ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 汝、星のごとく【電子限定特典付き】

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    遠距離ですれ違う二人の切なさが詰め込まれている

    読んでいる間は切なさで胸が苦しくなりますが、最後には心が楽になります。
    ずっと苦しい中を強く生きてきたからこそ、最後の最後に心を広げて、最善を選び取ることができたんだと思います。
    二人が報われたと言うにはあまりに悲しいですが、それでも前を向いて生きていこうと思える作品でした。

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    2026年05月31日
  • 明智小五郎事件簿3

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    明智小五郎の活躍を事件発生順に並べた画期的なコレクションの第3巻。

    この作品を境に、これまでのミステリー寄りの作品から一転し、大衆寄りの作品に変貌したようだ。昔、ポプラ社の『少年探偵江戸川乱歩全集』に収録された同作を読んだ記憶があるが、読み返してみると少年でも理解出来るものの、少年向けの作品というよりも、大人向けの作品であったことが解る。

    残虐で凄惨な連続殺人を繰り返す蜘蛛男。冒頭から、この奇っ怪な事件で探偵役を務めるのは畔柳博士と助手の野崎、波越警部であり、明智小五郎は登場しないのかと少しやきもきする。残りページが3分の1になり、明智小五郎がようやく登場する。そこからの二転三転、怒濤の展

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    2026年05月31日
  • 多類婚姻譚

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    いろんな形のカップルの話。第4話が両方の気持ちがわかるだけに痛々しかった。でも男性全体への攻撃を婚約者にやってしまってはいけないと思う。凪良ゆうとしては男女間の愛とかが軽くて読みやすかった。

    第1話 華は課長になった。40代を目前にして、恋人の樹が無職で家に転がり込んでいる。母からは結婚をせっつかれている。今度樹さんを連れてきなさいと言われて、実家に連れて行った。が、華と樹は同性のカップルだったのだ。

    第2話 花織は派遣で働いている。恵斗が恋人。花織は結婚したいが、30歳になる恵斗は実家住まいで生活に満足している。恵斗は別の人が好きになったという。

    第3話 夫と離婚して、実家の本屋を継い

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    2026年05月31日
  • タイム・アフター・タイム

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    "オッソー、久遠"このリフレイン、寝ている間にも出てくるくらい私の記憶に残りました。恋愛小説は苦手なのかなぁ?と感じていた吉田修一さん、国宝の芸術の素晴らしさを言葉で世界観を表現した様にただ普通の恋愛小説では無くて清らかで、ただひたすら一生懸命に生きて愛を紡ぎ続けて行く様はあっぱれです。ラストが少し簡潔?簡単すぎなのでは?と思うのは私が昭和の人間だからかなぁ?
    文章の構成もよく出来ています。
    とにかく今年今まで読んだ単行本のなかでは押しも押されもせぬNo.1の作品でした。

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    2026年05月31日
  • エレファントヘッド

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    ネタバレ

    既婚男性が余所で男を抱くと聞いて興味を持って読んだら、それどころじゃ無い話だった。
    洋画の「私が、生きる肌」みたいだった。
    あと、小林泰三の「酔歩する男」。そしてドラえもんの「きゃあ、じぶんごろし」
    それらが混ざった上での特殊ミステリーで面白かった。

    多重世界で、人が死ねば連鎖して他の世界でも死ぬのを利用してるのが面白い。

    作中何度も主人公のサイコパスさと、目的のためなら人を道具として使うというのが一貫していて良かったし、最後のオチも良かった。
    イケメンの浦島一年は名前から、そういうウラシマ効果とか普通に浦島太郎から取ったネーミングなんだろうな。

    最初の悪魔の正体を暴くところは良いミステ

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    2026年05月31日
  • 科学漫画サバイバルシリーズ(24) 火山のサバイバル

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    ネタバレ

    たびをしていたこどもたち、さいしょはおじさんにたすけられたけど、たびをしているひとの1りがおじさんのひこうきのへんなところをさわっておじさんをおこらせてパラシュートでいってしまった。
    ひこうきをそうじゅうできない3にんはそのままジャングルにげきとつしてマグマにおそわれていのちがけでたすかった。

    「べんきょうになったこと」
    ジャングルははいったらけっこうたいへん。

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    2026年05月31日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #2

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    ネタバレ

    紫苑とネズミどちらも極端な考えの持ち主だなと思った。今回は紫苑が西ブロックの現実を目の当たりにする部分が相当だった。そこから2人の普段の考えの違いがよくわかる。でも最後ネズミが紫苑に繋がりを感じ始めている兆候があってびっくりしたと同時に何だか嬉しかった。
    あとNo.6の目的や何を目指しているのか動向が気になる。

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    2026年05月31日
  • 佐渡流人行―傑作短編集(四)―

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    まさに傑作時代物短編集。
    流人の悲哀ものが好きな私にはどストライク。当小説がハマった人は”無宿人別帳”も読むべし。収録の甲府在番は後の清張先生最長編時代小説”西海道談綺”の布石となる作品。怖妻の棺は”生けるパスカル”を彷彿させる恐妻家の話。奥様が怖い方は隠れて読むべし。

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    2026年05月31日
  • 黙って喋って

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    私が知らない境地の心情もあれば
    女心が詰め込まれていて共感の嵐のものもあった
    特に紙ストローの話は紙ストローの違和感を
    こう繋げるのかと感心したと共に今の自分に
    共鳴する話しで胸が締めつけられた
    もっといろんな経験をしてまた読み返したときに
    きっと初見とは違う感覚になるんだろうなと
    読み返すのが楽しみになった

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    2026年05月31日
  • グレタ・ニンプ

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    最近の綿矢さんの話は中々ぶっ飛んでいて面白い。

    内容は不妊治療や男の育児参加等色々な問題も取り上げていてしっかりしている。

    フォントサイズを急に変えて強調する感じは個人的に余り好きではないかもしれない。

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    2026年05月31日
  • 魔女の体力 40歳、女性が体力をつけるべきとき

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    40代で疲れやすいのと体力の低下を感じていて水泳を始めたところ、この本をタイムリーに知って読んだ。

    泳げないし、走ってもいないし、自転車にも乗れなかった著者が全て1から始めて最終的にトライアスロンに挑戦するのは本当に凄い。
    自分はさすがにトライアスロンには挑戦する程のバイタリティは無いけど、普段から趣味でロードバイクには乗っていて、水泳を始めたので、走るのも始めてみようかなという気持ちになるぐらい読んでいて運動のモチベが高まった。著者が運動を続けて体力を付けることで自信が持てて色々プラス面が出てくるのには勇気付けられる。

    『ゆっくり、少しずつ、だけどコツコツと』を心に留めて運動を長く続けて

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    2026年05月31日
  • 神の蝶、舞う果て

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    ネタバレ

    上橋菜穂子先生の作品は全部読んできたという自負が勝手にあったが、まさかこの作品が20年以上前に作られていたなんて知らなかった。
    人間からみると善であっても、悪い影響を及ぼすもの。またその逆…この世の生物は全て、それぞれの面を抱えている。最後、ルクランが生きていて、よかった。

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    2026年05月31日
  • ハウスメイド

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    ネタバレ

    面白かった!一気読み!

    二転三転するストーリーがハラハラする。登場人物が少ないのもわかりやすくていい!カタカナの名前はただでさえ混乱するからなぁ。

    ニーナに対してミリーはそんな嫌ってもなく理解しようとしていた感じがあったりしたから、少し予想できた感はあった。

    エンツォの存在と、偶然にしては出来過ぎな元婚約者の父が出てきた時は無理矢理感がありつつ、2人とも助かってよかった。

    全ての元凶は義母だったのがゾワリ。

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    2026年05月31日
  • 君を愛したひとりの僕へ

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    先日読んだ僕君と同時刊行の小説。とても自己犠牲がすごかったけれどこれも愛の形なのかと胸が痛くなった。それとともに同時刊行の僕君がなんでああいう終章になったのか、伏線がとてもよかった!2冊とも間にを空けずに読むのが面白いと思います。とてもよかった、涙。

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    2026年05月31日
  • 正欲(新潮文庫)

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    ネタバレ

    すごい本を読んだ。

    多様性という言葉を近年よく聞くようになったし、多様性としてあげられるものは大体LGBTQで、誰がどの性別を好きとか別にどうでもいいし好きにすればいいと思っていたけど、これを読んで自分の世界の狭さに気づいてショックを受けた。

    夏月や佳道の性的指向を知って、彼女たちの同級生のように水が好き....?ってなってしまった自分はまさに夏月たちを無意識に生きにくくさせている加害者のような気持ちにもなったし、元から自分たちは間違っている、自分のことが気持ち悪いと、自らそちら側の岸に立っている夏月たちの孤独を思うとやりきれない気持ちにもなる。
    ただその中で夏月と佳道、大也が繋がれたこと

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    2026年05月31日
  • カラフル

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    この小説を読んで他者の見え方が変わった。どうしても、他者を決めつけて見てしまうときある、まさにモノクロのレンズでしか他者を判断できないときがある。けど人には様々な色味があって、綺麗な色もあれば濁った色もある。人生カラフルに見た方が世界は綺麗に見えるものかもしれない。真と父が川辺で話したシーンはよかった。人生悪いこともあるけど、ずっと続かない。それだけで生きる希望が持てると思った。

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    2026年05月31日
  • 泣くな研修医

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    作者も現役の医者だからなんだろう、研修医がどんなものなのかがわかりやすく描かれすごく身近に思える。どんなに医療を勉強していても、現実では上手にことが運ばれることは多くはない。そして、分かってはいるものの、感情を切り離すことが難しいということも。どんな仕事もそうだが、経験が自身を成長させる。泣いてもいいよ、とだけど強くもなってね、と声をかけ、一緒に成長を見守りたい、とそう思える物語でした。

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    2026年05月31日
  • ヤンキーと地元 ――解体屋、風俗経営者、ヤミ業者になった沖縄の若者たち

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    いやぁ、すごい。こんなこと、真似できるはずがない。
    本当に若者たちの現状を知りたい、その思いがあるからできたこと。
    だからこそ、聞けた話があるのだと思う。
    私は、普通の家庭で生まれ、今まで過ごしてこれた。当たり前に学校に行き、当たり前に将来を考え、今に至る。
    でもこの著書に出てきた若者にとっては、そうでない。
    沖縄は、非正規雇用が多く、賃金も安い。離島であり、物流のコストも高く物価高につながっている。米軍基地の使用もあり、経済発展が自由にしづらい状況。そのような中で生活をしていくことで、学校にも行かず、若年での結婚妊娠出産、そして離婚という経験を多くの人がしているため、教育を受けることもできず

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    2026年05月31日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

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    久々に数日で、隙間時間に一気に読めた。どうなるのか、ハラハラしながら、吸い込まれていった。

    私を大切にしてくれる友を、今一度大切にしたい、思いを伝えなくちゃと思った。

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    2026年05月31日
  • ヘヴン

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    百瀬が語る、ありとあらゆることに意味などなく、自分の行動や意味を決定づけるのは自分自身であるという主張と、コジマの言う「斜視こそが君を君とたらしめるものだ」という言葉を「僕」はどう捉えていくのか。

    人は皆、この世界に劇的な意味を見出そうとしがちだがそんなものはない。良くも悪くも存在する理由や意味なんて、自分で決めれば良い。実存主義的な考えを多方面から感じた物語だった。

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    2026年05月31日