あらすじ
全米注目のミリオネアが教える
後悔しない人生を歩むための究極のルール!
死ぬときに後悔するお金の貯め方とは?
人生が豊かになりすぎるお金の使い方とは?
読んだら、人生の景色がガラリと変わる。
10?40代、必読の一冊!
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【本書「まえがき」より】
まずは、有名なアリとキリギリスのイソップ寓話から始めよう。
夏の間、勤勉なアリは冬の食料を蓄えるためにせっせと働いた。
一方の気楽なバッタは、自由に遊んで過ごした。
やがて冬が到来した。アリは生き残ることができたが、
バッタには悲惨な現実が待っていた――。
この寓話の教訓は、
人生には働くべきときと遊んでもいいときがある、というものだ。
もっともな話だ。
でも、ここで疑問は生じないだろうか?
つまり、アリは“いつ”遊ぶことができるのだろう? ということである。
それが、この本で提起したい問題だ。
私たちは、キリギリスの末路を知っている。
そう、飢え死にだ。
だが、アリはどうなったのか?
短い人生を奴隷のように働いて過ごし、
そのまま死んでいくのだろうか?
いつ、楽しい時を過すのか?
もちろん、誰もが生きるために働かなければならない。
だが、ただ生きる以上のことをしたいとも望んでいる。
「本当の人生」を生きたいのだ。
この本のテーマはそれだ。
ただ生きるだけではなく、十分に生きる。
経済的に豊かになるだけではなく、人生を豊かにするためにどうすればいいかを考える。
そう、自分の人生を最大化するための一冊なのだ。
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Posted by ブクログ
読書メモ
書店で何度か目にしていた書籍をやっとのことで購入。タイトルと表紙のインパクトでいわゆるパケ買い。
記憶の複利(あってるかな)という言葉が印象的。
お金を節約して投資に回せという説もあるが、
必要な経験には惜しみなく投資し、
必要な人に必要な時にお金をわたすのも大事。
Posted by ブクログ
私は浪費家で、有り金をほぼ使ってしまっているような人間であり、むしろその浪費を反省しこれから節約、貯金に舵を切ろうとしている中で読みました。
お金持ちや、節約家がターゲット層で、私はむしろ読まない方がいい(浪費を加速させてしまうのでは)と思っていましたが、学んだことも多くありました。
私がこの本を読んで1番心に残った一文「明確な将来の計画を持ち、同時に今を楽しむことも忘れない」→私には明確な将来の計画がなく、ただ今を楽しんでいた。服や物を衝動買いしてしまったり、行きたいと思ったらなんとなく旅行に行ったりしていた。これではお金がたまらず、買ったことによる幸福感も浪費による罪悪感で相殺されてしまうし、なんとなくの旅行も思い出としての価値は薄い。大事なことは自分の経済状況をしっかりと把握した上で1年間でどれだけ貯金し、どれだけ好きなことにお金が使えるかを決める。旅行の回数や自由度は減ってしまうかもしれないが、計画した範囲内であれば貯金が担保されており、お金を使い過ぎてしまったという罪悪感がなくなる、お金の価値を重く捉え無駄遣いが減る、旅行の回数が減れば一度の旅行をもっと楽しもうという気持ちになることで旅行の価値が上がる。
やはり貯金は大事。私の周りは「若い時にもっと遊んでおけばよかった」よりも「若い頃にもっと貯金しておけばよかった」の方が多いように感じます。平均的な給料の人であれば家族ができてしまえば家族を養うだけで精一杯で貯金などできない状況になる人は多いのではないでしょうか。一般人にとって1番大事なのは貯金、その貯金を確保した上で精一杯楽しむというのが人生を最大限に楽しむ秘訣だと思いました。貯金度外視で20代を楽しむあまりその先30代、40代で人生の選択肢をへらしていいわけはないですからね。
「独身の時にもっと遊んでおけばよかった」これもよく聞くワードですが、若い時に旅行などをして楽しむことが大事なのも事実だと思います。私の給料では家族ができたらコンサートで遠征し旅行を楽しむということはできなくなると思います。私の中でこれは今しかできないことへの経験になります。家族ができれば奥さんや子供とたくさんのかけがえのない思い出を作れると思います。これもその時にしかできない経験になります。その時にしかできない経験を楽しむことは人生を謳歌する上で重要なことだと再確認しました。
私は先述した通り、貯金額と趣味等で使えるお金を計画し、バランスよくお金を使用し私の中での人生を最大限に楽しもうと思います。
印象に残った言葉
「明確な将来の計画を持ち、同時に今を楽しむことも忘れない」
「自分が何をすれば幸せになれるかを知り、その経験に惜しまず金を使うこと」、「経験の価値を信じる」、「一度きりの人生で本当に何がしたいのかを考える」、「人生で1番大切な仕事は思い出づくり」、「自動運転モードな生き方はやめる」、「今しかできないことへの経験(価値のあるものだけ)への支出と、将来のための貯蓄の適切なバランスを取る」、「金の価値は加齢とともに低下する」
Posted by ブクログ
一度は読むべき本の一つだし、私の人生のバイブルになる本だと思う。「だが残念な事に私たちは喜びを先送りし過ぎている」。「経験の価値を信じる」「将来体力が衰えたときには難しい今しか出来ない経験は」
「物事は永遠に続かずいつかは色褪せ消え去っていく」「どんな経験でもいつかは自分にとって人生最後のタイミングがやってくる」「もうじき失われてしまう何かについて考えると人の幸福度が高まる事がある」「人は終わりを意識するとその時間を最大限に活用しようとする意識が高まる」「タイムバケット」「リスクを取らないリスク」「非対称リスク」「日々の選択に意識的になろう」「死んでから与えるのは、遅すぎる」
Posted by ブクログ
息子からのプレゼント。
そういう事なのね、と苦笑しながら読みました。
ただ残り少なくなった人生、お金をどう使ってどう終焉を迎えるか深く考えるキッカケになりました。
息子達や夫との合言葉はDIE WITH ZEROとなりました。
Posted by ブクログ
浪費家気質の私が読むとダメなんじゃないかって思って今まで読まずにいたんだけど、とっても良かった!!
お金から引き出せる幸福が歳をとる事に減って行くのは実体験として感じていて、もっと冒険しとけば良かったと思うんだけれども、この本を読んで今からでも遅くないと感じる。
繰り返し、アリとキリギリスの話も出てきて、世間はアリを賞賛するがコツコツ頑張るアリはいつ楽しむのか?とキリギリス側とアリ側のバランスを説いてくれる
人生はお金を貯めるゲームじゃなくて幸福な思い出を最大化するゲーム。
夫に読んで欲しい本だった。
Posted by ブクログ
こちらの有名な本を読みました。
貯金や投資をしていると抜けがちな視点を、考えるきっかけになるので、皆さんに1度は読んでほしい本です。
Posted by ブクログ
お金の使い方についての話と思いきや、人生のあり方に気づかされるビジネス本。
思い出を大事にしたい。
そんな著者の考えが、今の自分にすごく刺さった。
人生を逆算することはマイナスな事でなく、今を大事にするために必要だと思えた。
Posted by ブクログ
生徒たちには機会がある度に言っている。
「海外行った方がいいよ!」(なんならワーホリ年齢になったら)
海外旅行を考えている人には伝えている。
「絶対行くべきーーー!」
ほんと、
→身体が動くうちの、
→子どもが小さいうちの、
→貧乏旅行できるうちの、
そのときできる経験って、
そのときにしか、できない。
インド、ネパール、メキシコに行って
本当に、心からよかったと思っている。
けど、いつの間にか
ワーホリに行けない年齢になっていた。
今日が次女最後の
おんぶでお昼寝、かもしれないな、と
感じた日、自撮りした。
アンパンマンミュージアム、
今回が最後だなぁと感じながら楽しんだ。
経験は「投資」と著者は言う。
なるほど!
投資をすれば、その後の人生、
ずっと利子を得て生きていく。
逆に投資をしなければ、
何年経っても、晩年にさえ、
やっておけばよかったという思いを引きずる。
やらない理由、ある?
私はアリとして、
人生を終わりたくない。
Posted by ブクログ
人生では小さな死を何度も経験する。
後戻りのできない時間、自分がある。
いつまでも今の状態が続くわけではない。
資産0で死ぬのは不可能でも、そのつもりで今やりたいことにお金と時間をかけて生きるという事の大切さにはっとした。
ただ漠然とお金を貯めて働いて、大事な時間や体験を失わない。人生で一番大事なのは思い出。健康と体力時間を失ってからでは遅い。周りにいてくれる人達ともいつか離れ離れになる。
子供たちにも資産を早めに渡して、一番活かせるタイミングで役に立てるようにしたい。
Posted by ブクログ
20代後半の今、この本に出会えてよかった。
結局いちばん価値のある投資は“思い出”。体験の価値は年齢や体力に左右される。やりたいことを先延ばしにし続けていれば、「若いときにしかできないこと」はできなくなる。
今までは、自分の未来のために貯金しようと思って生きてきたし、貯金が減ることに恐怖さえ感じていたけど、心に残る体験にはもっと積極的に投資していこうと決めた。
一度きりの人生、たくさん思い出つくろう。
Posted by ブクログ
人生のバイブルになるうる本
家族・親戚にプレゼントとして送りつけてしまったくらい、価値観に影響を受けた本
人生は思い出作り、そんなふうに考えたことはなかったので皆に読んでほしいと思った本
Posted by ブクログ
・経験は複利的に配当を生む。故に若ければ若いほどその効果を得られる
・経験にはタイミングがある。若いときにしかできないことがある
・高齢でお金を持っても出来ることは限定的
・少しでも健康であることは、経験の機会を増やせる。若い頃に健康に投資するほど良い
・金、時間、健康のバランスは年齢と共に変わる
・終わりを意識するほど意欲的
・年をとってもいつでもチャレンジできるは当てはまらない場合もある
・健康は金より重い
・経験が得られる年代に金を使う
・今何かをしないことの金利を意識すべき。年を取るほど金利は高くなる、二度と経験できない可能性があるから
Posted by ブクログ
これまで資産は貯めるに越したことないと思ってた。
でもこの方の通り、死ぬ時に金持ちになっても意味ない。
子供に引き継ぐのも早いに越したことない。自分が37歳だが、60歳で遺産相続しても大勢に影響なし。
若いうちにチャレンジする。お金は追って。
死ぬまでにやりたいことを洗い出して、それを10年スパンで何時ごろするのかを明確にする。そうしないとできない。
資産のピークは45-60にすべき。
これらを通して貯金ばかりしてた自分だが、今の37歳を。子供が5,0歳を。今を生きることをもう少し大事にしたいと思った。
匿名
自分も漠然と貯金してしまっているので、体力があるうちにできることをしようと思いました。本書で取り上げられている方法を、早速実践しようと思います。
ワクワクしました!
実体験を踏まえながらのストーリー展開で、分かりやすく、またなぜそうする必要があるのかも細かく理由が記してありとても読み応えのある本でした。
Posted by ブクログ
自分が貯金せず、やりたいことをして生きてるタイプの人間だからそこまで響かなかった、、
ただタイムバケットの書き方、年取るほど身体的にできること少なくなるから考えて割り振っとこう、やりたいこと早めにやるほど経験値として財産になるから早くやった方がいい、などためになることはいくつかあった!
Posted by ブクログ
0で死ぬためにどうやって日々を過ごしていくか。
【内容メモ】
・貯蓄して、財産を余らせて死ぬのではなく、貯金0で死ぬのが理想形である、というのが前提の考え方。
・同じ経験でも、20代にするのと60代にするのでは、価値が全く異なるため、お金がないからと経験をためらうのはもったいない。
・高い買い物は早めにしないと、価値が薄くなってしまう。
【所感メモ】
・とにかく自分のやりたいことをぼんやりではなく、書き出すことが大事。書いてみると意外と時間がないことに気づく。家族でそれぞれのリストを集約して、今後の人生プランを練るのは非常に有意義だった。
・
Posted by ブクログ
本書を読むタイミングは、大学や社会人1年目など若い段階がよいです。何かやろうとする時に勇気をもらえます。
一度しかない人生の目的が何であるかを考えさせられる内容でした。人生は自ら選択した経験でつくられるため、何も考えない自動運転モードで日々を過ごさないようにします。
Posted by ブクログ
様々なメディアで絶賛と共に紹介されていたので気になって読んだ。
ゼロで死ぬ、という題名の通り、死んだ後に金を残さないように計画的に生きるというテーマで書かれた一冊。
著者曰く、現代は金を稼いで貯蓄しすぎる傾向にあるそう。金を貯め込みすぎず、ちゃんと使って人生を充実させることを説く。こうした主張は著者が初めて提言したわけではなく、以前から言われてきたことであると述べられている。
ゼロで死ぬ、に対する反論として、子孫や家族に資産を残したいとか、仕事が楽しいからとか、貯めること自体が楽しいなどがあるだろうが、それに対する意見がそれぞれきちんと述べられていて納得感がある。
特に、子孫に金を残したいなら死ぬ前に渡せ、という主張にはとても納得した。
私自身、義父から少なくない金銭的な支援をいただいてとても助かっている。感謝しても仕切れないくらい助かっている。義父がこの本を読んだのかはわからないが、この本の主張通りに、財産を生前にいただいている立場からすると非常にありがたい。
自分もいつか、稼いで資産が増えていったら子どもには適切なタイミングで経済的な支援をしたいと思う。
Posted by ブクログ
話題になっているだけあって、読みやすくて面白かった。
若い時は貯蓄よりも経験にお金を使え、と書いてあり、私も同感した。
実際、モノにお金を使うよりも旅行などの経験にお金を使う方が一生の財産になる。一緒に旅行に行った時のことを同行者と話したり、後で写真を見返すこともできる。
若い時でないとできない経験があるということも共感した。年齢を重ねると体力がなくなってくるので楽しめるものが変わってくる。
今しかできないことに注力してお金を使おうと改めて思った。
Posted by ブクログ
お金に対する考え方が大きく変わった。
ただ貯めるのではなく、“限りある人生のどのタイミングで、何に使うと最大の価値になるのか”を考えることが大事だと実感。
特に心に残ったのはこの4つ。
•人生の本当の仕事は「思い出づくり」
•お金は“経験と健康”にこそ投資するべき
•26〜35歳の時間は、お金の価値が最も高い
•稼げるお金と失う時間、そのバランスを見る
Posted by ブクログ
●この本のメッセージはとても単純。「ゼロで死ね」だ。今しかできないことにお金を使う重要性を説く。なぜなら加齢とともにできることが減るからだ。様々な経験、つまり思い出こそが人生の豊かさと考えれば、とても納得のいく主張だと感銘を受けた。
人生の価値は経験
この本は,一つの仮定から始まる。作者は人生は有限であり,一番人生で価値のあるものは喜びの経験であると考えている。もちろんこれを皆が賛成してくれるとは思っていないようだが,もし,この考えに賛成してもらえるのであれば,どうやって喜びの経験を最大化するのか,という話になる。
この喜びを最大化するために必要なパラメータとして,お金,健康,時間,がある。お金と健康は喜びの経験の基礎となり,時間はどんな経験をするかに関係する。たとえば,趣味の時間かもしれないし,子どもと過ごす時間,パートナーとの時間などがある。
また,多くの人はお金の最大化のみに心が奪われていて,人生をお金のために使ったあげく,健康を損なったり,喜びの経験をせずに死んでいく場合が多いことを危惧している。お金は重要ではあるが,それだけに人生を使わず,バランスよく生きるには,という考えを推奨している。
結局,どう生きたいのか,長期的に人生をどうしたいのか,日々の忙しさで忘れてしまう人は多い。私もそのような人の一人だと思う。しかし,ある日突然,経験をしたくてもできない時が来る。一度きりの有限の人生をどう生きるかの一つの考えとして興味深い本だった。
人生観が変わります
私は物心ついた時からずっと「節約、節約」の人生でした。
裕福でもなく、貧乏でもない普通の家庭で育ちましたが、「とにかく将来、楽をするために、不安にならないために」。
でもそれがとてつもなく勿体無い行動だったことを、社会人になってこの本を読んで気付かされました。
大学の時にもっと遊んでおくべきだった、、
旅行しておくべきだった、、
いろんな後悔が湧き出てきます。
でもまだ20代。
いますぐに行動を変えようと思います。
倹約精神が強すぎる方に、ぜひ見てほしい!
Posted by ブクログ
死ぬまでにお金を使いきれ 死ぬ時に相続財産をなるべく残さない方が、本人のためにも遺族のためにもなるという主張。
でも人生100年時代になると言われており、余剰資産がある人なんて一握りなのではないだろうか?
Posted by ブクログ
まだ私若いです。
今読んで本当に良かった。
お金の使い方やお金に対する考え方がガラリと変わりました。
切り詰めるより未来の自分へ投資するべき
この本は毎年1回は読みたい。
Posted by ブクログ
この本は、「人生の思い出作り」という軸がキーになっている。
でも、その思い出は、目の前の一瞬の楽しいを作るのではなく、
長い先の人生を考えながら、「今と将来のバランスを考慮して、適切な判断をくだしなさい」という事だった。その上で思い出作りに全力をささげよということだと解釈した。
そのヒントとなるのが、
・ムダ使いの習慣がついている場合は、その習慣が無ければ、他に何ができたかを頭の片隅に置いておきながら楽しめ
・将来はこれをしたい、あれをしよう、と思ってお金を貯めたとして、人間は年齢を重ねるごとに体力や気力は減っていくため、今しかできないことに投資した方が良いのでは
だったように思う。
なので、ただ単に将来の為に貯蓄するのではなく、お金と時間の使い方を良く考えて『選択』していくが大事だと学べた。
(個人的には、今しかできない経験を!という所で、留学しろ!起業しろ!勉強しろ!とかそういうことを言われるのかと思ったが、そういうことを含んだ「思い出」という点で、変に意識高く行こうぜ!ということではないところが、誰でも読みやすい気がした。)
Posted by ブクログ
あらゆる本や著名人、身近な人だって「若いうちは貯金なんてしなくていい」「運動習慣が大事」って言っている通り、本書もメッセージとしては同じことを言っている。
だけど行動には移せていない自分に気付くいいきっかけになったので、20代の今読んでよかった。
資産のピークとなる45-60歳のときに、老後のお金を確保した上で「お金を使い切る」生活をできるようになっていたい、そのために20-44歳がある、とも思えた。
節約を理由にスーパーをはしごしたりポイントデーを気にしまくったりする、自分の時間の使い方の非効率差を自覚した内容でもあった。
近くの目標達成ばかりに気を取られて、長い人生単位の目標は立てられていないのは事実なので、「死ぬまでに達成・経験したいこと」を書き出して、「どの年代で叶えたい/叶えられそうか」までは考えてもいいかもしれない。
「このクッキーには、そのカロリーを消費するために1時間歩くだけの価値があるか?」
このシンプルな問いが一時の食欲の前だと無意味になってしまう自分を正したいです…
とにかく大それた経験をしよう!という話で終わるかと思ったら、お金がない場合のできる範囲での経験(自治体開催のイベントへの参加、友人と話すなど)も肯定してくれるので日常てきに取り入れやすい。
すべての節約行為を否定するわけではなく、自分にとって価値のある経験をするためなら日常的な節約も意味があるというスタンスも受け入れやすい。
ただ意識として取り入れやすい一方で、全体的にアメリカと日本の経済情勢や社会保障の違いという大前提に依る部分もあって、本書通りの生き方をするのは難しいと思った。
恥ずかしながら知らなかった「長寿年金」についても、早期リタイアを目指すアメリカの文化と比べて、働ける限り働くのが当たり前になってしまった日本では普及していないどころか「トンチキ年金」と呼ばれているようだし。
アメリカでは年金制度が「すべての人に」とはなっていない分個人保有資産が日本より多く、自分で運用するという意識が当たり前にある。
一方で日本は不十分とはいえ年金は必ず受け取れるもので、退職金もアメリカより潤沢だから個人による資産運用が後回しになってる。
「老後2000万発言」が示すように、今の日本の経済状況じゃ「90歳まで生きられるお金があれば十分」ではなく、そのお金すら退職時には見立てが立たないのが現状だから、アメリカのように個人運用のハードルを下げていかなければいけないと思った(もちろん自分も含め)。
募金に関する話題が多かったのもチャリティー文化が強いアメリカならではだなあと思った。
そして洋書あるあるに漏れず、本筋とはいえ同じ内容を至るところで繰り返すという流れではあった。
具体的な老後に必要なお金の計算などの部分はさすがに早すぎるので飛ばし読み。
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●メインメッセージ
・人生で一番大切な仕事は「思い出づくり」
→「人生が1時間だとしたら」という詩を思い出しました、ぜひみんなに知って欲しい詩
・できる限り人生を充実させるにはどうすればよいか
・人生の喜びを最大化するための方法を探す
・今しかできないことに金を使う。そのために、「自分が何をすれば幸せになるかを知り、その経験に惜しまず金を使う」
・リスクを取るだけのメリットがある金の使い方をする
・金から価値を引き出す能力は、年齢とともに低下していく。経験から価値を引き出しやすい年代に、貯蓄をおさえて金を多めに使う。
・金の価値を最大化できる年齢は26〜35歳。中年期には金で時間を買う。
・「金額」を目標にすると、達成する度どんどん目標額が移動していく
・資産が増えるにつれてゴールポストは動き続ける
●お金を使うこと、楽しみの先延ばしについて
慈善団体への寄付こそ生前早い方がいい
→自身の生活はある程度保証されていることは前提として、貯金の目的やモチベーションにもよるけどすごく納得した。溜め込んで一気に寄付するより少しずつでも早いうちに寄付して、「今」生活に苦しむ人に使ってもらう方がいいに決まってる。
家具が痛まないようにビニール被せて使うことは理解できない、まさに「喜びを味わう機会を、意味もなく延期すること」である。
→個人的に首を縦に振りたい。自分の親もテレビにいつまでもビニールカバーをつけているタイプで、ずっとそれが疑問だったので。
「相続するのが遅すぎる」
→相続税で持っていかれちゃうしね。生命保険は別として、子どもからすると死ぬ時に受け取る=死を待つようにも思えちゃうし、実際そのために起こるのが保険金殺人だから。
●その他
「学校生活や旅行とは違い、私たちの人生のさまざまな段階は、はっきりとした合図もなく始まり、終わることが多い」
「高額な終末医療に備えて多額の貯金をするのは大多数の人にとって現実的では無い」〜「普通の人が貯められる額では歯が立たない」
「郵便局が常に職員を募集していて、安定した収入をえられるのなら、他のすべてが失敗した時に就職すればいい」
→安定だからという理由だけで、最初から安定を選ぶ意義はない。
Posted by ブクログ
ある程度金がある人に意味がある内容が多い
配当が出る記憶をたくさん作りたいと感じた
いつもはいつまでも続かない、忘れがちなので、今やれることは今やること
Posted by ブクログ
koona.62
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ついつい現在の豊かさより将来の豊かさを大切にしてしまう私たち現代人。
いまだこの本が多くの書店で平積みされているのを見ると、現代のリアルな悩みに触れているような気がしてドキッとします。
農耕が根付いてからというもの、将来に向けて備蓄する行動は太古の昔からあったはずです。とはいえ、備蓄場所や消費期限の問題もあり、おそらく1〜2年ぐらいの将来を見据えていたにすぎないと想像します。
その点、現代の「お金」は場所も取らないし腐りもしない。将来への不安も無限に募ります。
マネープランにキャリアプランにライフプラン。
もうすでに私たちはナントカプランに神経をすり減らしているのだと思います。
人生が有限であることをシンプルに何度も訴えてくれる本書。これを読めば流石に気持ちが揺さぶられるでしょう。
少しでも「DIE WITH ZERO」を実現するために、私は本を積むことをオススメします笑