【感想・ネタバレ】汝、星のごとく【電子限定特典付き】のレビュー

あらすじ

第20回本屋大賞受賞作!
シリーズ累計100万部突破!

あなたと生きる、その痛みごと。

著者2度目の本屋大賞を受賞した『汝、星のごとく』が3年の時を経てついに文庫化!同じ空の下であの星を見上げよう。そして、また出会おう。あまりに切ない運命を、繊細な心理描写で描いた著者最高傑作。


風光明媚な瀬戸内の島で育った暁海(あきみ)と母の恋愛に振り回され転校してきた櫂(かい)。ともに心に孤独と欠落を抱えた二人が恋に落ちるのに時間はかからなかった。ときにすれ違い、ぶつかり、成長していく。生きることの自由さと不自由さを描き続けた著者がおくる、あまりに切ない愛の物語【2023年本屋大賞受賞作】


☆2023年本屋大賞受賞作☆
【第168回直木賞候補作】
【第44回吉川英治文学新人賞候補作】
【2022王様のブランチBOOK大賞】
【キノベス!2023 第1位】
【第10回高校生直木賞候補作】

【ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2022 第3位】
【今月の絶対はずさない! プラチナ本 選出(「ダ・ヴィンチ」12月号)】
【第2回 本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞 ノミネート】
【未来屋小説大賞 第2位】
【ミヤボン2022 大賞受賞】
【Apple Books 2022年 今年のベストブック(フィクション部門)】
などなど、賞&ノミネート&ランクイン多数!

※電子版には特典として、続編『星を編む』の試し読み増量版と著者作品リストを収録しています。

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ネタバレ 購入済み

Homme fatale

ありそうな男女間の意地や葛藤の中でのすれ違い。このまま終わらないだろうけど、どこでどうなる?そしてまさかこう終わらせるの?って感じでしたが、読み終えたあと、ずしりとくる作品でした。個展のメインのタイトルHomme fatale 見てみたいです。そして続編も読みたいですね。

#アツい #エモい #じれったい

1
2025年09月11日

Posted by ブクログ

誰かを最後まで愛し抜いてそばにいる選択をすることがとても尊いことのように思うけれど、それは他の誰かを傷つけたり、誰かの犠牲の上で成り立ってるんだなと思った。
ちょうどもう会わないだろうと思う好きな人に、好きだったと整理もできていないのに過去形で伝えた後に読んだ本。執着と愛と呪いの違いはなんだろうと考えてしまってとっても苦しかった。相手の幸せを願えるほど大人でもないし、縋れるほど子どもでもない。私はずっと大人と子どもの間でうろうろしている。
内容が朧げになった時に新しい気持ちでまた読みたい。

(こっちの感想はもう書いていると思って、星を編むの感想を先に書いてしまった…!)

0
2026年07月26日

Posted by ブクログ

『汝、星のごとく』を読み終えてまず感じたのは、これは恋愛小説ではなく、「人生を誰のために生きるのか」を問い続ける物語だということだった。

物語の中心にいるのは、瀬戸内の島で出会った暁海と櫂。二人は惹かれ合い、互いを大切に思いながら生きていく。しかし本作は、「好きだから結ばれる」「愛があれば乗り越えられる」という単純な物語ではない。家族との関係、仕事、自分の夢、世間の価値観。それぞれが背負うものがあまりにも重く、「誰かを愛すること」と「自分の人生を生きること」が何度もぶつかり合う。その葛藤が最後まで丁寧に描かれていた。

読んでいて何より印象的だったのは、この作品には「悪人」がほとんどいないことだった。登場人物は皆、自分なりに誰かを愛し、自分なりに幸せになろうとしている。しかし、その愛し方が不器用だからこそ、相手を苦しめてしまう。親は子どものためを思い、恋人は相手を思い、誰もが善意で行動している。それでも人生は思い通りにはならない。その現実が痛いほど伝わってきた。

特に心に残ったのは、「愛すること」と「依存すること」はまったく違うということだった。本作では、人を好きになることの美しさだけでなく、相手を失うことへの恐れや、「この人がいなければ生きていけない」と思ってしまう危うさも描かれている。本当に誰かを大切に思うなら、自分の人生も大切にしなければならない。その当たり前のようで難しいことを、暁海と櫂の人生を通して考えさせられた。

また、この作品は「幸せとは何か」という問いも強く残る。世間から見れば成功している人でも満たされないことがある。反対に、何も持っていないように見えても、自分らしく生きている人はどこか穏やかだ。本作は、お金や地位では測れない人生の価値を描きながら、「自分は誰の期待に応えて生きているのか」という問いを読者へ投げかけてくる。

終盤は決して都合のいい結末ではない。それでも読み終えたあとに不思議と希望が残るのは、この物語が「すべてが報われる人生」を描いているのではなく、「傷つきながらも、自分の人生を生き抜くこと」を描いているからだと思う。人生には取り返せない選択もあるし、失ってしまうものもある。それでも、人は前を向いて生きていくしかない。その現実をこれほど静かに、そして誠実に描いた作品は多くない。

読み終えたあと、自分は本当に自分の人生を生きているだろうか、と考えずにはいられなかった。誰かに期待された役割を演じることに精一杯になり、自分が本当に望んでいることを後回しにしていないだろうか。そして、大切な人を愛することと、その人の人生を縛ることを履き違えていないだろうか。本作は恋愛小説という枠を超えて、生き方そのものを見つめ直す時間を与えてくれた。

『汝、星のごとく』は、切ない恋愛を描いた物語ではない。誰かを愛しながら、自分自身の人生も諦めずに生きることの難しさを描いた物語だった。読み終えたあとに残るのは悲しさだけではない。どんな人生であっても、自分で選び、自分の足で歩いていくことの尊さだった。だからこそ、この作品は多くの人の心に長く残り続けるのだと思う。

0
2026年07月26日

Posted by ブクログ

読み入った。
母親に振り回される高校生の2人が気の毒で…
そのせいで2人は引き離されたと思ってた。
でも暁海が櫂と一緒に島を出てたとしたら
逆に最後まで二人で居なかったのではとも思う。
あれが暁海が島を出るタイミングだったんだな〜。

少しずつすれ違う2人を見てて、
もどかしかった。
暁海が思うことと櫂が思うこと
お互いの愛のカタチ
どんどん変わっていくのが苦しかった。

誰からどう言おれようとどう思われようと
自分を持って生きることは大切だなと感じた。
自分を大切にしてくれる人を大切にして
その人達だけを信じていればいいんだとも思った。

いや〜とにかく重い。

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2026年07月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

胸の奥をぐりっと掴まれて、終始痛みを伴いながら読み進めるような感覚だった。
凪良さんの感情描写がうますぎるせいで、未経験のことすら体験したことがあるかのように錯覚してしまって、それがとてもとても辛かった。

複雑な家庭環境から逃避して同じ船に乗るように惹かれ合った櫂と暁海。
島で暮らしていた頃の2人は、自分たちの母親に翻弄されながらも、2人だからこそわかる苦しみとして家庭の事情を曝け出して、それを愛の燃料にしていたと思う。

櫂が島を出てからは、成功した櫂/停滞している暁海という構図が2人の関係に亀裂を作っていって、お互い思うことはあるのに自分の感情を外に出すのが苦手だから話し合いができない。
あーこれ、自分の気持ちよりも母親のご機嫌とりを優先して生きてきたからだよなあって、すごくリアルだった。
先回りして相手を理解して配慮しているようで、結局それは、自分にとって都合の良い解釈をして相手と向き合うことから避けてるだけのように思えた。
無理して押し込んできた感情が吹きこぼれるまで膨らんでしまった時にはもう遅くて、暁海の中で櫂の存在があまりにも大きいのにそれを抱え続ける余裕も言葉で説明する器用さもないから、遮断するという形でしか離れられなかったんだね。
櫂と暁海が別れてからの物語は一層苦しくなって、本を持つ手が震えるぐらい心が揺さぶられてしまうことも多かった。

相方のスキャンダルによって漫画家人生が終わった櫂&息子の状況に構いなく金を無心してくる櫂の母親/趣味の刺繍で稼げるようになって少しずつ人生が好転していく暁海&これまでのことを娘に謝罪して新たな人生に向き合う暁海の母親。この構図に変わった時、人生の山や谷というのは思いがけないきっかけで簡単に入れ替わるんだなと思った。
2人を取り巻く環境はどんどん変化するけど、別れた後もお互いの存在は密かに大切なもので。暁海に貸したお金が毎月26日に一定額ずつ返済されることだけが暁海との繋がりで、それを心の拠り所にしている櫂を見ていて辛かった。
別れた後も心は別れを受け入れられてないから、何度も自分の中で櫂にさよならを告げて、その度に櫂の存在の大きさを自覚してしまう暁海を見るのも辛かった。
こんなに想い合ってるのに、「じゃあ一緒にいましょう」って簡単に事を進められない原因、2人に立ち塞がる障害物全てが憎かった。

そして櫂が胃がんになり、尚人が自殺してしまう。自分のせいで尚人が死んだと思ってしまうようなタイミングで。
櫂は高校生の時から、「いいことがあったら悪いことが2つ起きる」とか言ってたけどさ、2つどころじゃないだろ。そろそろ櫂を救ってくれよ。この辺りから感情がぐしゃぐしゃで、祈るような気持ちで読んでた。

成り行きで暁海と結婚することになった北原先生が素晴らしく理解のある大人で、櫂が胃がんだと知って動揺する暁海を力強く東京に送り出してくれたおかげで、やっと、やっと櫂と暁海はまた2人になれた。
櫂は最期の時間を暁海と過ごせて、幸せだっただろうか。その答えは、櫂が残した本のタイトル「汝、星のごとく」に詰まってるなと思う。
離れていても消えない、無視できないほど輝いてる一番星。それが櫂にとって暁海で、暁海にとっての櫂もまたそうだったんだと思う。

誰かが作った正しさの中で生きることは、誰のためになるんだろう?自分の人生を自分で選択して歩んでいくことはとても難しい。
人生を振り返った時に何が輝いて見えるかは、接した時間ではなく、想いの強さで決まると思う。
だから、胃がんになった櫂のそばにいることを暁海自身が選択した後、2人で過ごせた時間は短かったけど、その時間で得られた充足感や煌めきはお互いの人生において最も輝くものになったと思う。
側から見たら暁海のしてることは不倫でも、世間的な正しさを飛び越えて櫂のところに行く判断ができた暁海は、物語冒頭に比べて随分逞しくなったなと感動したよ。
あるべきところに収まった感があって、清々しかった。

総じて、ただ消費するのではなく、今後も何度も読み返したいと思える本だった。
この本の中に散りばめられた様々な感情が、私の胸に刺さって、読みながら救いにも刃にもなって苦しかった。でも絶妙な心地よさもある不思議な本。
凪良さんの他の作品も読んでみようと思います。

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2026年07月24日

Posted by ブクログ

めっちゃ泣いた
こういう最善ではないけれどハッピーエンドのような感じで終わるのに弱い
後半一気見してしまった
愛する人のために人生を誤る決断をする

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2026年07月24日

Posted by ブクログ

一気に読んでしまいました。
読むの止められない作品は久しぶりでした

切なく、苦しくて気付くと泣いていたことが何度かありました。
それでも出会う人達、自分達で選び掴んだものが2人をまた結び付けてくれる
大恋愛だけでは言い表せないこれから先、生きていく時に勇気をくれる言葉が沢山ある素敵な本でした。

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2026年07月23日

Posted by ブクログ

久々に読む手が止まらなかった。
よくある遠距離恋愛の難しさの物語かと思ったら、違った。
お互いの選択による2人の人生の物語でだった。
どのような不自由を選択するかを選ぶ自由があることを痛感した

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2026年07月22日

Posted by ブクログ

おもい、、きつい、、
映画化するという軽い気持ちで読み始めたが読み終わったあとはやるせない気持ちでいっぱいになった。
子はどうしたって親と結びつくが時にそれは呪縛になるのだなあと。
一冊前に読んだ朝井リョウの「正欲」は明日のために今日を生きることを教えてくれた本だったけど、本書は死にたいけど死ねないから今日を生きる本だった。
とにかく心にずっしりきます。

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2026年07月20日

Posted by ブクログ

切なくてもどかしくて、何してるの、とツッコミたくなること多々ありましたが続きが気になりすぐに読みりました。
先生、ネグレクト、やヤングケアラーって早く教えてあげてほしかった

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2026年07月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

4.7

2回目。
プロローグでなんだこの関係って嫌悪感を感じたけど、物語を全部読んだら全く感じ方が違うなってのを1回目読んだときも思ったのに完全に忘れてた。

親がろくでもない奴ら過ぎて読むのきつかった。2人がすれ違ってるのも。でも、最後は短い期間だけど2人で幸せに暮らせて良かった。

1回目と恐らく感じ方が違ったろうなってところは、暁美の自立したいという考えに共感するようになったこと。働きながら、お母さんを支えながら、ダブルワークして、最後は手に職をつけ、自分のしたいように櫂のもとへ行った暁美がかっこいいと思った。


追記
3年前のちょうど7月にこの本を読んでたらしい。感想を読み返してみて、注目するところが違ったのが面白い。
3年前は、2人の親への憤りを強く感じてたけど、3年の間で、ろくでもない親の話をちらほら耳にしたことで今回はそこまで着目しなくなったのかも。2人が最後の最後だけ一緒に過ごしたことも、3年前は短すぎると感じたが、今回は最後会えて良かったなぁと結末に満足している。
今回、暁美が自立したことに注目したのは、自分が働き始めたからかな。

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2026年07月20日

Posted by ブクログ

「人は群れで暮らす動物です。なにかに属さないと生きていけない。ぼくが言っているのは、自分がなにに属するかを決める自由です。自分を縛る鎖は自分で選ぶ。」ヤングケアラーの呪縛を解く言葉。北原先生はやっぱり先生なんだろうな。暁美と櫂の物語、美しい。

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2026年07月20日

Posted by ブクログ

凪良ゆうさんのお話を読むのはこれが3冊目。

凪良ゆうさんのお話はどれも
登場人物みんなが何かを抱えて生きていて
世間体やあたりまえというのがいやというほど
押し付けがましく存在していて、
だけどそれぞれにちゃんと幸せの形があって。


櫂と暁海は産まれながらに抱えたものが重たかった。
それでも精一杯に向き合って生きて、
生々しくて、2人の姿は読んでいて苦しかった。

北原先生の存在はわたしにとっても救いだった。

正しさや優しさの方向が少し変で
その辺の大人たちとはちがって
振りかざすわけでもなく
そっと置いておいてくれるような人だった。

北原先生がいるとどこまでも安心できて
何も考えず委ねてしまいたくなるような
ブランケットのような存在だった。

櫂にとっても暁海にとっても、
きっと、そうだったんだ。


北原先生と暁海と結ちゃん。
北原先生と櫂。
櫂と尚人、植木さん。
瞳子さんと暁海。

それぞれの関係性がとても好きでした。

愛と呪いと祈りは似ている。

お話を読み終わったとき、
物語のはじまりが全く違う印象にかわった。




追伸、
尚人には幸せになってほしい。
大丈夫だよって抱きしめたい。
あなたはもっと愛されるべき人だと思った。
どうか、どうか幸せに。

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2026年07月19日

Posted by ブクログ

瀬戸内の島で育った暁海と櫂

ともに、家族の問題を抱えて孤独だった高校生の二人が

恋に落ち、時にすれ違い、ぶつかり、成長していく。

切なくもあり、こうゆう恋愛もありだと思わせてくれる

心に残る物語。。。


秋には、広瀬すず、横浜流星で映画が公開されるそうで

楽しみ~♪

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2026年07月18日

Posted by ブクログ

読後、涙が止まりませんでした。
暁海と櫂の関係、そして色々な人々との繋がりを感じました。切なすぎる作品です。

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2026年07月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読んでて心が辛くなった、、、、。
誰かと繋がっていたいけど、繋がっていたいからこそ配慮して素直になりきれない部分あるよな。
荷物を両手に持って生まれてきた人なら共感できること多いはず。

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2026年07月18日

Posted by ブクログ

本を買うってつくづく難しいと思った。
この本がハードカバーで出て、書店売上を総なめにしていた頃、プロローグを読んでてっきり不倫の話かと思い、近頃のそのブームに飽き飽きしていたため読まず嫌いしていた。
映画化が決まり、好きな芸能人が出演すると聞き読んでみた。そんな話じゃなかった。泥臭くて情けなくて希望がなくて、それでも地に足つけて必死に生きようとする人生の話だった。触りだけ読んでわかった気になった自分を恥じたし、本を選ぶってつくづく難しい。
人生って救われない報われないことの連続だ。思っていなかった方向に人生は進む。それを自分で選んでいく。選んだ結果だと信じて生きていく。それしか道はない。
何にも囚われず、彼らが彼ららしく飛び立てる場所が、わたしたちらしく飛び立てる場所が、ありますように。

本を読むのはカフェが捗るので、これもそうしたが後悔した。何度も泣いた。必死にこらえた。これは家で読むべき物語だ。
映画もきっと苦しいけど、楽しみだ。

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2026年07月17日

Posted by ブクログ

今回も最初と最後が繋がる話。
凪良ゆうさんの本を読むのは2回目だった。
とても繊細で重くて複雑な物語だった。
いくら現実から目を背けようと、現実からは逃げられなくてそれを受け止めるしかない状況。
愛そうとも上手く愛せず、時間は過ぎる。
少し分厚いと感じたけど、とても読み応えがあって良かった。

わけがわからないくらい泣いた。ぼろぼろと泣いた。目が溶けてなくなるかと思った。

人生の浮き沈みや感情が、あまりにもリアルで繊細で美しくて、心にずっしりとした重みを感じた。
優しさと弱さは紙一重で、曖昧で、簡単にはその違いに気がつけないと感じた。
不器用な2人は、自分の事もお互いの事もうまく愛せないけど、それでも必死に生きようとしていて、とても胸が熱く苦しくなった。
環境っていうものは怖くて、人を簡単に変えてしまう。それが良い方に変わるのか、悪い方に変わるのか、受け取り方はその時の自分の余裕によって変わってくるのだろうか。
成長するのは子供だけでなく、大人もするんだって、改めて実感した。
好きの気持ちって、呪縛にもなり得るんだ。

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2026年07月19日

この話は本でゆっくり
この本は実写化してほしくないです

#切ない #感動する

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2025年07月18日

Posted by ブクログ

瀬戸内海の島で育つ、2人の若者の物語。

ヤングケアラーの問題に焦点が当てられていて、読んでいてとても苦しい。

本来は大人が行う家事や家族の世話を子供がしなければいけず、自分のやりたいことが何もできないし、自分で生きていく力もない。
なんなら、責任感を持って取り組み、時には自分を責めるまでになってしまう。
一方で、周囲は切り捨てろというが、そんな簡単に縁を切れるわけでもない。

「きみのそれは優しさじゃない、弱さだよ。」というセリフもとても印象に残っている。

また、親に振り回される2人が、恋人となり、すれ違って、別れそれぞれの人生を歩むところも悲しかった。

最後はその問題に立ち向かって自立していく姿が描かれていて良いのだけれど、暗いシーンが多めなので、結構読んでいて辛かった。

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2026年07月27日

Posted by ブクログ

救いようのない環境。結ばれない愛。瀬戸内の海と空。オートクチュール刺繍の美しさが散りばめられて、切なさでいっぱいになった。後半、少し明るさが見えてきた。

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2026年07月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本屋大賞受賞作品
瀬戸内にある島で出会った暁美と櫂。2人とも母子家庭で、母親に難アリ。ヤングケアラーとして生きてきた2人がお互いの境遇に共感しながら仲を深めていく様子がよく伝わってきた。そんな2人だから心を通わせられたのにそんな2人だから距離が遠くなっていく。読んでいる中で2人に母親置いて逃げなよと何度も言いたくなった。最後暁美の母親はグループホームに入って娘のことを愛せるようになったが、櫂の母親は最後まで自分のことしか愛せなかった。
子どもは親の面倒をみなきゃと背負いすぎず、外部のプロに頼ることで両者にとっていい道がひらけるのではないかと思った。

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2026年07月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

瀬戸内の島の高校で出会った櫂と暁海、ふたりの人生の物語。ふたりとも家庭に困難を抱えており、それを背負いながら懸命に生きていく。登場人物それぞれに十人十色の人生があり、出会い別れ、結婚し離婚し、自由に生きて縛られて生きて、自分が納得できる道を探していく。都会と田舎、恋と結婚、純愛と不倫、親と子の関係、金と人づきあい、仕事と夢、健康と病、読者はふたりの人生から何を感じるか。

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2026年07月25日

Posted by ブクログ

購入してからしばらくそのままにしちゃってましたが、読み出したら止まらず一気に読めました。
まさかの結末だったけど2人が幸せそうで良かったです。

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2026年07月22日

Posted by ブクログ

重く突き刺さる一冊でした。櫂と暁海のお互いを想いながらもすれ違ってしまうのが、すごく心が痛かった。人の弱さを映しながら進んでいくストーリーに、こんな人にはなるまいと思う反面、私も弱く、脆く、そして誰かを犠牲にしているかもと。この作品を通して自分を顧みる機会となったことをうれしく思います。

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2026年07月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

重いお話だった。櫂が浮気をして、それに気づいても別れなかった部分が、暁海も櫂もどうしようもないと思った。暁海に同情するけど、あまりにも櫂に依存してしまっていた。暁海が別れを切り出したところはすかっとした。でもお互いがずっと心の中にいて、しかし復縁はしないから途中すごくモヤモヤしてた。お互い恋愛がすごく不器用なんだと思う。櫂はお母さんが彼氏のことばかりで、小さい時から構ってもらえず、愛されたことがなかった。暁海はお父さんが恋人を作って家を出ていき、お母さんはそれが原因でうつ病になってしまい、子供である暁海がお母さんを支えなければいけなかった。自分のことは二の次で。そんな2人だったから、正しい愛し方が分からなくて、依存してしまったり相手を見下してしまったりしたのだと思う。誰が悪いとかでもないから、やるせなさを感じた。
最後、櫂が癌になったと知って暁海が東京に会いに行った場面はすごく嬉しかった。周りに何と言われようと、暁海がしたいこと、会いたい人に会いに行ったのがすごくかっこよかった。幸せになんてなれなくても、暁海が心から望むところに行けてよかった。それが正解なんだよ。

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2026年07月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前半大好きで、中盤どいつもこいつも不倫しやがって!と思って、一旦読むのやめようかと思ったけど、どうやって終わらせるのかなと結末が気になったので一気に読みました。

結果的にお話自体は好きなんやけど、かいも尚人も幸せにして欲しかった。2人にもう未来がないのがなんとも言えない。これから、あけみと先生はどうなるんかな。でもあけみが自立出来たのはよかったのかも。

でもなぁ。うーん。なんとも言えない気持ち。

17歳から32歳。長かったなぁ。

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2026年07月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

東京行きを断念せざるを得なくなった後から
更に引き込まれて止まらなくなった。
第二章の環境の違う2人がすれ違っていく特に生々しい。(自分が地元から東京に引き込まれたというのもあって特に、、、)
終わってからの余韻もすごい。

親に地方から東京の大学に行かせてもらえたこと、
自由に働けていることが幸せだと改めて気付く。

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2026年07月16日

匿名

購入済み

共感できることも多く、一気に読み終えてしまいました。プロローグの内容が最後には全く違う物語に思えました。

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2026年06月29日

Posted by ブクログ

まず登場人物の名前がケータイ小説すぎる(笑)
その先入観があるから、設定のすべてがそう思えてきて、もうむりだった、おもしろかったけどね

島のせいにして、開き直って自分中心に生きすぎているのでは?周りのことを考えているようで、結局昔から自分がかわいくて自分がくるしくなりたくなくてそうしているんじゃない?っておもう 別にそれでいいんだけど、あまりにも被害者ぶりすぎているので。(や、被害者なのはまちがいないんだけど、、)
展開はすごくドラマチックだったけど、それに心を持っていかれたわけではなかったな

ただ、愛する人のために人生を誤りたい、これを実際にできなかった人が心を動かされたのかもしれないとおもった

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2026年07月26日

Posted by ブクログ

本をあまり読まないトモニキ28でも読みやすかったです。
恋愛はうまく行かない、すれ違う2人がとてももどかしく、胸の奥が痒いような感覚でした。好きな人には早く好きと伝えて、一緒に生活をしたほうがええ

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2026年07月24日

Posted by ブクログ

かい、あけみ、かい母、あけみ父母、瞳子さん、先生、尚人など、主要な登場人物の行動や心情全てに同情できない。精神的にも肉体的にも弱い人たちの人間模様を綺麗な言葉で描いている感じ。言葉選びが秀逸なので、その時々の情景を具体的に想像しながら読むことは出来るが、スポ根思想を有する私にとっては、登場人物の一挙手一投足が理解できず、なかなか感情移入しにくい作品。

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2026年07月19日

Posted by ブクログ

登場人物に共感しきれず、自分にはあまり刺さらなかったものの、現代人に蔓延る「出る杭は打たれる」雰囲気を、島特有の閉鎖感に準えて描いているのは見事だった。

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2026年07月19日

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