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Posted by ブクログ 2023年10月25日
一本の映画を観終え、観客席で吐息をもらして立ち上がるのが緩慢になるような読後感でした。
エターナルサンシャインのような雰囲気を感じて余計にそう思えてしまったのかもしれません。
今作も他の三秋さんの作品同様に落とし穴の中で安寧を見出してしまう退廃的な人間に刺さる内容でした。
最近物語ばかり読ん...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月30日
ナノマシンにより人の記憶を自由に変える事ができるようになった近未来。
人は現実に起きた嫌な記憶を消去したり、こうであった欲しかったという疑似的な記憶を脳に取り入れたりしている。
本書の主人公も家庭でも学校にも居場所や理解者のいない環境で育ち、現実と自分への嫌悪感から自暴自棄となり、過去の記憶を消...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月25日
今回も初めて読む作家、三秋縋の作品「君の話」。今回も読むきっかけはハヤカワJAの新刊書ということ。前回の上田早夕里に続いて、最近初めて読む作家にドはまりしそうなので、ちょっと敬遠していたのだが・・・はまりました。映画「恋する寄生虫」の著者なので人気作家で内容も面白いのかもしれないというバイアスもかか...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月30日
三秋縋の作品を色々読んだら、、もしかしたら彼はこの作品を書くために色々書いてきたのではないかと思う。
この切なさは、帯にある通り「出会う前に続いていて、始まる前に終わってしまう」ことにある。
だから、物語としては始まるはずのない出会いを、作中の「義憶」(オーダーメイド式の偽物の記憶)によって引き起こ...続きを読む
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