【感想・ネタバレ】新装版 ブラックペアン1988【電子特典付き】のレビュー

あらすじ

1988年、世はバブル景気の頂点。「神の手」を持つ佐伯教授が君臨する東城大学外科教室に、帝華大の「ビッグマウス」高階講師が、手術の新兵器「スナイプ」を手みやげに送り込まれてきた。高階と真っ向から対立する「オペ室の悪魔」渡海。研修医の世良は、大学病院の激震に翻弄され……。『チーム・バチスタの栄光」につながる海堂ミステリーの原点。日曜劇場原作。

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Posted by ブクログ

この本いいですよ!と紹介されて購入。
ドラマは見ていなかったので、初めてのブラックペアンでした。

最初は、全くペアンが何かわからなかった私でしたが、読み進めるうちにただの医療器具ではなくていろんな人の想いや辛さ、苦しさが詰まったものなんだと痛感しました。

自分も外科手術を受けたことがありますが、手術される側にとっては一瞬でも、手術されている側にとっては日々闘いだし、その背景にも見えないやり取りが繰り返されていることもあるのかと思うと、どきどきしました。

これを経て、ドラマも見てみたいと感じました。

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2025年03月07日

Posted by ブクログ

TVドラマでブラックペアン2が放映されたので1の原作を読んでみた❗️

物語途中でバチスタシリーズの主要登場人物である、速水、島津、
田口公平が学生、花房美和もまだ新人ナースとして登場して花を添えている

最後にブラックペアンの意外な秘密が明らかに✌️

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2024年12月15日

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ネタバレ

私はこの本をドラマブラックペアンで知りました
この本とドラマの内容とは違い担当分野がドラマは心臓本は胃だったのでどちらも観る価値があります

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2024年09月22日

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ネタバレ

シーズン1のドラマ化された時に買って読んだ懐かしき1冊!
今回ドラマがシーズン2の放送がされたことでもう1度読み返してみた( ✌︎'ω')✌︎

医者じゃないから専門用語はむずかちぃね\(//∇//)\
ところどころつまづきながら読んでしまうから1冊読むのに時間かかっちゃった(゚∀゚)

ドラマと少し違うところがあるけどニノが演じてだからかな?
オペ室の悪魔は個人的に好きだな・:*+.\(( °ω° ))/.:+

医者目線からしたら許せない存在なのかもしれないけど、患者からしたら凄腕の術者は安心するよね( ゚д゚)
必ず助けてもらえるって思って頼っちゃうかもΣ('◉⌓◉’)

実際の手術現場ではどうなんだろう?
お腹の中に手術器具置き忘れることってあるのかなಠ_ಠ
、、、いや、そもそもそんな事態を起こしちゃいけないのか、、、

次は続けてブレイズメスとスリジエセンターを読み返すぞ♪( ´θ`)ノ

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2024年09月19日

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所謂「桜宮サーガ」には、少し時間を遡った時期の物語も在る。なかなかに興味深く読んだ。
『チーム・バチスタの栄光』を出発点としながら展開するシリーズである訳だが、本作はあのシリーズで描かれている時代から概ね20年遡った、1988年頃という時代が描かれる。「バチスタ」のシリーズに多彩な作中人物達が登場するが、そういう人達の一部が「当時の様子」で登場している。
「人気シリーズの作中人物達の過去」という意味で面白いが、そこに留まらないのでもないと思う。「1988年のとある大学病院」を舞台に、カリスマ教授が君臨する外科が在って、他所の名門大学からやって来て新しい技術の普及を訴える講師、物凄い技術を誇る少し曲者のベテラン医師、キャリアを重ねる医師達、そこに新たに入った新人医師や看護婦達(作中の時代は看護師ではなく看護婦が普通だった…)というような人達によるドラマが展開する。
本作の作者は医学者でもあり、大学病院に勤務して活動されていたというのだが、1961年生まれと聞く。ということは、概ね作者自身が新人医師として活動していた時期に重なる時期が作中に描かれているのだと思う。何か、ディーテールが凄く鮮明で、描かれている大学病院の世界を知るのでもなくとも、作中世界に放り込まれたように様子が迫って来る。
本作は、概ね新人医師の世良の目線で綴られている。御本人が全くいない場面では視点人物が適宜切り替わる。新人医師の世良が奮戦している他方、物凄い技術を誇る少し曲者のベテラン医師の渡海や、東京の帝華大学から移って来た高階が様々な思いで、君臨する佐伯教授の下で競う。そうした中で手術器具のペアンを巡る問題が発生して行く。世良は、渡海や高階と各々に色々な接点を持って行くこととなる。
本作で描かれる出来事は、作中の時間がもっと経った後、所謂「バチスタ」のシリーズでも言及が在る。「バチスタ」のシリーズで描かれる大騒ぎとは違うが、関係者達の中で重い意味を有するような出来事ということになる。関係者達の様々な想いや、色々な事情が交錯して発生する出来事という感である。
奮戦する世良の様を追いながら、複雑な事態の中に何時の間にか引き込まれるような物語である。なかなかに面白い!

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2024年07月31日

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完全にドラマに影響されての再読。
この本が出版されて読んだ当時やはり自分も「バチスタ」より「ブラックぺアン」の方が面白い!と思った1人。
ドラマが始まりそういえばブラックぺアンの原作面白かったよなぁ〜続編読んでないしこれは最初から読み直しか…と本屋へ走った!

やはり面白い!
渡海先生が出てくるまではのらりくらりと読んでいたものの、渡海先生出現と共にストーリーが一気に面白くなりテンポも良くなる。
きっとこのキャラですね!
登場人物達のキャラ立ちがこの本の魅力でもあると勝手に思っている。
渡海先生の出現後、各登場人物の魅力が際立ってきて読んでいてとても面白い。
それぞれの魅力のぶつかり合いがなんとも楽しい。
時を経て読んでもまた楽しませてもらいました。
今度こそ続編まできちんと読もう!

原作では時々しかお目見えしなかったネコちゃん!
ドラマでは1番好きなキャラです!
趣里さんのネコ、最高で大好きだった〜
今回のドラマ1話、ネコちゃんがチラッと出てきた時は思わず声を上げたほどです!笑

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2024年07月14日

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 ドラマもリアタイで観ていたが、原作の方が好き。佐伯教授が「ブラックぺアンだ」と必殺技のような決めゼリフを吐くシーンがあり、手術名とかじゃないんだからと閉口した記憶がある。
 高階病院長や藤原さんなどお馴染みの面々の若き日の姿が描かれ、魅力的な登場人物のオンパレード。渡海がここで退場なんて勿体ないほど良いキャラしている。世良、渡海、高階、佐伯教授と主役級キャラが勢揃いで、終盤の患者の体内に留置されたぺアンの謎はもちろん、普段の外科学教室の様子もちゃんと面白い。

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2022年12月25日

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数ある海堂尊作品のシリーズの中で一番といっていいくらい面白いシリーズの第1作。

今となっては『昔』と言われる体制や環境が克明に描かれているんだなと思える。その渦中で様々な医師の葛藤や未来のあり方への考え方の違いが表現されていてとてもおもしろかった。

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2022年09月20日

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ドラマが好きすぎて原作買った。
噂では聞いてたけどほんとにドラマと全然違う!!けど面白かった〜!!! より世良が好きになるやつですねこれ!!!!
世良がかわいい。あと垣谷とか関川とか、ドラマではあまり描かれなかった人たちの事も詳しく描いてあるし、研修生らしく先輩達に怒られまくる世良とか学生の指導する世良とかが見れるのが嬉しい。 あとたかしながドラマより可哀想じゃないので安心して読めます。 救いがないって聞いてたけど救いがあってすごい良かった。

最後の1文、渡海征司郎らしい

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2021年06月27日

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ドラマ化もされた「チーム・バチスタ」シリーズのスピンオフ作品。ドラマは流し見程度に見ていて、ラストのネタバレも知りつつ読んだけど面白かった。
作者がお医者さんということもあって、手術のシーンや病院内の描写がリアルに描かれていてとてもわかりやすい。

チーム・バチスタシリーズは好きで読んでたんだけど、ナイチンゲールやイノセントゲリラあたりでちょっと食傷気味になってしまった。ちょっと望んでたのと違うかなーと。(一番好きなのはジェネラルルージュの凱旋)

本作はチーム・バチスタの時代では院長先生になっている高階先生の若い頃の時代が描かれている。でも主人公は高階先生ではなく、若い研修医上がりのお医者さん。

絶大な影響力を持つ佐伯教授のもとにやってきた渡海(とかい)医師。好き勝手やりたい渡海と、佐伯教授および病院内権力との軋轢を中心に物語は展開する。その間で翻弄される主人公の苦悩というか処世術というか。そこらへんが見どころ。

渡海と佐伯の間には何かしら因縁があって、それが一つの謎として物語の中軸を成している。凄腕の自信家である渡海と、権力欲に憑かれた佐伯教授の陰謀と思惑とがうねうね絡み合って、ラストのドキドキ感まで途切れないのがいい。
予想外の結末にまだまだ捨てたものじゃないなと安心できるラストに納得。ドラマで見てたから、展開自体は知っていたけど、きちんと筋が通っていて面白かった。

あまり説教くさくない内容も、読んでて好感が持てた。機会があればまた、シリーズものを読み始めようかと思う。

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2025年09月28日

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余計な描写がなく、本筋を少しづつ手繰り寄せていくようなそんな印象を受けた
1年目で危なっかしくも少しづつ成長していく世良を主人公としながらも、
渡海、高階、佐伯といった主要キャラクターの確執やその背景がしっかりと描かれ
彼らに翻弄される世良に没入する感覚があった

医療がテーマなので専門用語は多いけれど、読みにくくはない
ドラマもまだ見れてないから、改めて見てみたいなぁ

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2025年08月01日

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ネタバレ

この著者は中学の時の先生の推薦図書「医学のたまご」で知りました。当時は面白いなと思った記憶があります。その著者とまた巡り合い、著書を調べてみると世界観が同じ作品を書いていることがわかりました。面白い小説家を見つけて歓喜しております。
本書は新たなものを普及していく過程を物語にしています。高階講師のエネルギーを感じられ、どんどん次を読み進めたくなりました。

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2025年05月15日

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桜ノ宮シリーズの一番最初の始まりの本。書かれたのはあとなんだけど時代は遡る。バブルの頃の日本の医薬業界の変化への兆候と悩みが、若い研修医の成長と個性的な外科医たちとのやりとりのなかで描かれる。この作者は人間を描く力がすごい。ひとりひとりがとても魅力的に彫り込まれている。セリフも陳腐なものはなく、考えられている。

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2025年04月27日

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新装版 ブラックペアン1988
海堂 尊 (著)

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### **あらすじ**
1988年、世はバブル景気の絶頂期。「神の手」を持つ佐伯教授が君臨する東城大学医学部附属病院に、帝華大学から「ビッグマウス」高階講師が乗り込んできた。彼が持ち込んだのは、手術の新兵器「スナイプ」。しかし、その導入を巡って「オペ室の悪魔」渡海と真っ向から対立する。そんな中、研修医の世良は大学病院の権力争いに巻き込まれていく——。『チーム・バチスタの栄光』へとつながる、海堂尊ミステリーの原点。

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### **感想**
以前ドラマを見ていた作品の原作を後から読むという順番になりましたが、やはり映像化作品を先に観ると俳優陣の印象が強く残るものですね。改めて原作を読んでみると、キャスティングの絶妙さを再確認できました。物語の細かい部分はだいぶ忘れていたので、新鮮な気持ちで楽しむことができました。

原作は医療ドラマとしての緊張感や駆け引きが存分に描かれており、医療界の権力構造や人間関係の複雑さがリアルに伝わってきます。特に渡海の冷徹ながらも圧倒的な実力を持つキャラクターは印象的で、物語全体に緊張感をもたらしていました。ドラマでは描ききれなかった部分を補完できるのも、原作を読む醍醐味ですね。

シーズン2の映像化もされたようですが、まだ視聴していないので、まずは原作をじっくり味わいたいと思います。

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2025年02月09日

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ドラマは見てませんが、バチスタの栄光は本も映画も見ました。
今作には若き日の田口先生が少しだけ出てきてビックリ!血が苦手なのも納得なハプニングにあって可哀想です。

世良が一応の主人公なのかな
口が達者だなって言われるけど生意気なだけちゃうかな。
佐伯教授にどうやってこんなに早く来れた?とか今この場でそんなこと聞くとか空気が読めんアホなんか、本当に馬鹿なのかわからなかったですね。
高階先生が主人公のお話を読んでみたい。
ドラマだと渡海を二宮くんが演じる主人公らしい。まさに!面白そう。

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2025年01月24日

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ドラマのペアン置き忘れが唐突だった気がしていたので、本作で背景含めてしっかり理解できた。
テンポも良いし、面白かった。
久々の海堂尊作品。

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2024年11月27日

Posted by ブクログ

ただただ、お医者様を尊敬するばかりです。

研修医世良の成長がキラキラまぶしい。

高階先生も世良先生もかっこよかった。

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2024年09月28日

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ドラマの前から知ってたんだぞ!っていうちょっとした自慢をしたかっただけです、ごめんなさい
医療のことがわからなくても読めました

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2024年09月16日

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この頃、看護師じゃなく看護婦なんだなとしみじみ思ってしまった。自分が通院してた時の事を考えてしまった。それにドラマとキャラが違う渡海。金のやり取りがなく口も悪くない。「邪魔」「お茶」とか無かったな。世良はほぼ変わんないかな。
ドラマと原作の設定が違うけど憎めないんだよな。

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2024年09月09日

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『ブラックペアン2』ドラマ化。
書店で山積みに惹かれて、購入。

東城大・佐伯外科教室に、帝華大の高階講師が、食堂癌手術の秘密兵器『スナイプ』を手土産に送り込まれてきた。

『手術室の悪魔』渡海、佐伯とは過去の因縁が…
『ブラックペアン』にはそんな意味が…
佐伯の『ブラックペアン』がそんな使い方をされるとは…

『チームバチスタの栄光』の約20年前。
田口が外科医を諦めた訳はそうだったのかと…

『ブラックペアン』シリーズの後は、『チームバチスタ』シリーズか…
『チームバチスタ』シリーズ、途中で挫折…

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2024年07月15日

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ドラマが好きで何回か観てたんだけど、読むのは初めて。ドラマはドロドロした感じだったけど原作はさらっとしてたな。

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2024年03月12日

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技術か真心か。医療との向き合い方をめぐり、新任の高階先生と手術室の悪魔渡海先生が対立する。
そして過去の因果からひきおこされるブラックペアン問題。
医療とはなんなんかを真剣に考えさせられる作品であった。

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2021年12月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初は世良・高階・渡海を中心に黒幕的な佐伯教授が淘汰されるかと思いきや、最後に意外な事実が明かされる。
意外な展開で楽しめました

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2020年07月15日

Posted by ブクログ

『白い巨塔』『大学病院の奈落』のような医学会全体を斬る大作ではなく、あくまで医局内の人間関係や、親子のドラマなんだなと改めて思いました。
TVドラマの方がキャスティングが映えていて面白いように思います。

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2025年03月10日

Posted by ブクログ

ドラマを見ておもしろかったので、読んでみたらびっくり。全然設定が違うので本当にびっくり。でもドラマとは全く別の物語としておもしろかった。個人的には渡海先生は原作の方がいい男だと思う。笑
続きも読んで原作の天城先生にも会ってみたくなった。

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2025年03月04日

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ネタバレ

・研修医が医療と向き合う中で、医局の変革に巻き込まれながら、信念を持って前向きに成長していこうとする。

・最後の手術の経過は、刻々と変わっていく状況に目が離せなかった。

・今では当たり前の、患者へのインフォームドコンセントも、昔は普通ではない事に衝撃を受けた。特に、患者が自分の病名を把握してないのに手術を受けることに驚いた。

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2024年08月19日

Posted by ブクログ

どうでもいいことだが、研修医4日目で胃の全摘手術の助手、しかも国家試験の発表前・・・おそるべし昭和と平成。
にしても、プライドのあるみなさんばかりだこと。

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2024年08月18日

Posted by ブクログ

ドラマの続編が始まったので、最初のを原作で復習しようと読み始めました。原作の方が高階先生の方が性格が悪い(?)渡海先生のお父さんと佐伯教授の過去の取り上げ方が急な感じがしました。原作は結構あっさりしてるなという印象です。

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2024年07月24日

Posted by ブクログ

医療用語が多く全てを完璧に理解できたわけではありませんが、そんなことより医師のそれぞれの熱い想いを感じることが出来ました。
高階委員長の若き時代を知ることができて良かったです。

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2022年10月05日

Posted by ブクログ

東城医大@1988年。バチスタシリーズ登場人物の若き頃の話。結末に用意されていたのはありがちな話ではあったが世良&渡海の初登場キャラは程良く魅力的でその後どういう医師になって行くのか気になった。

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2021年10月25日

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