小説・文芸の高評価レビュー
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ネタバレ
徹夜必至の傑作
最初は「コールドスリープから目覚めたら、宇宙船で一人きりで……」という「火星の人」っぽい始まりで、またこのパターンなのかな?と思いきや、途中からの急展開でものすごく引き込まれます。
ハードSFとしてももちろん、熱い友情ものとしても楽しめる一作。
いわゆるファーストコンタクトものですが、相手の宇宙人をこんなに愛おしく思ったのは初めてかも。
「常識」が通じない相手とのコミュニケーションの大変さやおかしさを明るくユーモラスに描いているのもいい。
グレースは完全に巻き込まれ型主人公だし、置かれている状況も極限すぎるんだけど、自暴自棄になったりせず、今できることをやる!っていう態度に勇気づけられます。
上下巻とボリュームもありますが、読み始めたら止まらないので、お手に取るなら金曜の夜に。
平日に読むと確実に寝不足になります。 -
匿名
ネタバレ 購入済み時代は文永の役のあと、一度撃退した元の再来に脅かされている鎌倉時代中後期。
もともと鎌倉幕府最強の水軍とうたわれた伊予の河野家は、
承久の乱で幕府と敵対したことと、お家騒動のために没落の憂き目を見ていた。
その河野家の若き当主六郎は、市で奴隷として売られていた金髪碧眼の娘と、高麗人の男を引き取る。
物珍しさというより、見知らぬ土地への強い関心からだったが、
令那と繁と名付けた二人ともが元の襲来のため故郷を追われていたことを知る。
やがて再び元軍が襲ってくる気配が濃厚となり、幕府から出撃を要請され、九州へ出向く。
九州で元軍を迎え撃つことになり、元の船と人数に圧倒されつつも元を翻弄する。
そして、野分が吹き荒れたことで、元軍は壊滅するが、
六郎は幕府側の指示に逆らい、元軍の兵たちを助けようとする・・・。
最前線で戦う武士の側から書かれた元寇というのはあまりないので、興味深かったです。
ちょっとラストが「あれ、これで終わり?」と思ったりもしましたが、
結末は読者それぞれにゆだねられたという気がしました。 -
Posted by ブクログ
「事実と真実は違う」
「解釈の違い」
自分が心から正しい・優しさだと思って行っている言動が、実は逆に相手を深く傷つけているかもしれない。。
人生の教訓になる、人生に響く作品だった。
物語としても面白くて、先が気になりすぎて、
そんなつもりなかったのに朝4時まで
一気読みしてしまった。仕事なのに。。。
次の日はかなりナイーブな気持ちになった。
苦しい作品だった。
再会のシーンなどで泣いた。
全てを知った上でまた読み返したい。
自分の人生のためにも。
ただ、、、途中かなり更紗にイライラする。。。
今からでもいいから、
ちゃんと世間に「真実」を発信してほしい。 -
Posted by ブクログ
NHKラジオ深夜便、「絶望名言」その他の著書でもやたら絶望・・・が多い。
詳しくは知らなかったけど、こんな事情があったのね。
二十歳の時に潰瘍性大腸炎を患い、以来約13年間入退院を繰り返してきた。
そんな13年間の病院生活が綴られている。
ふたり部屋より6人部屋、6人部屋ならベッドの位置はどこがいい?
同室の患者との付き合い方、見舞客に対する希望
はたまた医師や看護師に対する接し方等々・・・
それらはまさに一つのドラマ。
今入院中の人、これから入院する予定の人、家族が入院している人、幸いにも全く関係がない人、
読んでおいて損はないだろう。
身を削って、必死の思いで記してくれた著者に寄り添う気持ちよりも、はーんと感心することばかりだった。
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