騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(上)―(新潮文庫)
  • 完結

騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(上)―(新潮文庫)

605円 (税込)

3pt

緑濃い森の小径の向こうから、肖像画のモデルとなる少女と美しい叔母が山荘を訪れる。描かれた4枚の絵が複雑なパズルのピースのように一つの物語を浮かび上がらせる。たびたび現われる優雅な白髪の隣人、奇妙な喋り方で「私」に謎をかける騎士団長。やがて山荘の持ち主の老画家をめぐる歴史の闇が明らかになる。真夜中の鈴は、まだ鳴り止まない――。

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騎士団長殺し(新潮文庫) のシリーズ作品

全4巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~4件目 / 4件
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(上)―(新潮文庫)
    完結
    825円 (税込)
    一枚の絵が、秘密の扉を開ける――妻と別離し、小田原の海を望む小暗い森の山荘に暮らす36歳の孤独な画家。緑濃い谷の向かいに住む謎めいた白髪の紳士が現れ、主人公に奇妙な出来事が起こり始める。雑木林の中の祠、不思議な鈴の音、古いレコードそして「騎士団長」……想像力と暗喩が織りなす村上春樹の世界へ!
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)
    完結
    825円 (税込)
    その出現は突然だった。真夜中、主人公の前に顕れたのは「イデア」だった。イデア!? 一度は捨てたはずの肖像画制作に没頭する「私」の時間がねじれ、旋回し、反転してゆく。不思議の国のアリス、上田秋成「春雨物語」、闇の奥でうごめく歴史の記憶、キャンバスの前に佇む美しい少女。多彩な登場人物とともに、物語は次々と連環し、深い魂の森の奥へ――。
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(上)―(新潮文庫)
    完結
    605円 (税込)
    緑濃い森の小径の向こうから、肖像画のモデルとなる少女と美しい叔母が山荘を訪れる。描かれた4枚の絵が複雑なパズルのピースのように一つの物語を浮かび上がらせる。たびたび現われる優雅な白髪の隣人、奇妙な喋り方で「私」に謎をかける騎士団長。やがて山荘の持ち主の老画家をめぐる歴史の闇が明らかになる。真夜中の鈴は、まだ鳴り止まない――。
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(下)―(新潮文庫)
    完結
    693円 (税込)
    「簡単なことだ。あたしを殺せばよろしい」と騎士団長は言った。「彼」が犠牲を払い、「私」が試練を受ける。だが、姿を消した少女の行方は……。暗い地下迷路を進み、「顔のない男」に肖像画の約束を迫られる画家。はたして古い祠から開いた異世界の輪は閉じられるのか。「君はそれを信じたほうがいい」――静かに魂を揺さぶる村上春樹の物語が、いま希望と恩寵の扉を開く。

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騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(上)―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    騎士団長に感情移入してしまいファンになった。
    登場人物(?)の中で最もコミカルで最もストレートな言葉を持っていると思う。
    ああ、でも不倫相手もそういう意味ではコミカルでストレートかも…。
    本作は会話が特に印象に残っている。秀逸かと。

    0
    2025年08月19日

    Posted by ブクログ

    まりえの魅力が詰まったパートだった。“おじさんに、性的な意味を介さず純粋に守りたいと思わせる少女性”についての話を何かの映画で見た気がするが、その少女性を持ち合わせているのがまりえだと思った。

    0
    2025年03月14日

    Posted by ブクログ

    試練は人生の仕切り直しの好機なんです。
    最初に依頼を受けて免色の肖像画を描き、それから白いスバル・フォレスターの男を描き(中断)、秋川まりえの肖像と雑木林の中の穴を並行して描いている。その4枚の絵はパズルのピースとして組み合わされ、全体としてある物語を語り始めているようにも思えた。

    0
    2025年02月23日

    Posted by ブクログ

    あるところでは真相が明かされてきて、またあるところでは謎が深まっていく話であった。

    それにしても主人公の「私」はどこまで渋い人物なのだろう。こういう包容力や余裕があり知的な人物が大人と呼ばれるのだと思う。
    随所に出てくるお酒や料理や音楽を調べながら読み進むと、より内容に引き込まれる。

    0
    2025年02月11日

    Posted by ブクログ

    とても面白い
    基本的に昔と変わらないが
    年を経て表現されるようになったり
    理解できるようになった部分がある

    0
    2024年09月01日

    購入済み

    やはり、村上さんが一番

    こんなに人生に寄り添って、作家さんの作品を読み続けてきたことはあるだろうか。
    ノルウェーの森を母が読んでいて、緑と赤の表紙が鮮烈で借りてはまって、
    それからずっと読み続けている。
    読むたびに村上作品はその時々の感動や気づきがある。
    それを電子書籍で本をしまう重さや場所を考えずに保管できるのも嬉しい。

    0
    2023年05月31日

    Posted by ブクログ

    物語が動き始める。
    イデア的なものの存在、夢での交流、意思の強さ、穴、壁、宗教、オーストリア、クリスタルナハト、南京虐殺、霊的なものの存在、護符、絵画。
    記憶が度々思い出されながら、人々が影響を受ける。名づけえぬものに左右される人々。
    夢での交流や色を巡るあたり、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡

    0
    2023年03月11日

    Posted by ブクログ

    相変わらず独特の世界観を持った話。
    彼の小説はいつも時間の流れがゆっくりに感じる。
    今回もひたすら車で旅をしたり、庭から聞こえてくる音の招待を突き止めたり、書くとそれほど大したことない内容をハードカバー1冊の分量を使って紹介している。
    その分詳細に丁寧に描かれていると感じた。
    また、騎士団長殺しなど

    0
    2025年12月02日

    Posted by ブクログ

    4枚の絵が、新たな謎を語り出す。
    ユーモアとアフォリズムに満ちた物語の行方を、
    まだ誰も知らない。
    森の小径を抜けて、絵画教室の少女と美しい叔母が山荘を訪れる。そして、4枚の不思議な絵がパズルのピースのように一つの物語を浮かび上がらせる。たびたび現われる優雅な銀髪の隣人、奇妙な喋り方で「私」に謎をか

    0
    2025年09月09日

    Posted by ブクログ

    終盤にかけて話が一気に進んでいく。登場人物の個性と少し前の事態から続いてくる関係性が興味深く読めます。

    0
    2025年05月31日

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