ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • DV8 台北プライベートアイ2

    匿名

    購入済み

    前作よりも社会批評とか思索的な性格は控えめで、ストーリーの展開の方により重点が置かれている。文体も軽快だし、何より呉誠の性格がなんとも良い。個人的にブコウスキーのパルプを思い出す。台湾語や中国語の単語も敢えてそのままに残している訳も多く、楽しく読むことができた。

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    2025年12月18日
  • 数学者と聖骸布騎士団

    ネタバレ 購入済み

    新シリーズを希望

    配信されたその日に購入して、実は3回ぐらい読み返しました。いきなり上杉君の父親は癌、母親はフランスで事故という突然の事に巻き込まれてどうなるのかハラハラドキドキしながら一気読みしました。ラストの彩ちゃんの告白…あれは一応ハッピーエンドですね。できたら大学生になった上杉君の新シリーズが読みたいです。

    #胸キュン #感動する #ドキドキハラハラ

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    2025年12月18日
  • 町長選挙

    ネタバレ 購入済み

    相変わらずの

    愉しさ
    ついつい読んでしまいます

    注射の詳しい描写のくだりは減りましたが
    さもありなことを言っているのがニクイ

    棒倒しって‥

    #ハッピー

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    2025年12月17日
  • ベランダの秘密基地 ~しゃべる猫と、家族のカタチ~

    匿名

    購入済み

    子供が大好きなものが沢山詰まった、素敵な物語でした。
    ふと思い出したのですが、この感想書いてる奴は、子供の頃ベランダを一時的に秘密基地にしてご飯やお菓子食べたりしていましたね。

    #胸キュン #癒やされる

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    2025年12月17日
  • 戦争語彙集

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    この本に収められているウクライナの人達の言葉は、深刻なのに時に可笑しくも美しい。日常に戦争が入り込んでしまった人たちにとっては、普通の言葉や単語ですら重い物語を持つのだと実感させられました。

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    2025年12月17日
  • ヨルダンの本屋に住んでみた

    Posted by ブクログ

    生まれ変わったらこんな人生を送りたい!
    いや、今からでも遅くない‼そんな気持ちにさせてくれる楽しい本。
    ああ〜、今すぐ旅立ちたい!!!!!

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    2025年12月15日
  • 赤と青とエスキース

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    各章においてすべて繋がりがある。ただそこをぼやかして、最後のエピローグにて終結させていた。きれいに繋がっていたし腑に落ちない部分もなくてとても読んでいて心が落ち着きました。1番初めのレイとブーの別れのタイミングで、お互いに瞳の中に愛しさを宿していた描写を読んだときはつい目頭が熱くなりました。これは人におすすめできる、とても好きな作品でした。ありがとうございます。

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    2025年12月15日
  • 水車小屋のネネ

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    「親切」って、もしかしたら「筋肉」みたいなものかもしれない。使わないと衰えるし、使いすぎると疲れちゃう。でもこの本に出てくる人たちは、みんなちょうどいい筋肉の使い道を知ってる気がする。

    大きな事件は起きないし、世界がひっくり返るわけでもない。でも、「誰かが誰かをちょっとだけ助ける」ってことが何年も続くと、それはもう奇跡と呼んでいいのかもしれない。

    読み終わったあと、あの日レジでおまけしてくれたおばちゃんのこととか、うっかり道を聞いて助けてくれた人のことを思い出した。私はたぶん、そういう「誰かの気まぐれな善意」の集合体でできている。

    #水車小屋のネネ #津村記久子 #小説

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    2025年12月15日
  • 白魔の檻

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    ネタバレ

    仕事が忙しく、なかなか読み進められず(最近読みのスピードも非常に遅く、、、)やっと読み終えた。

    途中まで、「あまり刺さらないかな」と感じた瞬間や「ちょっと都合良くないかな」と思う場面(液体を上部から垂らすシーンなど)があったのは正直な感想。犯行のトリック自体にはそこまで刺さらず。ただ、階段を登り降りする回数から導く論理的な解は見事だった。

    しかし、犯人の語りから絞り出される僻地医療、いや医療に関わらないかもしれない社会課題と犯人の思いが非常に物語に深みを与えていた。いやぁ、犯人かっこよすぎるよ。二階堂先生との思い出•最後の屋上の場面は、非常によく、目頭が熱くなった。城崎先生が真相を暴いた理

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    2025年12月15日
  • 変な地図

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    すごく面白かった。「変な家」「変な絵」も好きでしたが、一番好きかも。一気読みしました。

    イラストも多くて分かりやすい。間取りも絵もあって、今までのシリーズの要素も入ってる感じです。このシリーズにハズレなし。地図の知識も身につくところがいい。

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    2025年12月15日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    「宗教的」なタイトルなのに、冒頭で
    「推し活」に関する説明がはじまった。

    ”推しを布教する”って言葉をこんにち、良く耳にする。そこから「推し活って宗教と通ずる物があるよな」と何となく思っていた。それは「商法」の問題だったんだな。

    何となく思っていたことを”物語化”してくれたおかげでスッキリした。それに・・・。

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    2025年12月15日
  • 酒を主食とする人々

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    いつだって高野秀行さんの本は面白い。『謎の独立国家ソマリランド』で大ファンになって以降いろいろ読んだけど、最初の本『幻獣ムベンベを追え』しかり、アフリカものが一番面白い。結局、日本的常識に浸りきっている私のような日本人からすると、一番想像を絶する世界がアフリカなんだろう。そして、辺境マニアの高野氏でさえ特別だというのだから、本当にコンソもデラシャもすごすぎる民族。
    アルコールという常識に一石を投じる。私のようなアルコールが飲めない(分解できない)体質の人はコンソやデラシャにはいないんだろうか?
    ただ、同じ女性として、アフリカにおける家父長制、男尊女卑については胸がギュッと悲しみに潰される。でき

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    2025年12月15日
  • 杉森くんを殺すには

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    あまりにもストレートすぎるタイトルにどういう話なんだろうと気になる。

    高一になったヒロが、ミト(父の再婚相手の連れ子で大学生=義兄になる)に「杉森くんを殺すことにしたの」と宣言することから始まる。

    ミトは、「いまのうちに、やりのこしたことやっとけよ。後悔しないように」とそれと杉森くんを殺さないといけなかったのはなぜか、自分のなかでちゃんとまとめて日記を書いておくのがいいと言うのだ。

    それからヒロは、アドバイスに従い①やりのこしたことをやる。②杉森くんを殺さなきゃいけない理由をまとめておく。

    ヒロは、思いのままやりたいことをして、杉森くんのことも理由その一、そのニと正確に記していく。

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    2025年12月15日
  • ゆびさきに魔法

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    好きな作家なので評価は甘いです

    ネイルがシンボルマークのしをんさんらしい作品
    全くネイルの世界を知らない私にも
    わかりやすく描いてくれて
    テンポ良くもよく読みやすい

    とにかくネイルアートの仕事が楽しそうなのが最高
    私もやっぱり仕事は楽しまないととは思うが
    なかなかどうして

    ソーシャルコミニュケーションへの取り組みは
    ふとした事から始まるところもいいし
    「出会い」と「幸せ」を感じる作品
    人生ってどこでどうなるかわからない
    青い鳥理論の結論もいい感じ
    本当に読書は最高って感じた作品

    ネイルに否定的な人間だったが肯定派になったし
    ネイルサロンに1度いってみたくなったし
    「おなしゃす」って言っ

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    2025年12月15日
  • 声を出して、呼びかけて、話せばいいの

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    「お姉ちゃんの長女病」が心に残った。
    全編を通して出てくる家族という呪いに力尽き果てた姉が印象的だった。
    姉にはどうしても大好きな家族が必要だったけど、必死に守ってきたその家族は姉のことを搾取することしか考えていなかった。
    本当に誰も正しく愛する術を学ばなかったし、持たなかったんだなと思う。

    著者の素直な言葉から、これまでつけられた無数の傷から回復しようともがく思いがよく伝わってきた。愛すべき友人たちがどんどん失われていく箇所も壮絶だった。
    著者の人生に穏やかな日が1日でも多く訪れてくれることを願ってしまうような、祈ってしまうような本だった。

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    2025年12月15日
  • オパールの炎

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    ピ解同は中ピ連を想起する。
    個人的には国民が海外で購入したり中ピルで代用するようになって仕方なく解禁したという感覚だったが、この小説をきっかけに榎美沙子について調べたくなった。
    解禁後の男性も割と酷くてピル太りと言って肥満女性を揶揄っていたなと、嫌な記憶が蘇った。

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    2025年12月15日
  • デスチェアの殺人 下

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    最高。付き合わないバディものの最高傑作。
    陰惨な感じは過去最高に高まってますが、ポーとティリーの友情もより強くなっている。だいすき。

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    2025年12月15日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    ちょっとしたことで入院することになり、まとまって読書する時間がとれた。その時に読んだのがこの本。この本があったから、寂しい入院生活を乗り越えられたと思う。

    征四郎にとって高堂は、自分と対を成すような人。自分でそこまで自覚していなくても、きっと憧れや尊敬を感じていた、本当に大切な友だったのだろう。そんな友を亡くし、悲しみより寂しさの方が強かったのではないか。
    そのぽっかり開いてしまった穴を埋めていくのは、木々や花など自然界のもの、妖怪、優しい隣のおかみさん、新しい大切な相棒のゴローなど、征四郎と絶妙な距離を保ってくれるものたちとの日々の暮らし。そしてあちらの世界から時々現れる高堂その人。特にこ

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    2025年12月15日
  • 聖夜

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    主人公が生意気なのかカッコつけていて好きになれず、2/3くらいまでは音楽の本だからということだけで我慢して読んでいました。ところがです、核心部分が表に現れ始めた高円寺と新宿の夜から引き込まれ始め、翌日のおばあさんとの会話では涙が出ました。その後の父の部屋での場面は最初から心臓が押しつぶされてしまい、お母さんからの手紙を明かされてからは号泣でした。もちろんその後はずーっと涙目で読まされました。メシアンとBWV533を初めて聴いてみました。こんなマイナーな曲を高校生が部活で演奏するのかと驚きです。20回以上聴いてみましたが、バッハはまだ分かるとしてもメシアンは未だに"なぜこの曲?&quo

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    2025年12月15日
  • 成瀬は都を駆け抜ける

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    12/8〜12/15

    毎日大切に1話ずつ読み進めた。完結がとても悲しいしさみしい。こんなに読みやすい小説ってなかなか無い。社会人編あってもいいんですよ…(;_;)

    成瀬になぜこんなに惹きつけられるんだろう。やりたいことにまっすぐで、誰にでも分け隔てなくて、周りの目線を気にしないからだろうか。子供の頃はみんな成瀬だったのに、いつからこうも変わってしまうのだろう。私は島崎の目線で、成瀬を見て、世界を見てるのかもしれないなと思う。でも、それって悪いことではないと思うし、それって誰かを支えているってことだとも思う。買いかぶりすぎ?私は島崎が好き。成瀬のすごさを認めながら、でも嫉妬せず、いい影響を受

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    2025年12月15日