ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • ライオンのおやつ

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    瀬戸内のレモン島にある終末期ホスピス。
    海が見える穏やかなライオンの家で、最期に食べたいおやつは?
    それぞれの思い出のおやつが日曜の3時にエピソードと共に提供される。
    誰のが選ばれるかは運次第。
    心に残るおやつの思い出って、大切な人と過ごした楽しい記憶。
    自分だったら何を選ぶだろう。
    お母さんが作ってくれた缶詰みかんが乗ったレアチーズケーキかな。

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    2026年03月29日
  • 一次元の挿し木

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    最初はミステリー全開で、謎に満ちた始まりでとても興味が惹かれた。
    だが、途中から哲学的、SF的な展開が出てきて、えぇ!まじか!!と何度も驚かされて、自分の予想を裏切る展開の連続にハラハラが止まらなかった。
    特に最後の方は手に汗握る展開で、周りの音が全く聞こえないほどの没入感であった。

    私が特に興味深かったのは、この物語における生命に対する考え、我々は遺伝子に科学的に操られるだけの人形である、という話が何度も登場し、登場人物たちが悩む描写が多かったことである。改めて人間とは、生きているとは何なのか考えるきっかけとなった。

    また、主人公の悠が最初、人生に絶望した、生きるやる気のないラノベ的な主

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    2026年03月29日
  • 流浪の月

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    誰かにとっての当たり前は誰かにとっての非常識で、誰もがみんな自分は優しいと勘違いしてしまっていたことに気付かされた。物事は、だれがどこからどう見るかで人の数だけ解釈の仕方がある。当事者から見た物事と関係のない第三者から見た物事は事実は同じでも真実は当事者にしかわからないということを学ぶことができた。
    私は今まで、いつでも誰にでも優しくできている自信がありましたが、私が思う私の優しさは誰かからしたら本当に辛いことだったかもしれないと思った。
    誰にでも自由に考えたり行動する権利があるのに、個人が思う勝手な優しさが人のそれを制限してしまったり、人生をめちゃくちゃにしてしまうことがある。
    これから生き

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    2026年03月29日
  • 成瀬は都を駆け抜ける

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    ああ、読み終わってしまった。読むのがもったいなくて買った後もしばらく読まずにとっておいたのに…
    成瀬とお別れするのは名残惜しい。宮島先生が完結と決めたのだから、仕方のないことなのだが、この先の成瀬の人生も200歳まで見届けたいとどうしても思ってしまう。
    一巻目からずっと、成瀬のように生きていけたらどんなに良いだろうと思っていた。でも今からでも遅くないのだ。成瀬みたいや大きなことは100個も言えないかもしれないが、やりたいことリスト100を作って、一つずつ実現していこうと思う。

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    2026年03月29日
  • ありか

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    私には子供がいないから残念ながらこの物語の半分も共感できてないと思う…
    それでも母娘の愛情、取り巻く人たちの気遣いに心が癒されました
    登場人物がみんな優しい…一部の人を除いて
    一部の人(というかクソバ…)の描写、発言が読んでいてとてもイライラ腹が立ったけれど、その人に対応、対抗して強くなっていく美空さんの姿にスカッとしました
    あととにかくひかりちゃんがかわいい!
    ひかりちゃんがかわいい!!
    心にすっと染み渡りとても暖かい読後感に浸れる物語でした

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    2026年03月29日
  • 殺し屋がレジにいる

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    メタメタ面白かった……すごくいいキャラクターでした、グロリアさん…見習いたいあの罵詈雑言…!怒る反射神経が並ではない。ほぼ中年から高齢者しか出てこないのにこんなに疾走感と爽快感のある物語になるのかすごい…

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    2026年03月29日
  • スター

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    章ごとに共感できる部分があって、ちょくちょく読む手を止めては一人でぼーっと創作について考えてしまった。そのとき思ったことを書き留めておけば良かったなーと少し後悔。

    小説や映画を見た後、ときどき「自分だったらどんな作品を作ろうかな」と考えるけど、毎回行動には移せない。それはおそらく、怖いからなんだろうなとこの作品を読みながら思った。もし心血注いで作った作品が見向きもされなかったら。もし一時注目されたとしてもすぐに忘れ去られたら。そういうことを考えてしまっているから一歩が踏み出せないんだなぁと。
    『中身より状態を見てる』というセリフを見たとき、結局自分は作品の内容とは別にその作品がいかに評価され

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    2026年03月29日
  • 幸村を討て

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    大坂夏の陣で、あと一歩のところに迫りながら、真田幸村は大御所徳川家康を討たなかったのはなぜか?という謎に迫っていく作品。どちらにしても家康と、さらに後方にいる秀忠を討たないと豊臣の勝利はないため、幸村はわざわざ討たなかったのだと家康は思っている。

    二条城で秀頼と謁見をすませて以来、家康は最後の大仕事、妥当豊臣を目指して着々と豊臣恩顧の大名たちが減っていくのをまっていた。そして遂に、方広寺の鐘の銘文「国家安康、君臣豊楽」に難癖をつけて戦まで持ってくることができた。

    とはいえ大坂城は天下の名城である。なかなか攻めるのは難しい。以前から大坂城を研究していた家康からすると、平野口のあたりが多少守り

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    2026年03月29日
  • PRIZEープライズー

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    直木賞が欲しくて欲しくてたまらない主人公
    賞への執着心と己の作品への愛情が深すぎて時に暴走する姿は凄まじかったです
    主人公があまりに「人間」
    彼女に寄り添い支える若き編集者が変化していく様も「人間」
    良い意味で疲労感が残る作品でした

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    2026年03月29日
  • 言語化するための小説思考

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    おもしろすぎ!!!
    恋愛リアリティーショーを面白いと思う人間は、赤の他人の人間関係を楽しむ下品な人間で、品性が歪んでいるに違いない、と思うのは、そう思う人にそれを楽しむ何らかの価値観が欠落しているからかもしれない、みたいなことがいっぱい書かれてます。うそです。

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    2026年03月29日
  • 悪徳の輪舞曲

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    前回は、恩師の弁護&対決的な。かなり深かった。
    今回は、母親!の弁護です。中山七里さん、すごいです。どうする?御子柴!ワクワク。しかも、本の冒頭で、母親、殺人?クロだよね。どんな展開になるのかな。とても楽しい読書です。
    中山七里さん。食わず嫌いな感じで、昔、読まなかったけれど、読み始めたら、とても面白いです。どんでん返し、ほんと、すごいです。シリーズものが、好きなので、御子柴シリーズ、まず、読みます。

    追記
    読み終わった!ビックリする展開。本当に楽しめた!中山七里さんの頭の中、どうなってるのーホントにすごいです。ドラマも見たけど、やはり、小説は、深みがあります。

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    2026年03月29日
  • 香川にモスクができるまで

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    いやあ面白かった。読んで元気になる。インドネシア出身のムスリム・フィカルさんがモスク建設のため不動産を取得する奮戦記。メンバーとの不和やパンデミック等の困難に立ち向かう姿は感動的で、結末には涙がにじむくらいグッと来た。ムスリムに頑なイメージを持つ人がいるかも知れないが、ここで描かれているのは、素朴な信仰心と共に根気強く柔軟な思考を持った人間の姿である。彼らの互助精神には日本社会も多いに学ぶべきだろう。巻末で著者も願うように、ヘイトの「暴走を止める」ために、是非多くの方に読んでほしい。

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    2026年03月29日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    作者の動物に対する愛情を感じる一冊でした。
    作者のような好奇心や感受性豊かな人が、未知の世界に気づき、広げていくのだろうと感じました。
    普段聞き流している鳥の鳴き声にも、耳を傾けてみたいと思います。

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    2026年03月29日
  • 熟柿

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    『熟柿』を読みながら何度も感じたのは、償いと人生の回復は、決して同じではないということだった。手続きとしては終わっていても、「過ち」はその後の時間の流れ方そのものを変えてしまう。

    「死んだ母親」として生きるしかなかった主人公の歳月は、あまりに長く、あまりに苦しい。読みながら、これ以上の困難はもう訪れないでほしいと願わずにはいられなかった。

    それでも、熟した柿が落ちるのを待つように、人には焦ってもどうにもならない時間があるのだと思う。そうした時間の果てに、ほんのわずかでも光が差したことが救いだった。

    この作品の魅力は、書かれていることだけではなく、書かれていないところにもある。行間や空白に

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    2026年03月29日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠

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    ネタバレ

    ミステリの中でも読みやすくて、面白かった。

    インタールードを通して、主人公たちが向かう目標が明確化されていて、話を追うごとにその目標に迫っていく感じが良かった。
    4章はほんとにびっくりしました。

    続編もすぐ読みたい







    2回目読んだらすごく印象変わってまた面白そう

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    2026年03月29日
  • GOAT Winter 2026

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    初めて文芸誌を買いました。
    一つのテーマに沿って、色々な作家さんの作品が読めてとても良かった。
    好きなお話も多くて、読書沼により沈んでいく感じが、嬉しいような困るような...
    気になった作家さんの書籍も確認してみたい。

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    2026年03月29日
  • 古都(新潮文庫)

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    移りゆく四季の京都を舞台に、千重子は生きる。両親から愛され、何不自由ない暮らしを送りながらどこか憂いを抱える彼女。やがて、もみじの幹に並ぶ2つのすみれのような「相方」に出会う。明晰な文ながら、あてのない旅のガイドのような不思議な一冊。

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    2026年03月29日
  • 北欧こじらせ日記 決意の3年目編

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    chikaさんのやさしいのにぶっとい芯がある言葉が大好きで、毎回読んでます。今回はタイトル通り「決意」パワーがビシビシと伝わってきた回でした。

    ただでさえ、異国で暮らすなんて大変なことなのに地に足をつけてふんばりながら、ワクワクする気持ちを忘れずにズンズン進んでいくchikaさん。私も、新人の気持ちで学びまくろ!と、元気をいただけました。

    「戦略的ギバー」の話はめちゃくちゃ参考になったアダム・グランドさんの研究など探してみよーっと!

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    2026年03月29日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

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    そっちの終わり方かぁ。よい、よい、よい!!
    科学の話は相変わらずあまり理解できなかったが、それでも理路整然としているのはわかるし、楽しみながら読める。後半は加速度的にワクワクしたし、最高のエンタメでした。

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    2026年03月29日
  • ひきこもり家族

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    ネタバレ

    さ、さわやかなラスト…!どうやら僚太と大知(他のメンバーのその後は名言されず)は引きこもり支援の会社を立ち上げたらしい。1人殺して懲役10年未満で出てこられたのか…?という疑問はあれど、そこはフィクションなので…ということだろうか。しかし僚太は途中ミチル的な片鱗を見せていたが大丈夫なんだろうか。
    前半、引きこもりの心情はよく描けているなぁと思った。だが、それだけに後半そんなに人って変わりますかね⁉︎とも。まあ大知は元々リーダーシップのある人間として描かれていたのであれだけども、なんか気の弱そうなおっさんとか、醜形恐怖のおばさんとか。ご都合主義なところは『歌舞伎町ララバイ』でも感じだが…。染井作

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    2026年03月29日