものがないといけない」という気持ちに私はなりがちだが、そんなことは気にせずともよくて、とりあえず気楽に行ってみたらいいと思った。美術館行きたいなと思う。
Posted by ブクログ
美術館前や駅の広告で『〇〇展』と書かれたアート展のポスターを見たことはないだろうか?
その展覧会が行われている美術館などで働く学芸員の仕事内容、美術館の楽しむためのヒントなどについて書かれているのが本書。
学芸員といえば、なにをしているのかイメージがつきにくい。
しかし実際には
時に展覧会を開くためのイベンター
時に広告などを作るデザイナー
時に図録を作る編集者
のように、さまざまなことをこなす、いわば美術に関する何でも屋でもあります。
いろんな気づきがあった中で、特に印象に残ったことを深掘りしていく。
本書の中で、
「“雑芸員”として一通りなんでも自らやっておくことは、あながち悪いことばかりではないと思っています」
という言葉が出てくる。
それは、経験を積むことで、外注した時に的確な指示ができるので、精度の良いものができるというもの。
また別のページでは
「器用貧乏な学芸員は、人の仕事を奪ってしまうこと、本来の業務に割く時間が削られることが問題」
とも言っている。
一見、言葉として矛盾を感じた。
しかし、共通点を考えていくと、これは各フェーズでのことを言っているように思えた。
他の職種のことは体験してみないと苦楽がわからない。
だからこそ体験してみる。
それを超えて、なんでもできるようになったら、次は任せるということも覚えて、自分の本来の仕事に集中しよう。
それぞれ「学芸員としての目的は作品の研究や展覧会の企画でしょ?」という原点に立ち返る。
という想いがあるように思う。
自分自身も、できることとやりたいことを履き違えてしまうことが多々ある。
それを気づかせてもらえた1冊だった。
Posted by ブクログ
よく美術館の特別展示に行くので、裏方仕事が気になって読みました。プランニングから展示の終了までの裏側を垣間見ることができ、ますます美術展が愛おしく思えそうです。
世の中に1点しかない、大切な美術品を扱う大切なお引越し作業のお話は読んでてドキドキしました。これから学芸員を目指す方にも良さそうです。
Posted by ブクログ
面白かったです。
あまり美術館には縁が無い人でもちょっと行ってみようかと興味が湧くのではないかと思います。
学芸員のお仕事を通して美術館の役割、それを支える人達、訪れた人がどう美術館を楽しむ事が出来るのか等、美術館初心者向けのような話になっています。
この本を読んでから行けば新しい楽しみ方が出来るのではないかと早速近くの美術館を調べてしまいました。
Posted by ブクログ
学芸員と編集者って似ている。それがこの本を読んだ僕の1番の感想でした。
学芸員の大事な仕事のひとつに、展覧会の企画・準備があり、プランニングや作品の選定、予算立て、出品交渉、図録の製作や展示作業と、本当にさまざまな仕事をする必要がある。
それってまさに編集者が雑誌や書籍を作る作業と同じなんですよね。共感しっぱなしでした。
また、アートの楽しみ方として「わからない状態を楽しむ」と言ってくれている。
タイパ、コスパ、ファスト教養とは対極ある価値観や感情の動き。
「役に立つ」という考えから解放してくれる存在としてのアートと、それを楽しむ舞台である美術館こそ、まさに今の僕らに必要なんじゃないかと思わせてくれました。
デザイン:三木俊一(文教図案室)
カバーイラスト:岡野賢介
本文イラスト:ちいさな美術館の学芸員
編集:前田康匡(産業編集センター)
Posted by ブクログ
美術館の学芸員はどのような仕事をしているか。
仕事の舞台裏や展覧会が出来上がるまでなど知らないことがいっぱいで興味深いです。仕事の苦労は他の業種でもありそうな事もあり、妙に共感しました。これから美術館で作品やその空間の鑑賞の仕方が変わりそうです。
Posted by ブクログ
ホテルの書籍コーナーにあったので拝読
以前、本屋さんで気になっていた本が見つかってラッキーと思って‥
サラサラっと読んだのもあるけど、2〜3時間で読むことができたのでオススメ
最近時間に余裕があったので、たびたび美術館に足を運んでた
なぜ、美術館にいくのか?
私の場合は、感性に刺激が欲しいからだ
衝撃や感動という感性は、刺激し続けないと衰えてしまうと思っている
アートは、手軽に、気軽に新鮮な情報を脳に与えてくれる
圧倒的な迫力のある絵、カラフルな色彩、ゴリゴリの油絵、西洋のエロス、500年前の屏風、体が浮くような波の映像、先端技術との調和
衝撃を受けて、今でもハッキリと思い出せる作品がたくさんある
毎回とは言わないが、面白い出会いがそこにある
この本を読み、企画を考えたり、保管に携わる学芸員の方々に改めてお礼を言いたくなった
私も静かな美術館が好きだけど、もっと色んな人が足を運ぶべきだと思うから、PRを是非頑張ってもらいたい(公共施設とか行かないと、目につくことがないので)
後半につれて集中力がなくなり駆け足でまわる、は本当にそう笑
だから今度行く際は、まずは全体を把握してみる
監視スタッフの方々は、学芸員さんだと思ってた笑
まさか、一つの美術館に数人しかいないとは知りませんでした
Posted by ブクログ
美術館が楽しくなるというタイトルに期待したが、内容は美術館で働く学芸員についての話でした。けれども、雑芸員と揶揄されてしまうくらい多岐にわたる学芸員の職務や、そもそもどうやって学芸員になるのかなどが詳細に記されていて、とても興味深く読み進めた。
Posted by ブクログ
"美術なんて役に立たないものだし、それでいいんだよという潔い言葉に同じ学芸員としてとても共感します。
生活の中にアートや芸術と呼ばれるものがなくても人間は死にませんし、美術館なんてなくても暮らしは困りません。それでも幸か不幸か、人間はただ食料を摂取し、その食料を買うために働き、そして死んでいく、それだけではきっと耐えられない生き物なのです。アートという壮大な無駄があるからこそ人間らしく生きることができる、と言ったら言い過ぎでしょうか。"
pp.137
現役の学芸員さんが美術館で働く中での魅力を伝えた本。とても面白かった……!!
自分の美術館の所蔵品はどれも大切でまるで我が子のよう。展覧会はその晴れ舞台。
収蔵して展示するまでにどれだけの努力がなされているのかがわかりやすく説明される。
私自身、博物館学芸員任用の資格は持っているけれど、こうして現場で学芸員を仕事としている方のお話はとてもありがたく読んだ。
学芸員の仕事だけではなく、おすすめの鑑賞方法についてや、展覧会に行った後に何をしたら良いのかも観客向けにコンパクトにまとまっている。
"大げさに言えば、作品を見る前と見た後のあなたは同じではありません。力のある作品は、人の常識や固定観念を揺さぶります。自分でその変化を感じ取ることができるようになればしめたものです。"
pp.164
また美術館に行って、揺れ動く感情の中に自分を置きたい。「アートがわからない」という感情の只中に行きたい。鉛筆でメモを取りながら、作品や展示の感想を書きたい。
美術館に行く前にも行った後にも読みたくなる本だった。あんまり美術館に行ったことがない人にもおすすめだと思う。
Posted by ブクログ
「美術は無駄」でもそれでいい。
人生には「無駄」が必要。
なんとも面白い本。
学芸員や美術館の舞台裏を、分かりやすく興味深く紹介してくれている。
読めてよかった〜!
Posted by ブクログ
学芸員って何しているの?と言われるとよくわからなかったのでその裏側を知ることができたのはよかった。書いているように展示で座っている人が学芸員だと思ってた笑
今まで解説とかは余計なものとしてみないようにしていたけれど、学芸員があれこれ考えて作っているのを知ったのでそれを楽しむのも一つだよなと思った。美術館行くぞーという気持ちは確実に上がる一冊。
Posted by ブクログ
美術館(や博物館)の裏側だけではなく、美術館での過ごし方やオススメ美術館など、足を運んでみようかなと言う気持ちにさせるような内容もあり、美術館巡りのはじめの一歩になる一冊。
これを読んでから行った美術展では照明やら動線やら、それまで気にならなかったところが気になった笑。
Posted by ブクログ
口語調で書かれ、読みやすい文体
美術館で催されている企画展、常設展がどのようにして作られているのか、様々な人々の仕事が組み合わさって一つの展示が作られているということが実際に働いている人の目線で語られており臨場感があった。
今までとは違う「裏側の視点」で美術館を楽しめる、そんな一冊です
Posted by ブクログ
美術館は幼い頃から両親に連れられ、大学生の頃は悩みがあるとふらりと上野の美術館に通ったり、大人になると1人であちこちの美術館に通う、私の大事な息抜きの場になっています。
本書で安村氏の「幼い日に出会った美術を思い出すことがあれば、それで良いのだ。一見、無限の無駄のようにしか見えない美術体験こそ、美術館に求められる最大の役割ではなかろうか。」との言葉は、正に私の体験を言い当てていると思い嬉しくなりました。
本書の美術館の楽しみ方を参考に、さらに美術体験を深めていきたいと思いました。
Posted by ブクログ
面白かった
頭の中にスッと内容が入ってきた。
雑芸員になっているのが、日本の学芸員の良いところでもあり悪いところなのかなと。専門の知識だけでなくて事務、調整能力が求められる。
Posted by ブクログ
読みはじめてるところ。、
美術館が好きで時々行くが、この前のNHKの日曜美術館を見て「学芸員」が気になったところで、偶然この本に出会った。
なかなか面白い。学芸員って国家資格だってんだ。
Posted by ブクログ
終始「そうなんだ!」「なるほど〜」の連続で、興味深く一気に読み終えた。美術館の舞台裏や学芸員の仕事について、普段知ることのない情報が盛りだくさんで、驚きと納得の連続だった。特に印象に残ったことをいくつか挙げてみる。
・美術館同士の作品の貸し借りには基本的にはお金は発生しない(一部の私立美術館や寺社は例外。また、輸送用のトラックや作品にかける保険の費用は必要)。
・「美術品梱包輸送技能取得士認定試験」というものがある。
・作品を借りる側の学芸員は、作品の輸送は業者に任せておしまいではなく、必ず現地に向かう(なんならトラックに同乗することもある)。
・照明について。日本画の掛け軸は巻いてあることが基本なので、横方向に折れ目がついてしまうことが多い。このようなものに対して上方向から照明を当ててしまうと折れ目が目立ち、痛々しく見えてしまう。
・博物館法的には、動物園も水族館も美術館も博物館。
・美術館は温湿度管理が命。特に湿度は高すぎても低すぎても良くない。どうしても湿度が低くなる冬場は、乾燥に強い陶磁器や金工品の展示を行う。湿度に弱い日本画の展示は、気候が穏やかな春に行う。
・この本の筆者は鑑賞者にできる限り「作品の所有者のように見てもらう」ように工夫している。
優れた作品ならばいつでも何度でも感動を与えてくれる、というのは幻想。実際は、人によってその作品と出会うべきタイミングがある。
・展示デザインという仕事がある。
美術館に行くことが、もっと豊かで奥行きのある体験になる。そんな知識と視点が詰まった一冊だった。
Posted by ブクログ
いろいろなサービスを支える裏方さんの仕事を知るのが好き。今回はたまたま目にした美術館の学芸員。仕事そのものは昔読んだたくさんのふしぎ、という科学絵本で触れたことがあったのだが、大人向けとなるとどうだろうかと思って読んだわ、
シーレの自画像に感動したエピソードを読んで、たしかにアートにも(書籍もそうだが)出会うタイミングってあるな、と思った。それがいつかは誰にもわからない。いつでも見られると思ったら、いつのまにか見られなくなっている、ということもある。久しぶりに出会った絵から、以前とは違った感情をもらうこともある。
ひさしぶりに、美術館にどっぷり浸りたくなった。
Posted by ブクログ
意外性はないが、「確かにそうだよな」と学芸員や美術館・博物館に限らない共通項を、改めて気付かせてくれた。
具体的には
職業、職種が明確であっても、会社の規模によっては業務の実態は雑多であり、人との信頼関係がベースにあること。
予算の限りがあるため、出来る事は自分でやろうとしてしまいがちだが、その結果、新人の仕事、経験の場を奪っていること。
美術館ならではの話(照明や運送、美術館間でのやりとり、学芸員の仕事内容など)も大変興味深い内容だった。
展示は消え物。だから図録を残す。という事も初めて知ることができた。
そんな中、私にとって一番の収穫だったのは、
そういった方が「アートを理解しようとして必死にキャプションを読む必要はない」と言ってくださること、子連れでも気軽に鑑賞にきてほしいと思って下さっていることがわかったこと。
肩肘張らずに、ふらっと立ち寄れるようになりたいと思った。