ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 想いをつなぐメス―俺たちは神じゃない3―(新潮文庫)

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    今回の本がこのシリーズの中で一番面白かった。
    「地域医療連携」の事務職や医療DXを思わせるデータサイエンティストの登場が「医師」や「看護師」だけではないチーム医療を感じさせてくれた。
    病院の事務職を経験しているわたしとしては、なかなか日の目を見ない事務職にスポットを当ててくれてありがとうという気持ちでいっぱいだ。

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    2026年09月06日
  • 夜のピクニック

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    舞台はただただ丸一日かけて歩かされるというあんまりにも現実離れした行事。(とある高校で本当に実施されているらしいが…)

    友人たちと体力と気力の限界を破り歩みを進めつつ、自分自身と向き合ったり、普段は口にできない本音を語り合ったりする姿がとても美しかった。

    一生の中に、このような時間はどれだけあるのだろう。特に学生生活を終えると日々の多忙さに追われ、色々と諦めてしまう。

    私も誰かと一緒に歩き、語り合いたい。
    そんな風に勇気をもらった。

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    2026年09月06日
  • トウェイン完訳コレクション ハックルベリ・フィンの冒険

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    よし!それなら俺は地獄に行こう!

    こんな立派な子のおとっつぁんが、あんなどうしようもないヤツだなんてw

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    2026年09月06日
  • 昨夜のカレー、明日のパン

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    7年前に25歳でなくなった一樹の父、ギフと住み慣れた一軒家で同居を続けているテツコ。
    2人を取り巻く人物達それぞれの悩みや思いを綴った短編集。さすが脚本家だけあって、テンポがよく、会話のセンスが良い。くすっと笑え、それぞれの登場人物達に好感をもて、人とのかかわりも悪くないなと思える。

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    2026年09月06日
  • 面白すぎる!幕末史の授業――ドラマチック講談×最新歴史研究で一気にわかる

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    ネタバレ

    ところどころに太ゴシック表記とか、「~」や「!!」の記号を使ったくだけた感じの表記を使って本でありながら、講談を聞いているかのようなテンポ感のある本だった。

    内容も『幕府はペリーの来航を知っていた』というような興味深い史実や私が学生時代に習った歴史とはちょっと違う今の定説の紹介など切り口も面白かった。

    私自身、一番興味深かったのが坂本龍馬の妻、お龍さんのエピソード。再婚するも再婚相手に物足りなさを感じお酒に走るというのは初めて知る話であり、納得の話だった。

    あらためて、日本史を勉強したくなるような本だった。

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    2026年09月06日
  • 時計館の殺人〈新装改訂版〉(上)

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    島田さんと江南くんのコンビ再び!

    十角館の殺人を読んだ人であれば、またこの2人が一緒にいる場面を読めるのは嬉しいのではないでしょうか。

    上巻で散りばめられた点が下巻でどう繋がってくるのか…

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    2026年09月06日
  • 太陽の棘

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    戦後の沖縄、激動の時代を生きていた人々と1人の医師がアートを通じて出会う物語。アートは国境を超えるという言葉を耳にするが、その言葉を表したような物語だった。

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    2026年09月06日
  • 川のほとりに立つ者は

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    人間誰しも人には見せないいろんな感情があって、どれを拾い上げるかは自分次第だと思う。

    自分の大切にしたいものや人のために持ち出したいもの、誰かのために隠したいもの

    すべてが愛おしくて美しい心の動きになる。

    他人の感情を100%理解できることはないし、する必要もないと思う

    けど、その人がどうしてその感情になったのか


    どのような心の動きをしているのか想像して寄り添うことはきっとできる

    川の底にある石を覗きに行くことはとても怖くて思わず足を止めてしまうことだし

    拾い上げられるか、はたまた流されるか

    結果はどうなるかは全くわからない

    けど、川に飛び込む勇気と愛情はこの世で1番きれい

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    2026年09月06日
  • ファイア・ドーム 下

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    上巻の終わり方が気になりすぎるので、下巻をそのまますぐ手に取る。そして読み終わってしまった…

    下巻は冒頭からクライマックス。手に汗握る展開からページを捲る手が止まらない。次々に事件の真相が解明されていき一気読みさせられた。

    25年前に起こったデパート受付嬢誘拐殺人事件と田村晋也くんの事件。そして新たに起こった戌井光汰朗くんの失踪事件。関係ないと思われたそれぞれの事件の真相とは…

    事件によって大きく人生が変わってしまった被害者遺族や加害者家族。荒唐無稽な噂がもたらした影響や翻弄された人々。登場人物一人ひとりのドラマがありありと描かれ、心を揺さぶられる。ミステリーを読んでいて、感動でここまで

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    2026年09月06日
  • 汝、星のごとく【電子限定特典付き】

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    悲しくて辛い、愛の物語でした。
    最初から最後まで引き込まれっぱなしでした。
    母親によって、子どもはここまで人生を左右されるとは、私も同じ母親として見につまされる思いでした。
    自分の人生の手綱をにぎる。常に意識したいと思いますし、大きくなった子どもの人生の手綱を握らないようにしたいです。

    北原先生がとても素敵でした。

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    2026年09月06日
  • 虹の橋からきた犬

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    犬好きには手に取りたくなるタイトルでした。
    16歳の愛犬と暮らしていて思うこと。
    犬は嘘をつかない、過去も未来も見ておらず今この瞬間を生きている。これは私も大事にしたい。

    あとがきにあった重い病気になったとき積極的治療とQOLを選択するとなったら、私はQOLを選ぶと思う。愛犬が12歳になった頃からいつかくる別れが怖くなり、16歳になった今は普段と少しでも様子が違うとすぐ心配になる。トリミングに行っている間いないだけでも家の雰囲気が全然違う。

    「そんなに可愛がっているとペットロスになるよ」と
    人に言われたことがあるけれど、こんなに可愛いのだから大なり小なりペットロスにはなるのだろう。
    後悔が

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    2026年09月06日
  • 異教徒暮らしのアラビア 隆盛のサウジアラビア、相克のイスラエル・パレスチナの歴史をたどる

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    イスラム圏(大半はサウジアラビア)での生活や日本との違いからの導入から、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の歴史や変遷も交えた語り口で、大変面白かった。
    特に、サウジアラビア初代国王アブドルアジズの生涯に強い興味がわいた。

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    2026年09月06日
  • 縁を結うひと

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    すごく好きだった。人と人との縁って、偶然だったり、少しのすれ違いだったり、いろんなものが重なってできていくんだなと感じた。在日、介護、結婚、家族など扱っているテーマは重いものもあるけれど、社会問題としてではなく、そこに生きている一人ひとりの人生として描かれているのがよかった。読みながら登場人物への見方が変わっていく感じも印象的。切ないし少し重いんだけど、読んだ後にじんわりあったかくなる感じ。

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    2026年09月06日
  • 幻影の手術室 天久鷹央の事件カルテ 完全版

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    手術室で起きた殺人事件。
    驚くべきことに、殺された麻酔科医は監視カメラの映像からは見えない何かと格闘の末死んでしまったようだ。
    この透明人間事件は解決に難航することになる。
    しかし鷹央たちは悠長に解決を待つわけにはいかない。
    なぜなら、容疑者となっているのはこれから一緒に働くことになる鴻ノ池なのである。
    事件の起きた手術室で、手術を受けていたのは鴻ノ池だったのだ。
    密室の中、殺された麻酔科医と2人だけの空間であったがために、最重要容疑者として上がってしまったのだ。
    鷹央と小鳥遊は真相に辿り着き、鴻ノ池を救うことができるのか。
    最後までドキドキで面白かったです。

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    2026年09月06日
  • 成瀬は都を駆け抜ける

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    正直、この作品だけを読んでいたら星3つか4つだっただろう。
    しかし、前2作での関係性とキャラクターが活きに活きて魅力を高め、一気読みしてしまった。
    成瀬に言われて没頭することを見つけるさくら、達磨研究会の魅力的な面々、ぼきののかもそれぞれ素晴らしいが、やはり、母の美貴子の目を通して思い出される幼少期の成瀬と、さらにかつての成瀬の気持ちを知り救われる美貴子の関係が輝く「そういう子なので」と、イチオシ西浦が登場する「親愛なるあなたへ」が最高。

    (たぶん贔屓目もあって)星5つ。

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    2026年09月06日
  • 死に戻り雑草令嬢は愛する旦那様と別れたい

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    ネタバレ

    カクヨム版も読んでいたので、書籍版刊行嬉しかったです。
    おめでとうございます&ありがとうございます。
    改めて旦那様、手が早いです。
    サラがあんなに逃げてたのに、色々擦り合わせが済んでからは早い早い。
    何故彼がサラに惹かれていたのか語られていたから、気持ちは分からないではなかったが。

    死に戻ったサラが、今度は愛した旦那様を生かそうと人生二周目ゆえの知識で先回りをし、諸々改善しながら、何故か追いかけてくる旦那様からは逃げ続けるお話。
    ミラベルお嬢様との関係性が改善してからは何とも微笑ましいことに。
    最終的には旦那様の最大のライバルに収まるという。
    彼女、癇癪の原因がサラによって取り除かれてからは

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    2026年09月06日
  • ロング・アフタヌーン

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    単行本で4年ぶりに再読。年齢と共に読み方が違うのかとてもいい時間を過ごせた。「犬を飼う」「長い午後」を書いた主婦多恵。出版社勤務の梨帆。犬とイヌ、違和感に気づいたとき作中の作品なのに圧倒される。もう一つの作品も、考えないように生活してるからこそ長く感じる午後をiPhoneや旧友亜里砂がキッカケで溢れ出る感情にフタをしなかったター坊の気持ちが伝わってくる。分岐点であっちを選んでいたら、同じように最近思う事が多いので、振り返るきっかけにもなる。多恵が自分より若くバリバリ働く梨帆の現実を知ったら、時が経っても男女の求められるものが変わらないことにため息がでるだろうな。そして自分自身は多恵と梨帆を足し

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    2026年09月06日
  • かわりに嘘

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    スキマバイトやchatGPT、MBTIなど時事ネタも多く、のんびりした雰囲気と合わさっているからか、これまで読んだことのないような独特な雰囲気の小説だった。

    平成一桁の私にとっては、ゴージャスのネタが刺さった。
    事故物件や問題のある物件ばかりを取り扱っている『おどろきハウス』も気になる。
    特大おはぎが毎日届く物件、大家の歌声がスピーカーで流れる物件、ちょっと住んでみたい。

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    2026年09月06日
  • わたしは今すぐおばさんになりたい

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    ネタバレ

    妹から貰った1冊✩.*˚


    「オバサン」って言われるのは、なんかやだな、なりたくないなって思っていたけど、
    この本に出てくる桜子さん達おばさんは、
    美味しいもの話とかを自由に楽しんでいて
    素敵だなと感じた。

    大人になると、結婚や出産・子育ての話題が多くなったり、そこでマウントを取り合ったり息苦しいことが多い中、桜子さん達の世界観かとても暖かく心が暖かくなった。こんな人たちと私も楽しくお話したいと感じた。

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    2026年09月06日
  • 青い孤島

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    ネタバレ

    舞台が孤島なので自然豊かな海沿い等でゆっくり読みたくなる様な本でした!
    最後まで佑とるいるいさんが結ばれればいいなぁと思いながら読んでいました。
    最初は色々と事情のある島だなという印象でしたが最終的には東西で和解して皆で仲良くしていくというハッピーエンドになるのが気持ちよかったです。
    るいるいさんの発想で島そのものをロールプレイングゲームの舞台にしてしまうというのも面白い結末だなと思いました(笑)

    感動って心の食べ物なんですよね。
    という言葉がとても好きです。

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    2026年09月06日