あらすじ
「なんでこんなに読むのが遅いんだろう…」「以前はもっと本を読めていたのに…」というすべての人へ。積ん読、解消!! 月20冊があたり前になる。なぜ「1ページ5分」の遅読家が年700本の人気書評家になれたのか? 音楽を聴くように本を読む――さあ、「フロー・リーディング」の習慣を始めよう。
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Posted by ブクログ
2016/03/27 の読書ノートより抜粋(2025/05/08)
p.86
「毎日・同じ時間に読む」を軌道に乗せたいのであれば、まず朝がおすすめです。
とくにいいのは「目を覚ましてすぐの時間」。目が覚めたらすぐに起き上がらず、あえてそのままベッドに寝転がりながら10分間だけ本を読むのです。すると、たったそれだけのことで頭がスッキリします。
→ モーニングバスケットに明日の朝読みたい本を入れてから眠る。
p.91
「1ライン・レビュー」とは
「1ライン・エッセンス」について、「なぜこの1行に感動したのか?」という観点で、ひと口メモを書くだけです。
→ 読書ノートを書いたあとにロジック3でポイントを3つ以内にしぼって最後に一言にまとめる。これと同じ考えだと思う。
p.93
1日1冊のペースで読むとすると、1年後にはレビューだけでも300行を超える分量になります。あとから見返すときのことを考えても、引用とレビューがそれぞれ1行でビシッと簡潔にまとまっているほうが、記憶の再現効果も高くなるのです。
→ 少しずつの感想でも毎日続けていれば膨大な量となる。200ページの文章からお気に入りの1行を探すという行為もすごいが、それが重なると大きな変化につながる。
9年も前にこんなことを考えていたのかと驚きました。
記憶が完全消去されても、やっていることが大して変わってないなぁ。。。
Posted by ブクログ
# 遅読の呪縛に、「フロー・リーディング」の救済を
## 面白かったところ
- 実際にフローリーディングを当書で試せること
## 微妙だったところ
特になし
## 感想
会社の同僚推薦の一冊。
自分もかなりの遅読家で、一言一句舐め回すように、良いフレーズを自分の魂に鎮めるように本を読むタイプである。
だからこそ、スマホでニュースを眺める感じで本を読むスタイルは衝撃的だった。
実際に当書も1時間程度で読みきった。
率直な感想としては、一冊を読み切ったほうが全体の纏まりを掴んで主旨を捉えられるため、より筆者が伝えたいことを理解できると思った。
積読が減らなくて困っていたから、本当に救済された気分だ。
Posted by ブクログ
購入6年後に2時間半で読破‼︎
「なら、さっさと読めよ‼︎」って言われそう(笑)
当時受験生の次女と、某大学のオーキャンの帰りに寄った書店で自分と日本語が苦手な次女の2人が入用だったが、2人とも放置。
スピードが遅いのではなく「熟読の呪縛」が邪魔をしており、読書を辛い修行の如く捉えていたのが原因だった‼︎
未読の蔵書270冊を1年で完読も夢じゃない⁉︎
以前「1ライン•サンプリング」を試みたことがあるが、3日で挫折した経験があり、今後もできなさそうだが
•1番心地いい読書リズムを把握
•1ラインエッセンスと1ライン•レビューを探しながら読む
•「ギアチェンジ」しつつ、スピードに緩急をつける
•「目次」は熟読に値する
上記を読みながら実戦したため、この頁数の書籍を2時間半で読破できたのは著しい効果だ‼︎
2022,11,4〜5 2時間30分
Posted by ブクログ
●キーワードを決めておく。
①読むべきところとそうでないところを見極める。
②読むべきところを読みながら気になった部分をどんどん書き写す(かけら集め)
③「もっともすばらしいと思った引用」を1つだけ選択。
リストに印をつける。 ※最高の1行を選び出す作業。
④「なぜ、この1行に感動したのか?」という観点で、ひと口メモを書く。※目安は30〜40文字程度。
⑤12冊分のレビューがたまったら「ベスト」だといえる1冊を選ぶ。※1ページ6冊分、見開きで12冊分。
⑥1年後にはさらにそこから「ベスト・オブ・ベスト」の1冊を選ぶ。
Posted by ブクログ
本など読まなくていい
ネットの方が早い
本がなくても生きていけることを前提に、あった方が人生が豊かになる
熟読の呪縛
いい加減な、ながら、だらだら動画はしているのに本はなぜかまじめな人が多い
しっかり知識を取り入れてこその読書でもな
流し読みでも本当に大切な1行は入ってくる
読書は宝探し、しびれた1行を探せばいい。ワンラインエッセンス
読書という行動のどこか、何かが楽しければそれでいい
呼吸読書
吸ったら吐く
音楽を聴くとき
自分の経験からもCDを買っていきなり歌詞を覚えようとはしないことに気付かされた。難解なところやあまり面白くないところは飛ばしてしまって最後まで読みきることが取り敢えずの読破の目標になった。
Posted by ブクログ
これまでの自分の考え方を180度変えてくれる本だった。この情報洪水の時代、本をいちいち精読していたらキリがない。呼吸するように読書せよというのは本当に腑に落ちた。
本なんてどうせ内容は忘れる、本当にためになる部分に数カ所吸収すればOK。そんな感じで、気楽に読んでいきたい。
売却時のことを考えて本には書き込みをしないなど、筆者の考えの中には一部賛同できないものもあったので、そのへんはフローリーディングでさらっと読み飛ばさせていただいた。
Posted by ブクログ
「何かのための読書」はつまらない!
作者はページをめくること、「本を読むこと」で感じるワクワクを読者に伝えたいのだろう。だから、「読むのが嫌にならない」メソッドが詰め込まれていた。
作業ゲーと紙一重だが、そうでなく、負担を減らしているだけ。その違いは、忘れないようにしたい。
Posted by ブクログ
凝り固まった読書への考え方を変えてくれる本だった。ただ、すべての本に当てはまる訳ではないから、そこには注意が必要でもある。
最近読んだ本よりも、学生時代にレポートのために読んだ本の方が内容を覚えていたりする。それはきっと、若さだとか、その時衝撃的だったんだろうな、とか理由をつけていたけ。けれど実は、終わりの時間の意識とどうやってエッセンスを引き出そうとしていたかの心がけの違いだったのかもしれない。
Posted by ブクログ
▼覚えようとしない。引用しておく。
▼「100%写しとる」から「1%にめぐり会う」
▼お気に入りの1行を見つけ出せれば十分。
丸ごと学ぼうとしてた。
たしかに辛い。
Posted by ブクログ
他の読書法に関する本と違う点は、読書メモは引用と感想を1文ずつで良いと書いている点、マーカーを引く必要は無い派な点。読み飛ばし方まで丁寧に書いてある。読みやすく実用的な本でした。
Posted by ブクログ
久しぶりに再読。速読術の本ではないが、内容はそれに近いものがある。
本書のゴールは、“たくさん本を読むプロセスそのものを楽しめるように”ということで、他に目的があるわけではないので、敷居は高くない。ただ内容は、若干ベクトルが違っていて、後述するように、書評を書くための本の読み方紹介である。
本書の著者は書評家であり、色々なところで書評を発表している。年間700本の書評を書く著者による、「書評家の、書評を書くための、本の読み方」の紹介といった内容である。
本書の肝は、本の中から最高の一行を選び出す「1ライン・エッセンス」という概念と、その一行に、一行のレビューを書く「1ライン・レビュー」にある。
私も本書をはじめて読んだ、2016年から100ページのノート1冊が終わるまで、「1ライン・エッセンス」と「1ライン・レビュー」を4年間書いてみた。
この本を読む前から読書ノートは付けていたため、この期間中は並行してノート2冊に書いていた。その結果、個人的には、「1ライン・エッセンス」と「1ライン・レビュー」だけでは足りないと感じたので、この方式はやめたが、普段本のレビューを書かない人は一定の量を試してみる価値はあると思う。本を読んでアウトプットすることは、とても大切だからだ。
従って、本を読んで、アウトプットしていない人は一読の価値がある。また、本が「積読」になっている人や、速読に興味がある人も参考になるだろう。本書自体もテイストは軽く、読みやすいので、おすすめである。
Posted by ブクログ
読書方法の一例として大いに参考になった。
今まであまり意識して読書をしてこなかった為、近年では自分で勝手に「たくさん読まなきゃ、知識を得なければもったいない」などハードルを上げていた。
この本を読んで「一冊から一行に出会う」を繰り返していけば自然と自分の欲してる知識は得られることを知り、確かにその通りだと共感できた。
情報が溢れる現代の読み方だと感じた。(読書量が多い人は自然とそうなっていく気もするが)
Posted by ブクログ
著者の本業がある中での毎日読書するための工夫が参考になりました。
週に1日は、向こう6日間読む本を選ぶ時間を作る、という話が当たり前のようで出来ていなかったので、選書の時間を確保することからはじめようと思います。
Posted by ブクログ
積読本が多いから読んでみた。読書がなくても生きていけるが、読書がある生活を望んでるのは自分な訳で、もっと気楽に楽しむのが一番なんだなと思った。
Posted by ブクログ
要約
なぜ本を読むのが遅いのか?それは、その人が熟読の呪縛にかかり、読書に対する真面目さを捨てきれないからである。じっくり読み込み、内容を全て理解する必要はない。多くの内容は忘れてしまう可能性が高いのだ。忘れていないもの(知識や考え方)の中に、自分にとって大切な部分が凝縮されていて、それが頭の中に残れば良い。
本を早く読むのには、フローリーディングが適している。
初めに、「はじめに」「目次」「終わりに」(これは僕の主観)をよく読み、全体の流れ(筆者の問題提起とその解決策)を理解すること。
次に、自分にとって重要だと思う章や項目を推測して絞り込み、各々の項目の初めと終わりの5行を読む。その中で、特に重点的に読む必要があると感じる箇所は、じっくり読むこと。自分がこの本を何のために読むのか、それを踏まえると、自分が重要に感じる箇所は人によって違ってくる。
読む際は、読むスピードに緩急をつけること。さらっと読むところはサラッと読み、重要だと思う箇所はじっくり読むこと。
気になった箇所
p31
「忘れてはいけないものの中に、自分にとって大切な部分が凝縮されている。」
p34-35
「「本を早く読める人」と「遅くしか読めない人」がいるのではない。「熟読の呪縛から自由な人と「それにまだとらわれている人」がいるだけ。大切なのは、知識や発見のかけらが頭の中に残ること。」
「一冊を深く読むのではなく、たくさんの本から小さなかけらを集めて、大きなかたまりをつくっていく。」
p42
「遅読家というのは、読書に対する真面目さを捨てきれない人のことです。」
p80-81
「その本のどこに心を動かされたのか、どんな文章が気になったのか。それらをどんどん書き写すこと。」
思ったこと
筆者は自分にとって読まなくていい箇所を読むことは時間の無駄だと主張している。やらなくていい事をそぎ落とし、やることを選択し集中する事は大切だし、それが妥当であるが、最初は自分にとって大切なものの基準がわからないため、自分に無駄だと思われることが理解しづらい。無駄だと思われる事をやったのなら、それを糧にして、選択の基準を研ぎ澄ませ、段階的に無駄を減らせば良い。
本にマーカーするのは不要であり、本の内容を書き写すことが大切だと筆者は言う。大方その通りだが、いつでもノートを持ち歩くことは人によってはハードルが高い。自分は本の中で気になった文章及び本の要約に必要だと思われる箇所にマーカーをする。最後に全体の章と項目、及びマーカーから本の要約をしている。
本棚の本は入れ替えるべきだと筆者は話す。自分は、同じ本を読むタイミングが違うと、得られるものが違うと感じている。そのため、同じ本は少なくともタイミングを変えて3回以上は読むようにしている。
Posted by ブクログ
本を読むことを音楽を聴くようにして読むという考え方というか発想には面白いなと思いました。
私も本を読むスピードに関しては速くないので遅くても工夫次第で早く読めると書いてあり自分もできるのかもと思ったので、今回読んだ内容を参考にしながら本を読み、たくさん本を読んで感想を書いていきたいと思いました。あと本を読むにもきちんと計画を立てて読むことによって読む速さも速くなるようなことを書いてあったので、自分も計画を立てて読むたいと思います。
Posted by ブクログ
他の読書術と比べても特に多く読む、速く読むということの重要性が書かれており、その内容にとても納得しました!
他の読書術とやり方が異なる点があるため、何冊か読書術の本を読んで自分はこの本のやり方が合うかを考えたほうがいいかもしれません。
この本を読んでから、
・朝読む
・プランを立てる
・流し読みのポイントを見極める
という習慣が身につきました!
Posted by ブクログ
読書への向き合い方や読書を習慣化するための工夫、読書から得られる価値について分かりやすく丁寧に表現されていた作品であったと思う。
特に、本から得られる価値を「自分の”頭の中”にため込む」のではなく、「自分の”外”にため込む」ことが重要で、その技術が「①1ライン・サンプリング(最も素晴らしいと思った1行を引用)」→②エッセンス(最も素晴らしいと思った引用を抽出)→③レビュー(なぜその1行に感動したの記録)」の3つのステップであるという部分が印象に残った。
また、読みたい本だけを読むのではなく、「興味の壁」を壊し、自分の興味の範囲をどんどん広げていく仕組みを「本選び」の中に入れておくという内容にも学ぶ点があった。
多読にチャレンジし、そのプロセスを楽しむフロー・リーディングを実践したいと思った。
Posted by ブクログ
筆者の考え方を読んで自分がこれまでいかに本を読むことは特別なことだと思い込んでいたのかと気づかされました。
子供の頃から本を読むという行為を習慣的にやってこなかった人間なので大人になり読書をするたびに「本を読むなら時間をかけて内容を理解し自分の知識を広げていこう」という考え方が頭の片隅にあり読書=知識をを広げるための行為と思い込んでいるところがありました。
しかし筆者の考え方を読んで情報を全て拾おうとせず印象にのこったポイントを書き出し、整理していくことで短い読書時間でも重要なポイントを記憶に定着させることができるのだと知ることができました。
Posted by ブクログ
音楽を聴くように本が自分の中を通り抜けていくこと自体を楽しもう、という本。
単なる食い散らかし推奨読書術よりは好感が持てる書き方。似てるけど。
気に入った引用を集め、その中で1番を決め、宝探しのように読む。その作業自体を楽しむ。この本を読んだ価値はこの一行に集約!なんて逆に私には難しそうにみえるが。
Posted by ブクログ
ストック型の読書じゃなく、フローリーディングを推奨する本。熟読の呪縛から自由に。真剣にちゃんと理解しながら記憶しながら読もうとする意識を変える。気になったフレーズ、気になった理由などの感想、簡単なレビューを残す。読み飛ばしてもいい。そのためのテクニックもいくらか紹介。
Posted by ブクログ
ビジネス書をたくさん読むことにスポットライトを当てた本でしょうか。
筆者が書かれているように、小説のような「ストーリーがある本」は今回の読書術の対象ではないので、少し気をつけた方がいいかもしれません。
とはいえ、ビジネス書を読む上で、そんなに肩肘張らずに読んでもいいということで、気持ち的には楽になりました。
Posted by ブクログ
「熟読の呪縛」から自由になるための読書術の本。
余談の「著者の知人に読書記録として必要な部分だけをちぎってノートに貼り付ける人がいる」という箇所が面白くて特に印象に残った。大胆で自由だ。
ページを千切れる人の思い切りの良さにちょっと憧れる。どんな日常生活を送っているのか気になるなー。
Posted by ブクログ
・朝の10分読書
・まず「はじめに」で判断
・ビジネス書、新書はその本から何を得たいかを決めてから読み進める
・「記憶」しようとしない、1箇所に「記録」する
・物語は速く読む必要なし
Posted by ブクログ
昔から読みたかった本。
内容は今でいえば「独学大全」の軽い触りのような読書術が書かれていると内容だと思った。
サクッと読めるので、30分くらいの隙間時間にピッタリだと思う。
「音楽を聴く」ように「本が読める」ようになる
まだここまでは到達出来てない。
P33
読書の本当の価値は、書かれていることの「100%を写しとる」ことではなく、価値を感じられるような「1%に出会う」ことにあります。
P37
「音楽を聴く」ように「本が読める」ようになる
P40
音が自分の中を通り抜けていくこと自体が心地いいのです。
Posted by ブクログ
この本は、勉強のように熟読する必要は無い。1番心に響く箇所を探していけば良いと記載されている。
熟読が当たり前と思っていた自分にとっては、それがわかっただけでも儲けものでした。
30.\★/
いくら熟読しても、実際には忘れていることの方が多い。
忘れていないものに、自分にとって大切なものが凝縮されている。
33.
読書の本当の価値は、価値を感じられるような1%に
出会うこと。
82.
気になった箇所は書き写し、一言感想を書く。
87.
引用リストに目を通したら、もっともすばらしい引用を一つだけ選ぶ
91.
なぜこの1行に感動したのか?1口メモを書く
109.
小見出しを見て、読むべきパートであるか否か判断する
116.
はじめに、目次をよく読む。最初と最後の5行だけ読む。
遅読、読書の楽しみ方
世間ではよく、速読、効率的読書と言われている中で、
この作者は、本の楽しみ方を教えてくれてる作品だと思います。
特に、「教養のために読書」?はつまらないという一文。
実際、私も読書は教養を身につけるために読んでいましたが、この本を読み久しぶりに本を読む楽しみ方(趣味的読書)を思い出しました。