小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ主人公である「健一」が亡き妻、朋子以外が娘の母になることなどあり得ないくらいのことを思っていたわりに、娘に良くしてくれる保育士さんに対して恋心を芽生えさせ始めていたり、
カメラマンさんに対して「母親になるならこういう人がいいのかな」みたいなことを思っていて、しかも健一の脳内朋子が「いいんじゃない?」と肯定してる描写で健一に対してなんだかなぁ…と白けてしまい一時中断。
容姿が好みでない女性とのお見合いではすっぱり終わらせていて、実際はこんなものなのかなぁ…と思って少し残念に感じた。
しかし、
「我が家とは笑顔をつくるだけの場所ではない。」
「その涙を、ただ見つめてもらうだけでなく、そっとすくい -
Posted by ブクログ
一言メモ、幼い時の辛い思いは、大人になっても引きずりながら生きることになる。注意
今まで、ひょうひょうと出演してきた栗原氏の人となりを紹介する本。
これまで、何となく、栗原氏の影がある様子が、過去作で感じてきたが、こういうことだったのか‥と思わせるストーリー。
映画変な家を見た直後に読んだため、さっきまで佐藤二朗氏による栗原から、グッと若返った時間軸の中で、謎が謎を呼ぶストーリー展開と、地図が織り込んであるので、それを見ながら読み進めるのは、宝探しのような感覚に陥る。
私の感じ方だが、今までよりも、栗原氏に絞ったストーリーなので、内容がギュッとしていて、図が多く、過去作より読みやすいかも。個 -
Posted by ブクログ
ネタバレ久しぶりに伊坂幸太郎ワールドへ入国。
やはりこの作者のワードセンスはずば抜けていると思う。
話の本筋とは関係のないところで、感心したりハッとさせられる掛け合いが度々ある。
本作は主人公兜が殺し屋兼会社員兼恐妻家として
かっこよかったり、なさけなかったりの日常がコミカルに綴られている。
冒頭読み始めは同じ父親として、憤りにも似た、もっと堂々としろよ!貴方はすごい人だよ!
と思わずにはいられなかった。
異常なまでに妻を恐れ、気を遣っている様子は息苦しくも感じた。
それでも読んでいるうちにそれは苦痛ではなく、そういう形の幸せなのだと感じさせた(そうでなくてはきっと読後感はもっと妻に対して嫌なイメ -
Posted by ブクログ
ネタバレ薄っぺらい言葉かもしれないが、感じたことを書く。
『カメルーンの青い魚』
一緒には生きられない。離れた時間で変わってしまうものもある。ただ、お互いの一番深い部分は変わらない。
大切なものを胸の奥底に生きる。信じてる。お互いを思い合っている。
あまりにも残酷で優しい。
『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』
作中にもあるが、孵化という言葉でこの作品は表すのがぴったりだ。
自分の弱さ、逆境、を知り、苦しい思いをし、必死に生きる人は強い。強くならなければ生きていけない。
自分も強くなってしまった。自分にも孵化するタイミングがあったのだと思う。
『波間に浮かぶイエロー』
切なくも優しい話だ。それぞれ