あらすじ
選考委員瞠目! 第19回小説現代長編新人賞受賞作
今村翔吾さん「執念の如き力を感じた」
塩田武士さん「朝宮さんの『業』に、私は期待している」
中島京子さん「チャレンジングな作品」
凪良ゆうさん「著者にしか書けない光と闇」
宮内悠介さん「シンプルに心を動かされた」
薬丸岳さん「一番に推した」
5人の納棺師たちは全力を尽くす。遺された人々が、最後に顔を見てお別れを言えるように。
「どんなに考えても、探しても、人が死んだ理由なんて絶対に見つからないんだよ」
納棺師、遺品整理士、生花装飾技能士……葬儀関係のプロ集団「株式会社C・F・C」。
とりわけ損傷の激しい遺体を専門に扱う「二課」は、無残な状態から生前の面影を復元するのがミッション。
事故、事件、自殺ーー二課には毎日のように遺体が運ばれてくる。入学式を明日に控え線路に正座していた少年、ゴミ屋敷で餓死した男性、幼い我が子を残して事故に遭った母親、飛び降りる瞬間を動画配信していた少女ーー
二課の納棺師たちはその手で、失われた生前のおもかげを復元していく。
愛する人が突然この世を去った時、どうすれば立ち上がれるのか。あの人はなぜ命を絶ったのか。遺された者はどう生きればいいのか。
それぞれに「喪失」を抱えた納棺師たちもまた、明日を生きる微かな光を見出していく。
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Posted by ブクログ
読書備忘録996号。
★★★★★。
めちゃくちゃ面白かった!
納棺師というお仕事小説としてはめちゃくちゃ興味深かった。
そして主人公5人が抱え続けるそれぞれの喪失感を乗り越えて行く物語が心を打った。
続編も出るや出ないやという感じなので、忘れないように物語の舞台を整理。
関東圏の片田舎。田園風景が広がるところに株式会社C・F・Cはある。
いわゆる納棺企業。
主人公たちは二課に所属。正式名称、特殊復元処置衛生課。
簡単に言えば遺体を納棺できるように生前の姿に施す役割。
事故、事件など死に方は様々。施工の困難さをA~Eで格付け!想像を絶する!
二課の他に一課(一般処置衛生課)、生課、特課がある。
特課?特車二課と間違えたわ。のあが乗ったパトレイバーが出てくるかと思ったわ。
主人公の皆様。
課長の有明。
古株の入相。
同期の八宵と朝未。
そして新人の東雲。
ん?皆様のお名前?どれもこれも昼と夜の境界、所謂薄明を表す表現でしょう!
ただね、それぞれが抱えている喪失感からなんとか這い上がろうとしている物語なので、夜明け前、黎明という印象を得た。
そして、二課のメンバーが夜側に落ち込まないようにお互いさり気なく支え合う。
特に八宵。
特殊復元処置という仕事に就くことになった経緯がキツ過ぎて。
彼女を夜から救ったのは入相さんの名刺だったんだよね。
壮絶な過去と謂れなき誹謗中傷から人と関わることが無理になっていた八宵が新人東雲の研修担当となる。
その東雲の生い立ちも辛すぎる・・・。
朝未も心に秘めた苦しみを抱え、入相も終わりのないことを求め続ける・・・。
そしてクライマックス。
一家心中4人の施工。
研修中の東雲は、幼い姉妹の施工を単独で任される。
制限時間は2時間!
遺族の祖父母から東雲への伝言には涙が出た。
そしてそして!果たして八宵と東雲の関係はどうなるのか!笑
続編なのか、別物語なのか知らんが、この夏に納棺師シリーズ第2作が出ると!
楽しみでしゃあない!
Posted by ブクログ
読めて良かった!!
読みながらどんどん引き込まれました
佐々涼子さん「エンジェル・フライト」では海外で亡くなられたご遺体について描かれていましたが、こちらは国内でのこと。映画「おくりびと」ともまた少し違う。
遺体を復元する「納棺師」の仕事を描きつつ、喪失を抱えながら働く納棺師たちの内面も丁寧に綴られていました。
遺された人が、故人の顔を見てお別れを言えるように復元する。大切な人との最期の瞬間をどんな風に迎えるかは、その腕にかかっている。
限られた時間のなかで、損傷の激しい遺体を生前の元気だった頃の面影を感じられるよう復元していく──。
いろいろな意味でかなり大変な仕事だけど、故人の尊厳を守り、遺された人の心を救う。
本当にすごい……!
誰にでも出来る仕事じゃない。たとえ周りに手放しで喜んでもらえなくても、彼らの仕事で救われる人はいっぱいいる。
納棺師たちもそれぞれに心の中に消化出来ない思いを抱えていて、それでも人生は続いていく。
答えがすぐに出なくても、みんな懸命に一歩一歩自分の道を踏みしめていってるんだと感じました。
どれも良かったけど、最終話はとくに染みた。
こちら著者のデビュー作品だそう。
今後が楽しみな作家さんに出会えて嬉しい。
Posted by ブクログ
納棺師のお仕事を初めてちゃんと知った。しかもいろんな事情のある方の納棺。みんないろんな背景があってそれでもその仕事を選んでるってすごくよかったです。しかもデビュー作って!次の作品も楽しみ。
Posted by ブクログ
特殊な遺体の納棺師の話。
死んだ人の事情はさらりと。遺体の復元やら、納棺に関する要望やらが詳しく。そしてそこで働く人々のことが、それぞれの視点で語られる。
読む前の印象では、陰惨な話かなと思ったが、全然違った。
訳ありの人々ばかりの登場人物、みんな幸せになってほしい。
Posted by ブクログ
様々な事情(事故や自死など)で損傷してしまった遺体を復元することを専門にした部署に所属する納棺師たちのお話。
「おくりびと」や「ほどなく、お別れです」などといった、人間の最期を看取ることをテーマにした作品もあることから、わりと世間には認知されている仕事かもしれない。
認知されている仕事ではあるものの、ひとの「死」を扱う仕事であるために忌避されがちな側面もあると思う。
ある意味では他人の不幸を商売にしているとも言えるので、そう思う気持ちもわからないではないけど、世の中の仕事の大半は大なり小なり人間の不幸や不便をきっかけとしたものだと思うので、その理屈で納棺師の仕事を否定するのはナンセンスなんじゃないかなーと個人的には感じる。
私はむしろ葬儀関係の仕事をしている人たちはすごいと思ってるし。日常的に人間の死と向き合うなんて心の負担が大きすぎて自分は耐えられる気がしないし、仮に自分の身内が亡くなったときに、(言い方は悪いけど)その後始末を滞りなくできる気もしないからやっぱり葬儀屋さんには感謝しかない。
特に損傷してしまった遺体の復元という仕事は実際に遺体に自ら手を加えるという性質上、血みどろな作業もあるわけで……。まともな精神状態じゃいられなくなるのも当然だ。だけど、残された遺族との最期の別れを最良の形で迎えてもらうためには、決して人間的な感情を捨てることは許されない仕事でもある。と私は勝手に考えた。
そんな仕事をしている彼らにもそれぞれの人生、それぞれの主義・主張、それぞれが抱えている問題がある。
他人の死に向き合いながら、自分の人生とも向き合う。そんな過酷な仕事を続ける彼らを私は応援せずにはいられない。具体的に何ができるかはわからないけど、もしお世話になることがあれば美味しいお菓子でも差し入れしようかと思います。
Posted by ブクログ
この手の本を苦手とするひともいるかもしれません…!
描いてある内容はかなりエグいのですがそう感じさせない筆者のかきぶりはすごいです。
そして感じ入るところが多々あり、静かに涙がぽろぽろこぼれ落ちました…。
このような世界があることを知れてよかった、そう思わせてくれた本でした。
Posted by ブクログ
納棺師、それも損壊が激しい遺体の修復を手掛けるだなんて凄いなと頭が下がる思いだった。
自分自身は人の死とは今のところは縁遠いが、保護猫活動で猫の死に触れる機会はこれまで多くあった。遺体というのは生きて眠っている状態とは明らかに様子が違っていて、遺体というそれだけでも強烈な物悲しさを発揮し、例えよく知らない子でも涙を誘う。死因や年齢も様々で、幼く理不尽な非業の死ともなると悲しみに胸を鷲掴みにされる。簡単に慣れてしまえるものではない。激しい感情の波は心身を容易く疲弊させてしまう。
だから長く納棺師の仕事を続けられるというのは本当に凄いことだと思う。そして死が常に傍にあるからだろうか。登場人物達はおしなべて優しい。深入りしすぎるべきではないと思いながら死者や遺族に寄り添う姿勢が身に沁みているからか、口や態度が粗雑だろうが根が優しい。特に朝未と八宵のコンビは本当に良かった。恋人でも家族でも友達でもない、遠すぎず近すぎない距離感で相手を推し量る、正に同僚以上といった関係に安心感を覚える。
本作でも色んな死が描かれたが、遺された人々の悲哀が手伝ってどれも物悲しかった。努めてシリアスになりすぎないような筆致で描かれているが、どうしても物悲しさだったり、自死の罪深さは顔を覗かせる。それでも登場人物達の温かさに中和され読後感は良かった。
Posted by ブクログ
良かった。
重さやテーマは違うけれど、佐藤正午さん『熟柿』に似た印象を思わせる作品だった。
しかし、これがデビュー作とは恐ろしい。
次回作以降にも、とても期待。
p.196-197
「時間によって、色も明るさも、名前も変わる。同じようで、同じではない。人生もすごく果てしない時間を過ごしているようで、本当は一瞬の出来事なんです。辛く暗い日々も、幸福に溢れた時間も、全て含めてほんの僅かな時間です。(中略)一度たりとも、同じ空はありません。ましてや薄明なんて、毎日訪れるけど、見ようとしなければ見られない景色です。そういう、だった一瞬の出来事を紡いでいくことで、ひとつの人生になる。今しか見られないものがそこにあるのだから、下を向いていたらもったいないですよ」
だから、俯きそうになったら上を向いてみてください。
「きっと、見えなかったものが見えてきますから」
p.267
「人生なんて長く感じられるけれも、ほんの僅かな時間なんだよ。でも人は、当たり前に広がる景色を見ようとしない。目の前はこんなにも開けているのに、映したいものしか映さない」
納棺師達を主人公とした小説です。
小説だけでなく、テレビドラマや映画等で、葬祭に関わる人達を主人公とした作品が多く出ていますので、どうしてもその中の一つで時代の流れに乗った作品の様に思えますが、主人公の納棺師達自身が色々と抱えている人達で、その心の襞が現れた作品です。
Posted by ブクログ
どうしてもグロい描写が苦手なので、読むのがキツかった部分もありました。しかし、裏を返せばそれだけリアルに納棺師の仕事が描かれていました。「死」とどう向き合うか、残された遺族はどのようにして大切な人の「死」を受け入れるのか。少なくとも、自分は残された人たちの迷惑にならないような死に方をしたいと思いました。
Posted by ブクログ
損傷の激しいご遺体を整え、遺族がきちんとお別れできるようにする仕事の描写が印象的。
普段知ることのない世界に圧倒されると同時に、故人を送り出すことの意味を改めて考えた。
物語全体を通して、人生の儚さと、人それぞれが抱えている見えない傷の重さを感じる。
誰にでも簡単には手放せない感情や過去があり、それを抱えながら生きているのかもしれないと思った。
Posted by ブクログ
納棺師という仕事を舞台にした小説。でも普通に亡くなった方の納棺ではなく、さまざまな理由で遺体の修復が必要な方々の話。なので、遺体の状態の説明にはビックリすることばかりだが、たしかに轢死、飛び降りなどの自殺や激しい交通事故など、生前の姿からはほど遠い方もいるという現実もあるわけで…。
小説初執筆でこの内容。新人賞も受賞し、次はどんな小説を書くんだろう。
章ごとに二課のさまざまな喪失を抱えた方々を中心とした短編小説的なつくりになっているので、しぼったほうがよかった、との感想もあったが、私的にはそれぞれ抱えたものがありながらも希望がある終わり方だったので、よかったと思う。
Posted by ブクログ
納棺師である登場人物が抱えている心情、仕事の向き合い方をさまざまな描写で描かれています
看護師として働く私も、ご遺体ご遺族に対して感情移入をしすぎないことは大前提として、その方々の気持ちに寄り添うとはどういうことなのか、この本を通して再度考えさせられる時間になりました
Posted by ブクログ
特殊復元処置を施さないといけないほど損傷の
激しいご遺体と向き合う納棺師達のシビアな現実と心の内面を描いた物語
5人の視点で描かれ、それぞれの個人的事情と苦悩が絡む事で、納棺師という職業の
特殊性 過酷さ 尊さ が際立っていました
また、ご遺体と真摯に向き合うことで、
5人はそれぞれ抱える苦悩や生きづらさから少しずつ解放されていきます
人の亡くなり方は千差万別
どんな亡くなり方であってもその死が安らかなものであって欲しいと残された者達は願う
この物語から
その願いに近づき寄り添う事を生業とする人たちがいる事を知り
彼らに深い敬意を感じるとともに
なぜかとても心強い存在のように思えたのです
図らずも当事者になった
自分に想いを馳せてしまいました
Posted by ブクログ
いろいろな本を読んできたけれど、納棺師、はじめて知った職業だった。
こんな風に働いているんだ。驚きの連続だった。
人間の一生を考える上で、知った方がいい内容だと思う。
しかし
ご遺体の描写が多く、その状態もそれぞれで、かなり衝撃的。
子供にはどうなんだろ。悩むところ。
綺麗な表紙なので、恋愛ものかな~とか
知らずに読み始めてしまい「ガーン!」は避けたい。
Posted by ブクログ
最後のお別れが出来ないくらい損壊してしまっている遺体を復活させる専門部署、㈱C·F·Cの2課。その部署を立ち上げた有明が欲しいと見込んだ東雲が研修に来るあたりから話は始まる。とんでもなく凄惨な仕事内容が詳らかに描写されながら、そこで働いている4名の抱えている人生や、今後の心の持ちようが一章ごとに紡がれる。最後に新人の東雲の話。普段なかなか直面しないことが読めるので、知識欲も満たされつつ、死と直面する話なので、職業差別含め考えさせられる本だった。私には登場人物の抱えているものと、遺体の持つ情報が一冊ては過多すぎたので★4評価にしたけれど、読んで良かった本だった。
遺体が損壊激しく、文章でもなかなかに厳しいので、中学校以上。
Posted by ブクログ
損傷の激しい遺体を復元するという、想像を絶する過酷な納棺師のリアル。凄惨な描写に最初は息を呑むけれど、ボロボロになった遺体を生前の姿に近づけようと奮闘する彼らの姿には圧倒された。どんなに残酷な最期であっても、こういう人たちがいてくれるおかげで、遺族は故人と向き合い、きちんと最後のお別れができるのだと、その存在のありがたさが身にしみた。メインキャストたちの名前がそれぞれの背景に近いという細やかな設定も秀逸で、ただ重いだけでなく、読み終えたあとに静かで温かい余韻が残る素晴らしい一冊だった。
Posted by ブクログ
5人の納棺師たちは全力を尽くす。
遺された人々が、最後に顔を見てお別れを言えるように。
「どんなに考えても、探しても、人が死んだ理由なんて絶対に見つからないんだよ」
納棺師、遺品整理士、生花装飾技能士……葬儀関係のプロ集団「株式会社C・F・C」。
とりわけ損傷の激しい遺体を専門に扱う「二課」は、無残な状態から生前の面影を復元するのがミッション。
事故、事件、自殺ーー二課には毎日のように遺体が運ばれてくる。
入学式を明後日に控え線路に正座していた少年、ゴミ屋敷で餓死した男性、幼い我が子を残して事故に遭った母親、飛び降りる瞬間を動画配信していた少女ーー
二課の納棺師たちはその手で、失われた生前のおもかげを復元していく。
愛する人が突然この世を去った時、どうすれば立ち上がれるのか。
あの人はなぜ命を絶ったのか。
遺された者はどう生きればいいのか。
それぞれに「喪失」を抱えた納棺師たちもまた、明日を生きる微かな光を見出していく。
Posted by ブクログ
納棺師、それもかなり酷い遺体の修復を手がける人達の物語。5人の人達のそれぞれの視点で語られ、それぞれが抱える問題と納棺師としての仕事が重なり合って、心に響いてくる。
Posted by ブクログ
淡々とした綺麗な文章でご遺体の壮絶な状態を語る。実際の世界本当にそのようなご遺体がたくさん運ばれてくるのだろうか…。生前とできるだけ同じ姿にする、残された遺族にとっても大変意義のある仕事。
Posted by ブクログ
葬儀関係の職場で働く5人の納棺師たち。彼らは無残な死者の姿を生前の面影へと戻していきます。
高校の入学式を数日後に控え線路に正座して自ら命を絶った少年。幼い娘を二人残し、事故で亡くなった母親。飛び降りる瞬間をSNSで配信していた少女――。
この作品に描かれる死は、想像以上に悲惨で私の想像を遙かにこえるものでした。こんなに無残になるのかと。
けれど、この物語が見つめているのは死そのものではない。死者を生前の面影に残るように復元していくなかで、納棺師たちが自分自身が抱える傷とも向き合っていく姿。
女の子が好みそうなものを愛してきた男性。突然、妻に去られた男性。夫を自死で亡くした女性。親の期待を優先し、自分の感情を後回しにして生きてきた青年。そして、22年前に幼い息子を事故で失った上司。
彼らは死者を復元しながら、同時に、自分の中の何かを何とかしようとしているようにも見えました。
心に留まった言葉の一つが以下です。
「人生なんて長く感じるけれど、ほんの僅かな時間なんだよ。でも人は、当たり前に広がる景色を見ようとしない。目の前はこんなにも開けているのに、映したいものしか映さない。」
この言葉のように、人は自分の理解できる形に物事を収めたがると思います。
理解できない痛みや死に理由を与え、「そういうものだった」と名づけることで安心しようとする。けれど本当は、他人の苦しみなど、簡単に測れるものではありません。
だからなのか、登場人物たちの「わかろうとする姿勢」が胸に残りました。
完全に理解することはできなくても、理解しようとすることをやめない。不器用なんだけど、もどかしさを時に感じるのだけど、でも、そういうものなんだよね、って思える。
誰かを完全に理解することはできなくても、理解しようとすること自体が、人を支えているのかもしれないなぁって。
死を扱った物語ですが、「生きること」が浮かび上がってきたように思います。
Posted by ブクログ
オーディブルで聴いた。
納棺師の中でも、体や顔が破損しているご遺体を綺麗に修復するお仕事があることを初めて知った。
職人だなと思った。
私はグロいものが苦手なので絶対にできないけど、できる人はすごいと思う。葬儀のお仕事は見下される(?)みたいな描写があり、そんなこと思ったことないけど、世間ではそうなのかな?と思った。大変なお仕事だろうなとは思う。
Posted by ブクログ
新しい仕事の世界を見れたのは新鮮でした。それよりも空の情景描写が素敵でそれと人の一生を比較しながら読めたのも素敵な経験をこの本からもらいました。
Posted by ブクログ
感想
特殊な死に方を扱う納棺師だから文章だけだけど、中々グロい。でも、遺族にとったら綺麗な形で別れたいだろうな。
あらすじ
納棺師の物語。通常の遺体の納棺を行う1課に対して、この会社の2課は特殊な遺体を復元するのを扱う。この課を立ち上げた有明は、入相、八宵と朝未と4人で業務を行っていた。
新人研修の日に運び込まれたのは、列車に轢かれた轢死の死体。復元作業を行う中、新人は固まる。しかし、新人の東雲は2課を希望する。東雲の教育係はぶっきらぼうな八宵が担当する。会社には、事故死、凍死など様々な遺体の復元について依頼される。東雲は淡々と仕事をこなしていく。
朝未は男だが、化粧やかわいいものが好き。だが、他人は好きになれない。納棺も化粧が上手と仲間に認識されている。
八宵は夫が飛び降り自殺して入相に復元してもらい入社した。夫への贖罪の意識が消えないでいた。
東雲は過干渉の父親に何も言い返せないでいた。そんな自分が葬儀屋で必要とされることに喜びを感じる。
Posted by ブクログ
身内の不幸が重なったことがきっかけで葬祭業界に興味をもち本作を手に取った
復元納棺師という職業を知る良い機会になった
登場人物それぞれの視点が描かれていて、納棺師になるまでの背景や事情に触れられている
文章はとても読みやすかったがあまり感情移入できずなんとなく薄く感じてしまった
Posted by ブクログ
(良)ほとんどオーディブルで聴く。『ほどなくお別れです』に似た雰囲気を感じました。納棺師お仕事小説。新入社員を迎え、一人一人複雑な過去の事情や思いを抱えているが影響し支え合い前へ進んでいく。いい話によりすぎて天邪鬼が発動してしまい、東雲が実はサイコパスなんじゃないかとか、東雲が父親に惨殺されて、その処置をしてもらうとか、残酷な想像が膨らんでしまいました。また、自分の過干渉な両親は振り払ってしまっているのに、誰かの人生を繋ぎたいとか。矛盾しているように思えてしまったな。
Posted by ブクログ
納棺師の仕事に誇りを持った人達の話。新人も含めそれぞれの章に異なる視点で語られていく。命を終えた人に最後の華を持たせるという言葉がぴったりだと思った。
良いお話でした。