【感想・ネタバレ】アドラー心理学入門のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年03月13日

最初、この本は固くて、読みづらいのかなと思っていました。

でも、読みすすめていくと、筆者が読者に分かりやすく書いている部分も出てきて、少し安心しました。

また、この本からは、「一人の力は意外と大きい」ということを学びました。

近くにいる人を大事にしたり、ちっぽけでも自分なりに始めてみることで、...続きを読むやがてそれが、全体に影響していくんだと思いました。

それと、新書って、ぱっと見は読みづらそうだけど、読んでみると案外いろいろと学べることがあります。

勇気を出して、読書をしていきたいです。

0

Posted by ブクログ 2022年07月16日

アドラーという人物の経歴を辿ってから、彼の教え(=個人心理学)について説明が続く。

唱えていることは至ってシンプルで、また著者は具体的なシーンと共にその解説をしてくれる。

育児での目標は2つ。
・自立すること
・社会と調和すること

そのためには、下記がなし得るよう親は支援することが大切だという...続きを読む
・自分は有能だと感じること
・人々は仲間だと感じること

また著者は親子だけでなく、あらゆる立場での人間関係に応用できる教えを導いてくれる。

人間は生まれてきた意味はなく、それぞれが人生を通して意味を見出す。

特に「目的論」的思考は、今後の自分の悩みなどでも利用できそうだなと思った。

自分を認め、相手も認める。
自立して支え合う。

また時期を置いて読み返したいと思った。

0

Posted by ブクログ 2021年07月30日

アドラー心理学とは何かを少しでも知りたい人にオススメ。「嫌われる勇気」は会話形式で進むため、理解はしやすい、入りやすいかもしれないが、薄い本というわけではなく、パッと読んで少し理解したい場合には、読むのが大変。以前、「嫌われる勇気」を読んだことがあったが、短くはないため読む気持ちが起こらず、且つアド...続きを読むラーの人生にも触れている本書は成り立ちから知り、なぜこの思想なのかを知るには良いと思い、今回手に取った。思い出したい時に、振り返りたい時に、手に取りやすく項目を探しやすいと思う。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年05月05日

目的論で感情について考えるのはすごく新鮮だった。感情ありきの行動ではなく、行動すること自体が目的で、感情はその行動を取るために創り出されたもの。

0

Posted by ブクログ 2021年04月10日

「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」からはまった岸見先生によるアドラー心理学。共著の古賀史健さんを感銘させ突き動かせたきっかけになった本。アドラー心理学を知る上で必要なことが簡潔にまとめてあり、非常にわかりやすい。とてもいい本だと思う。

0

Posted by ブクログ 2023年09月19日

アドラー心理学はストイック的である。人がこう思う、こう行動することには、原因がなく、思うことや行動することは、すべて目的が原動力になっている。
原因があるからそう思ったり、行動するのではなく、目的があるからそう思ったり、行動したりする。完全に目的論。

0

Posted by ブクログ 2023年08月27日

嫌われる勇気よりも前に書かれたアドラー心理学入門。アドラーの心理学はとても自分に厳しい。実践してなんぼ、の心理学。他者に期待しない。他者の課題に踏み込まない。自分の課題にはもちろん、自分で乗り越える。当たり前といえば当たり前のことだけど、実践するとなるととても難しい。他者への期待。これは私にとってと...続きを読むても難しい。ついつい、期待してしまう。そしてがっかりしたり、イライラしたりしている。自分で自分の枠を作って小さくならずに、私は好きなことを好きなだけできるのだと信じて、まだまだ諦めないでやっていこうと思える本だった。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年04月11日

「嫌われる勇気」を読んで、衝撃を受けてから約8年。巡り巡って、同じ岸見一郎さんが書いた本書に出会った。

それ以上分割することができないという意味での個人心理学、行動は信念(意味づけの総体=ライフスタイル)から出てくる、4〜5歳にはライフスタイルが確立する、目的論の立場にある、愛の感情は結果、コミュ...続きを読むニケーションは技術、罰は無意味、普通であることの勇気、喜び共有=勇気づけが大切、横の関係、自分の行動の結末を体験する、与えられたものをどう使うか、自己受容と他者信頼と他者貢献、仕事と交友と愛の課題は不可避、楽観主義、たとえ1人でも…覚えておきたいことだけまとめようとしても、これだけある。

罰に喜びを感じているごく少数の人は、自分もまた同じようにする。
自分は究極的には自分のことを考えて生きている。
わからないと思って付き合う方が、はるかに安全である。

今のように前向きに、楽観的に、それに加えて普通に生きることを頑張りたい。いや、頑張る。
やっぱりアドラー心理学面白い!

0

Posted by ブクログ 2023年03月02日

BOOK・OFFで80円で売ってたけど、1万円位の値打ちがある1冊だった。

「今したい事をしなさい。自分の課題と相手の課題を分けなさい。優越感や劣等感の危険性」みたいに、内容的には他のよくある自己啓発本と被ってる所は正直多い。だけど、アドラーという偉大な心理学者が理論立てて説明してくれたおかげで、...続きを読む本書でしか得られない納得感を得る事が出来た。

ただ、理論的には正しくてもなかなか実践が難しい事もある。作者は身長155cmだけど、その身長が高いか低いかは、自分が意味づける事だから気にしないらしい。
でも、街を歩いて自分より周りの身長が明らかに大きいのに、平然と居られるのかなあ。常に人に見下されて生きるって、理性では納得出来ても本能的に納得出来ないんじゃないの?

0

Posted by ブクログ 2022年12月03日

半年前に「嫌われる勇気」を読んでいたので内容は良く理解出来た。岸見一郎さんの本は自分にはすごく読みやすく合っている。この本を読んで、「嫌われる勇気」を再読したが、新たな発見もあった。アドラー心理学を学んでから自分自身の行動も変わって来た実感がある。

0

Posted by ブクログ 2022年11月12日

原因論(決定論)は厳しいように見えるが時に言い訳になりうる。
一方、目的論は希望が持てると同時に自分次第でもあるから、実はより真摯な態度が求められる。

0

Posted by ブクログ 2022年10月02日

「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」を読んだのがもう一年以上も前だったので、復習を込めた意味合いで読むことができた。人と人とは分かりあえない。だから、話し合いが大切なのだと説かれているのは非常に納得する。男性は火星人、女性は金星人の逸話も、非常に分かりやすい例えだと感じた。相手の考え方や感じ方が自分と...続きを読む異なることは当然。だからこそ対話を積み重ね、相手の考えや感じたことを知るようにしていく大切さを感じたし、私の気持ちもちゃんと相手に伝えるようにしていかないといけないなとも感じた。

0

Posted by ブクログ 2022年09月18日

アドラーの生い立ち、アドラー心理学の目指すところはよく分かった。著者によれば、アドラーはトラウマやPTSDを、課題を回避するための「人生の嘘」のひとつとしたようだが、PTSDなどの影響を軽視しすぎているように感じる。理論の中身については「なるほど」と思うことも多い。臨床家として、反発を招かないようク...続きを読むライアントに持論を伝えるにはどのようにしていたのか、興味がわいた。理解を深めていきたい。

0

Posted by ブクログ 2022年08月13日

嫌われる勇気 に続き、アドラー本2冊目。

何年か前にも読んだことがあったようです…
本を開くまですっかり忘れていましたが。

アドラー自身がその半生の中で
育児や教育に力を入れていたということもあり
この本の中でも育児を通じて
アドラー心理学の考え方が詳しく書かれています。

親の役目は
子どもを...続きを読む、自立した、社会と調和してくらせる大人に育てるために
自分には能力があること、
人々は自分の仲間であるという意識を持たせること。

そのためには親がまず
その生き方を体現しないといけないですね。

相変わらずガミガミと怒ってしまう毎日ですが
今一度ぐっと堪えて(←ここが一番難しい…)
言葉でのコミュニケーションを持てるように今日からまた努力します。

また、課題を分離して相手の課題には踏み込まず
時には結末を体験させることも大切である、
ということは理解していましたが

その体験が結果として
周りへの不信や自信喪失に繋がってしまう場合は
別の策を考えなければならない、ともあり
あくまでも大切なのはなってほしい姿であって
そのための手段を誤ってはいけないな、と。

アドラー心理学は内容はとてもシンプルであるものの
いざ実践しようとするととても難しく厳しいです。

少しでも甘えが出るとすぐになぁなぁになってしまいます。。

でも、
・課題の分離
・自己受容
・他者信頼
・他者貢献
をいつも頭の隅に置いて
短絡的に感情に任せることなく、
自分の行動を決めていけるように今日から気を引き締めていきたいと思います。

0

Posted by ブクログ 2022年08月07日

アドラー心理学の本として読みやすかったです。
ただ嫌われる勇気、幸せになる勇気の本と内容が重なる部分がありました。

0

Posted by ブクログ 2022年05月30日

アドラーの心理学について、『嫌われる勇気』でおなじみの岸見一郎が書いたもの。

アドラー心理学についてわかりやすく書かれていた。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年05月09日

アドラー心理学は原因論ではなく目的論。心の中ではなく対人関係を問題にしていること。
性格、ではなくライフスタイル=性格は変えることができるからスタイル、所与ではなく自分で選んでいる。
対人関係がすべての悩み。

人間の行動には目的がある。問題行動は、何が目的なのか。原因を探っても直せない。
怒るのは...続きを読む、相手をコントロールしようとするから。怒ったから怒鳴る、ではなく怒鳴るために怒る。
罰しても子供はいうことを聞かない。勇気をくじくだけ。
褒めてもよくない。褒めるとは上下関係がある行為だから。
子どもの問題行動は、愛情不足ではなく、勇気をくじかれているから。普通であることの勇気、を発動させれば問題行動はなくなる。このままでよい、という感覚。

劣等感は、劣っていると考えることに原因があるのではなく、優れていることを目標にするから、その結果として劣等感を持つ、と考える。
一方で、優越性の追求は普遍的な欲求である。これが過ぎると優越コンプレックス。劣等コンプレックスは、優越コンプレックスがひねくれて出たもの。普通であることの勇気、が必要。

褒めるのではなく、喜びを共有すること、自分の気持ちを伝えること、は勇気づけになる。
特別なことだけ、ありがとうと声をかけると、特別なことをしようとする。そうではなく、存在自体に感謝する=存在への勇気づけ。
放任でもスパルタでもない。根気よく話し合う。課題を分離し、自分で立ち向かう力を持たせる。

課題の分離=これは誰の問題か。

縦関係は競争社会をつくる。横の関係になって初めて援助し、協力し、勇気づけることが可能。
ヨーヨーマーが、本番前にリラックスできるようになったのは、自分が優れていることを証明しなくてもよくなったから。

今のあるがままの自分を受け入れれば、幸福になれる。そうでなければいつまでも幸福になれない。

自己受容だけでなく、他者信頼、他者貢献、も幸福感のためには必要。他者と相互依存関係にある。=共同体感覚。
共同体感覚は、社会通念の押し付け、協力という名の強制統制、の危険がある。
アドラーの答えは、誰かが始めなければならない。他の人が協力的でないとしても、それはあなたには関係がない。共同体感覚も押し付けることはできない、自分が持つもの。

ギリシャ哲学には、目的論と原因論の対立があった。ソクラテスの死刑に際して、ソクラテスは逃げなかったのは、アテナイ人が下した判決に従うことが善いことで正義であると、考えたから。=真の意味の原因=目的論と同じ。
大切なのは、ただ生きることではなくて、善く生きるコト。善くとは美しく、正しく、のこと。
絶対の価値は状況と無関係には存在しない。何が善で何が悪かは、その都度当事者の合意が必要である。=共同体感覚。
それぞれが、より善く生きる方策を探し出す必要がある。

人生の課題に向かう努力と忍耐を持たないため、逃げることを劣等コンプレックスという。

アドラーの意見ではトラウマはない。フランクルも根拠薄弱であるといっている。因果関係のないところに因果関係を見出す。トラウマはそうみなせばそうなるだけ。
決定論は、劣等コンプレックスに帰着する。トラウマを人生の課題を回避するための口実にする=人生の嘘。

人生の一般的な意味はない。自分で決める。
幸福には外的な条件は究極的にはなにも意味はない。
人にどう思われるかを気にして生きるのは、実に不自由な生き方をしている。

失敗を恐れない=やればできる、という可能性を残しておきたいがためにやらない、という選択をする場合がある。
何もないところには自由はない。抵抗があるからこそ自由であるといえる。
ジョングレイの「ベストパートナーになるために」の寓話。火星人と金星人が結婚して地球に住んだらどうなるか。
楽観主義と楽天主義=カエルがミルクのツボの淵で遊んでいた。ミルクに落ちた時、悲観主義なら、どうにもならないと考えておぼれてしまう。楽観主義なら、なんとかしようともがいているうちに、ミルクが固まってチーズになり、助かる。楽天主義は、何が起こっても大丈夫、と考えるだけで何もしない。

人類の未来に楽観主義になって、もがく。自分のできることをやれば、アドラーの提唱する人生を歩めば、人生は変わる。

0

Posted by ブクログ 2022年04月01日

アドラー心理学について、アドラーの生い立ちと共に丁寧に解説した本。

アドラー心理学では心理面の目標として「自分には能力がある」「人は自分の仲間である」と考えることを提示している。この考えを基軸に横の人間関係を築いていくことで、幸福を感じる場面が増えていくのだなと感じました。また、ものの考え方や捉...続きを読むえ方は他者との繋がりを意識することで、自ずと幸福を感じる思考になる事に気づかされました。

アドラーがどういう考えを持っていたのかについて、入門書として少し理解できたように感じました。

0

Posted by ブクログ 2021年09月16日

・自分と他者の課題を混同しないこと
・人は自分の期待を満たすためにいきてはいない、それは自分にとっても同じことである。
・合わないことがあって当然、火星人と木星人

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年08月21日

 哲学や思想に関する本は、自分の生き方がつらくなったときに読むものと相場が決まっているが、今回もそうだ。

 アドラーの心理学は、フロイトやユングと比べて知名度が低かったが、最近は、時代の風潮に合ってきたのか、書店でもよく目にするようになった。

 特徴を一言でいえば、(常識に反して)原因論ではなく...続きを読む、目的論で考えること。したがって、過去ではなく、将来に向けた対応が可能になる点ということになるだろうか。また、人間関係を「縦の関係」ではなく、「横の関係」としてとらえる点も特徴といえる。

 目的論への変更が、比較的新鮮で、やってみようという気になるのと比べて、競争パラダイムにもとづく「縦の関係」になじんで来た、自分のような者には、パラダイム転換が極めて難しい。

 しかしながら、本当に精神的なハードルを乗り越えるという経験をしないとつらいままなのだとしたら、そこは意識してコントロールしていくべきではないかとも思う。

以下有用だった箇所の引用

第一章 アドラーはどんな人だったか

第二章 アドラー心理学の育児と教育
・「子どもは親や教師を自分と対等である、と考えています。・・・アドラー心理学ははっきりとした目標を掲げ、絶えずその目標を達成する方向で子どもを援助します。まず育児の行動面の目標として、
一、自立する
二、社会と調和して暮らせる
ということ。
そしてこれを支える心理面の目標として、
一、私は能力がある
二、人々は私の仲間である
という目標を提示します。」
・「アドラー心理学では、行動は信念から出てくる、と考えます・・・ここでいう信念は、自己や世界についての意味づけの総体であり、「ライフスタイル」と呼ばれています」
・「人間の悩みはすべて対人関係の悩みである」
・「私たちの言動は、・・・その言動が向けられる「相手役」がいて、その相手役から何らかの応答を引き出そうとしている、と考えます」
・「アドラーは行動について「なぜ」を問うとき、行動の「原因」ではなくて「目的」を答えとして期待しています。人は原因によって後ろから押されて生きているのではなく、目標を設定しそれを追求する、と考えるのです。言い換えると「どこから」ではなくて「どこへ」を問うているのです」
・「アドラー心理学では「これは誰の課題か」という言い方をします。誰の課題かは最終的に誰が責任を引き受けなければならないかを考えればわかります」

第三章 横の関係と健康なパーソナリティ
・「人は誰もが等しく同じことを経験したり、客観的な世界に生きているわけではなく、自分自身の興味、関心に従って、世界を意味づけ、そのようにして世界を知る。しかし、・・・私たちの行うすべてことに私たち全面的に責任がある」
・「精神的に健康であるということがどういうことなのか・・・
ー「まず自分を受け入れることが一つの条件です(自己受容)。「大切なことは何が与えられているかではなく、与えられているものをどう使うかである」」
ー「世界は危険ではないし、自分のまわりの人は敵ではなく、自分を援助しようとしているのだ(他者信頼)」
ー「人から受けるだけではなく他の人に与える、あるいは、他の人から受けるだけではなく返すということがなければなりません(他者貢献)」

第四章 アドラー心理学の基礎理論
・「人は自分が意味づけした世界に生きている」

第五章 人生の意味を求めて
・「人生の意味は自分で決める」
・「私は他の人の期待を満たすために生きているのではない」
・「他の人は私の期待を満たすために生きているのではない」

0

Posted by ブクログ 2021年08月09日

アドラー心理学については、各所でその一部分を聞きかじることはありましたが、ちゃんと触れたのはこの本で初めてです。

一番印象に残ったのは、「ほめる」のではなく「勇気づける」ことが自信をつけることに繋がるというところです。
そして、そのためには「縦の関係」ではなく「横の関係」を築くことが必要であるとい...続きを読むうところも。
完全に同意できる考え方かというとそうではないですが、絶対的に善きこととされている「ほめる」ことの根っこにあるものは何か、本当に子どもたちを伸ばすのに「ほめる」が(巷で言われているように)適切なのか、今一度考える必要があることを示唆してくれました。

しかし、著者も書いているように、なかなか厳しい考え方だなぁとも思いました。ともすれば、(どちらかと言えば悪い意味で)「個人主義」という文脈の中で語られる危険性?もはらんでいるのかな、と。

それから、本質的なことではないですが、著者の文章が分かりにくい(文章構造が捉えにくい、提示された例が話とどう関係しているのか分かりづらい)と感じる場面が少なからずありました。個人的にそういう箇所があるとストレスを感じるので、その点は残念でした。

とはいえ、アドラー心理学の概観をなぞるには丁度いいかと思うので、概ね満足です。

0

Posted by ブクログ 2021年03月29日

3章までスルスル読める。劣等コンプレックスの記述が自分には一番興味深い内容だった。

4章の基礎理論はやや言い回しが難しい。ゆっくりスピードを落として、わからなければ飛ばして後で戻ってこよう。

5章は筆者の経験を始め、色々な事例を交えたアドラー心理学を人生で「実践」する内容。共感しやすく、自分も人...続きを読むに説明して実践していこうという気持ちにさせる。インプットしたらアウトプットしたくなる、そんな名著です。

0

Posted by ブクログ 2021年06月07日

「岸見アドラー学」の全体を理解できる。岸見氏のフィルターを通したアドラーを受け取れる幸運に恵まれたことに感謝します。万人に幸福の道は開かれている、ということを教えてくれる、まさに希望の書である。

また、本書は、育児書としても活用できる。

まず、育児、教育の目標を明確に掲げる。
・育児の行動面の目...続きを読む
1.自立する
2.社会と調和して暮らせる

・育児の心理面の目標
1.私は能力がある
2.人々は私の仲間である
(p39)

また、育児、教育の方針として、以下がある。
・罰しない
・適切な行動に注目する(褒めることではない)

また、勇気づけとして、以下のような言葉を子どもにかけてあげると、いい。
「ありがとう」、「助かった」、「うれしい」

また、高いレベルを基準にしない。基準にするのは、「生きている」という事実である。

また、重要な考えかたとして、「課題の分離」がある。
親は、子供の課題に勝手に踏み込まない。
だからといって、これは放任育児ではない、とのこと。
ぎりぎりのところでは、親がブレーキをかけなくてはいけないのである。

-----
個人的な印象としては、子どもを尊重する、という点では素晴らしいが、ひとつ間違えると放任になりかねない。
例えば、ゲームばかり子どもがやる、宿題もしない。そのうち昼夜逆転して学校にもいかなくなる。それは、どのように歯止めをかけるのだろうか?
それは、家族という共同体のルールが抑止につながるのだろうか?
根本的には、先に記した、育児の目標が達成できていれば、そのような問題になることはないだろう。アドラーは、子どもを如何にコントロールするか、ということに着目するのではなく、子どもが、将来大人になって、親がいなくても立派に生きれるように、本人の自立を見守るのである。
不登校になるのは、勇気が挫けているのかもしれない。であれば、親にできるのは、勇気づけのみなのである。

育児における、大切な考え方を学んだ。

0

Posted by ブクログ 2023年12月17日

パラパラと読んだ
例え話が多く結論が分かりにくかったので読みづらかった
本を読むのが難しい時に読んだので再読したい

0

Posted by ブクログ 2023年09月14日

アドラー心理学の歴史と概要。

⚪︎アドラー心理学における育児の目標(行動面)
・自立する
・社会と調和して暮らせる

⚪︎アドラー心理学における育児の目標(心理面)
・私は能力がある
・人々は私の仲間である

⚪︎アドラー心理学ではある行動の理由は「原因」ではなく「目的」にある(例:怒るのはその方...続きを読むが相手が言う事を聞くから)

・子供が注目を引こうとする行動に注目すると、子供はますますその行動を続ける。適切な行動にだけ注目する。

・縦の人間関係は精神的な健康を損なう(叱る、褒めるは上から下に見ている縦の関係性)

・私たちは経験によって決定されるのではなく経験に与えた意味によって自分を決める

・嫌な人と付き合う時は、今日初めてこの人と会うと考え過去のことは考えない。

0

Posted by ブクログ 2022年07月10日

心理学を少しかじってみようかくらいの気持ちで読んでみた一冊。実際読んでみると、「教育」について、そこから派生して自分らしく生きるためには、という人生論的な話が主で少し拍子抜けした。
その中でもなるほどなと思った部分もあり、特に「教育」に関する部分は、自身の現在の子供との関わり方を含め勉強になった。
...続きを読む「怒る」のではなく「叱る」的な教育論は耳にタコができる程聞くが、アドラーも同様のことを言っていた。罰することでは何も得られず、一時的な解決にしか過ぎない。また一見何の問題もない「ほめる」という言葉にも言及していて、「ほめる」のではなく「勇気づける」という言葉は初めて聞いた。「ほめる」ということは、実はその対象者を下に見ている証拠であり、「ありがとう」「うれしい」「助かった」のように、喜びを共有、自分の気持ちを伝えることが大事だと説いていた。
また人生論的な話の中で言うと、「他の人は自分の期待を満たすために生きているわけではない」という言葉もなるほどと思った。自分の人生なんだから、もっとすべての出来事を自分ごととして捉え、誰かに責任を押し付けるのではなく、そして何か見返りを期待することなく、人生を過ごしていくべきだと改めて感じた。

0

Posted by ブクログ 2022年03月28日

原因論ではなく目的論、自己受容から他者信頼、他者貢献など、比較的シンプルなことを言っているのだが、ストンと腑に落ちることはなかった。
客観的な世界を想定しない社会構成主義や、目的本位の生き方を推奨する森田療法などと類似点はあるが(森田もアドラーもフロイトの原因論を批判して理論を打ち立てたので似ている...続きを読むのは当然かもしれない)、そのどれとも違う、小難しさを感じる。
西洋の理論だからか、著者のギリシア哲学を踏まえた解説が難解なのか、アドラー心理学の流行に私自身が懐疑的だからか…理由はわからないが、あまり面白みを感じなかった。アドラー自身の著作を読み、もう少し深めてみたいと思う。

0

Posted by ブクログ 2022年02月24日

岸見先生のアドラー心理学の本は
何冊か読ませてもらった

この本から新たに学んだことは
苦手と思っている人がいても
それは過去に囚われているからだということ。
その人との過去一週間を思い出させると
対して嫌なことをされていないということに
気づくという。

たしかに過去に嫌なことがあり
フィルターを...続きを読むかけて人と接することで
嫌だなという負なイメージが自分にまとわりつく。

初めて会った人なのだと
新たな気持ちで接することができれば
自分自身にとっても新たな発見があるかもしれない

0

Posted by ブクログ 2021年07月23日

『嫌われる/幸せになる~勇気』の対話形式がウザイと思う方向き。
内容は同じで、箇条書きされています。

0

Posted by ブクログ 2021年07月17日

アドラー心理学に関する本を、マンガ以外で初めて読みました。
おそらくアドラー心理学は流行りに乗っているのだと思います。
どこかで聞いた内容や、当たり前と思えることがほとんどでした。

もちろん体系的に学べるということで言えば、手軽で良い本なのですが、新しい価値観が得られるということはありませんでした...続きを読む

0

「学術・語学」ランキング