ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

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    久しぶりの本格ミステリーでした。なるほどこれが真相かと思わせられるまでまんまと騙されました。シリーズが気になります。

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    2026年08月16日
  • ファイア・ドーム 下

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    下巻は一気に読んでしまった。すごい作品だった。学校勤務という立場からも、子の親としても、とにかく怖い話。
    厚く上下巻。長いよなーとは思う。でも、いろいろな人の心情が丁寧に描かれていることで、納得できる部分が多く、必要な量だったのだなと思った。
    内容的には中学生でも読めるかもしれないけど、むしろ学校の先生たちにこそ読んでもらいたい。ホラーじゃないけど、いやー、怖い話よマジで。

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    2026年08月16日
  • 容疑者Xの献身

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    ネタバレ

    『永遠の記憶』を読んだ後に再読した。
    石神は殺人という過ちをおかしたことも含めて、靖子に対しては究極のギバーだと感じた。
    靖子が自首したことで献身としては失敗に終わったということになるが、個人的には、あれは石神への最大限の誠実であったと思う。
    また、湯川との対話が、読んでいて気持ちがよかった。
    湯川が最後まで石神を「友人」として扱いつづけたことが、この小説を救っていると思う。

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    2026年08月16日
  • 文字渦(新潮文庫)

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    ネタバレ

    その作家の作品全て読みたいと思える作家に出会えるチャンスは、偏読傾向のある私にはかなり稀なものになってしまうのですが、今絶賛傾倒している劉慈欣先生の未読作品が残り一冊という絶体絶命の境地に立たされていた中で円城塔先生が救いの手を差し伸べてくれました。
    本作は第39回日本SF大賞を受賞した「文字」に関する短編集です。

    文字について「人間が記録を残したり、何かを伝達するためのツール」以上の印象を持ったことはないし、書道の良し悪しもわからないし、フォントについてもパワポや動画編集でみんながなんとなく使ってて読みやすいものの中から何となく選ぶ程度の美的感覚しか持たなかったけど、読み終わる頃には文字に

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    2026年08月16日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    『宙わたる教室』の続編
    あの東新宿高校定時制の科学部が、メンバーも新たに蘇る!

    今回の科学部もなかなか個性的な面々が揃う。
    消滅していた科学部を立ち上げる所からのスタートはなかなかハードルが高く、一筋縄では行かない。

    そして前作メンバーとの合流や、東新宿高校定時制の抱える問題、顧問の藤竹先生が音信不通になった理由など、様々な要素を抱えながら、メンバーは大会の先にあるアメリカ行きを目指す。

    『宙わたる教室』が類稀な感動作だったので、前作超えは難しいだろうなぁと思いながら読んだが、予想を超えて何度も目頭が熱くなってしまった。

    やっぱり若い力の結集にはパワーが溢れている。
    科学の分野にもSD

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    2026年08月16日
  • ぼくの血となり肉となった五〇〇冊 そして血にも肉にもならなかった一〇〇冊

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    ネタバレ

    巨匠立花隆の読書歴は興味深かった。

    ブチハイエナのメスの話しか頭に残ってないけど、
    知の巨匠である。

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    2026年08月16日
  • 春の星を一緒に

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    涼介が良かったな。
    家族の特別な状況もあるけれども、子どもが親のことをいかに考え、いかに我慢しているかがよく分かる。子どもの未来は親の選択でいかに変わるかということも事実だと思う。第三者の介入もあって、ギリギリのところで方向修正できたのがホントに良かった。

    主人公ナオは、緩和ケア病棟のナース。死を目前にした患者から、「自分の生きている意味は?」と迫られる。前作に続いて、死は負けではないということが、少しずつ私も理解できてきた。実際は一人一人の事情が違うから難しいと思うのだけど。。

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    2026年08月16日
  • イクサガミ 神

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    ネタバレ

    蟲毒決着―
    四蔵、双葉、彩八、響陣、愁二郎、ギルバード、幻刀斎、天明刀弥、カムイコチャ
    9人が蟲毒第一部を勝ち抜き、第二部では東京の各スタート場所から上野寛永寺を目指す。辿り着いた者で十万円を山分けする。
    ここまで勝ち残った強者たちが散っていく。でもその散り際は美しかった。
    彩八から双葉へ双葉から四蔵と愁二郎へと引き継がれる京八流の奥義。昔見つけた饅頭を半分こしたことを思い出しながら。そして四蔵は幻刀斎を打ち破る。しかし四蔵は天明刀弥に敗れる。そこに駆け付けた愁二郎が全ての奥義と想いを引き継ぎ、戦神となる。蟲毒開始時、京八流は同じ釜の飯を食った弟子たちで殺し合う流派だという話から、皆で協力して

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    2026年08月16日
  • 元彼の遺言状

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    刑事サスペンスと見せかけて、実は会社法サスペンス(そういうジャンルがあるのか分からないが笑)というかなり斬新な切り口のミステリーもの。エリート弁護士作家だからこそ書けるテーマだなと思った。

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    2026年08月16日
  • ザリガニの鳴くところ

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    海外文学デビュー!
    初めての海外文学がこの本でよかったと心から感じた。

    ジェイク(カイア父)も途中まではやり直そうとする気を見せていたのに…憎めないところではある。
    カイアがハニーと言われたところで少し 良かった、ヨシッって思っちゃった笑

    カイアの私はあなたの恋人になったの?のシーンがとにかく好き。14歳でこんな大人びたエロい言葉言えるの?って凄く舞い上がった。

    私だったら湿地で何かを探求して出版とかすることができない。自分の強みを自覚して貫くことが難しいのに湿地で一人の力で成し遂げるカイアの強い心に関心をもった。
    そして、ジョディ(カイア兄)にもう一度再会することができて良かった

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    2026年08月16日
  • 君が手にするはずだった黄金について(新潮文庫)

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    表題作品について、読み終わった後に改めてタイトルを見直すと、なぜ著者がこのタイトルをつけたのかがよく分かると同時に、そのタイトルセンスの良さに脱帽させられる。人間存在の多面性について軽快に切り込んだ、著者らしい短編。

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    2026年08月16日
  • 硝子の塔の殺人

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    硝子館で開かれた催し中、館の主人が殺されたことを皮切りにおこる連続殺人を招かれた多種多様な職業と役割を持った人々が解き明かしていくミステリ

    冒頭から犯人視点で進んでいくと思いきや、犯人のわからない殺人が起こっていき、犯人当て本格ミステリとして面白かった。
    それにとどまらず、名探偵とかいう最初から意味わからない役が明かされていくところはある程度読めていたにせよ驚きがあった。

    登場人物の役回りを意識するような会話がなかなか楽しく読めたし、ラストの探偵と犯人、探偵と相棒の会話劇はハッピーエンド的で読後感もよくかなり好き。

    新本格ミステリの歴史をまとめ、さらなる時代を感じさせる本だった。

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    2026年08月16日
  • 女の国会

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    「なぜ女性の国会議員は少ないのか?」という深遠な社会問題を背景に、自殺した女性国会議員の死を巡る謎解きミステリーが様々な〈キャリアウーマンの視点〉によって展開されていく。新川先生は時事的なテーマをミステリーの枠組みで物語化するのが本当に上手だと思う。

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    2026年08月16日
  • 反ミーム部門は存在しない

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    認識を阻害する特性を持った敵対存在に対して人類がどう立ち向かうかを描いたSF小説。設定がよく練られていて終始楽しめた。

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    2026年08月16日
  • 焔に手をかざして 新版

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    日常の思い出を語る言葉ひとつひとつに胸を打たれる感じがある。そうやって日々を見て聞いて感じたい。こういう感性を育てる、鍛えるにはやはり日記なんだろうかと思う。

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    2026年08月16日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    ネタバレ

    もうずっと、誰が最初に破滅するかって思いながら読んでました。
    『ドミノ』のような群像劇感。この世界線が繋がってくるかんじ。ほんとドミノだおし。

    読んでる間ずっと怖くて、私はどの側にいるんだろう、って思いながら読んでいました。
    とはいえ仕事的にプロモーションとかマーケ業界に片足いるので、裏側がある程度見える分、
    そこまで熱狂することはないんだろうなとは思っています。とはいえコミュニティに入ると熱狂が加速する感じはとてもよくわかります。
    うまくバランスと距離をはかっていきたい。

    にしてもハマる前の澄香の一人反省会、すごく身につまされてツラかったです。
    なんであんなに心情をリアルに書けるんだろう

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    2026年08月16日
  • 一線の湖

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    …なんていえばいいんだろう。残りの人生でこういう作品にあと、何作出会うことができるだろうか——。本当に、本当に素晴らしい作品だった。

    わかる人にはわかることを……
    霜介くん、そんな(→DB魔人ブウ編にて、ビーデルさんが「悟飯くんはショートカットの方が好み?(?)」に対して、悟飯が放った一言のような)こと、千瑛ちゃんに言っちゃダメよ。(聞こえてたら)絶対怒られるよ。笑。

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    2026年08月16日
  • 殺し屋の出世術

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    ネタバレ

    江戸川乱歩賞、本屋大賞6位となった前作「殺し屋の営業術」の続編。
    前作同様、圧巻のストーリーテリングでページをめくる手を止めない内容だった。

    ストーリーは他の方の感想に書かれている通り、最高に面白い。
    主人公の鳥井が別格すぎて、窮地に陥る場面でハラハラドキドキと読み進めるなかでも、なぜか得体の知れない安心感がある。まさしく、最低で最高の主人公。

    私が一番興味を惹かれるのは、鳥井のプライベート空間の描写。
    なぜ八匹のヨウムを飼っているのか?
    なぜヨウムたちに言葉を教えないのか?

    ヨウムたちは鳥井が言葉を発さないと喋らない。
    セールスマンがアイデンティティである彼にとって、言葉は呼吸のような

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    2026年08月16日
  • 変な家2 ~11の間取り図~

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    ネタバレ

    ・雨穴さんの文体は非常に読みやすい
    ・間取りの形に見立てていることが判明した時は思わず前のページに戻って見返してしまった
    ・今作も非常に面白く夢中で読み進めてしまった

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    2026年08月16日
  • 被告人、AI

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    AI介護ロボットが人間に近付く。介護の為に導入されたリタが人を殺めたのではないかと浮上する。前作面白かったのでこちらも購入して読んだけれどこちらも面白かった

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    2026年08月16日