【感想・ネタバレ】これは経費で落ちません!13 ~落としてみせます森若さん~のレビュー

あらすじ

沙名子と太陽が結婚し、ふたりは結婚休暇中。その頃、天天コーポレーションの人びとは?――尊敬する沙名子の結婚に驚き、その相手が山田太陽だと知ってショックを受けている真夕。密かに思いを寄せていた沙名子が、可愛がっていた後輩と結婚したことに狼狽える鎌本。男職場の営業部で、東北への販路を開こうと奮闘する亜希。自分の真価が認められないことが不満な馬垣。そして営業部長の吉村とソリが合わないけれど、なんだかんだと食事をすることになった経理部長新発田など、沙名子と太陽を取り巻く人びとを描いた人気シリーズ第13巻!

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最近人気のお仕事系小説。知らなかった職業の裏側を知ることが出来たり、働く主人公に社会人として共感したり。本作もそんな系譜に連なる作品です。
優秀な経理部員・森若沙名子が、経理部を訪れる社員や彼らが提出する領収書などを通して、社内の問題や社員同士のトラブルを「イーブン」にしていくという物語。この森若さんの仕事っぷり、全ての会社員が羨むほどきっちり完璧で、読んでいるだけで気持ちいい……。ドジな主人公が失敗しながら成長していくストーリーを読むと主人公のミスにイライラして耐えられない派のみなさん、森若さんは信頼できる主人公です。あくまで「イーブン」にしたいというのが森若さんの美学なので、正義感を振り回すことがないというところも、控えめに言ってかなり推せます。

出てくるキャラクターたちも、経費でぎりぎりグレーな私物を購入する広報課長、私費を使ってでも会社に貢献して正社員になりたい契約社員、レジミスを謝らないアルバイトなどなど、「うわーあるある!」というリアルさ。友達の会社のトラブルを聞いているかのように「え、ありえない!」「この人怪しすぎ〜」と、思わず心のなかで相槌を打ちまくってしまいます。そして、読み終わった頃にはもう、森若さんが同僚かのような気持ちに。

そんな信頼の森若さんですが、恋愛の方は不器用でこじらせ気味。営業部のムードメーカー、山田太陽から想いを寄せられているのですが、この2人のラブ、なかなか進まない……。しかし、仕事は早くて迷いのない森若さんが、一つ年下の太陽からの好意に戸惑い、自問自答しながら亀の如き歩みでゆっくりと距離を縮めていくモダモダ感も風流というもの。
お仕事エピソードをスカッと読ませて、恋愛エピソードでムズキュンさせてくれる、1冊で2度美味しい作品です!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

今日は、二人目のソウルメイトとランチ会。
私がK市に異動した時に業務委託先のパートさんでした。挨拶に行った当日にすぐ意気投合し、それからずっと仲良くしています。
私はその後東京に戻ることになり、泣く泣く別れたのですが。今でもたまに今日みたいにランチ会したり、家で一緒にパン焼いたりして遊んでくれます。愛に溢れる素敵な彼女と会うことは、私の癒しになります。

‥‥さて これは経費で落ちません最新刊

主人公の森若沙名子と山田太陽が結婚し、新婚旅行中である一方で、天天コーポレーションの仲間たちがそれぞれ沙名子と太陽の結婚に様々なリアクションを示すというものです。特に、尊敬する沙名子の結婚にショックを受ける真夕、密かに沙名子を想っていた鎌本、東北進出を目指す亜希、評価に不満を抱える馬垣、そして営業部長の吉村との関係に悩む経理部長の新発田など、沙名子と太陽を取り巻く人々の群像劇が中心に描かれています。

スピンオフ作品ですね。
なかなか面白い。でも鎌本のくだりは、どうにも気持ち悪い。太陽くんと結婚できて良かったなぁと心底思う。本当は個人的に経理部の田倉さんにスポット当ててもらいたかったなぁなどと思う。
クールな彼をもっと知りたーいと思うのは私だけ?笑
また来年新刊出る予定。
次回は結婚後の沙名子と太陽が戻り、通常のお話になるようです。楽しみ♪

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2025年11月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回は紗名子の視点ではなく、他の社員の視点から見たそれぞれの物語。

鎌本が本当に生理的に受け付けなかったです。勘違いも甚だしい。紗名子と結婚してやる目線で進んでいくので、まさか後輩の太陽と結婚するなんて信じたくないんでしょうが、かなり滑稽でした。
意外にも本気で紗名子が好きだったとは。素直になってたとしても無理でしょうね…

真夕が紗名子が居なくても頑張る姿に成長を感じました。同期の希梨香も中々曲者ですが、良いように扱われているのに反旗を翻したのは驚きでした。流されるままに過ごしてきた真夕が、紗名子の周りに感化され一人前になっていく姿が頼もしいです。

次巻は本筋に戻って、結婚した紗名子の活躍に期待です。

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2025年11月07日

Posted by ブクログ

この13巻はスピンオフで、5人分の各話がそれぞれとてもおもしろくて一気読みしました。
次のスペんオフでは美華と山崎の話を読みたいな。

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2025年10月30日

Posted by ブクログ

久々の続編で、一気に読みました。
元経理社員として、いつも、そうそう…と共感しながら森若さんや経理部のみんなの仕事ぶりを見て(読んで)います。
真夕ちゃん、さすがです!その成長ぶりに嬉しかったなぁ
鎌本~

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2025年10月24日

Posted by ブクログ

キャラクターに焦点を当てた短編集。
これまでのストーリーの余白を埋めるように、それぞれの登場人物の内面に迫る構成がとても魅力的でした。
前の短編集(第5巻)も、改めて読み返したくなりますね。


鎌本・馬垣の話 ― ジャンル違いのホラー回

仕事に前向きな真夕ちゃん、亜希ちゃん、新発田部長の話の間に挟まる、鎌本と馬垣の話はまるでホラー。
心臓の弱い人は本当に注意したほうがいいレベルです。

どちらも「人の話を聞かない」という共通点がありますが、鎌本はさらに森若さんへの想いが狂気的で、2~3ページに1回は「怖い」と思いました。
山崎の胸で泣いて少し感動的に締めたように見せかけても、それまでの行動が気持ち悪すぎて、まったく共感できません。
75ページ使って好感度が1ミリも上がらないのは、ある意味すごい。
あとがきにあった「他者を肯定できない」という言葉で、ようやく少し腑に落ちた部分もありましたが、それでも私の感想としては「やっぱり怖いし、気持ち悪い」です。

馬垣の話は、正義感と自己信念の強さが暴走していて、読んでいてヒヤヒヤしました。
「やるな」と言われたことを何度止められてもやってしまうタイプ。
一方で、資料まとめや勉強熱心な面、申請のスムーズさ、子どもの頃の優秀さなど、無能扱いされているのが少しもったいないかも?感じました。須藤が評価しているのも何かをかんじてるのではないでしょうか。

製造時代はどうだったのか、少し気になりますね。
社会や世界を意識しすぎてルーチンワークに飽きてしまうタイプかも。言われたことやらないから、トラブル起こしちゃってたのかな?

須藤との防災プロジェクトで、初めて会社の仕事の中に“意義”を見出しかけたのではないでしょうか。
今回は体調不良で途中退場になりましたが、次こそ逃げずに頑張ってほしいです。


真夕ちゃん・亜希ちゃん ― 素直に応援したくなる成長物語

真夕ちゃんは自己評価は低いが、報告すべきことはちゃんと報告して、しっかり仕事ができるタイプ。真っすぐで素直なので、このまま真っ当に成長してほしい。
涼平くんとのラブコメ展開が「始まりそうで始まらない」のも、このシリーズらしいじれったさで微笑ましいです。

真夕ちゃんの他人評価が好きだ。
真夕ちゃんの涼平評「細かい仕事を気持ちよくしてくれて、ティッシュやアイスコーヒーやスティックシュガーをなくなる前に買い足してくれて、お土産を配ってくれて、新発田部長とも勇太郎とも美華とも沙名子とも仲良くできる、器用でありがたい中途入社の新入部員としか認識していなかった」。【しか】とは…?
真夕ちゃんの太陽評「明るくて優しくて仕事ができて誰からも好かれて、背が高くてまあまあイケメンというだけの男」【だけ】とは…?

亜希ちゃんの話は、山崎が彼女を“後継者”として認めていく過程が印象的でした。
人とのつながりを大切にする営業へと成長していく姿が描かれていて、読後感が温かいです。
これまでどこか「何を考えているかわからない敏腕営業マン」だった山崎の、人間味や情の深さが見えた巻でもありました。


新発田部長 ― “良い上司”以上の存在へ

あとがきでも「良い上司」と評されていた新発田部長ですが、今回は吉村部長との飲み会を通じ、“経理マンとしての有能さ”が初めて強く伝わってきました。
普段は田倉さんや森若さんが問題を解決していますが、その基礎を教えたのが新発田部長だと思うと、確かに納得。
部下たちを支える“縁の下の力持ち”としての存在感を改めて感じました。


まとめ

たまにはこういった短編集もいいですね。
それぞれのキャラクターの“その後”や“内面”をじっくり掘り下げていて、シリーズの新たな一面が見えました。
個人的には、涼平くんや志保ちゃんの話も、また読んでみたいです。

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2025年10月11日

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ネタバレ

森若さんと太陽が結婚し、一段落ということで、番外編第2弾。

真夕ちゃんはもはやテッパン。
アレッサンドロ?活動再開で良かったね。
というか、真夕ちゃん、森若さんが好きすぎる。

そしてまさかの鎌本!
前々巻くらいからキモさが倍増してたけど、まさか、ホントに、ガチで森若さんが好きだったのか……。
30代後半なのに、恋の仕方が痛すぎるし、あの自信はどこからくるんだ……。
ずっとアピールしてたみたいに言うけど、何もしとらんよ。
太陽は、合わないタイミングを無理やり合わせて、森若さんの扉をこじ開けたというのに。

亜希さん
山崎さんに後継者として見込まれるw
そして、山崎が後継者として「考えていたやつはいたけど、個人的に悔しいことがあったので外しました」と言っていたのは、もしや太陽で、森若さんと結婚しちゃったから……?

そしてまさかの馬垣!
この人も、他責思考がやばすぎるし、謎の自己肯定感がすごくてこじらせている。
防災センターの案件、ドタキャンしたのにどうやって盛り返したんだ。

締めは新発田部長の登場。
吉村とはなんだかんだ言って、信頼はしている、のか?
吉村の方は、実は柴田部長好きそう。
辞める素振りを出したら、態度が頑なになったのもツンデレっぽい。

森若さんばっかり出るけど、おんなじような感じで『風呂ソムリエ』の続きも読みたい。
番外編で美月や格馬が出ないのは、著者がまだ風呂ソムリエの続きを書く気があるからと思ってるけど。

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2025年09月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

鎌本さん、ほんっと近づきたくないタイプだけど、森若さんへのガチ恋自覚して失恋しての流れは素直にどんまい!て気持ちになった。コスパタイパを忘れて何かしてあげたくなる相手が見つかるといいね。
マジでガキの馬垣さん、いやぁほんとないわぁ。なぜそんなにプリントアウトしたいんだ笑 仕事したような気になれるからか。それにしても山崎さん、あんなこと言ったら馬垣が逃げることわかってただろうになぜあんなこと。絶対わざとだろうけど意図がわからない。
山崎さん視点が読みたいわ。個人的に悔しい気持ちを読ませてほしい。

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2025年11月15日

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娘が「良い感じの本屋さんがある」って教えてくれた大阪の知る人ぞ知る「正和堂書店」
新刊本を購入すると、とっても可愛い
ブックカバーをつけてくれることで有名です。あまり新刊本を買わない私ですが、
「これは経費で落ちません」シリーズは新刊本で購入していて、タイミング良く13巻が出ていたので、買っちゃいました。クリームソーダのブックカバーもらいました。

前置き長くなりましたが、今回はスピンオフでしたね。
真夕ちゃんの話は良いとしても、鎌本、馬垣は人選的にどうなのかな?作者も書いていてイライラするのでは、と思いました。
それにしても、真夕ちゃんも結婚式に呼ばれてないのか?と不思議に思って、12巻を読み直したら、親族だけの結婚式はしたけど、披露宴はしてないんですね〜太陽くんはしたかったみたいだけど。……納得。
私はやっぱり森若さん&太陽くんのお話が好きなので、次回いつものお話に戻るのが楽しみです。

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2025年11月11日

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鎌本さんが、
イタくて怖くて哀れで気持ち悪い。
客観的に見てストーカーって言いますよね、それ。

マジでガキの馬垣さんも、関わりたくない人種だ。
こんな風に、自分を可哀想がって、
全てを自分の都合がいい様に正当化して生きてる人間が存在するのか。

「彼氏だろうが夫だろうがチームメイトだろうが、
無条件に応援してくれる人間がいるというのは
いいものだ。」
まったくだ。
亜希さん、好きです。美華さんも。
私は体育会系でも出来る女でもないですが。

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2025年10月18日

Posted by ブクログ

森若さんの新婚編かな?と思ったら、
脇を固める面々だった。

鎌本さんや馬垣さんは、やっぱり好きになれないけど割とそこらにいそうな…感じがする。

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2025年10月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

森若さんが結婚して、新婚旅行中設定のスピンオフ。
真夕、鎌本、山野内亜希、馬垣、新発田部長というラインナップでとても楽しく読ませてもらった。
特に鎌本がいい味出してる、こんだけ自分本位に考えられるのも笑える。最後の号泣に(笑いの)涙止まらずでした。
次も楽しみ。

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2025年10月13日

Posted by ブクログ

自分との折り合いを
うまくつけながら
毎日を生きる

他人との折り合いを
なんとかつけながら
毎日を過ごす

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2025年10月13日

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 無条件購読のひとつ。待っておりました森若さん。でも、あれ、そっかいきなりお休みの期間でしたか。主役が不在のスピンオフもそれはそれで楽しめそうと思いながら先に読み進めました。
 真由さん、大人になりました。空気を読んで発言を抑えていたのが懐かしく感じました。不正を見つけてウサギを追う森若さんの初々しい頃の姿が重なりました。勝手ながら上から目線で達成感が得られた感覚です。きっと部長さんは担当の引き継ぎに安堵していることでしょう。
 鎌本さん、アウト連発だったのですね。涙の裏に改心があれば良いのですが。きっとめげない強さはあるのでしょう。鎌本ライクな人は実際にいますねきっと。
 経営統合の後からはトナカイさんのキャラがまた問題を抱えていくつものエピソードを作ってくれました。そんな中にグイグイ営業活動を進める亜紀さんもいた。東北方面の開拓はなんだかんだで営業のホープが導く。歯がゆいのだろうとお察しした。
 マジでガキな真垣さんだったのですね。TVドラマでは岡崎体育さんが演じた役と知って、書かれていた場面を思い出しました。失礼ながらとてもしっくりくる配役でした。
 経理部長と営業部長の話は古き良き仲間なのに犬猿の仲で、悔しくも相手を思いやれる同志だ。長年の天天会議は羨ましく思う。
 最後に、今回の巻では終始ファーストネームで語られたのはどんな意味が込められたのだろう?そこだけ読み取れませんでした。

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2025年10月12日

Posted by ブクログ

今回は、若竹さんは新婚旅行中で、
他のキャラのスピンオフ短編集

勘違いヤロウの鎌本さんに
ムカムカしてましたが、
馬垣さんが上をいった。

なぜ、馬垣さんをフィーチャーするのか
不思議でしたが、
あとがきで編集者さんからの
リクエストと納得はしないが仕方がないか…

まあ、馬垣さんの名前の由来は
楽しめました。

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2025年10月12日

Posted by ブクログ

短編集ではあるけど、続きが読めて嬉しい。
沙名子がいない間の話や、これまでに登場した人々の、ストーリーの裏側で起こっていた出来事を覗き見できるこのお得感がよい。
中でも亜希と山崎のやり取りは、亜希だけでなく山崎が何を大事にしているのか、という、自分の中ではやや秘められた印象のあったポイントに触れており、山崎のことがちょっとわかった気になれた。
鎌本と馬垣の話はややネガティブなモヤモヤもあったが、物語の裏側だと思うと、2人に対する解析度が上がってとてもよかった。
次は太陽と沙名子の結婚後、戻ってきてからの天天コーポレーションの物語がまた読みたい。

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2025年10月05日

Posted by ブクログ

森若さんがほとんど出てこないのに、全然物足りなさはなかった。13作の積み重ねがあるからこそ、周りのキャラクターたちが主役を張れるくらい鮮やかに描かれていて、一人ひとりの物語をもっと読みたいと思わせる。

真夕ちゃん推しとしては特に満足度が高くて、彼女の揺れる気持ちや成長がより立体的に感じられた。推しキャラが深掘りされる喜びって、こんなにも読後感を温かくするんだなと改めて思う。

青木祐子さんのあとがきは、各話のセルフ解説になっていて、それもすごく沁みた。1巻で27歳だった森若さんが、12巻では30歳になっている。自然に積み重ねられた時間とキャラクターの成長が、フィクションの枠を超えて現実と同じように流れているように思えた。

この作品は、ただの“お仕事小説”じゃなく、登場人物たちの人生を長い目で見守れるシリーズなんだと実感する。だからこそ、これからもずっと長く続いてほしいと心から思った。

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2025年10月01日

Posted by ブクログ

今作はスピンオフということで森若さん以外の皆さん視点のお話。
真夕と希梨香の話はお互いが仕事で自分の信念を通しているところがとても良かった。同期ゆえに衝突することもあるけどネチネチしていないところが良い。
鎌本は森若さんの自宅まで行っていた事実が判明したわけだけどキモすぎる。ここまでこじらせたまま39歳まで来てしまってはもう修復不可能な気が…。
そしてここで馬垣視点の話というのは斬新すぎる!鎌本もそうだけど、一体どんな思考回路なんだ?という人にも焦点を当てているのは物語として深みが出るので面白いと思った。ただ馬垣は徹底した他責思考なので、全く理解はできなかったけど。
最後の作者あとがきの「今後も淡々と書いていきます。」の一言に安心した。別に結婚がゴールでもないので、これからも通常運転でお願いします!

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2025年09月28日

Posted by ブクログ

森若さん不在中のスピンオフ。鎌本のストーカー紛いの行動に引いてまったし、馬垣のポンコツぶりにも哀れみを感じた。なんで彼らが主人公に選ばれたのか理解に苦しむ。次巻の展開に期待したい。

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2025年11月26日

Posted by ブクログ

沙名子と太陽が新婚旅行中と云うことで、周辺人物5人を主役にしたスピンアウト短編集。2人ほど読んでイラつく人物が登場し、読んでて楽しくないわ・・・

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

沙名子と太陽を取り巻く人々に焦点をあてた短編集。当たり前だけど、どの登場人物にもその人の人生があって、考えがあるのだということに気づかされた。

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2025年11月10日

Posted by ブクログ

今回は沙名子も太陽も主じゃなかったので物足りないかな?でも、2人に関する人たちなので楽しかった。でも、沙名子を好きだった鎌本は最悪でした。太陽と一緒になれて良かったです。たまに、これもありかな、と思った。

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2025年11月10日

Posted by ブクログ

沙名子さん以外の人間にスポットを当てたスピンオフ!
これはこれで面白く読みましたが、やっぱり沙名子さんがいないと!
少し物足りなく寂しいなぁ〜

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2025年11月09日

Posted by ブクログ

前回のスピンオフで脇役たちを深堀した話が
面白かったの楽しみに待ってました。

経理課の真夕の成長っぷりや亜希の表に
見せない思いと頑張りっぷり、登場はするが
意外とどういったキャラなのかいまいち
つかめなかった新発田部長の一面や
吉村営業部長との関係性なんかが知れて
面白かった。鎌本に関してはちょくちょく
出てきてはちょっと嫌だなぁ~まぁ大きな
会社ならこういった人もいるかなぁ~
くらいで思っていたのですが、スピンオフで
「鎌本義和」にスポットを当てて描かると
キモさが過ぎました。ちょっと引く!
なぜこう言った自分本位でしか
考えられないのか?とにかく気持ち悪かった。
そして、「馬垣和雄」はもう・・・無理だ!
鎌本にはない気持ち悪さと自分が被害者だと
信じて疑わない他責主義がもうダメだ・・・
受け付けれない。でも世の中にはういった
人が世の中にはいる可能性があるってことは
為になった。そして山崎があの後輩に思う
気持ちと、不思議だった仕事への考え方が
知れてこの先の作品を読むときにちょっと
今までと見る目が変わる内容でした。

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2025年11月07日

Posted by ブクログ

この手の小説はあまり読まないのだが、本シリーズは例外である。
特に魅力を感じるのは主役の森若沙名子で、その性格設定は傑出しているように思う。天天コーポレーションという意味でのシリーズの最初は『風呂ソムリエ』だと思うが、別の人が主役であった。『これは経費で・・・』は巻数が多く、やはり森若さんのキャラクターと彼女を中心とした周りの人たちの関係が興味深いのだと思う。NHKドラマでは多部未華子が演じ、とても雰囲気が合っていたと思う。真由ちゃん役の伊藤沙莉も魅力的だった。というか、キャスト全員がそれぞれの魅力を発揮しており、今でも再放送があれが見たい気がしている。
本巻は森若さんの登場が少なく、ちょっともの足りなかった。それでも各登場人物の背景がわかって面白かった。もう一つ良かったのは「あとがき」である。著者がキャラクターを生み出す裏側をちょっとだけ垣間見ることができた気がする。

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2025年10月27日

Posted by ブクログ

沙名子が結婚休暇を取っている間のお馴染みの登場人物5人によるサイドストーリー。
最初に登場する真夕は納得の人選だが、残りの4人は意外。
作者のあとがきまで読めば、少し気が晴れるけど、真面目に鎌本と馬垣が気持ち悪いし、嫌い過ぎる。
主人公にはなってないものの、何故天天コーポレーションの人たちはこんなにも自分勝手なのだろう???
と思わずにはいられない。
いつもは冷静な沙名子のフィルターで見えて無かったのかもしれないけど、営業部のメンバーの身勝手さがシリーズ自体を嫌いになりそうなくらいだった。
ま、いつも書いてるけど、経理の話が全く出てこないのも嫌だ。
勇太郎目線のガッツリ数字ものが読んでみたかった。

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2025年10月20日

Posted by ブクログ

太陽と森若さんがほぼでてこないサイドストーリー。
12巻でてっきり終わったと思って、チェックしないでいたので本屋さんで新刊みつけたときは驚きました!まだ次巻もあるようで!楽しみです。

良い話もあったんだけど、まがきさんの話がちょっと痛すぎて読んでてつらかったので、⭐︎3つです

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2025年10月20日

Posted by ブクログ

毎年恒例の森若さん。鎌本と馬垣の話は気持ち悪かった。特に馬垣が上司からの電話を幼馴染に渡そうとするのは信じられなかった。朝井リョウの小説か?と思ったりした。でも相変わらず面白い。いつもの最後は真夕が締めているが、今回は森若さんが締めているのが新鮮だった。締めたのは新発田部長だったか?あとがきで、まだまだこのシリーズが続くのが分かって安心した。青木先生、ずっと続けてください。

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2025年10月16日

Posted by ブクログ

面白かった。スピンオフのような沙名子と太陽を取り巻く人物のお話し。それぞれのキャラがもともと立っているので興味を持って読めました。

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2025年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

脇役たちの短編集。
真夕、新発田といった経理部のメンツだけではなく、鎌本や亜希、さらには馬垣などの視点からも語られる。
真夕や新発田の短編は良かった。亜希の話も、亜希というキャラクターにはあまり馴染みがないが、短編としては楽しめた。
ただ、鎌本と馬垣の話は正直そこまで楽しめなかった。
鎌本は前巻で失恋を経験し、泣きじゃくったというエピソードから若干の親しみを感じていたが、結局根本的なところは何も成長してないな、という印象を今回の短編で植え付けられ、結果的により嫌いになってしまった。
馬垣に関しては後味が悪すぎる。報いを受けるでも成長するでもなく、ただただ迷惑をかけて終わる。何のための短編だったんだ?と甚だ疑問。読む前は、馬垣の内面を知って「そんなキャラだったんだ!」と少しは興味を持てるようになるのかと思っていただけに残念。それと、馬垣に対する山崎の態度もよくわからなかった。山崎が余計なこと言わなければよかったのでは?と思ったが、そこには何か思惑がありそう(山崎の馬垣に対する思惑が既刊で語られていたのか覚えていない)。
最後が森若さん視点のエピローグで締められていたからそこまで読後感は悪くなかったが、鎌本や馬垣のエピソードはなかなか読み進めるのが大変だった。
どうやったらこの2人を許容できるんだ……。

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2025年09月26日

Posted by ブクログ

気持ち悪いおっさんの特徴をこれでもかと詰め込んで凝縮したような鎌本と、なんらかの病気だと思われる馬垣。読んでて結構なストレスでした。実際に結構いるよねこういう人。

美華さんの短編が本当に読みたいです。

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2025年09月25日

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