ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 名探偵にさよならを

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    多少、トリックなどに強引な部分もありましたが、論理的に納得する事は出来ますし、何よりも心温まるストーリーがすごく好きな作品です。今回が完結編のようで、少し寂しさを感じます。

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    2025年12月14日
  • 流浪の月

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    かつての誘拐犯・文と被害者・更紗が、時を経て再び出会う。世間が想像する関係とは違い、そこには家族愛とも恋愛とも呼べない、名前のつけられない結びつきがあった。

    読む前から内容は少し知っていた。それでも、更紗の「家に置いてほしい」という願いを、文は受け入れるべきではなかったのではないかと、読みながら何度も立ち止まった。文は「きちんとした人」でありながら、自分自身の病気に苦しみ続けている。その背景を思うと、あの選択もまた簡単には割り切れないものに感じられた。

    15年後の物語では、文、更紗、亮それぞれが抱える歪みの背景に、幼少期の母親との関係が浮かび上がってくる。母親との関係性が、その後の人格形成

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    2025年12月14日
  • 楽園のカンヴァス

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    AIに今まで読んだ本ベスト5を投げておすすめ本として挙げてもらったのが本作。
    小説には非日常な、そしてできればポジティブな出来事を物語を通して追体験できることを期待していて、完璧にそれに当てはまってた。

    こういう上質な世界の話は好き。外国作者だと翻訳でん?ってなるときもあるが日本人作者で、言葉がすっと入ってきてストレスフリーに読めるのも稀有な魅力だと思う。

    ハワイのハネムーン且つ初海外旅行のお供として持って行き、最高の時間を提供してくれた。

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    2025年12月14日
  • 情報分析力

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     ロシアのウクライナ侵攻でロシア軍の専門家として存在感を示した小泉悠による情報分析のノウハウ集。著者が普段どのように情報分析を行っているのかを具体的な例を示しながら解説している。主にOSINTを用いた分析で、軍事関係に限らず様々な分野に使える内容となっていた。分析の"コツ"はそのまま"罠"であるということが繰り返し述べられており肝に銘じておく必要がある。特に仮説がいつの間にか結論になってしまう、というのはやってしまいがちなミスなので気を付けないといけない。

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    2025年12月14日
  • 青い鳥

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    重松清にはずれなし!やっぱりおもしろい。
    最初の話と最後の話を涙がでた。
    村内先生は、大切なことしかしゃべらない。自分の娘も無口な方なので、よく考えると大切なことしかしゃべらないかも。耳をしっかり傾けようと思った。

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    2025年12月14日
  • 方舟

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    長く積読だったのをようやく読み始めたけれど、途中からは先が気になって手放せず一気読みしました。そしてラストのラストに衝撃。久しぶりにこんなに面白くてすごい作品に出会えました。

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    2025年12月14日
  • 硝子の塔の殺人

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    面白かった!かなりの長編だったけど、最初から面白い視点だったし最後まで楽しく読みました。再読もしたいし、シリーズ化してくれたら嬉しい。また出会いたい魅力的な登場人物たちでした。

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    2025年12月14日
  • ヤクザの子(新潮文庫)

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    厳しいヤクザの末端の生活及びその家族の物語を纏めたもの。描写がリアルであり、一気に読み切った。
    読書後、色々と考えさせられる作品。

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    2025年12月14日
  • 魔法律学校の麗人執事2 ブラッディ・バトル

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    はい王道w

    二巻目にしてキャラ相関図がエグいことになってます
    矢印があっちにもこっちにもΣ(゚Д゚)
    さては帆立ちゃん…なんも考えてないなw

    きっと楽しんで書いてるんだろうな〜ってのが伝わってくるのよ
    なんかそれだけで嬉しくなっちゃう

    そして一巻目のときも書いたけど、ほんとキャラがベタいの
    ストーリーも学園ものでベタいのよ
    だけど申し訳ないが、わいベタいの大好きなのよ
    (まずベタいって普通に使ってるけど初耳な)

    そしてこれも前作のレビューでも書いたけど、ベタいのにちゃんと色がある
    素晴らしい

    そして、のりのりで書いてるだろうから、筆も早い
    三巻もすぐ出るみたい
    楽しみや!

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    2025年12月14日
  • 女王さまの休日 マカン・マラン ボヤージュ

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    年明ける直前に読みたい本!
    シャールさんの一言一言が優しくて深い。
    幸せの意味を知れた一冊でした。
    また続編が出ることを楽しみにしています!

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    2025年12月14日
  • 屍人荘の殺人

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    今村晃弘先生のデビュー作
    めちゃめちゃどハマりでした!!!!!!!

    この小説は、自分の読んできた小説の中で忘れられないくらい衝撃と面白さと衝撃さをもたらしました

    ネタバレになるのであまり書けませんが、
    想像もつかないトンデモな展開と、登場人物の憎めなさと、探偵とワトソン役が良いキャラしてるのと、トンデモ展開だからできるトリックと。。。

    挙げたらキリが無いくらい楽しめる要素があって本当に素晴らしい小説でした。

    どこかで見た感想にもありましたが、まるで仲間由紀恵と阿部寛のトリックみたいな感じで、ユーモアも内容も完璧でした。

    この小説に出会えたことに幸せを感じます

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    2025年12月14日
  • 空が青いから白をえらんだのです―奈良少年刑務所詩集―(新潮文庫)

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    いろんな後悔を抱えた子たちの真っ直ぐな言葉が心に刺さりました。
    刑務所の中に流れている日常を、いままで意識したことがなかったので、とても新鮮で意外に感じました。
    詩を書くこと。それは、今までの私はハードルが高いと思い込んでいたけど、この本を読んで、自分の心を素直に言葉にしたらいいんだと気付かされました。私も、悩みごとがあったときは感情を紙に書いて、自分を客観視できるようになりたいです。

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    2025年12月14日
  • 血脈のナイトメア 天久鷹央の事件カルテ

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    ネタバレ

    こどもが二人出てきたら入れ替わっていると思え!!!

    黄疸ってお医者さんでもあんま気づかないのかな?文字で書いてるから「目が黄色い」って文で「肝臓が悪いのかな?」って思えるだけで、実際家族に黄疸が出てても気づかないのかな…
    小鳥遊先生がたまに素人でもしってる病気の兆候を見逃してることがあって、意外と見つけるのが難しいのか、小鳥遊先生がポンコツなのかどっちなんだろ〜って不安になります 笑

    話の内容としては、心臓移植とヤクザがどう繋がるのか(ドナー以外の意味で)が全然わからなくて、読み終えた後「伝統に縛られた女の末路…!!!」と空を仰ぎました。

    それにしてもヤクザの本家だとビビり散らかしてた人

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    2025年12月14日
  • たい焼き・雑貨 銀座ちぐさ百貨店② 江戸切子のロックグラス

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    銀座ちぐさ百貨店の第二弾。銀座にある小さな雑貨店が舞台。引退した祖母の後を継いで孫の綺羅とバイトの葵が切り盛りしている。綺羅が選んだ雑貨の数々が並ぶ店内の様子は魅力的。葵が店の奥で一つずつ焼くたい焼きにはしっぽに秘密があり、ときには行列ができるほど人気を集めている。2人は、祖母に褒めてもらいたくて、雑貨のフェアを企画したり新しい味のたい焼きを考えたり、あれこれ知恵を絞って楽しく過ごしている。雑貨をきっかけに客の思い出話を聞いたり、人と繋がっていったりする様子が優しく温かく楽しい。新しい味のたい焼き、予想していた味がドンピシャで、嬉しかった!

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    2025年12月14日
  • ねじまき鳥クロニクル―第1部 泥棒かささぎ編―(新潮文庫)

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    本屋で何気なく買って読んでみしたが、すぐに春樹ワールドにハマってしまいました。
    村上春樹さんの本は、どこか詩的で哲学的でお洒落な感じがあり、とても好きです。

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    2025年12月14日
  • 硝子の塔の殺人

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    ネタバレ

    いやーーーすごかった
    一気読みしたくなって日曜が丸々潰れました。いいボリューム!

    有栖川先生のコメントがそのまんまなわけですが、ミステリ好きな人にはかなりニヨニヨする内容。ミステリ好きでない人ももちろん楽しめる。

    ありとあらゆる有名トリックのオンパレードで、作中の神津島への批判がそのままブーメランになっているような気がしなくもないけど、古典トリックも魅せ方次第!という知念先生の「ありきたり批判へのアンチテーゼ」も感じました。

    謎解き率は80%くらいなので私も到底名探偵にはなれないのですが自分用の思い出しポイントメモ
    ・名探偵はトイレのタンクも見逃さない
    ・死体をそのまま死体と思うな
    ・霊

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    2025年12月14日
  • 言語化するための小説思考

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    ネタバレ

     小説法(自分の書き方・読み方・理解のされ方などで構成されたもの)のお話がまず面白かったです。所々マッチングアプリのミッチーの例や内輪ノリの説明の部活、大学のサンダルの話など、笑い話とするには性格が悪いなと、にやっとしてしまう部分と、理路整然と分かりやすく論理的に噛み砕いて語られる小説思考のこと、言語にしないと他の人にわかってもらえないし、小説法に触れることすらできない点が面白かったです。

     異世界転生の分析する人確かに多いけど、二流広告マンのマーケティングに咽てしまいました。ここもにやけた。文章の語順や提示順読みやすさ出し方は普通に頷いた。ラストに【エデンの東】という小説があるのですが、こ

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    2025年12月14日
  • 存在のすべてを

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    ネタバレ

    【ニ児同時誘拐事件】第九章-空白-で涙腺が崩壊。門田記者がたどり着いたのは、事件に巻き込まれた野本貴彦と優美が亮のために最善を尽くした結果だった。産みの親と育ての親。『みんなでいっしょにずっとくらしたい』と七夕の短冊に書いた子に『一緒に暮らした、、、お父さんとお母さんのことは忘れなさい』と言わなければならなかった。胸が締め付けられた。門田記者が書いた記事がこの『存在のすべてを』になったのかな。重い内容の中、里穂との関係が純愛として続いてホッとした。貴彦と亮の親子のストーリーだった。

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    2025年12月14日
  • おしりたんてい ププッ ゆきやまの しろい かいぶつ!?

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    おしりたんていの話し方はとてもマナー的で、海外在住の子どもたちぜひこのシリーズを読ませたいなと思うような良い本でした。お尻が顔のおしりたんていに見た目に騙されて敬遠していましたが、シリーズで集めようかなと思ってしまいました。

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    2025年12月14日
  • 君の名前の横顔

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    ネタバレ

    実体のない怪物ジャバウォックから盗まれた名前や欠けた想いを取り戻す、ファンタジーと現実が混じった話

    昨今のSNSと誹謗中傷、それぞれの哲学、正義とは、愛とは何かが描かれ、家族の選択に涙が溢れました

    現実と向き合うことも、忘れることもどっちも大切だ

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    2025年12月14日