【感想・ネタバレ】これは経費で落ちません!5 ~落としてください森若さん~のレビュー

書店員のおすすめ

最近人気のお仕事系小説。知らなかった職業の裏側を知ることが出来たり、働く主人公に社会人として共感したり。本作もそんな系譜に連なる作品です。
優秀な経理部員・森若沙名子が、経理部を訪れる社員や彼らが提出する領収書などを通して、社内の問題や社員同士のトラブルを「イーブン」にしていくという物語。この森若さんの仕事っぷり、全ての会社員が羨むほどきっちり完璧で、読んでいるだけで気持ちいい……。ドジな主人公が失敗しながら成長していくストーリーを読むと主人公のミスにイライラして耐えられない派のみなさん、森若さんは信頼できる主人公です。あくまで「イーブン」にしたいというのが森若さんの美学なので、正義感を振り回すことがないというところも、控えめに言ってかなり推せます。

出てくるキャラクターたちも、経費でぎりぎりグレーな私物を購入する広報課長、私費を使ってでも会社に貢献して正社員になりたい契約社員、レジミスを謝らないアルバイトなどなど、「うわーあるある!」というリアルさ。友達の会社のトラブルを聞いているかのように「え、ありえない!」「この人怪しすぎ〜」と、思わず心のなかで相槌を打ちまくってしまいます。そして、読み終わった頃にはもう、森若さんが同僚かのような気持ちに。

そんな信頼の森若さんですが、恋愛の方は不器用でこじらせ気味。営業部のムードメーカー、山田太陽から想いを寄せられているのですが、この2人のラブ、なかなか進まない……。しかし、仕事は早くて迷いのない森若さんが、一つ年下の太陽からの好意に戸惑い、自問自答しながら亀の如き歩みでゆっくりと距離を縮めていくモダモダ感も風流というもの。
お仕事エピソードをスカッと読ませて、恋愛エピソードでムズキュンさせてくれる、1冊で2度美味しい作品です!

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2020年04月15日

本シリーズの読者には間違いなく刺さる番外編。

これまでのエピソードを森若さんではなく、エピソードそれぞれの登場人物の目から描いたもの。

作者のあと書きにもあるが、当事者の心理状態がより実感できる。森若さんの存在感は薄いが。

この作者は人間理解が深い。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2020年01月02日

何冊読んでも私はこの小説が好きだなと思う。
今回は森若さん視点ではなくて他の人にスポットが当たっている。

このレビューは参考になりましたか?
ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年12月13日

森若さんのお話の登場人物たち目線のお話。それぞれ思いがあって面白い。そうか、山崎さんはあぁいう特性があるからあんな感じの反応だったのか。ただスかしているだけじゃなかったんだ(失礼)平松さんのお話は、どうも解せないところがある。みなみちゃんはよくわからない。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年05月04日

森若さんシリーズのスピンオフ。本編で描ききれなかった登場人物がしっかり深堀されてて、本編読むのがまた楽しくなる。
みんな好きだけど、個人的には山崎さんと勇さんの深い話を読めたのが嬉しい。
6巻も待ち遠しい。

このレビューは参考になりましたか?
ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年08月23日

あなたの会社にもいるかもしれないこんな人。

今までに登場した人物の裏側だったり、ちょっとしたエピソードを集めた短編集。この作者らしい優しさと毒の詰まった物語だった。女の楽しいところ、嫌なところ、辛いところ、ズルイところを余すことなく書いている。ところで第二話の山崎は共感覚ですね。自分の感覚を受け入...続きを読むれ、割り切りながら生きている。なんか手品の種明かしみたいでこのエピソード好きだと思った。

「第三話 平松由香利 ゾンビと嘘と魔法の笛」が、読んでいてドキドキした。真面目に生きてきて、間違ったことをしていないつもりなのに、なんか損している気がする。結婚しないとダメなのか。助けないとダメなのか。わたしは利用されていないか。似たようなことを考えたことがある。刺さると思った。

「第四話 中島希梨香 それでもあたしは男っぽい女」いやむしろバリバリの「女」だと思いますが。でもこういう人いるよな、と思う。必要以上に「男」と「女」にピリピリしてしまうのだ。そして「女」を使ってしまうのが彼女。嫌いにはなれない。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2020年07月18日

森若さん以外の登場人物のスピンオフ短編集。
今までの話の裏側が明かされていて、それぞれのエピソードをおさらいしながら2倍楽しめる。
森若さん視点ではなく、他の人から見たらどうなっているのか、が描かれていて、人間って二面も三面もあるよなーと思わせられた。

このレビューは参考になりましたか?
ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年04月02日

やっぱり私は沙名子さんが好きだわ。この本を存分に楽しんだけれど、沙名子さんが主人公の続きを早く読みたいと思いました。いろんなキャラの人がいて、みんないいところとダメなところがあって、楽しい。それぞれに焦点を当てて書かれているので、シリーズのようで、そうではない感じがしました。ラグビーボールのくだりは...続きを読むすごく、素敵だなと思いました。「ラグビーボールの楕円は信頼と自由の象徴だ。ボールは自由だ。どこにはねるかわからない。だから面白いんだ。たとえ予想がつかなくても、必ず良い方向に飛んでいく。俺はそう信じてる。」この言葉は手帳にも書き留めておこう。良い方向に、行く、行けるんだって信じられることの大切さを最近学んだので(自己肯定感の本を読んだ)、すごく心に響きます。こういう人生を支えそうな言葉がさらっと登場する小説ってとても素敵です。だから読書はやめられない。

このレビューは参考になりましたか?
ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年12月31日

登場人物のスピンオフ編
真友ちゃんが経理部の人間になっていくさまがよかったよ!
勇さんと友人のその後もよめてよかった。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年12月05日

本作品は5章に分かれており、どんな人でもいずれかの章で思わず共感してしまうような内容ばかりだと思いました!

自分でもよくわからないけど推しが好きすぎて推しのために仕事頑張れたり、相手の事をよく知ろうと思って詮索した結果良くない方向に転がってしまったり…

何歳になっても人間関係の悩みは尽きないのだ...続きを読むなぁと思いながらいつの間にか読み終えてしまいました。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年11月30日

今回はサブキャラクターを主人公に描く、アナザーストーリー。
森若さんはあまり出てこない。
今まで描かれていたお話が、サブキャラクターの視点で描かれるので、この場面はこうだったのか、こう考えていたのかと確認できて面白い。
イラッとするキャラクターも出てくるが、そこに落とし前をつけないのが、「これは経費...続きを読むで落ちません!」の特色なのかもしれない。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年11月07日

過去作を他の人の目線で振り返るサイド・ストーリー。過去作を忘れてるのも多くて、あれ?そんな設定だったっけと想いながら読んでた。特に勇太郎さん。不倫してたんだっけ(-_-;)。経理部のスペシャリストなのに、脇が結構甘い勇太郎さん。嫌いじゃないです(笑)。真由ちゃんはいい子だねぇ。私は男っぽいと言い続...続きを読むけてるキリカさんも悪い子ではないのよね、うっとおしいけど。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年09月09日

同僚たちの短編集。

本編で描かれていた出来事を、別の登場人物からの視点で描かれているので、あの時こう思っていたんだ!という発見があって新鮮だった。

この作品は、それぞれのキャラクターの個性が立っているし、共感する部分や、こんな奴いる!って思う人が出てくるので面白い。

このレビューは参考になりましたか?
ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年08月26日

 同・シリーズの主人公は、天天コーポレーションの経理部員、森若沙名子だけれども、この1冊は彼女をめぐる5人を主人公とした、スピンオフ作品群である。
 第4巻までで、トラブルの解決がなかった点を、明らかにした。
 それでもサラリーマン・サラリーウーマンは大変だ。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年08月23日

森若さん同僚たちのスピンオフ短編集。
山崎さんは、いわゆる「共感覚」の持ち主なんだね。その視点に入り込んだ感覚で読めたのが楽しかった。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年06月21日

社内あれこれ。森若さん視点じゃない話も面白かったり、感情移入して腸煮えくり返ったり。希梨香の印象が変わってすごく好きかも。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年04月24日

森若さんの周りの人の視点の短編集であり、今までの話の裏視点もあったり。
職場の噂話を聞いてるように、淡々と、でもそうなんだぁ!と思ったり。
やっぱり面白い。

このレビューは参考になりましたか?
購入済み

これは経費では落ちません!

kurumisawa 2019年03月21日

相変わらずの青木ぶしで楽しくもあり面白く出来上がってます。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2020年11月02日

これまでの話をサブキャラ視点で書かれた短編。きりかの「私、男っぽいんで」のうざい口ぐせキャラが、女性だからという理由で仕事の評価を正当にされてない不満があるという背景と併せるとあんまりうざく無くなってきた。そこらへん、キャラクターの肉付けが上手いと思う。まあ、それでもやっぱりあの口癖はうざいんだけど...続きを読む
おでんの好きなアレクサンドロが実在して欲しい気持ちになった。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2020年11月02日

森若さんの登場が少なく、さらにまわりの人達目線の話にので少しガッカリしたが、読後はわりと満足。

平松由香利さんの話、中島きりかの話が好きだった。

由香利さんの場合、大人になってからできた貴重な友達のはずが、いつの間にか利用されているようになってきて、楽しかったはずなのに疑問が沸々と湧き上がってく...続きを読むる。
相手を助けているはずなのに、何故か自分が悪いように毎回言いくるめられるという怖いトモダチの話。
あぁ女は怖い。

きりかさんの場合、真の敵は仕事出来ない馬垣でも、馬垣をかばう課長でもなく、理解者を装うあいつだった!男社会で奮闘する女の敵はやはり男なのだ。あぁ男も怖い。

大人って怖い。

美華さんが好きなので、次はもっと登場するといいな。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2020年09月29日

5巻は脇のキャラクターの短編でした。違った角度から見れる、考えられるという意味では良いのでしょうが、やはり森若さん中心に描かれていないとかなりの違和感がのこりました。
田倉勇太郎と織子さん、テレビは中途半端でしたので続編してこの辺の進展も描きたいだろうと思いました。

このレビューは参考になりましたか?