あらすじ
カネの亡者!? の天才外科医、現る。この世でただ一人しかできない心臓手術のために、モナコには世界中から患者が集まってくる。外科医の名は、天城雪彦。カジノの賭け金を治療費として取り立てる放埒な天城を日本に連れ帰るよう、佐伯教授は世良に極秘ミッションを言い渡す。『ブラックペアン1988』の興奮とスケールを凌ぐ超大作、文庫化。
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358P
ブレイズメス1990はより多く手術代を支払ってくれる患者の命を優先するか否かみたいな医療制度そのものの矛盾とか医療は公共財かビジネスかとか医療倫理がメインテーマだった。
「耳慣れないアクセントの言葉が流れる。エールフランスなので機内放送はフランス語が優先、次が英語だ。その英語もフランス訛りのせいか、ふだん耳にするのとかけ離れている。気圧の変化のせいか、耳が痛い。機体が乱気流でがたがたと揺れる。「おい、シートベルトをつけろ、とさ」 隣の垣谷講師に言われ、世良はリクライニングシートを定位置に戻すと、ベルトを掛けた。 東城大学医学部総合外科学教室、通称佐伯外科の垣谷講師と世良雅志の小旅行は終わりを告げようとしている。十五時間以上かけてたどりついたパリ・シャルル・ド・ゴール国際空港から乗り継いでニースまで二時間弱のフライト。移動だけでほぼ丸一日費やしたことになる。 窓の外を見ると、眼下には雪を冠した山脈が連なっている。遠く銀色に光る夕暮れの海原が見え、マッチ箱のような家並みが海岸線にへばりついている。」
—『ブレイズメス1990【電子特典付き】 ブラックペアンシリーズ (講談社文庫)』海堂尊著
「「それがどうした? だいたいモナコ硬貨って何だ? オモチャの貨幣か?」 駒井は首を振って、言う。「モナコ公国は皇居の二倍程度の面積しかなか、世界で二番目に小さい独立国ですばい。財源は観光、特にカジノが主ですと。国防や一次、二次産業はフランスにおんぶにだっこ。だからモナコは、フランスの顔色を窺いながら生きてきたとです。でも独立国家なので独自の通貨を発行ばしとります。フランスでも使えますばってん、希少価値があってみんなしまいこんでしまうとで、ほとんど流通してないとです」」
—『ブレイズメス1990【電子特典付き】 ブラックペアンシリーズ (講談社文庫)』海堂尊著
「モナコ公国は南仏の海岸線、風光明媚なコート・ダジュールのイタリア寄りに位置する立憲君主制の独立国家だ。独立国家といっても総面積は約二平方キロメートル、人口約三万人と、日本でいえば地方の小都市レベル以下、世界で二番目に小さい国家である。ちなみに一番小さな国家はローマにあるバチカン市国だ。 三十分もあれば国境線の端から端まで歩けてしまう。フランスとの国境には大きな岩が置かれ、モナコ公国の文字とふたりの修道僧が寄り添う姿が描かれているが、そこに必ず国境警備兵が配備されているわけでもない。だから気がつかないうちに国境を越えていた、などということは日常茶飯事だ。」
—『ブレイズメス1990【電子特典付き】 ブラックペアンシリーズ (講談社文庫)』海堂尊著
「「モナコには直接税がなかです。だから大金持ちがモナコの居住者になりたがるとです」 駒井は、とあるホテルの前で立ち止まる。「ここがオテル・エルミタージュですと。内部に『冬の庭』というアトリウムがあるとです。設計者は有名なエッフェル、あのエッフェル塔の設計者ですばい」」
—『ブレイズメス1990【電子特典付き】 ブラックペアンシリーズ (講談社文庫)』海堂尊著
「「真面目ですねえ。あんな学芸会で踊ることが、何の役に立つんですか?」 敬意を足蹴にされ、垣谷はむっとする。天城は手を打って笑う。「そうやって挨拶をエスプリで返されるとすぐ膨れっ面になるのが、日本人のいけないところです。それではフランス人に相手にされません。彼らは鼻持ちならない連中ですが、ひとつだけ尊敬すべき点があります。それは権威は笑い飛ばすくらいがちょうどいい、と考えている点です。そこは日本人とは正反対ですね」」
—『ブレイズメス1990【電子特典付き】 ブラックペアンシリーズ (講談社文庫)』海堂尊著
「「サッカーのことはよく知らないが、現実的なスポーツなんだな。スポーツはたいていスポーツマンシップとかのきれいごとを並べたがるものなんだが」「そうです。サッカーには建前がないんです」「なのにジュノが妙にきれいごとばかり言うのは、いいサッカー選手じゃなかったということか?」 世良はむっとして答える。「サッカーは俺の学生時代のすべてです。大会ではそれなりの成績を残しましたし」「それなら医学生のサッカー界がぬるいのかな」 世良は天城に言い返すのを諦めた。サッカーを知らない上司にバカにされても痛くも痒くもない。世良は横道に逸れた話を戻す。「俺のサッカー選手としての評価なんてどうでもいいです。それより隣の方の名前のことです。悪意なんていうネガティヴな名前は珍しいでしょう?」」
—『ブレイズメス1990【電子特典付き】 ブラックペアンシリーズ (講談社文庫)』海堂尊著
「思うがままの病院を作りたい、という希望を持つ医師は大勢いる。だが、建築家を海外から呼び寄せる、という発想を持つ医師がどれほどいるだろうか。しかも建築の意味を祈りという高みに昇華し、その意思を達成しようと考える医師など皆無だ。 世良は大学病院の先輩医師の顔を思い出す。そんな選択をする医師の顔は浮かばない。敬愛する高階講師ですら、そんな発想は持ち合わせてはいないだろう。高階講師は薄暗い大学病院という塔の中を駆けめぐり、こぼれ落ちそうになる命をすくい上げることにしか興味がない。そして今の東城大学医学部付属病院は、そういう人種で占められている。」
—『ブレイズメス1990【電子特典付き】 ブラックペアンシリーズ (講談社文庫)』海堂尊著
「「やだわ、世良先生。私、黄金だらけの地球儀なんて下品なものより、ゴッホのひまわりの方がずっと好きです」「じゃあ桜宮水族館の深海館にリクエストして、ゴッホのひまわりを買ってもらおうか」 花房は首を振る。「要りません。ボンクラボヤが可愛かったから、あそこはあのままでいいんです」「あんなへんてこな生き物が好みなんだ。ぽかんと口を開けているだけなのに」「ずっと眺めていると、なんだか癒されちゃって」「そう言えばこの間、ウチの大学の海洋研究所の所長が、最近、ボンクラボヤに続いて、ウスボンヤリボヤとかいう新種を見つけたらしいよ」「桜宮湾って新種の宝庫なのかしら」 ふたりの会話が途切れた。花房は周囲を見回し、ため息をつく。「みなさん、きれいですね。日本がお金持ちになったのは本当なのかも。でも私なんてお洋服もみすぼらしいし……」」
—『ブレイズメス1990【電子特典付き】 ブラックペアンシリーズ (講談社文庫)』海堂尊著
「「人によってさまざまなものをカネよりも大切だと思うだろうが、上杉会長のように功を成した人物にとって、金銭はもはや欲望の対象ではない。彼のような成功者が最後に欲しがるものは何だ?」 世良はじっと考えこむ。やがて力なく首を振る。天城はひと言で答える。「それは、名誉だ」 天城は続ける。「名誉とは、他人が誉め称えてくれて初めて成立する。手術が成功すれば、上杉会長は財産の半分を寄付し、スリジエ・ハートセンター創設基金を作る約束をした。それは地域の一大医療センターとなり、上杉会長とその分身、ウエスギ・モーターズは公共福祉に貢献するという名誉を手にする。桜宮市から大小さまざまな特典のキックバックを受けるという実利もある。その寄付という形をとるメリットを最大限に享受できるようにするために、わざわざ桜宮市の釜田市長の懐刀、村雨秘書にまでお越しいただいたわけだ」」
—『ブレイズメス1990【電子特典付き】 ブラックペアンシリーズ (講談社文庫)』海堂尊著
「本読みとしての幸せとは一体何だろうと考えたとき、それはもちろん面白い一冊の本を読むこと、それまで知らなかった本の魅力を発見すること、その読後感をたっぷりと味わうことであるというのは当然過ぎて論を俟たないところですが、それに次ぐ幸せは何かと言えば、これはまったく個人的な見解ではありますけれど、その『面白い一冊の本』を著した作者の本がたくさん書店に並んでいるのを見ることであると、僕は考えています。」
—『ブレイズメス1990【電子特典付き】 ブラックペアンシリーズ (講談社文庫)』海堂尊著
「基本的に僕は、読み終わった本の感想を、人と語り合うみたいなことはあまりしないのですが、海堂小説をどういう順番で読み、そしてどんな感想を持ったかという話を誰かとしたら、それがかなり白熱する議論になるだろうことは想像に難くありません。 もちろん、あるシリーズでは脇役だったキャラクターが、別のシリーズでは主役級の活躍を見せるといった展開にも胸が躍ります。本書『ブレイズメス 1990』、それに本書の前作となる『ブラックペアン 1988』にもそのような仕掛けがあり、それに気付いたときの「ああ!」という感覚は、是非味わっていただきたい絶品です。ここで詳しく、あの本に出てくるあの人物がこの本に、とか、このキャラクターはのちにあの本に出てきちゃうんだよと、逐一説明したいのは山々なのですが、それは野暮も極まりないことなので、当然ながらしません。私的に人物相関図と年表を描いて楽しむというのは、やや本読みの幸福からは逸脱してしまっている気もしますけれど、そんなことさえしたくなるほどに、そして実際にやってしまうほどに、海堂ワールドの人間関係、因果関係はエキサイティングなのです。」
—『ブレイズメス1990【電子特典付き】 ブラックペアンシリーズ (講談社文庫)』海堂尊著
「2018年春、「ブラックペアン」がドラマ化され、新たな読者を獲得しました。でもネットでは、私の既刊が書店にないという声が多数ありました。一日二百点以上の新刊が刊行される現状では過去の作品が全て書店に並ぶことはありえず、やむをえないことですが、だからといって商業流通の問題で、私の物語に興味を持ってくれた読者をむざむざ逃してしまったのはなんとも無念。というわけで過去の作品を読者に届けたくて、電子書籍刊行に踏み切ることにしたのです。あとがきの最後に「桜宮サーガ」の作品群の年表と作品相関図を付けるのも、興味を持ったら全作品読破してくださいね、という作者の隠された意図の発露です(隠してない)。人間のコンプリート欲を刺激する隠れ戦略(全然隠してない)に乗ってもらえれば、より深く作品世界を楽しんでいただけることでしょう。」
—『ブレイズメス1990【電子特典付き】 ブラックペアンシリーズ (講談社文庫)』海堂尊著
Posted by ブクログ
天城の飄々としつつも心の中では患者のことを誰よりも考えている姿が好き。
終わらせ方はちょっと無理やりな気もするけど、そこも天才っぽさを感じる。
四面楚歌だらけで戦った天城、かっこいい。
Posted by ブクログ
やっぱり面白いシリーズ。バチスタシリーズの登場人物や環境設定のエピソード0のような話であり、主題の他にも以降のタイトルの伏線も数多く張られており秀逸な作品でした。
Posted by ブクログ
これまでの常識から考えると天城の行動は異常なのであるが、目的達成のために一つ一つ足場を組んでいく行動は力強さを感じた。また、天城の問いかけは建前ではなく本音を引き出すので重たさもある。ジュノへの信頼感も伝わってきた。流れを大きく変えるときには、変えたくない人たちからの反発も大きい。この先の展開が楽しみである。
Posted by ブクログ
チーム・バチスタの栄光と比べると、「ブラックペアン」シリーズはやっぱりキャラクターがより生き生きとしてるように感じる
ドラマの影響で映像が頭に出て来やすいだけかな?
相変わらず主人公である世良が周囲に振り回されながら生きていく話ではあるが、
今回は病院内の覇権争いや陰謀、複数の登場人物との関わりというよりは天城という天才手術職人に常に振り回されているような感覚だった
天城は突拍子もないように見えて彼なりのポリシーがあり、それに向かって行動しているが
段々と世良がそのポリシーを理解していく様が面白かった
Posted by ブクログ
桜ノ宮初期シリーズの一作。ブラックペアンに続く。同じ登場人物に新たに新しい個性的なキャラが加わり、主人公の若い研修医の成長と挫折の物語とともに、日本の医薬業界変革への試みが進む。このあとのスリジエセンターと合わせて一作の続き物を考えるべき。
Posted by ブクログ
海堂尊「桜宮サーガ」の「バブル三部作」もしくは「ブラックペアンシリーズ」と呼ばれるシリーズの第2作目。天才外科医・天城雪彦を震源とした、現代医療現場の課題を浮き彫りにし医療倫理を問いかけた佳作。
そのそも天城にはモデルとなる人物がいる。世界で初めて胃大網動脈グラフトを使用した冠動脈バイパスを開発し、日本で初めて拡張型心筋症に対する左室形成術の一術式であるバチスタ手術を行った須磨久善氏だ。須磨氏はNHKの「プロジェクトX」など各メディアにも登場したスーパードクターで、バチスタ手術後も色々な手術器具の開発や術式の改良を行っている。そういう意味では須磨氏は「ブラックペアン1988」で「スナイプAZ1988」を駆使する高階権太のモデルでもあり、チーム・バチスタを率いる桐生恭一のモデルとも言え、作者が如何に須磨氏を尊敬しているかが伺える。
本作では「公開手術はサーカスだ」「医は仁術」といった日本古来の医療倫理にも問いかけている。もちろん命に貴賤はない。しかし医療事業も経済原理の中で動いている以上、カネとは無縁ではいられない。カネのことは誰か偉い人が考えて現場はひたすら医療行為に専念すればいいという考えはブラックであり、またファンタジックだ。質の高い医療レベルを維持しようとすればカネなしでは無理だという現実から目を背けてはいけない。
ところで、本作の天城や「ドクターX」の大門未知子など天才的な手技を持つスーパードクターがエキセントリックな人物に描かれがちなのは何故だろう?
Posted by ブクログ
ブレイズメス1990
海堂 尊 (著)
### あらすじ
カネの亡者!? の天才外科医、現る。
この世でただ一人しかできない心臓手術のために、モナコには世界中から患者が集ってくる。天才外科医の名前は天城雪彦(あまぎ ゆきひこ)。カジノの賭け金を治療費として取り立てる放埒な天城を日本に連れ帰るよう、佐伯教授は世良に極秘のミッションを言い渡す。『ブラックペアン1988』の興奮とスケールを凌ぐ超大作、文庫化。
### 感想
『ブラックペアン1988』に続くシリーズ第2弾。本作では、渡海が去った後、新病院ができた東城大学が舞台となります。医療小説や警察小説は、専門的な世界を垣間見ることができるのが魅力で、独特なヒエラルキーが物語のスパイスになっています。医療や警察の世界がドラマや小説になりやすいのも納得です。
今回の作品では、天才外科医・天城雪彦の登場により物語が大きく動きます。主人公・世良の視点で進む物語は、読者を天城の型破りな生き様へと引き込んでいきます。専門的な内容も多く、フィクションとノンフィクションの境界が曖昧に感じられるほどのリアリティがあり、これは著者・海堂尊さんが元外科医であることが大きく影響しているのでしょう。そのリアルさこそが、この作品の魅力の一つだと感じました。
物語の終盤は続編を期待せずにはいられない展開で、次作が気になって仕方ありません。早く続きが読みたいです!
Posted by ブクログ
読みやすく面白い。
医学界に対して一石を投じる内容で、そっちがメインだったかな。
公開手術はドラマのほうが臨場感伝わってきた。
次作買ってこよう
Posted by ブクログ
・医療保険について、問題提起をした作品。
・序盤からスケールが大きくてワクワクさせられる。また、そのスケールは本作中とどまる事はなく、最後まで一気に読むことができた。
・本作を読む前は、高階先生が本作で主人公となりを病院改革が進むのだと思っていたが、、、
今後は、世良の成長とハートセンターの創設に焦点が当たっていきそうだ。
Posted by ブクログ
『ブラックぺアン』続編。
『ブラックぺアン』から2年後。
東城大学附属病院・病院長・佐伯は、外科医・世良にモナコから、天才心臓外科医・天城雪彦を連れ帰るよう、ミッションを託す。
自らの執刀を受けるために、自分の全財産の半分をカジノに賭けさせ、勝った時にだけ、治療費とする天城。
天城にしかできない、心臓手術・ダイレクト・アナストモーシスとは⁇
なぜ、佐伯は天城を日本に連れ帰ろうとしているのか⁇
佐伯と天城が考える、『スリジエ・ハートセンター』とは…
天城雪彦、何か憎みきれない。
患者を金のありなしで差別するようだが、実際の医療の発展のためには致し方ないのではないか…
ありがちな手術でのアクシデントもなく…
てっきり垣谷講師あたりがパニックに…というパターンがあるのかと…
すんなり『スリジエ・ハートセンター』の建設へ…
『スリジエセンター1991』に続く。
前半で何かアクシデントが起こるのだろうか…
Posted by ブクログ
医療と金
医療は平等であるべきだと思うが、やはり金も絡んでくるのだろう
実際お金を持っていないた受けれない医療は存在する
天城先生は正しくもある
ドラマ化されるので読んでみたが
原作とは設定が違う部分も多く、驚いたが
辻褄が合うように脚本を作る作業ってすごいなと感じた
ドラマと原作の違いも楽しめるのではないかと思う
Posted by ブクログ
天城雪彦!
ワクワクドキドキ!
一気に読みました。
これが映像化されるのが、楽しみ!
再読。
チームバチスタの栄光から順を追って読んでくると、
また違う感想を得た。
東城大病院、そして日本医学会の、
余所者は排除する島国根性、妬み、嫉妬、
旧態依然としたやり方を守ろうとしてとする頭の硬い教授たち…
それらを、ヒラリヒラリと軽やかにかわし、
スリジエセンター建設へと進む天城雪彦のかっこよさと
天才ゆえの孤独、正義。
世良先生の成長と共に鮮やかに描かれていて。
ドラマを見てから読むと、さらにくっきりと見えてくる
圧巻。
Posted by ブクログ
天城、嫌いです。
公開手術が失敗するか、助手の誰かがやらかせばいいのにと思ったのはマッディ・ボブだけじゃありません笑
駒井は道化だったり主人公を引き立てるのにいいアクセントになっていると思いましたが、九州人の私でもあんな鹿児島弁の現代人には会ったことがありませんよ。
あまりにも酷すぎる。
鎖国してた江戸時代じゃあるまいし、医者になるほどIQの高い駒井が標準語を話せないはずがない。
鹿児島をバカにしてるのか、作者の偏見なのか、とても気に障りました。
あと世良のロマンスは要らーん!
アレコレ文句つけていますが、大変興味深く読ませていただきました笑
Posted by ブクログ
佐伯外科に新たな風を吹き込むべく呼ばれた天城先生が、卓越した技術で道なき道を切り開く様が痛快である。
渡海先生無き今、高階先生と天城先生の二大巨頭が鎬を削るのだろう。
Posted by ブクログ
アリアドネの弾丸の後に読んだので、桜って!桜って!ってなりました。
うわー。
現代版の登場人物では、今回は桐生先生もお目見えしてました。
ここからスリジエセンター1991でどうなるのか…。
文庫化が楽しみ。
Posted by ブクログ
渡海がいなくなって、天城&世良が主人公。
圧倒的な技術と、どこか憎みきれない天性の魅力のある天城先生。
世良とのコンビがとても良い。
どこまでも清廉な医師であろうとする高階との対比も良かったな。
物語自体はサクサクと進み、大きなトラブルもなく終わってしまった印象。
それだけ天城先生が有能だということなんだろうし、読み手としては安心して読んでいられるから楽ではあるんだけれども笑
続きも楽しみ。
Posted by ブクログ
医療は患者に平等でなくてはいけないことは当たり前だと思う。しかし、リソースは限られている中でもどのように治療するのか。天城先生が言っていたことは無情にも考えなくてはならない問題だと感じた。
前作に続き世界観にのめり込める小説だった。
Posted by ブクログ
「スリジエセンター」との上下巻構成で、天城先生のキャラクターが際立つ導入だった。
ドラマから入った身としては主要な登場人物はドラマのイメージと違和感がなく読み進められた。
Posted by ブクログ
ドラマも始まってるしで前作から続けて読んだ。天城先生はやはりフランスの方に元々いたんだな。ドラマだとオーストラリアに居て、それなのにフランス語使う癖?ってなったので。時代がバブル期なので、原作の方がやってることが派手だなと感じる。天城先生の言ってることかなり辛辣だけど、お金がないと無理な部分があるっていうのは、その通りだなと思う(綺麗事だけでは無理だということ)。これからどう展開していくか楽しみ。
Posted by ブクログ
天才ってなんの問題もない感じで、ハラハラドキドキ感はない。もう少し展開的に面白くなるのかなぁ、って思ってたけど、そうでもなかった。。
天城はすごいけど、少々洋風かぶれ的なところが、嫌な印象ではある。
Posted by ブクログ
再読だけど気分が乗らなくて、読み進めるのがちょっと苦痛だった。天城のようなお医者さんがいてもいいのでは、と思ってしまうのは人ごとだからなのだろうか。儲けたお金で医療業界全体を良くしてくれたら、世良や高階も言うことなしかな。また忘れないうちに次作も読まねば。
Posted by ブクログ
ブラックペアンの続編という形だけど、物語は一新。前作は最新医療機器と神業的手技の対立と渡海の私情も含めた東城大内の話。でも今回は海外から凄腕の医師が東城大にやって来て、心臓外科専門病院を創るというスケールのデカい話になった。金と医療の折り合い。天城先生の「煌めくメス」は革命を起こそうとする。渡海の次は天城。世良先生も大変だ。こんだけお金の話出てくると、ドラマの渡海先生には天城先生要素もちょっと入ってるのかなと思った。面白かった!でもまだこれからという感じ。ワクワクドキドキ!ってか、表紙に写ってるアレは何?
Posted by ブクログ
再読
チームバチスタやその他のシリーズでお馴染みの登場人物達の若き日の出来事。海堂氏のは色々な本を読み過ぎて相関関係が混乱してくる。
医は仁術と表向きでは命が重要だが、ちょっと前までは礼金によって対応が違った時もあったし、金儲けの医者がいたのも事実。命を金で買えるとしたらと金を出す人も多いと思う。天城医師と他の医師との「金」と「命」の優先論争は、実態は新勢力と旧勢力、異分子を認めない日本の組織風土が根源と思う。佐伯院長は、それを破壊したいと意図したことが良く伝わってくる。天城医師も院長の意図を理解して反対勢力に立ち向かっているのが痛快だ。
Posted by ブクログ
ブラックペアン1988の2年後を描いた続編
1990年の東城大学医学部付属病院を舞台に天才心臓外科医 天城とシニア研修で戻った世良が想像を越えて波乱を巻き起こしてくれます(笑)
世良は特命を帯び、モナコにいる天城のもとへ、医者とは思えないブルジョワに(^^;
よく掴めない切欠で、心臓手術専門病院「スリジエ・ハートセンター」を創設することに。。。
天城自らが確立した“ダイレクト・アナストモーシス”という画期的な術式で公開手術で披露し、トントン拍子で創設の糸口を掴めることに……。
こんなに上手くいくんですねwww