ビジネス・実用の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
老子じいさんが思う、人や国のあるべき姿を並べた本。
どの章も、意味は奥深いのに文章は簡潔。訳もすっきりしていて読みやすかった。
興味深くて美しい至言だらけ。「信言は美ならず、美言は信ならず」とか、「進道は退くが若し」とか。内容は『論語』よりも理想寄りで、『荘子』よりは社会寄り。虚無感がより徹底してる『荘子』と読み比べるとおもしろそう。
理想の社会像が、現代日本の価値観とは違いすぎて驚く。特に「人民は愚かな方が良いよね!」とか、今だったら間違いなく炎上する主張だ。
心に留めておきたい言葉にたくさん出会える本だった。これからも折に触れて読み返したいな。 -
Posted by ブクログ
「老兵はただ去り行くのみ」と書き捨てて一般書を終えるの、なんかカッコいい。
全体を通して、かなり嫌味な文体だなと思いながら読んだが、書いてある内容は極めて鋭く、特に血縁選択のところは極めて難解な理論が展開されており、私には半分も理解できなかった(働きアリと女王アリが分かれることで、遺伝情報を広めやすい? みたいな考え方らしいが、数学的な根拠が私にはよくわからなかった)。ヨモギヒゲナガアブラムシの箇所は、とても面白かった。
この方は、もう私は研究者やめたんで、ということで自由に書き、八丈島でのんびり暮らしているらしい。しかし、思考のスケールは極めて大きく、社会全体を分析するような実験性、批評性に -
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Posted by ブクログ
今までのシリーズで1番面白いと感じた。商売(ビジネス)をしていて忘れがちな気持ちや、成長には痛みを伴うという、知ってはいてもきちんと向き合ってこなかった課題にも向き合っていて、成長しようと努力している今の自分には、言語化出来なかったモヤモヤした気持ちを晴れさせてくれる内容だった。
ストーリー性のある自己啓発本として、読みやすく実用的なので有用だと思った。
シリーズを読んでいる人にとっては、過去作に出てきた釈迦や幸子さん(貧乏神)が出てくるので、繋がりがあって嬉しかった。
audiobookで聴読。ガネーシャがラップをする箇所が音楽になっていて気合の入りようを感じた。ガネーシャさいこー。 -
Posted by ブクログ
娘のトリセツがさらっと読み終えられる量だったので、息子のトリセツも1時間もあれば読み終えるかなと思いきや、息子を持つ黒川さんの思いがびっしり書いてあった。
自分の息子に当てはめるとともに、自分の兄弟にもあてはめ、兄もそんな思考だったのだろうかと不思議に思った。
特に気になった言葉。
・母も惚れるいい男
・ミニカーに夢中は男の子、自分に夢中は女の子
・男の子には「ぼんやり」の時間が大事。外界か
脳を遮断し、脳を進化させるモードに入っている。
・神聖な責務を息子に与える
息子がもう少し大きくなってから再度読みたい。思春期の息子の子育てでこの本が助けてくれそうです。 -
Posted by ブクログ
1. 幼少期の家族環境と「心の鎧」の形成
社会の影響を色濃く反映した家族の形は、力の弱い子供の心に生涯にわたる影響を与える。親からの愛情の欠落や、愛という名目での支配的な関わりを受けた結果、傷ついた心を守るための防衛機制として、他者への寄生的な依存や対人関係の回避など「分厚い鎧」をまとった大人が形成される。
2. 現代における人間関係の摩擦の必然性
社会は、そうした多様な傷と鎧を抱えた大人たちによって構成されている。家族の形が多様化した現代においては、個人の「鎧の形状(心の凹凸)」も多様化かつ複雑化しているため、それらがうまく噛み合わず、人間関係に不全が生じるのはある意味で不可避な構造である
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