騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)
  • 完結

騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)

605円 (税込)

3pt

その出現は突然だった。真夜中、主人公の前に顕れたのは「イデア」だった。イデア!? 一度は捨てたはずの肖像画制作に没頭する「私」の時間がねじれ、旋回し、反転してゆく。不思議の国のアリス、上田秋成「春雨物語」、闇の奥でうごめく歴史の記憶、キャンバスの前に佇む美しい少女。多彩な登場人物とともに、物語は次々と連環し、深い魂の森の奥へ――。

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騎士団長殺し(新潮文庫) のシリーズ作品

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  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(上)―(新潮文庫)
    完結
    605円 (税込)
    一枚の絵が、秘密の扉を開ける――妻と別離し、小田原の海を望む小暗い森の山荘に暮らす36歳の孤独な画家。緑濃い谷の向かいに住む謎めいた白髪の紳士が現れ、主人公に奇妙な出来事が起こり始める。雑木林の中の祠、不思議な鈴の音、古いレコードそして「騎士団長」……想像力と暗喩が織りなす村上春樹の世界へ!
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)
    完結
    605円 (税込)
    その出現は突然だった。真夜中、主人公の前に顕れたのは「イデア」だった。イデア!? 一度は捨てたはずの肖像画制作に没頭する「私」の時間がねじれ、旋回し、反転してゆく。不思議の国のアリス、上田秋成「春雨物語」、闇の奥でうごめく歴史の記憶、キャンバスの前に佇む美しい少女。多彩な登場人物とともに、物語は次々と連環し、深い魂の森の奥へ――。
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(上)―(新潮文庫)
    完結
    605円 (税込)
    緑濃い森の小径の向こうから、肖像画のモデルとなる少女と美しい叔母が山荘を訪れる。描かれた4枚の絵が複雑なパズルのピースのように一つの物語を浮かび上がらせる。たびたび現われる優雅な白髪の隣人、奇妙な喋り方で「私」に謎をかける騎士団長。やがて山荘の持ち主の老画家をめぐる歴史の闇が明らかになる。真夜中の鈴は、まだ鳴り止まない――。
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(下)―(新潮文庫)
    完結
    693円 (税込)
    「簡単なことだ。あたしを殺せばよろしい」と騎士団長は言った。「彼」が犠牲を払い、「私」が試練を受ける。だが、姿を消した少女の行方は……。暗い地下迷路を進み、「顔のない男」に肖像画の約束を迫られる画家。はたして古い祠から開いた異世界の輪は閉じられるのか。「君はそれを信じたほうがいい」――静かに魂を揺さぶる村上春樹の物語が、いま希望と恩寵の扉を開く。

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騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年09月17日

    肖像画家である「私」の生活する家に騎士団長が出現。荒唐無稽なようでいて違和感がないところが村上春樹ワールドの真骨頂。謎の隣人の免色の爽やかな奇人変人ぶりが明らかになっていくくだりも面白い。

    高橋一生が声色と口調を使い分けて見事に全ての登場人物を演じ分けている。

    0
    購入済み

    素敵

    2023年05月31日

    長編を今まで文庫版のリアルな本で購入していた。
    引っ越しするたびに持って行き、日焼けや経年劣化のたびに買い換えたり、文庫にしたりしていたが、
    こうして電子書籍で、村上さんの好きな本をいつでもどこでも持ち出せるのは、とても幸せ。

    0

    Posted by ブクログ 2023年05月14日

    揺らぎのない真実より、揺らぎの余地のある人生を選択する。
    その揺らぎに我が身を委ねることを選びます。

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月11日

    騎士団長殺し第1部下巻。
    裏山にある穴をみつけ、掘り起こしたところから始まる。本書で追求されているのは、イデアという言葉で表現されているけれど、ぼくのことであり本質といってもいいだろう。それが絵を描くということで表現されていて、その人がその人であることを理解するために主人公はデッサンし、時にはクロッ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月02日

    この回はイデアというプラトンからの語源が元に作品が進んでゆきます。 なるほどなという言葉の使い方には言葉の使い方を多く学べた気がします。

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    Posted by ブクログ 2022年01月28日

    久々に小説を紙媒体で読んだ。若い頃(二十代)に読んだ著者の作品の印象とまた違った受け取り方ができて良かった。改めて紙の本で読書するっていいなーと思えた。

    0

    Posted by ブクログ 2021年07月12日

    第1部(上)よりこの(下)のほうが物語が動いていて一気読みした。日本の古典やアリスやオペラや世界の歴史や…いろんなものが混ざりあっている。まさに村上春樹。今後の展開が楽しみな終わりかた。早く続きが読みたくなる。
    ただ村上春樹の本なので、「のちのちこの登場人物死んでしまうのでは…」なんて不安になってし...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年02月02日

    村上春樹の文章は比喩が多く独特。例えば、水を飲んで眠気が覚めるような誰でも知っている感覚を、「体の隅の方に雲の切れ端のように居残っている眠りの残滓を追い払った」と表現している。そういった言葉が登場人物の人格に合わせて語られるので、ひとつひとつの文章を丁寧に楽しんで読んだ。

    この物語の大きなキーワー...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年11月27日

    映画のような感覚。死による喪失と、決して感情的にならぬ主人公と、非日常的キャラクターの存在。これが一つの世界観をつくり、そこにある種の時代背景を照らし、独特な語り口で春樹テイストなストーリーテラーとなる。引き込まれ、出てこれず、そしてそれが異次元の感情的揺動を生み、ただただ、楽しむ自分に気づく。

    0

    Posted by ブクログ 2020年08月18日

    続きがとっても気になってくる2巻目。変化も多いけれど描写も丁寧に書かれているせいか、物語の中にいつのまにか引き込まれている自分がいる。

    0

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