小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
この本を読んで良かったと思う。多様性というものは世の中に受け止めやすいものや多くの共感を得やすいものを受容することが主であり、人が嫌悪するような性質を持つ少数派は排除される。比較的受け止めやすい性質をもつ少数派や大多数の人がもつ性質に属する人たちは排除している感覚もなく、正義感で受け止めにくいものを排除している。それらを排除していることに気づかずにいると、もしもこれから先、あるきっかけで自分が排除していたものの立場になってしまったら、自分は過去の自分に傷つけられることになる。つまり、自分の知らないものや嫌悪するものを排除することは、自分をも苦しめることになるということなのだ。全てを受け入れるこ
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Posted by ブクログ
ネタバレ「成長」というワードはよく見聞きするが、資本主義共同体である今生では、至って普通の事だったんだね。人類皆前進みたい病で急かされている、何か結果を出さなさいいけない感覚に陥っている。共同体にとって有用な個体でなければならない。拡大、発展、成長を目指す共同体の理念による個体同士の「監視」によって、理念に反する個体は排斥されていく。「私は共同体の人間だ」と「擬態」する事が「成長」に繋がるという訳ですね。失敗すると、経済的困窮に繋がり「死」に繋がってしまうというのはとても腑に落ちた。仮面を身に付けている自分がいつも「気持ち悪い」と感じていた。本音に薄々気付いていたから。共同体として「成長しなければいけ
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プロローグ
あの結城大佐が帰ってくる
左手をなくした過去が明らかに
死なな、殺すな
こんなスパイ小説は、他にはない
唯一無二なのか!?
あの結城中佐が帰ってきた!
本章
『ダブル・ジョーカー』★5
馴致不能な兵卒こそ、あの“D機関”が求める
人材だ
今回も、結城中佐率いるD機関の精鋭たちが暗躍する、5つからなる連作短編及び特別収録1話の
計6つ物語
結城中佐の脱獄エピソードや風戸率いる風機関と
D機関との対決エピソードも素晴らしかったが
何と言っても、特別収録の“眠る男”が、
20頁足りずだったが、何とも言えぬ喜悦を憶えた!
個人的には、『ジョーカー・ゲーム』より萌えた!
そう -
Posted by ブクログ
野球好きはもちろん、今を頑張りたいビジネスマンにも強くお薦めします。新庄監督の裏話も少しあります。
日ハムが新スタジアム開設のネット記事を見ましたが「北海道の北広島市?札幌じゃなく?てか、どこそれ?」。 偶々、知り合いに「オフシーズンでも見に行くと中で酒も飲めるし面白いよ」と紹介され、北海道旅行ついでに行ってみようと、いざ北広島駅へ。バスを降り立つと、目に飛び込んだのは全面ガラス張りのゲート。その周りには子供達が大声で遊ぶ光景に「なんか良い所だな」と思いながらゲートを潜り進んでいくと、目の前に一気に広がるスタジアム。「凄い、何だ、ここは」。鮮やかな緑の芝生に品のある茶色い三角屋根。その背景に -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かったし、又吉先生こんな終わり方もするんですね〜って感じの終わり方でした。
この物語で一貫している価値観が二つあるなと、自分では思っています。
一つは「借金をちゃんと返せる人は借金をしない人だけ」という、超簡単に言えば、借金するやつは借金返せへんという考え。
二つめは「金の貸し借りはしたらあかん、関係性を壊す」という超ありきたりやけど大切にしたい考え。
この価値観(物語的には設定?)を元に読み進めると、この主人公らはこの物語中には少なからずいいことにはならんやろうなと勘付きます。最初に少し触れましたが、又吉先生にしては珍しく、ほぼバッドエンド。この価値観は覆せないのです。
この本で痛 -
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