作品一覧 2024/03/26更新 いい子に育てると犯罪者になります 試し読み フォロー 凶悪犯罪者こそ更生します 試し読み フォロー 反省させると犯罪者になります 試し読み フォロー 若い頃より良く見える眼を手に入れる リフラクティブ白内障手術 試し読み フォロー 1~4件目 / 4件<<<1・・・・・・・・・>>> 岡本茂樹の作品をすべて見る
ユーザーレビュー いい子に育てると犯罪者になります 岡本茂樹 罰を与えると人は悪くなる。愛を与えると人は良くなる。人は、人によって傷つけられる。だから、人は、人によってしか傷は癒やされない。 どんなことがあってもお父さんは君の味方だから。 結局、自信というのは、弱さや弱点や幼さを持っていても、こんな自分でもいいんだと思えること。 自分は自分でいいんだと思えるこ...続きを読むと。 Posted by ブクログ いい子に育てると犯罪者になります 岡本茂樹 あくまで新書なので、参考程度に…と思って手に取った本。Twitterで流れてきて衝撃的だったので… いや、よかった。最後の項目チェックで悲鳴あげるかと思うほど当てはまっており、自分の中にもあったわだかまりがほどよく解れた。子どもに対する接し方のとてもいい指標を教えてもらえた気がする。筆者の方の遺稿か...続きを読むら出版されたということ。とても優しい方だったろうと推測できる。ご冥福をお祈りします。 Posted by ブクログ 反省させると犯罪者になります 岡本茂樹 子育て世代、誰かを指導する立場にある人すべてに読んで欲しい良書でした。 ありのままの自分を愛する大切さ 人に頼ることの大切さ これを実現するためのノウハウを具体例をたくさん挙げ解説しています。 【すぐ取り入れたい事】 ⭐︎子どもの前で夫婦喧嘩をしない ⭐︎自分を受け入れてもらったら「ありがとう...続きを読む、嬉しい」と言葉に出す。当たり前と思うことをやってくれただけでもOK! 例「今日も元気に起きてくれて嬉しい!」 ⭐︎逆に受け入れて貰えなかった時は「悲しい、寂しい」と言う。ブチギレない。 例「一体何回デートに遅刻するんじゃ!このボケカスが‼︎社会人としてあり得んやろ‼︎」ではなく、「デートに遅刻されて悲しいわ。」と言う。 【新しい観点を得た点】 ⭐︎被害者感情をコンコンと伝えたところで心に響かない。→思い返せば道徳の授業、免許更新のビデオで人生変わった!という衝撃を受けたことはない。 ⭐︎負の感情を吐き出し尽くすところが反省への第一歩。他責の感情100%でOK。 ⭐︎なぜ問題行動をしなければならなかったのか、その理由、背景を順々に深掘りする。 ⭐︎自分を受け入れる(認める、愛する)事ができて、初めて他者視点の感情を考え始める事ができる。 【犯罪に焦点をあてて新しい観点を得た点】 ⭐︎罪への罰が量刑なのであり、「反省」したら減刑になるのはおかしい。刑罰は刑罰として受け入れる必要があり、反省とは区別して考える必要がある。 ⭐︎逆説的ではあるが、真に反省し幸せになることが、被害者への罪の意識を更に深めることになる。 Posted by ブクログ 反省させると犯罪者になります 岡本茂樹 感情の抑圧は犯罪につながる可能性がある。 反省は形だけが多いという事実に納得もした。 やはり、自分の心を知ることが大切。 問題行動はチャンスという見方ができる。 必ず問題行動には理由があるから。心の中の問題に気づけるチャンス。 反省させるのではなく、耳を傾けるが重要。 プライドの高い子ほど自分が...続きを読む弱いと感じている部分を言えない。だからこそ言ってくれたときは、そのままを受け止める。 まず最初に反省や罰を与えるのではなく、気持ちに寄り添うことが大切。 犯罪者だけではなく、これはみんなに言えること。 自分の内面と向き合う機会を奪ってはいけない。問題行動こそが、自分の心と向き合うチャンス。 子供に対して、周りの人に迷惑だから、と言って叱るのは考えた方が良い。 なんでもかんでも当てはまるわけではないが、やめてほしい行動の奥には、子供の寂しさやストレスが隠れているかもしれない。 「自分から相手へ」の順番が大切。 自分を丸ごと受け止めてもらえたという実感があって初めて相手へと意識がむかう。 (真の反省はここから) どんな場合でもその時何が言って欲しかったのか?何をして欲しかったのか? を想像して、 言葉や行動で過去の自分ができなかったことを今の自分がリアルに想像してあげることで過去の記憶の書き換えを行う。 そこで悩みを成仏させる。 愛情不足で育った子供は歪んだ価値観を形成し、その歪んだ価値観を疑うことなく、信じて、自分を守るために罪を犯すこともある。 その時は表面的にうまくいっていても、 心の奥底にある感情が満たされない限り、 心から安らげる感覚というのは得られない。 親が問題の場合、今の年老いた、親を想像するのではなく、昔の親、昔の自分を想像する。 「本当はどうして欲しかったのか」と言う問いを頭で想像するだけではなく、紙に書く、相手に言っていることをイメージして、書くことで思いが成仏する。 子供と親でも横のつながりを意識することが大切。 正論は間違っていないからこそ子供は何も言えなくなる。 それが心を閉ざしてしまう原因になる。 親のせいで歪んだ価値観を形成してしまったとしても親を責めるのは違う。 なぜなら親もそう言った価値観を植え付けられて育っているから。 大切なのはそこに気づくことから。そこが初めの一歩になる。 この順番が大切。 親がいいそうなことを想像していってもらい、その後に出た答えに対して、 質問力によって、自己開示の度合いが変わってくる。 質問者のスキルが問われる。 その後、ホントはどうして欲しかったのか?と言う流れまでがセットで、大切な向き合い方。 問題行動があった時、本人に「今回のことを良い機会にしたい」と言う前置きを置き、 受容的姿勢でいることを伝えることが大切。 問題行動でなくても、 本当はどうして欲しかった?と言う問いは有効かもしれない。 否定的感情がダメなものだと言う認識を外してあげて、とにかく不満やお願いなど含めて自己開示してもらえることが大切。 本人にも気づいていない「何か」を気づかせる声かけや質問がとにかく大切。 寄り添う人は、たくさんの適した質問を用意しておき、 そしてそれらの書かれたものから読み取る力が必要。 表面的に書かれているものであれば、どの質問にすればいいのかなど、判断がとても難しい。 誤りを正すのではなくて、寄り添い、共に考え、立ち直ることを援助していくこと。 全ての人に対して、大切な向き合い方を学ぶことができた。 Posted by ブクログ 反省させると犯罪者になります 岡本茂樹 中々の良書。 何か悪いことをした時、反省させる文化が日本にはあるが、それは社会を満足させる詭弁に過ぎず、問題の本質的な解決にはならない。 犯罪者だけでなく、教育、経営にも当てはまる内容であった。 人の本質的なことが書かれている。 反省させることが再発防止だと考えている人には、是非読んでほしい。 Posted by ブクログ 岡本茂樹のレビューをもっと見る