小説・文芸の高評価レビュー
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かつての誘拐犯・文と被害者・更紗が、時を経て再び出会う。世間が想像する関係とは違い、そこには家族愛とも恋愛とも呼べない、名前のつけられない結びつきがあった。
読む前から内容は少し知っていた。それでも、更紗の「家に置いてほしい」という願いを、文は受け入れるべきではなかったのではないかと、読みながら何度も立ち止まった。文は「きちんとした人」でありながら、自分自身の病気に苦しみ続けている。その背景を思うと、あの選択もまた簡単には割り切れないものに感じられた。
15年後の物語では、文、更紗、亮それぞれが抱える歪みの背景に、幼少期の母親との関係が浮かび上がってくる。母親との関係性が、その後の人格形成 -
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はい王道w
二巻目にしてキャラ相関図がエグいことになってます
矢印があっちにもこっちにもΣ(゚Д゚)
さては帆立ちゃん…なんも考えてないなw
きっと楽しんで書いてるんだろうな〜ってのが伝わってくるのよ
なんかそれだけで嬉しくなっちゃう
そして一巻目のときも書いたけど、ほんとキャラがベタいの
ストーリーも学園ものでベタいのよ
だけど申し訳ないが、わいベタいの大好きなのよ
(まずベタいって普通に使ってるけど初耳な)
そしてこれも前作のレビューでも書いたけど、ベタいのにちゃんと色がある
素晴らしい
そして、のりのりで書いてるだろうから、筆も早い
三巻もすぐ出るみたい
楽しみや! -
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今村晃弘先生のデビュー作
めちゃめちゃどハマりでした!!!!!!!
この小説は、自分の読んできた小説の中で忘れられないくらい衝撃と面白さと衝撃さをもたらしました
ネタバレになるのであまり書けませんが、
想像もつかないトンデモな展開と、登場人物の憎めなさと、探偵とワトソン役が良いキャラしてるのと、トンデモ展開だからできるトリックと。。。
挙げたらキリが無いくらい楽しめる要素があって本当に素晴らしい小説でした。
どこかで見た感想にもありましたが、まるで仲間由紀恵と阿部寛のトリックみたいな感じで、ユーモアも内容も完璧でした。
この小説に出会えたことに幸せを感じます -
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ネタバレこどもが二人出てきたら入れ替わっていると思え!!!
黄疸ってお医者さんでもあんま気づかないのかな?文字で書いてるから「目が黄色い」って文で「肝臓が悪いのかな?」って思えるだけで、実際家族に黄疸が出てても気づかないのかな…
小鳥遊先生がたまに素人でもしってる病気の兆候を見逃してることがあって、意外と見つけるのが難しいのか、小鳥遊先生がポンコツなのかどっちなんだろ〜って不安になります 笑
話の内容としては、心臓移植とヤクザがどう繋がるのか(ドナー以外の意味で)が全然わからなくて、読み終えた後「伝統に縛られた女の末路…!!!」と空を仰ぎました。
それにしてもヤクザの本家だとビビり散らかしてた人 -
Posted by ブクログ
銀座ちぐさ百貨店の第二弾。銀座にある小さな雑貨店が舞台。引退した祖母の後を継いで孫の綺羅とバイトの葵が切り盛りしている。綺羅が選んだ雑貨の数々が並ぶ店内の様子は魅力的。葵が店の奥で一つずつ焼くたい焼きにはしっぽに秘密があり、ときには行列ができるほど人気を集めている。2人は、祖母に褒めてもらいたくて、雑貨のフェアを企画したり新しい味のたい焼きを考えたり、あれこれ知恵を絞って楽しく過ごしている。雑貨をきっかけに客の思い出話を聞いたり、人と繋がっていったりする様子が優しく温かく楽しい。新しい味のたい焼き、予想していた味がドンピシャで、嬉しかった!
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ネタバレいやーーーすごかった
一気読みしたくなって日曜が丸々潰れました。いいボリューム!
有栖川先生のコメントがそのまんまなわけですが、ミステリ好きな人にはかなりニヨニヨする内容。ミステリ好きでない人ももちろん楽しめる。
ありとあらゆる有名トリックのオンパレードで、作中の神津島への批判がそのままブーメランになっているような気がしなくもないけど、古典トリックも魅せ方次第!という知念先生の「ありきたり批判へのアンチテーゼ」も感じました。
謎解き率は80%くらいなので私も到底名探偵にはなれないのですが自分用の思い出しポイントメモ
・名探偵はトイレのタンクも見逃さない
・死体をそのまま死体と思うな
・霊 -
Posted by ブクログ
ネタバレ小説法(自分の書き方・読み方・理解のされ方などで構成されたもの)のお話がまず面白かったです。所々マッチングアプリのミッチーの例や内輪ノリの説明の部活、大学のサンダルの話など、笑い話とするには性格が悪いなと、にやっとしてしまう部分と、理路整然と分かりやすく論理的に噛み砕いて語られる小説思考のこと、言語にしないと他の人にわかってもらえないし、小説法に触れることすらできない点が面白かったです。
異世界転生の分析する人確かに多いけど、二流広告マンのマーケティングに咽てしまいました。ここもにやけた。文章の語順や提示順読みやすさ出し方は普通に頷いた。ラストに【エデンの東】という小説があるのですが、こ