海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~

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通常価格 1,683円 (1,530円+税)
紙の本 [参考] 1,870円 (税込)
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作品内容

電話1本で海岸へ出動、クジラを載せた車がパンク、帰りの温泉施設で異臭騒ぎ――。
日本一クジラを解剖してきた研究者が、七転八倒の毎日とともに海の哺乳類の生態を紹介する科学エッセイ。

「田島さん、クジラが打ち上がったよ」電話1本で海岸へ出動!
解剖は体力&スピード勝負、クジラを載せたクレーン車がパンク、
帰りの温泉施設で異臭騒ぎ、巨大な骨格標本ができるまで――。

海の哺乳類の知られざる生態に迫るなか、人間が海洋環境に与える影響も見えてきた。
日本一クジラを解剖してきた研究者が、七転八倒の毎日とともに綴る科学エッセイ。


彼らはなぜ、生きる場所として再び海を選んだのだろう。
海での暮らしに適応するために、どんなふうに進化していったのだろう。
そして、なぜ海岸に打ち上がるのだろう。
それが知りたくて、一つ一つの死体から聞こえる声に日々耳を澄ます。
(はじめに より)


<内容>
1章 海獣学者の汗まみれな毎日
山積みのオットセイとの出会い/「鯨骨スープ」の臭いにまみれる/
海の哺乳類は体重がハンパじゃない/ストランディングは突然に

2章 砂浜に打ち上がる無数のクジラたち
シロナガスクジラとの遭遇/赤ちゃんクジラの胃からプラスチック/
シャネルNo.5はマッコウクジラのニオイ/クジラは爆発する

3章 ストランディングの謎を追う
なぜクジラは海岸に打ち上がるのか/調査には一流の道具を使うべし/
外貌(見た目)調査で死因を探る/内臓の調査は“超ガテン”作業

4章 かつてイルカには手も足もあった
手はヒレに、足は無くなる/超音波で周囲の情報をキャッチする/
イルカやクジラの内臓は丸っこい/小さな殺し屋クジラ「ユメゴンドウ」

5章 アザラシの睾丸は体内にしまわれている
水族館のショーはアシカ科の独壇場/水中生活により適応したアザラシ科/
野生アシカの群れはすさまじく臭う

6章 ジュゴン、マナティは生粋のベジタリアン
「人魚伝説」に意義あり!/ラクに水中を浮き沈みできる秘密/
ステラーカイギュウはなぜ絶滅したか

7章 死体から聞こえるメッセージ
死因につながる一筋の道を全力で探す/海洋プラスチックが見つかるとき/
環境汚染物質「POPs」の脅威/人と野生動物が共存できる道とは

カテゴリ
ビジネス・実用
ジャンル
学術・語学 / 理工
出版社
山と溪谷社
ページ数
336ページ
電子版発売日
2021年07月23日
紙の本の発売
2021年07月
サイズ(目安)
11MB

海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~ のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    購入済み

    (匿名) 2021年09月14日

    時々目にするクジラやイルカなどが打ち上げられたというニュース。
    地元が海に近いということもあり、そういうニュースは結構興味があったので、本書で詳しく知ることができてとても勉強になった。
    著者の方の海の哺乳類への愛がとても感じられる。
    昨今、話題になっている海洋プラスチックのことなど、人間の社会...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月08日

    クジラの解剖の苦労や重要性などが読みやすい文章で綴られている。こんなに大変な作業の末に博物館で展示されている標本があることが分かり、これから標本の見方が変わるかもしれない。クジラの話だけでなく、アシカやラッコの話も触れられているので読んでいて飽きない。

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    Posted by ブクログ 2021年09月20日

    給食に出るクジラの竜田あげが、ごちそうだった小学生の頃、学校で捕鯨船の映画を見ました。太いロープの着いた銛を大砲のようにシロナガスクジラに何本も打ち込み、血に染まった海から巨体を船にあげ、薙刀のような刀(大包丁?)でスルスルと解体していく働く大人の姿に感動したものでした。
    お父さんが捕鯨船に乗ってい...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年08月26日

    蛇口をひねったその先に海がつながっていることを感じながら、日々生活すること。
    海洋プラスチックが発見される個体のほとんどが、胃の中が空っぽ。環境汚染物質との関係性に全力で取り組んでいる。
    死んでしまった個体の死を無駄にしないために、粗大ゴミとして処理される前に、一つでも多くの個体を調査研究するために...続きを読む

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