あらすじ
救いと慈愛に満ちあふれた、感涙医療小説。
奈緒(40歳)はシングルマザーの看護師として涼介と寄り添い生きてきた。その涼介も高校生、進路を考える年齢に。そんな折、大きな転機が訪れる。敬愛する医師三上の誘いもあり、思い切って東京の緩和ケア病棟で働くこととなる。死を間近に見つめる毎日の中、その瞬間まで幸せに生ききり希望を持てる最期を模索し続ける奈緒。一方、涼介は強く大きい夢を抱く。それは奈緒の夢でもある。母子の夢の行方、そして三上と奈緒のこれからは・・・・・・。
緩和ケア病棟を舞台に、綿密な取材と著者自身の看護師経験に基づく圧倒的リアリティ、温かな視線で人々の生き様、死に様を丁寧に紡ぐ。懸命に生きるすべての人々に送られる慈愛のエールに癒やしの涙は必至です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
タイトルがー
素敵すぎますね。お幸せに。受験に詳しい作者で他の本にも大学や受験の細かい経験者的な内容が満載でした。涼介くん、おめでとう
Posted by ブクログ
「春の星を一緒に…」
すごく柔らかくて好きな言葉。
三上先生らしい言葉だなぁ。
奈緒が京都の丹後に引越してきて、早7年。
奈緒は家計のために働き方を変えたり、息子涼介は医学部を志望したり、忙しい毎日を過ごしていた。そんなとき奈緒の父耕平がコロナで体調をくじしてしまう。しかしその翌日容態が急変しICUに運ばれ、翌々日に命を落としてしまう。そんなありえないほど急な展開に奈緒や涼介は落ち込むが、三上が2人を優しく包み込むのだった。しかし耕平の亡き後奈緒の兄がお金の無心に来たり、元旦那が涼介の医学部受験のために息子を引き取りたいと言ってきたり…奈緒は踏んだり蹴ったりの日々を送ることに。しかしそんな困難も涼介や耕平の遺した思いやりで乗り切ることができたときは、心からホッとした。さらに三上が「東京の緩和ケア病棟に行こう」と奈緒と涼介を誘い、新天地で生きていく選択をし、ここからみんなの生き方が明確になってくる。奈緒は涼介を支えながら三上を想い、涼介は自分の夢に向かって奮闘し、三上は幼い頃別れた母との邂逅に直面する。ひとつひとつの問題を乗り越えながら、涼介が最後に残したプレゼントと三上の奈緒に対する想いに、胸が打たれた…
奈緒と三上と涼介。
3人それぞれが夜空で輝くような星になれますように。奈緒と三上が幸せに生きていけますように。涼介が自分の道を突き進んで行けますように。
この物語に出会えてよかった!
Posted by ブクログ
奈緒はシングルマザーで看護師をやっており、父と息子と暮らしている。息子は高校2年生。進路について何を考えているのかわからないのだが、進路のことで高校に呼び出された。そこで息子は医学部に進みたいと進路希望を口にするが、先生にはとても無理だと笑われてしまう。
一方、近くの診療所には医師の三上がいた。父が突然発熱し、診療所に連れていったらコロナだという。
Posted by ブクログ
もうみんないい人すぎて参ってしまう。泣かされた。終末医療で看取った経験があるので、余計に突き動かされる。まだまだ入院するタイミングが合わず困っている人も多いホスピス。もっと充実してほしい。
Posted by ブクログ
「満天のゴール」の続編。すごく楽しみにしていたのに、読み終えるのがもったいなくて。藤岡陽子さんの作品はいつも心が揺さぶられる。
普段は考えもしないけど、自分自身も大切な人も限りある時間の中で生きている。最期の瞬間をどう迎えるのかは、今をどう生きるのかにつながっている。
涼介くんがいい子過ぎて、自分も負けずに頑張らなくてはと、よく分からない気持ちで勇気づけられた。
そして最後の1ページを読んだら、素敵なタイトルにキュンとなった。
Posted by ブクログ
「満点のゴール」の続編。
いゃぁ〜泣けました!
終末医療に取組む三上、看護師の奈緒、医学部を目指す息子の涼介の一生懸命な生き方が良い!
奈緒の父を看取る場面などは号泣!
緩和ケア病棟へ移り、死と直面する人達との触れ合いにも涙。
最後、タイトルの意味が分かってまた涙。
「ありがとう」と思えて旅立ち、「お疲れ様でした」と見送る人達がいる、そんな最期を迎えられたら本当に満点ゴールだね。
Posted by ブクログ
川岸奈緒は看護師として京都の病院に勤務する。
息子の涼介をひとりで育て父親との三人暮らし。
地域の診療所の医師・三上先生は父親と息子も頼りにする存在。
穏やかでとても紳士で読者の私も惹かれる。
奈緒と家族、頼りになる三上先生、緩和ケア病棟の医師やスタッフ・・・。
嫌な人物も登場せずバランスがいい。
(元旦那、奈緒の兄は例外)
病院が抱える現実も小説の中だけではなく
いろいろなところで目にする。
患者として身を預ける場所が安心できるものであってほしい。
緩和ケア病棟の患者が抱える苦痛と安らぎも
藤岡さんだから書けるのだろう。
息子の涼介が素直で親子の関係も
あたたかくて良かった。
Posted by ブクログ
前回の満点のゴールからの続編
涼介が大きくなっていたり三上先生との関係性など前作を読んでいるとさらに楽しめて感動した
また緩和医療ケアというものについても少し知ることができて最後まで感動して涙が溢れた
Posted by ブクログ
緩和ケアという人生最後のステージに寄り添うことは本当にきついと思う。それでも患者さんが最後に安心して落ち着いて自分を表現できるように接している三上先生と看護師奈緒はすごい。
三上先生が過酷な人生を送りながら医師になったからこそ緩和ケアできる。でも一方で優しすぎる。だからこそ奈緒が支えてあげてほしい。
Posted by ブクログ
私自身、血液のがんサバイバーで、お世話になった医師が緩和ケア科を開設したこともあり、書評でこの本を見つけて俄然興味が出て手に取りました。
私は患者側ですが、子育て中なので、子供達の進路のことと向き合う主人公の気持ちも感情移入してしまったし、もちろん患者側の登場人物の気持ちも手に取るようにわかるシーンも沢山でした。
最後は久しぶりに読みながら涙しました。
良い読書体験だったなぁと思います。
ちなみに入院治療中から読書は心の薬と捉えてます。
Posted by ブクログ
小説でガッツリ泣いたの久しぶりでした。
読んで良かった。救いのある作品。
自分の両親へ素直な気持ちを伝えられない大人になってしまったけど涼介くんみたいに素直で真っ直ぐな子に色々気付かされました。
偶然ですが私の境遇と似てる部分もあったり私のルーツの地名が出てきたりご縁を感じた本でした。
初読み作家さんでしたが他の本も読んでみようと思います。
本棚に置いておきたい、また読み返したい作品。
Posted by ブクログ
先ずタイトルが秀逸ですよねぇ(^^)v
ラスト1ページ不覚にも( i _ i )。。。
家族の中でも距離感や想い………………
いろんな事考えながら暮らしている。。。
そんな事改めて想う事が出来た物語りでした。
そしてテーマの一つでもある《終末医療》
デリケートな話も小説で読む事で………………
しっかりと考え思うことが出来たりしますね。。。
『幸せは毎日の暮らしの中にある』
『春の星を一緒に見ませんか』
Posted by ブクログ
みなさんの感想を読むまで、続編と知らなかったのですが、何度もこころに響く箇所があり、涙を抑えながら読みました。
藤岡さんの著作はまだ数冊しか読んでいませんが、どれも本当にひとりひとりの心情が丁寧に表現されていて、読めて良かったと思います。
Posted by ブクログ
あの感動作「満点のゴール」から7年の続編です。ようやく順番が廻ってきました。
藤岡陽子さんの文章は読みやすくってページをめくるのが速くなるのですが、これほど涙の壺をわかってる作家さんはずるいです。刺激されると堪らなくなってしまいました。
末期患者の緩和ケア専門の病棟に入ってくる人は、生きて退院する望みのないところですが、人生の最後を感謝しながら迎えることができる人って素晴らしいなって感じたらもう涙を抑えることができませんでした。ラストは何の捻りもない王道展開なんですが、読者の私にとってもこうなって欲しいと思う期待を見事に描いてくれて感動ものでしたw
ベタですけどね。
奈緒の視線からの物語でしたが、何かあるとすぐに三上を頼ってしまう奈緒、父親が倒れたとき、息子が行方不明になったときや、センター試験に遅れそうになったときも。三上も全力でサポートしてるし好意を持ってるのは確かだし、奈緒も子供の手前必死に恋心を封印してるけど嫉妬したりで。
いつ、どちらからどのタイミングでコクるのかが注目でした。奈緒も40だし、ここらで決めて欲しいって応援してましたが、なんか彼女肝心なところで可愛くないんですよねw
Posted by ブクログ
藤岡さん好き。
読み始めてすぐに、あれ?同じような設定の話を読んだような・・・となり、「満点のゴール」の続編って気が付いた。
あれもいい話だったよね。こちらもいい話。
やっぱり藤岡さん好き。
Posted by ブクログ
とても素晴らしい作品でした。
新年早々感動しました。
満天のゴールの上を行きました。
満天のゴールの時から7年経ち、奈緒は40歳になり、息子涼介も高校2年生になっていた。
父も80を過ぎていた。そんな折、父がコロナにかかりあっけなく亡くなってしまう。
亡くなって、父のありがたみを強く感じた奈緒だった。涼介は、中堅高校に通っていたが、母にはなかなか言えなかったが、医師を目指したいと言ってきた。(三者面談で一悶着ありましたが。)
丹後に越してきてから世話になっていた三上先生のアドバイスを受け、涼介は猛烈な勉強をはじめる。しかし、田舎町に住む涼介には医学部を目指すための塾がない。そもそも、お金もない。父は、内緒で涼介のために遺産を残してくれていた。
そんな時、三上が奈緒に、一緒に東京の終末期ケア病院への転職を提案する。
家を売却し、兄と折半し、東京で新しい生活をスタートさせる。
緩和ケアでは、最初の患者に担当替えをいわれるが、同じ年齢同じ環境をはなし、心を開き、亡くなるまで担当をする。
また、三上の生みの親も務める病院にきて、最期を看取るお話もある。
最後には、涼介が無事医学部に合格し、もどかしかった三上と奈緒の恋の後押しをする。
涼介の母親思いなところがとても良かったです。
Posted by ブクログ
前作のその後が気になってたので読めて嬉しい。
10才の頃から涼介くんは素晴らしかったけど、ますます健やかに育っていくのが出来すぎるとは思いつつ応援してました。見守る三上先生も父親の耕平さんも母としての主人公の成長を支えていて、奈緒さんが羨ましい。まぁ元夫や兄など最低な男たちもいるけどね。
Posted by ブクログ
前作『満天のゴール』を読んでいなくても、本作単体で十分に楽しめた。物語は最後まで中弛みすることなく進み、読後には素直な感動が残る一冊。 涼介と三上先生はいずれも、芯の強さと人への思いやりを併せ持った人物として印象に残った。涼介には、三上先生のように温かさのある医師へと成長してほしい。 終盤の奈緒の行動には少し首をかしげたものの、ハッピーエンドに救われ、前向きな気持ちで読み終えられた。
Posted by ブクログ
とてもとても良かった。
「満天のゴール」に続く作品。藤岡さんの作品の中でも特別好きな作品になりました。
シングルマザーの奈緒と高校生の涼介。前作は過疎地を舞台に在宅医療が描かれていましたが、本作は都会の緩和ケア病棟が舞台。
故郷から一緒にやって来た医師・川上先生や、進路に真摯に向き合う涼介くんについても丁寧に描かれていました。
序盤から早くもウルッと……。前作では10歳だった涼平くんが、思いやりのある頼もしい好青年になっていました。
生きてると、自分ではどうしようもないことが予期せず降りかかってくることがあります。
自分の可能性を、当たり前のように信じて疑わない人がいる。その人の言葉が、存在が、どれほど嬉しくてありがたくて励みになるか。そして、帰る場所があることがどれだけ大きな支えになるか……
三上先生を見ていると、思い出す人がいる。
何気ない一言が人を救い、その後も支えとなり続けることがある。奈緒が三上先生の存在にどれほど支えられていたかを思うと胸がつまります。
作中で描かれている「死」は、悲しいけど温もりと幸せの余韻が残るもの。
『亡くなる瞬間まで、人は幸せを感じることができるーーー。』
その信念で在宅医療に携わってきた三上先生が、それがどういうことかを物語を通して感じさせてくれました。
これまで生きてきて「命」について考えさせられる機会が何度もありました。それは寿命だったり、事故や病気や自死だったり。
本作で描かれているように、こんなふうに穏やかに満ち足りた気持ちで愛する人に見守られながら逝けたらいいなと思う。
著者の生みだす物語には心をえぐられ、ハッとさせられ、震わせられる。本作も感情を揺らしに揺らされ、たくさん涙を流しながら読み終えました。
胸がいっぱいのラスト!
大好きな作品がまた増えました。
『死は決して敗北ではない。懸命に生き抜いた先のゴールとして幸せな死があり、その死は残された者にとっての希望になる。』
Posted by ブクログ
読後に改めてタイトルを見て、感慨深い。
何も事前情報なしで読み始め、33ページで「おや?これはあの本の続編か?」と気付いた自分を褒めてあげたい(笑)
あの本もとても良かったのでそこからテンションが上がったな。人の卑しさや自分勝手なところ、暴力的な面も描かれていたけどそこより愛情とか優しさとか思い遣りが印象的だった。
8年もかかったのは長っ!だけど月が綺麗ですねって言われたんだろうな〜
Posted by ブクログ
前作に満天のゴールがあったんですね。知らずに読み進めました。
とにかく涼介がカッコいい!母親を思う気持ちに感動しっぱなしです。
京都編と東京編の二部構成で描かれています。
奈緒と三上先生の不器用な恋愛がもどかしくて、でも春の星を一緒に見ませんかの一言には、心を動かされました。
緩和ケア病棟での出来事も良かった。
旅立つ人が最期まで幸せを感じてくれたなら、残される人も未来に希望を持てる作品でした。
Posted by ブクログ
またやっちまいました。本作は『満天のゴール』の続編だったんですね。でも、冒頭に主人公の回想場面もあり、前編未読も全く問題なしでした。
40歳の奈緒は、離婚し丹後の実家に戻り、父・息子(高2)と暮らす看護師です。
前半は、親子の絆の再構築が題材です。息子との会話不足と進路の問題、父の突然の体調悪化など、様々な困難に見舞われる中、奈緒が心を寄せ、涼介が尊敬し慕う医師の三上(父の主治医)が重要な役どころになっています。
一転し後半は、舞台が東京の緩和ケア病棟で、題材が終末期医療に移ります。作中多々「死」が描かれますが、身体や心の辛さを和らげ、患者が自分らしく過ごせるよう緩和ケアを実践する奈緒の、それぞれの「生」に寄り添う姿に胸打たれます。
前半と後半いずれも内容が深いので、焦点化してはと感じました。この私見の裏には、立派な医師・三上の生き方を考えるほど、本当に丹後で尽力した在宅ケアから身を引くのか?という疑問が拭いきれなかったからです。涼介の進学が絡むとしても…。
藤岡さんは、今も看護師と執筆活動の二足の草鞋を履いていらっしゃるのでしょうか? 人の感情の揺れ動きをていねいに描き、読み手の心を動かします。人が抱える不安や迷いなどを想像し表現できるのは、看護師経験が大きく作用している気がします。
あまり考えたくなくても、いつかは訪れる自分や身近な人の死、自分の人生について考えずにいられません。と同時に、家族と同じ日常を過ごしていることの有り難さを、改めて思い出させてくれる作品でした。
Posted by ブクログ
生きていくって、その人の、本当の形がどんどん変わっていく変遷なんだなあと思った。何があっても、生きることには変わりない。いつか死んでしまうけれど、その時にふと、よくやった、わたし。と思えるといいな。
Posted by ブクログ
読み終わってから、みなさんのレビューをみて『満天のゴール』の続編と知った。
知らずにこちらから読んでも堪能できた。
ーーー
藤岡陽子さんのテーマはあまりにも身近すぎて、ママ友さんの話を聞いているような既視感をおぼえる。
主人公の川岸奈緒は、シングルマザー、連絡を絶っていた実父を頼り実家へ出戻り子育てや生活を助けてもらいつつ、看護師をして暮らす。
シングルマザー、子どもの受験、遺産相続、看取りなど、誰にでも起こりうる切実な問題をかかえながらも毎日を生きる。
奈緒は看護師だが一人の人間で、強気なところもあればときに身勝手なふるまいに思えるような態度もする。いかにも人間らしさが出ている。
そして子どもを育てる母としての思いもひしひしと感じる。
涼介もそんな母をよく見ていて、いまどきの子らしさもありつつ母を気遣う優しい子。
生活の場面にコンビニだのスマホ、テレビ番組となじみのものが出てきて親近感がわく。
生活と命、旅立つ方にとっては終わりを迎えるが、残された者は続いていく。
命には限りがある、みんなそうなのに自分だけは遠くにあるように思ってしまう。
しかし、その最後をどう迎えるか……
個人的には今は見送る側に近づいているので、心身にこたえた。
大人のこじれた想い、大人だからこそ軽率にできない、そういうのもあるんだろな〜。
とても素敵な締めだったが、セリフが出てきてから、あ、これは!とネタバレ必須だったのが、ざんねん?良かった?
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おぼえがき
医療小説『満天のゴール』の続編
Posted by ブクログ
続編のようですが、前作を知らずに読みましたがそれでも十分心に響く良作でした。引き込まれてあっという間に読みました。がなかなかのボリュームです。
京都編と東京編とそれだけで一冊の小説になる内容。
涼介くん(息子)と三上先生がとにかく優しくて泣けるし、お父さんの耕一さんも愛ある素敵な方。
シングルマザーでがんばる奈緒さんは、少しいっぱいいっぱいで涼介くんに無理をさせてたと思うのでそこは胸が痛かったです。
東京編は緩和ケアの話が胸に沁みた。10歳の娘を残して逝く宮城さん、とても切なかったです。しかし30歳まで読める手紙はとてもあたたかかった。死を頑張ったゴールとして優しく迎えるのいいな。河野先生もこれまたいい人だった。
三上先生の過去が壮絶だそうで、本当のお母さんとの最期がお母さんの思いも伝わりより泣けました。
Posted by ブクログ
今作には前作があるそうだが未読(読後に知った)前作を読んでいなくても特に支障はなかったと思う。
シングルマザーで離婚後に生活のため資格を活かして看護師を始めた奈緒。緩和ケアの話だと思って読んでいたのだが、奈緒が緩和の看護師として仕事を始めるのは、物語の中盤から。それまでは父を亡くしたこと、息子涼介の進路問題等が主に描かれる。「お別れホスピタル」を勝手にイメージしていたためちょっと拍子抜けだった。
息子の受験、奈緒の恋愛感情についても細かく書かれており、緩和領域の看護についての記載は少なめ。奈緒が熱心に勉強している印象も受けない。終盤での入院患者への彼女の独断による介入には疑問しかない。こんな看護師は信用できない。
そして涼介が良い子過ぎて引く‥