小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
上州の桐生の絹織物の縁を繋ぐお話。
染めや織物の描写も丁寧に書かれていて、非常に良かった。
私自身も草木染め機織りをして、伝統織物のグループにも15年程所属していたので、今は辞めましたが…
物語は戦時中でものも手に入り辛く、また世間の贅沢をよしとはしない風潮の中、それでも織りたいという情熱で隠れて何時間も時を忘れて取り組む姿勢などはうんうん分かると読みながら頷いてしまった。
今はある意味戦時中…国産の糸は絹、木綿、麻はほぼなくて、値段も高価だ。
昔は割と農家では養蚕されていたが、(私の家の周りの方々もされていたそうだ。)今はとんと見かけない。
参考までに文中に出てきた上州ことぐんまの絹糸は
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Posted by ブクログ
ネタバレ一気に読み終わった。すごく丁寧で分かりやすく豊かな言葉遣いですごく読みやすく、内容がストンと入ってきた。
収録にあるウエム先生が素敵な方。先生も言ってたけど、近道なんてなくどんな経験が実りにつながるか分からない世界、大小の経験や言葉を自分なりに咀嚼してじっくり落とし込むのが上手いなあと感じた。
また自分のことも顧みながら、周りの環境は本当に大事だと思った。特に、ほっといてくれる尊重し合う環境に身を置けることはありがたい。
締めの言葉もすごく良かった。
▷いちいち真に受けて答えていたらきりがないから、しなやかにいなすのだ。自分の中でここからは守るべき世界、ここからは外野と境界線を引くことでバラ -
Posted by ブクログ
プロローグ
“小さな奇跡が起きた”ね
ほんの小さな奇跡が…
これは、幻想か現実か!?
いや、その先にあったんだよ
ホントに小さな奇跡がね…
本章
『13月のカレンダー』★5
まことさん、みんみんさん、師匠、まきちゃん…
沢山のブク友さんたちのレビューにて手に取る
本当は、来月のXDay付近に読みたかったがフライングで読んでしまった
こういうお話しは大好物だ
挫折した主人公が、祖父母の実家である松山を訪ねることになるのだが
そこで初めて知る、祖母の生い立ちと苦悩、父の隠された葛藤、そして80年前の“ピカドン”という悪魔が巻き起こした惨劇を目の当たりにするのである
祖母の生い立ちを探 -
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Posted by ブクログ
【良かった点】
昭和から現代へと続く壮大な物語。時代ごとの世相やヒット曲が描かれることで、その時代の空気感が自然と伝わってくる。しかもそれらが単なる背景ではなく、事件の真相と深く結び付いており無駄がない。登場人物の描写にも巧みな仕掛けがあり、読後に振り返ると細かな違和感まで丁寧に計算されていたことがわかる。4代にわたる捜査が真実へと辿り着く展開は見事で、今年のトップ3に入る傑作だった。
【気になった点】
特になし。
【おすすめ度】
★★★★★
【ミステリーとしての意外性】
★★★★★
真相の意外性と歴史の重みが見事に融合した読み応えのある作品。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ村上春樹の小説では『ノルウェイの森』以外の小説ではなにかしら物語を構成するモチーフが用いられることが多い印象で、例えば前作の長編小説の『街とその不確かな壁』でもタイトル通り、壁が用いられたり、2つの世界をつなぐ通路のようなものがあったりして、その中で現実世界における切実な差し迫った問題を鮮やかに描き出すということをしている。
今回の『夏帆』でも、シロアリや女王アリ、夏帆の描く物語の中におけるネコのように、緩いモチーフのようなものは確かに登場するが、より現実的な様相を呈している。例えば『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』のような、印象の残る金色のライオンのように美しいものでもない