ビジネス・実用の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
たくさん勉強になり面白かった。奈良時代のほうが女性が官吏として活躍できていたり、女房文学の女房は何者なのかとか、基本から立ち返って、様々な視点で学ぶことができた。読み始めたのは半年前くらいで、途中掘り下げてみたい部分なども出てきて調べてみた入りた結果、かなり長い読書期間になってしまった。
斎王から入内し巨大なサロンを築いた内親王とか、平安時代は女の活躍がサブカルチャーに特化していったようで、女の活躍が政治方面で減った反面、表現分野で花開いた。
何回読んでも天皇の名前が覚えられなくて苦労した。読んでる間はふむふむと読めているのに、あとから淳和天皇と言われると、え、誰の息子さんだったっけ?とすぐ直近の天皇すら思い出せない。
奈良時代の遷都や渡来人たちが日本に土着していった過程なども学べ、日本は昔から渡来人とともに作られてできたのだと言う知見も得た。
ともかく学ぶことが多過ぎて、情報量が膨大なので、何度も読み返したい本になったし、もっともっと奈良時代と平安時代を掘り下げたいと思った。
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Posted by ブクログ
趣味のように政治を語るポッドキャスト番組「セイジドウラク」の
TBSラジオ政治記者澤田大樹と選挙ライター宮原ジェフリーが、
おそらく中高生あたりをターゲットに書いた本。
政治を、選挙を、楽しく、分かりやすく書いている。
漫画が秀逸。漫画→会話という順番なのだが、まんがだけでおおよそわかる。
ま、それは私が20歳以来ほぼすべての選挙に投票してきたくらい、
政治、選挙に関心があったからかもしれないが。
漫画だけで分からぬ人のための会話でもある。
会話には、これもセイジドウラクメンバー、矢ヶ崎さんも登場。
政治編はいまいち面白みに欠けたが、わかりやすくていい本。
選挙の基礎知識!(選挙のふしぎ;衆議院選挙のふしぎ;参議院選挙のふしぎ;自治体選挙のふしぎ;候補者の選び方のふしぎ;投票のふしぎ;のふしぎ;開票のふしぎ;立候補のふしぎ;公職選挙法のふしぎ)
政治の基礎知識!(政治家について;国会について;内閣について;政党について) -
Posted by ブクログ
ここ数年感じる心身のしんどさを少しでも軽くしたいと思い、気になった本を読むことの優先度をあげてみた。
その中で、トラウマという状態について気になり、わかりやすく書かれていそうなこの本を読むことにした。
程度の差こそあれ、治療を要するまでには至らずとも人はみんな何かしらのトラウマは抱えているだろうから、トラウマというものを知りたいと思った。
支援が必要な当事者だけでなく、支援する側のことも書かれていたので、トラウマというものに関わる全体像がわかるのがとても良かった。
当事者としての自分、支援者としての自分、それぞれを頭に置きながら読むことができる。
その両者を自分の中に存在させて、自分とうまく付き合っていきたいと思った。
傷が目に見えないからわかりにくいと思ってしまう精神分野で、多重人格の説明はとてもわかりやすかった。
それぞれの感情がつながってないから、それぞれの感情にくっついてる人格がスイッチを押したかのように違って見える。
思考も深まってないと点と点がつながらず判断を誤ったり、対人関係もいわゆる性格が悪くなってしまう。
感情、知識、どちらもいかになめらかなグラデーションを作ることができるかどうか。
とてもいい本を手にすることができた。 -
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ネタバレ【こころは遺伝する】 ロバート・プロミン 著
「ガーディアン紙」の「一度本書を読んでしまえば、二度と同じ目で世界を見れなくなる」という禁断の書。近年、注目されている「行動遺伝学」の本です。
一言で言うと、「個人差のほとんどは遺伝によって説明され、DNAこそが『自分らしさ』の青写真だ」というもの(原文タイトルも“Blueprint; How DNA Makes US Who We Are”)。「氏か育ちか」の議論で言えば「氏(DNA)」の決定要因が大きいと言います。遺伝率の平均は50%で残りは環境要因に影響を受けるそうですが、環境からどういった影響を受けるか(=本人がどう感じるか)もDNAによるもので、「心理学で用いられる環境要因のほとんどが、大きな遺伝的影響」であると断じます。年齢を経るごとにDNA影響が発現し、親の接し方や教育云々よりDNAだと言います。
訳者の安藤寿康もこの行動遺伝学の信奉者ですが、並行して読んだ『運は遺伝する』(橘玲、安藤寿康)の方が分かりやすいかも知れません。ただ、個人的な経験でも環境から影響を受けたこともあり(どう感じたかはDNAによるのかもしれませんが)、また周囲を見渡しても遺伝では全てを語り尽くせないないと思うのですが如何でしょうか。仏教の「縁起」を信奉していた自分には、本書の「DNA推し」に接し、「同じ目で世界を見れなく」なったのですが、別の立場の人の論評も聞いてみたいと思った一冊です。 -
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「そもそも、なぜプロジェクトは失敗するのか?」
この根本的な問いに対して、著者が提示する「人はやったことがないものをプロジェクトと呼ぶから」という言葉に、深く膝を打ちました。不確実な初挑戦である以上、プロジェクトは本質的に「失敗しやすい性質」を持っています。最初から失敗する前提に立ち、いかにその確率を減らしていくかの指南書として、極めて示唆に富む一冊です。
本書に挙げられている55の罠は、どれも現場経験者なら「あるある」と胃が痛くなるものばかりです。しかし、これらすべてを完璧に回避しようとするのは非現実的です。また、個々の罠は原因と結果で複雑に連動しているため、できるだけ原因と思われる罠にアプローチすべきです。
例えば私の場合は、現場の変革推進において特に致命傷となりやすい「重要な20%(11個の罠)」を抽出して深掘りしてみました。
03 脆弱なゴール 04 理想論で突き進む 08 過去の失敗に向き合わない 10 業務メンバー不足 12 他社事例から学ばない 18 メンバーが皆ひとごと 19 野蛮さ不足 24 業務部門とIT部門の相互不信 25 リーダーシップ不足 26 上流を端折る 49 コンフリクトを避ける
自身が推進役(変革リーダー:PL)であり、自責として考えると最も刺さるのが「25 リーダーシップ不足」です。本書ではリーダーに求められる素養として「ビジョン構想力」「業務やITの知識」「的確な洞察力」「軋轢に動じない胆力」「皆をまとめる人望」が挙げられています。しかし、これらを1人の人間がすべて兼ね備えるのは、まさに「スーパーマン」を求めるようなものです。だからこそ、1人のリーダー像に依存せず、不足する役割を相互に補完し合えるチームビルディング(PLとPM/PMOの機能分担など)が不可欠であると痛感させられます。
また、特に他にない視点でありながら芯を食ってると感じたのが「19 野蛮さ不足」と「49 コンフリクトを避ける」です。単なるカイゼンではなく「変革」を成し遂げようとするとき、周囲と軋轢が生まれるのは必然です。いい顔をして摩擦を恐れ、意思決定を先延ばしにするのではなく、大義のために誰かが「地雷を踏みに行く」覚悟や、多少の強引さ(野蛮さ)を持って突き進む姿勢が求められます。
罠の多くが「上流・超上流」の構想・計画フェーズに集中している点も納得感があります。もちろん、プロジェクトのフェーズが進むにつれて注視すべき罠の重み付けは変わっていくでしょう。
プロジェクトとは、どこまでいっても泥臭く、青臭い人間ドラマです。罠だらけの荒野を進むすべてのリーダーにとって、本書を片手に泥臭く、そして青臭く罠を回避しながら前進するための必携の書としてお勧めします。