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東郷平八郎、松下幸之助、山本五十六など、そうそうたる偉人たちがその感化を受けたと言われる哲人・中村天風。彼の思想の神髄は、こころと身体を一体化させることで強い命をつくり、価値高い人生を生ききるところにある。本書はその天風哲学のエッセンスを小話の形式で読みやすくまとめ、さらに実践ですぐ役立てられるよう目的別に章分けして編纂したものである。たとえば、運命をひらくためにはどうすればいいのか。困難に出会ったときにはどう考えればいいのか。また、日々健康で愉快に生きるためにはどんな心構えが必要なのか。さらに、よりよい仕事をするためには何を心がければよいのか。「1人でいても、寂しくない人間であれ。そうすればオーラがからだを包み、それに魅かれて多くの友が集う。自然体で生きるとはそういうことだ」と天風は言う。迷った時、悩んだ時、ぜひ本書を紐解いてほしい。天風師が独特の語り口で道を指し示してくれるだろう。
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・天命と宿命
かわし切れない運命は「天命」。それに対して、多くの人が苦しむ運命は「宿命」。
宿命は人間の力で打ち拓いていくことができるものなんだ。
・新しいバースデイ
人生という現実の世界に生きる自分を、本当のリアリストとして生かさなければならない。
・寝がけは尊い人間に
精神のアンテナは、寝床に入ってからは無条件に、良いことでも悪いことでも差別なく入りこんでしまう。だからいいことを考える。
・六つの力
体力・胆力・判断力・断行力・精力・能力。
六つの力が自分の生命のなかに内容量豊かになれば、人生はまるで天馬が空を行くように順調なものである。
・幸福を感じられる人
心のなかに絶えず高尚な積極的観念が熱烈に燃え上がって生きている人。
・たった一人でも正当は正当
百人のなかで九十九人が間違っていても、間違いは間違い。
百人のなかでたった一人が正当を行なっていれば、数が少なくても正当は正当。
・心が喜ぶ想像
暇なときがあるなら、静かに、気が散らないように目をつぶりながら、自分の楽しめるような、喜ぶような想像を心の銀幕に描くということが必要。
・解決策より気持ちを顧みる
失望・落胆させられた出来事や事情よりも、失望・落胆している気持ちをの方を顧みる。
・人間と感情
人間とは感情の動物ではなく、感情を制御できる生物なり。
・精神の栄養
口から肉体に入れる食い物以上に、精神に外界の印象を受け入れるときには、より吟味することが必要。
・肉体は道具
肉体を自己と思うのではなく、自分の身体が痛いときには第三者の身体が痛いと同じような気分になる。
・病から心を放す
医者にかかった以上は医者に任せる。病になったら、病はむしろ忘れるくらいな気持ちになる。
・悪人と善人
何かが起こると「私が悪かった」という。「私はいいんだ」だと喧嘩になってしまう。
・凡人・真人・至人
凡人は自分の嫌いな人をなるべく排斥することをもってい良いと思っている。
真人は進んでそういう人と和やかに親しみを続けていく気になるが、その人の心にこっちが与してはいかない。
至人は与しないばかりではなく、常にこれをよいほうへと導くことに努力する。
・現在に感謝
自分の望むものが自分のものにならなかったら、現在持っているものを価値高く感謝して、それを自分のものにしていく。
・人為と自然
理屈で分かるのが「理解」。自然承認は「自覚」。
偉くなる人は、理解を自覚の方へ移す分量が多い。
・怒りはすぐに消す
怒っても悲しんでも、人に見えないうちに消してしまう。
・いのちの力の使い方
力をいれることに重点をおかずに、力を働かすことに重点をおく
・本当の欲望というのは
本当の欲望というのは、欲しがりゃ欲しがるほど楽しい。
・時は金なり
時はいったん失ったら永久に現在の意識には決して戻ってこないので、心して有意義に使って生きるべき。
・慌てない
真に沈着な心こそが、明澄なる意識を生み出し、明澄なる意識こそがその行動を截然として遅速緩急誠によくこれを制御する。
・無礙自在
日にたとえ1時間でも2時間でもいいから、この時間だけは、何の汚れも濁りもない澄み切った心でやろうという習慣をつける。
Posted by ブクログ
心の力で人は生きている。だから、心を強く 積極的にことを考える。怒り悲しみもすぐ消す。今という時間は二度ともどってこないのだから、今を生きることを大切にする。夜前にいろいろなことは考えない。鏡の前で笑え。言葉の力で 積極的な言葉をつかう。何事に感謝する。
私ははずかしながら 生き方についてしっかりと考えたことがなかった。この本は、命と人生 生き方について 短い言葉のなかに感じ入るものがかず多くあった。今までなんと自分の生き方はネガティブで弱く 小さな考えしかない生き方であったか。思いしった。少しでもこの本書かれている生き方ができるよう心がけようと決意する。
Posted by ブクログ
息子へ)
「中村天風」の本を初めて読んだ。
中村天風という人は、お父さんが生まれる少し前に亡くなった方で、人の道を説いた人として、有名な方らしい。松下幸之助をはじめ著名人も崇拝したほどの人物だ。
確かに読んでみて、中村天風から学ぶべきことはあった。
中村天風の教えの第一は、ポジティブシンキングであること。積極的な心持ちでいるなら、「悩み」のような無意味な心理現象はなくなる。
不安、不平、不満、悲しみ、怒り、病。
ネガティブなことは、全て気持ちの持ち方で、取り除けると天風氏は断じている。
具体的な行動指針としても、
・寝るときは昼間の嫌なことを振り払って寝る。
・思いやりをけちらない。
・心地よく感じたことを善なるもので肯定する。自働的に。
・1日に1時間でもいいから、汚れもにごりもない澄み切った気持ちで集中して仕事しよう。
宗教にも似た教えを説きながらも、神の存在を否定する天風氏。心の持ち方の一つとして、天風先生の考えにも触れておいて欲しい。
(お父さんの本の買い方)
BOOK・OFF:105円
(読め、もしくは、読むな)
読め!
(君が・・・歳のころに)
二十歳になったら読んで欲しい。
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