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「賭けをしませんか?」と受話器の向こうの女は言った。 「十二歳の夏、あなたは初鹿野さんに恋をしました。しかし、当時のあなたにとって、彼女はあまりに遠い存在でした。『自分には、彼女に恋をする資格はない』。そう考えることで、あなたは初鹿野さんへの想いを抑えつけていたのです。……ですが、同時にこうも考えていました。『この痣さえなければ、ひょっとしたら』と。では、実際に痣を消してみましょう。その結果、初鹿野さんの心を射止めることができれば、賭けはあなたの勝ちです。初鹿野さんの気持ちに変化が起きなければ、賭けは私の勝ちです」
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Posted by ブクログ
三秋さんの作人には毎回,人としての生を考えさせられるものがあります.この作品では,人の心の醜さを思い知りましたし,逆に心の綺麗さを思い知りもしました.私たちなんて外見だけで,本当は中身は同じなのに,その外見によって大きく生き方は左右され,その人の一生は決まってしまいます.『人は見た目が9割』て本もあるくらいですから,私たちが如何に偏見というフィルターを変えて判断をしているのかと思い知らされます.そんな問題と真っ向から向き合い,時に目を逸らし,迷いながらも一途な思いを貫く主人公には頭が上がりません.
描かれている描写は,現実離れしたようなところもあります.しかし,それが美しい.夜空を見上げるところには心を奪われ,うっとりしてしまいます.
三秋さんで続編があるのは初めてなので期待が膨らみます.
Posted by ブクログ
突然鳴り出した公衆電話から始まるちょっと不思議なストーリー
いやあ、公衆電話、最近見ないよね
こちらは2015年の作品ということでね
10年前はそこら中に公衆電話、電話ボックスがあったんだよね
懐かしいわ〜
そして電話ボックスと言えば、チャララチャッチャチャ〜♪「もしもボックス〜」というわけでね
ドラえもんですよ!
「もしもの世界を叶えてくれる」不思議道具ですよ!
( ゚д゚)ハッ!
この作品も、三秋縋さんお得意のちょっと不思議な世界設定で繰り広げられる淡い恋の物語なんだが、主人公の男の子には顔半分を覆う痣があって、それがコンプレックスとなり好きな女の子をあきらめていたけど、公衆電話に突然かかってきた電話に出たことで、その痣が消え…という始まり
いやもうこれ絶対「もしもボックス」だわ
そして「もしも顔の痣が消えていたら〜」で始まる恋の物語は下巻に続く!
果たして大山のぶ代さんの登場はあるのか?!(絶対ないわ!どんな立ち位置やねん!)
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