三日間の幸福

三日間の幸福

682円 (税込)

3pt

どうやら俺の人生には、今後何一つ良いことがないらしい。寿命の“査定価格”が一年につき一万円ぽっちだったのは、そのせいだ。 未来を悲観して寿命の大半を売り払った俺は、僅かな余生で幸せを掴もうと躍起になるが、何をやっても裏目に出る。空回りし続ける俺を醒めた目で見つめる、「監視員」のミヤギ。彼女の為に生きることこそが一番の幸せなのだと気付く頃には、俺の寿命は二か月を切っていた。 ウェブで大人気のエピソードがついに文庫化。 (原題:『寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。』)

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三日間の幸福 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    あなたのいない長い年月よりも、あなたがいる三日間を選ぶ。とても美しい愛だと思った。
    他人には見えないはずのミヤギをだんだんと周りが受け入れていって理解者ができていくところもいい。死ぬ間際になったから世界が優しくなるわけではない、と作中では言いつつ自分が変われば世界は優しくなることはあるのだと。人間な

    0
    2025年12月06日

    Posted by ブクログ

    小説にハマったきっかけの本。
    シンプルに感動するからオススメ。
    とにかく感動したい人は読んでみてもいいかも。

    0
    2025年12月02日

    Posted by ブクログ

    自分の人生、命について深く考えさせてくれた。
    「こんなにも素晴らしい世界に住んでいたのに」なんて死ぬ間際に思うことがないように、後悔がないように生きていきたい。
    どんなに自分は不幸だと思っていても、それはただの自分の思い込みにすぎないわけで。どんな人間にも愛してくれる人は必ずいるし、チャンスはいく

    0
    2025年11月28日

    Posted by ブクログ

    【自分自身の残りの人生について考えさせられた】
    残りの人生を売ってしまった。その彼は、絵を書くことが好きだったが、全員に好かれる絵を書こうと思うと、絵を嫌いになってしまった。自分が好きな絵を書くこと。

    そして、何か特別な事をしようとするのではなく、目の前の事に対して「堅実に行う」。これが人生をより

    0
    2025年11月28日

    Posted by ブクログ

    別れが連れてくる美しさに溢れている小説だった。三秋先生の小説は初めて読んだが、登場人物の心境の変化を書くのが上手すぎる。言葉の端々から夏の匂いを感じて胸が詰まった。

    0
    2025年08月09日

    Posted by ブクログ

    生きる上で大切なのはお金か、時間か、寿命か、多方面で考えさせられる本だった。タイトルの意味を最後に知ることができたのも素敵だった。

    0
    2025年08月06日

    Posted by ブクログ

    あとがきより、この小説は命の価値だとか愛の力だとかの話を書きたかったわけじゃ無いらしい。人生の最後には世界を愛せるようになり死を避けられない人からの世界は美しい。その美しさについて書きたかったらしい。でも自分はこの意味をあまり理解できなかった。『三日間の幸福』を通して少しはわかった気がするが文章にで

    0
    2025年07月20日

    匿名

    購入済み

    人と関わらない。楽しい事に参加しない。退屈で、こんな人いるの?と、驚いたぐらいでした。でも、ここからがスタートだったんだ。呆れたり、ほっこりしたり、悲しくなったりと、色んな感情が湧いてきます。

    #泣ける #切ない

    0
    2025年05月29日

    匿名

    自暴自棄となって人生をうる。元々人と関係を拒んできたがかなり少ない人生で、自分の本当の思いを知る。残り人生は最高の三日間出会った。一気読み。

    #切ない #感動する #共感する

    0
    2023年10月25日

    Posted by ブクログ

    この物語で私が好きな点は、死に際に近づく度に世界の美しさを知っていくことです。

    寿命を売る話と聞いて、大半の人が命の価値に関する話を思い浮かべるでしょう。しかし、この物語はそんなに安い物ではありません。

    実際寿命を売ってしまったらこうなってしまうだろう、というのが序盤で描かれています。きっと私も

    0
    2025年11月01日

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