【感想・ネタバレ】これは経費で落ちません！７ ～経理部の森若さん～のレビュー

青木祐子 / uki

ふたつの会社と合併することになった天天コーポレーション。経理部でも合併に向けての調整業務が発生していた。合併相手のひとつ、トナカイ化粧品でほぼひとりで経理を担ってきた槙野という童顔の男と、経理システムなどについて打ち合わせをしていると、彼の腕時計が給料に対してずいぶんと高級な物だと気づいた沙名子は？ そして沙名子と太陽との関係にも変化が！

[ブクログ · ★★★★★]

トナカイ化粧品の槙野さんの話は色々考えさせられた。休み返上ややむを得ず残業して働いている人も多いだろうけど、槙野さんみたいに負のサイクルに陥ってしまっている印象がある（自分の休みがなくなるなど…）。一方、友人の美月の結婚、森若さんの昇進、太陽の異動で、森若さんも変わるのかなと思ったら、本人は意識してないかもしれないけど、変化があった気がする。今回は太陽はこう思っているのかというところが見えて面白かった。自分が見ていない（書かれてない）場面での森若さんの可愛さがあると思うと太陽が羨ましい。

[ブクログ · ★★★★★]

会社合併を控え、異例の若さでの主任昇進を打診された沙名子の悩みはつきない。
給料は大して増えないのに、責任が増えると思うと憂鬱になる。
女性活用を推進したい会社の方針で、優秀だからではなく女性だからという理由の昇進なのだろう。
結婚や出産することは会社に迷惑をかけることになるのか。
合併予定の会社のひとつ、トナカイ化粧品でほぼひとりで経理を担ってきた槙野という童顔の男と経理システムについての調整作業をする中で、彼のつけている腕時計がトナカイ化粧品の給料からするとずいぶん高級な物だと気づいた沙名子は、詮索してしまう自分を戒めるが……?
同期入社の入浴剤開発者・鏡美月の結婚式も行われ、沙名子と太陽の関係にも重大な変化が!?

---------------
優秀な沙名子ならではの悩み。
責任が重くなるけど、さして昇給するってほどでも
ないことは往々にして起こる。
だったら、責任なく通常の仕事に没頭できたほうが
まだいいかもって思う気持ちわかるなー

[ブクログ · ★★★★★]

最後はちょっと切ないけれど。
けど、最初はちょっと苦手だった人たちと仲良くなっていく。
いいね！
現実世界ではなかなか難しいとは思うけれど。
憧れます。

[ブクログ · ★★★★★]

酔ってたこともあったけど、森若さんが感情を爆発させた事は嬉しかった。そして、感情の内容も意外でビックリした。実在したらお友達になりたいです。

[ブクログ · ★★★★☆]

中々にシリアス度が前巻くらいから高まってます。
それに伴い森若さんの感情の浮き沈みも、頻繁に出るようになっています。

合併先の植野さんのお話は面白かったし切実。タイトルもまさに！『自分がいないとまわらないと思っているのは本人だけだ！』

そして、一巻から随分と印象が変わった勇太郎の『自分が幸せになりたいかどうかって話です。人の幸せに奉仕するんじゃなくて』もまた、切実。

この巻は、なんとも胸に刺さる言葉が結構ありました。

仕事には、ある程度のドライさが必要なんだろう。
そうありたい、が、そうなれない人が多くて、この小説があるんだろう。
隠蔽捜査の竜崎も然りだな。そうか、若森さんと竜崎は、おんなじタイプのヒーローなわけね。なるほど。

そして、沙名子の可愛げ発言も、にんまりしました。

[ブクログ · ★★★★☆]

会社合併編

森若さん、主義に反してどんどん忙しくなっていきますね
その辺リアルな感じで読んでいて辛いものがあります

[ブクログ · ★★★★☆]

シリーズ第七弾。会社の合併、沙名子の昇進、同期の美月の結婚など色々あるが、一番の出来事は太陽の転勤。『太陽がいなくなったら私が困る』　沙名子さん、変わってきましたね。続きが楽しみ。

[ブクログ · ★★★★☆]

シリーズ第7弾。
沙名子の昇進、同僚の結婚、不倫、そして太陽の転勤。色々と盛りだくさん。

太陽の転勤で遠距離…2人はどうなるのかなぁ…
続きが気になる。

[ブクログ · ★★★★☆]

これは経費で落ちません! 7 ~経理部の森若さん~
著者: 青木祐子
イラスト: uki

---

### あらすじ
会社合併を目前に控えた天天コーポレーションでは、経理部の森若沙名子に主任昇進の打診が舞い込みます。しかし、沙名子は給料に見合わない責任や、女性だからこその昇進ではないかという疑念から複雑な思いを抱えています。結婚や出産といった人生の選択肢が会社に及ぼす影響についても悩む中、合併先のトナカイ化粧品の槙野という経理担当者と仕事を進めることに。槙野の高級腕時計に気づき詮索してしまいそうになる一幕や、同期の鏡美月の結婚式、さらには太陽との関係にも大きな進展が!?

シリーズ第7巻は、仕事と人生の狭間で揺れるアラサー女性の葛藤が描かれたエピソード満載です。

---

### 感想
今回の第7巻では、沙名子と太陽の関係が少しずつ進展していく重要なターニングポイントが描かれていました。アラサー女性として、結婚や出産、キャリアといった多くの課題を同時に考えなければならない沙名子の姿は、多くの読者に共感を与えるものだと思います。また、前作に比べて天天コーポレーション内の空気が比較的平和だったことで、物語全体に穏やかな進行が感じられました。その一方で、槙野とのやり取りや職場の昇進問題など、社会人としてのリアルな側面もしっかり描かれており、読後の満足感が高い作品でした。沙名子と太陽の関係性を応援したくなる展開で、次巻への期待がますます高まります。

[ブクログ · ★★★★☆]

経理部で仕事する女性社員の物語。7作目だが経理担当の視点での苦労が分かって面白い。恋愛関係も進んでいてこちらも興味深い。多分全巻読むと思う。

[ブクログ · ★★★★☆]

シリーズで一番面白かった。
沙名子が太陽の転勤を聞いて心の声を吐き出したから？
勇太郎と織子のこれからも気になる！

[ブクログ · ★★★★☆]

今作も面白い！
なぜかいつも淡々と読み続けてしまう面白さ。
やり過ぎ感がある訳でもなくアラサー女性の日常がリアルに描かれている感じに好感が持てる。
欲を言えば、沙名子さんの日常ルーティンの部分がもっと読みたい！
そして優芽ちゃんの優しさ&ドライな感じも、真夕ちゃんのバランスの好さも良き！
次作も楽しみ(^^)
テレビドラマのせいか沙名子さんのイメージがだいぶ多部未華子さん寄りになってしまった^^;

[ブクログ · ★★★★☆]

７巻目にきて今までは会社の人のこととか、会社にまつわる事件だったが、沙名子の周りにも変化が訪れる。
何を大事に考えているかで、将来って変わっていくなとそれぞれのその後を読んでて思う。

[ブクログ · ★★★★☆]

合併の話が進む天天コーポレーションに、またまた個性的なキャラクターが加わった。これから、どう作用していくのか楽しみでもある。
太陽の転勤が今後どう影響するのか。
そして、やっぱり真夕ちゃん好きだなぁ。

[ブクログ · ★★★★☆]

前巻から話は続いて森若さんは異例の若さで主任に昇任。本人は面倒ごとを避けたがっているのに面倒ごとの方からやってくるのは何故か。森若さん本人は気付いていない人望故か。今回も森若相談所は大活躍だった。千晶の優芽に対する態度はすごい分かってしまう。何で自分の開拓した道を平然と歩かれると嫌な気持ちになるんだろうね。その辺り自分のポリシーを持ってる森若さんや優芽は強い。最終章は森若さんのこれでもかというほどのデレ。昇任や結婚、異動と新たなスタートとなる次巻が待ち遠しい。

[ブクログ · ★★★★☆]

山崎はやはり知っていたかー太陽が離れてどうなるだろうか。森若さんの心境がストレートに吐露されるようになってきた。

[ブクログ · ★★★★☆]

森若さんが昇進！
仕事面は天天の合併が決まって忙しくて、プライベート面は同期の鏡さんが結婚、総務の平松さんも結婚、、、と29歳になった森若さんが珍しくちょっと焦ってる感じ。
一方、仕事がすごく軌道に乗って余裕が出てきてる太陽。2、3巻前の太陽の方が森若さんべったりだった頃とは状況変わってきて、恋愛モノとしても展開が気になる。
太陽にワガママ言う森若さんにキュン。

鎌本さんシリーズ内ではスパイスだけどマジでいい加減にしてほしい。

[もふ · ★★★★☆]

プラベに寄せた巻

前回は、仕事の大事件！！だったのですが、今回の事件は千晶ちゃんと新人さんのイザコザ(じゃなかったけど)とか、合併相手の経理担当さんが怪しい(と思ったら超良い人だった)とか、心があまり痛くならない事件が多くてほのぼの読みました。

代わりに、美月さんや由香利さんの結婚があって、太陽くんの転勤も発覚して、そっちにライトが移っていた感じがします。お仕事小説ですがプラベも大切な要素なので、シリーズ全体を通してもバランスの良い作品だなーと思います✨

[moe · ★★★★☆]

シリーズ７作目。今回も面白かったです。
勇さんのプライベートに振り回される沙名ちゃんが気の毒。
太陽くんの転勤話に、思わず本音が溢れ出す沙名ちゃんがとっても可愛らしい。
天々コーポレーションは合併で大きくなったし、太陽くんとは遠距離に・・・。
どうなるのか、次巻も楽しみです！

[のーさん · ★★★★☆]

森若さんの活躍が、ますますおもしろくなって着ました。

[ブクログ · ★★★☆☆]

シリーズ第7弾です。
ここからは初読み！audibleにて。
森若さんが、異例の速さで主任に昇進したり、美月の結婚式があったり、太陽が大阪に転勤することになったりドタバタの7巻でした。
面白かったです！

[ブクログ · ★★★☆☆]

合併、社長交替で大きく変わりつつある会社。沙名子も主任になり幹部の出席する会議に資料を作成し説明要員として出席したり。個人的にもまた同僚の女子たちも色々変化がある7巻

沙名子にとって勇太郎はただの先輩同僚ではない！証の行動にびっくりでした

[ブクログ · ★★★☆☆]

天天コーポレーションと他の2社との合併が決まり、沙名子は主任への昇進を打診され、それを受けることにします。
太陽にも甘えられるようになって普通の恋人のようだなぁとニマニマしてしまいました。
そんな矢先、太陽の転勤が決まりました。二人の関係に変化がありそうで次巻を見逃せません。

[ブクログ · ★★★☆☆]

天天コーポレーションがついに合併。

沙名子の環境にも変化が訪れる。

さらには沙名子と太陽との関係にも変化が訪れる。

やっぱりエピローグの真夕ちゃんは楽しい。天天コーポレーション経理部は平和でありますように。

[ブクログ · ★★★☆☆]

経理部の仕事が手に取るように伝わってくる、お仕事小説として楽しめた。特殊な仕事でないかぎりのOLとして働く女性にとっての日々の会社はこんな感じだろう、とも思えた。沙名子と太陽はどうなっていくのか、見届けたいけれど終わって欲しくないような…

[ブクログ · ★★★☆☆]

天天コーポレーションは2社と合併。
人員配置、システム統合などなど、やることは山積み。
そんなおり、沙名子は主任へ昇進。
責任と実務が増える中、合併予定のトナカイ化粧品で経理を担当していた槙野に、ちょっとした違和感を覚える。

女性の働き方、生き方、結婚観など、前編を通して、様々な登場人物によって示される。
果たして、今後沙名子はどうするのか…。

未だに、太陽が沙名子のことを呼び捨てにするのに慣れない7巻。
何事にも真っ直ぐな太陽と、事情を色々慮る沙名子は対照的だ。
合間合間に出てくる女性社員の、同性への偏った味方。
仕事も生き方も、本人の好きにさせろ…と言いたい。

[ブクログ · ★★★☆☆]

久々に思い出して手に取った。
2つの会社と合併することになった天天コーポレーション。
そこの経理担当と話をしたり。
森若さんは相変わらず淡々としているが、恋人の太陽とは距離が近くなっている。
だけど、太陽は…
まだ続きがあるようなので、また時期をみて…

2024.6.12

[ブクログ · ★★★☆☆]

えっ〜沙名子がそんな事をするの？と思う場面(USB)がありました。
今まで沙名子のイメージは善良な人って言う感じでしたが、普通の女の子なんだな〜と思いました。

太陽が転勤となってしまったのは寂しいけど、遠距離恋愛でも、この二人なら上手くいくと信じたいです。

[ブクログ · ★★★☆☆]

やめられない止まらないで読み続けてしまう。遠距離か。29歳、森若さんは焦らないんだね。個人的に由加利さんの幸せがとても嬉しい。

[ブクログ · ★★★☆☆]

森若さんと太陽が遠距離恋愛になるところまで。
#1からいきなりの#7に飛んでの拝読だが、安定感のある面白さ。合併の話も引きずらず簡潔に短編として纏まっている。本当に一気読みができる良い作品。

[ブクログ · ★★★☆☆]

なんとなく読んでしまうシリーズ。
出世とか彼仕事とか、いろいろありますよね。
気楽に読めていいです！

[ブクログ · ★★★☆☆]

29歳、経理部、仕事もプライベートもルーティンを崩さない主義の森若さんが主人公の人気シリーズ。
太陽の大阪転勤が決まり森若さんが寂しい、
どうすればいいのよと取り乱すシーンが新鮮だった。
トナカイコーポレーションの槙野さん等気になる新しい登場人物も増えてますます続きが楽しみです。

[ブクログ · ★★★☆☆]

合併の話が進みつつ普段の業務も継続する
考えただけでもぞっとしそうな仕事量・・・

ショールームを担当することになった
契約社員の優芽、必要以上に自分のスキルを
出さず与えられた事のみ仕事をする。
前任者の千晶にとっては面白く
ないだろうけど仕事だと割り切って考えると
これも当然間違いじゃない。サボってる
わけでも何でもなく与えられた仕事は
きっちりこなしているのに業務以外も関係なく
頑張ったと自負する前任者こういう見方を
されるもんなんだなと思いました。

転勤が決まった太陽に主任になった沙名子、
次巻以降の展開がまた楽しみになってきた。
合併したらそのうち経理部にも新しい人が
入ってくるのだろうか・・・