小説・文芸の高評価レビュー
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八咫烏の世界のお話。
これ、自分、大好きで。だから、書きすぎるとネタバレする可能性高いから書きすぎないんですけど。これだけ言わせてください。
これ、本当に、ラノベでよくある後宮話みたいなのじゃあ、無いです。いや、ちょっっと途中までそうかもしれないけど!そんな、まあまあ型にハマりつつあるような流れじゃあない。
自分は漫画や、アニメもあるけど、小説が1番勧めたい。漫画やアニメもとてもいいけど、小説はその比にならないくらい引き込まれる。表現があまりにも、凄い。平坦すぎる感想ですけど、本当に凄い。なんというか、本当に的確すぎるんですよね。表現がそうだから、登場人物の感情さえも、衝撃さえも心に突き -
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ネタバレ翻訳ミステリの売れっ子、アンソニー・ホロヴィッツによる「作家アンソニー・ホロヴィッツと探偵のダニエル・ホーソーン」(ホーソーン&ホロヴィッツ)シリーズの第5弾が本作『死はすぐにそばに』だ。
ホーソーン&ホロヴィッツシリーズの大きな魅力の一つが、実際は大して推理能力もないのに自信満々なホロヴィッツが、ホーソーンのアドバイスを無視して暴走し、痛い目を見るといったところにある。実際にこれまでに彼は2度も犯人に刺されているし、警察に逮捕されて留置所にぶち込まれてしまったこともある。前回の作品でも、ホーソーンがうまく立ち回ってくれなければ、起訴されて作家人生がそのまま終わっていてもおかしくなかった。
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Posted by ブクログ
仕事になるかならないかまだわからないような段階だったけど、福島の復興に関する仕事をすることになるかもしれなかったので、実際に浜通りに行ってみた。
この本は、その浜通りエリアをタテに走る国道6号線こと、ロッコクを舞台に、今浜通りに住む人が何を食べているのかを取材した本だ。
読み終わって、明るいとも暗いともちがう、強いて何か言葉を当てはめるなら切ない、というような気持ちになっている。
実際にみた光景もいくつか描かれていて、そこの空気感もなんとなく想像できて、余計に胸に迫る。色々な想いを抱えた人が当たり前に存在していて、何かを一つに決めきれないことの難しさを、そして決め切らないでいいと、それをゆった -
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「成瀬シリーズ」の完結編、、 でも読者はもっともっと成瀬が成長して人生に苦闘し、どう乗り越えていくか? に期待しちゃいます。
6編の物語、どれも成瀬が一人称ではない事に気が付く。
その理由は、成瀬の周囲に人が集まり、人と人との繋がりが生まれることを訴える手法だと感じた。
この物語の中で成瀬は別に活躍なんてしていない、成瀬の言葉や行動に影響された人達が変わっていく物語だ。
遠慮なく人に接し、そこで失敗することを恐れずに前へ進んでいくことが「成瀬シリーズ」が持っている大事なメッセージで、これが読者に刺さっていんだと思う。
「やっぱり成瀬は最後は琵琶湖へ向かうんだ、、」が宮島先生の心の温かさを感 -
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ネタバレ良かった、悪かったで評価するなら良かった。
最後の方は泣きながら読みました。
櫂も暁海もどちらも青春を経験して、大人になってお互いの気持ちが伝わらぬまま拗れてしまってと、大人になると誰しもが悩む問題に直撃しており、対話することの大切さがわかりました。
お互いが大きな問題を自分1人で抱えてしまうのが切なくて、第三者からみたら「もっと頼ればいいのに」と思ってしまうところも狭い世界しか知らないから伝わらず苛立ちに変わってしまうのも共感できました。
よい大人が周りにいてくれたのが幸いで、その世界だけじゃないんだと時間をかけて伝えていくところがとても良かったです。
愛情深くて、切なくて、儚くて、温かいお