岡本茂樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
心が痛くてなかなか先に読み進めることが出来なかったです。
「プリズンサークル」で語り合った犯罪の遠因は皆子ども時代にあったんですよね。
自分の力になってくれなかった親や環境に文句を言い、幼児の自分を労わってあげることで自分の心が解放され人間らしく生きていけるようになるんですよね。
我が子も生きづらさを抱えています。
私自身の幼少期を振り返ることはまだ出来ていませんが、幼き日の我が子に与えたダメージに気づき、申し訳なくてたまりません。
これが遺作とあとがきで知りとても残念に思いました。
遡って先生の本を読んで勉強します。
「そんなことしていると牢屋に入れられるよ」という脅しを連想させるこの本のタイトルは塀の中の人にも外の人にも変わらず接した筆者先生の想いとはそぐわないと感じました。 -
問題人物との向き合い方
愚痴になるけど
SNSで
問題行動•発言する人に関する話題が出てて
その内容は案の上、皮肉や非難、突き放す対応が正解的なコメントばかりだった
私は「そういう者達だって生い立ちや心情に何か抱えててケアが必要かもしれないから「貴方は何か辛いことを抱えてますか?」的な声掛けして欲しい。余裕がある時で良いので」
と言ったら
「そんな人にそこまで施しする必要ない」
「私達は素人でカウンセラーじゃない」
「自分の機嫌は自分で取って貰うか専門家に聞いて貰いましょう」
「自衛で排除する」
「依存されたら面倒」
と、結局冷たくあしらうのが正解的な返答ばかりで悲しかった…
「貴方は何か辛いことを抱えてますか?」的な声掛けぐらい、専門家ではなく素人でも出来る筈なのに、それすらやってくれる人がいない…
「自分の機嫌は自分で取る」も結局、「自己解決しろ」と他人を冷たく突き放す言い方だし(それがすんなり出来る人ならともかく、そうじゃない人にまで自己解決促すのは…)
問題人物でも分け隔てなく向き合ってくれる岡本茂樹先生が有り難く思えます
結局、周りからしたら問題行動起こす人は「面倒な人」「厄介な人」としか思ってくれないのかと悲しい気分になりました
過干渉ばかり批判されがちだけど、「突き放す」ことも
別ベクトルで問題あるような… -
Posted by ブクログ
無意識に親から刷り込まれた価値観。それに気付けず、子供に苦しい思いをさせてしまっている親はたくさんいるだろうと思う。私もその1人。
犯罪者は被害者だと私は思っていたが、この本を読んで改めてそう感じた。
犯罪を起こす前に、なにかしらでSOSを出していたはずだ。それに気付けるのは身近にいる人、特に親だと思う。
誰からも受け入れてもらえず、愛情が分からず。孤独がなければ犯罪しようなんて思わないんじゃないか、助けてと言えたら犯罪に手を染める前に助けを求めれたのではないか。
だけどそこまできてしまうとこちらが頑張っても簡単に救ってあげることができない。
もう一度読みたいと思った本でした。 -
Posted by ブクログ
我が子がしょうもないウソばっかりつくのでこのままだとオオカミ少年どころか犯罪者になるのでは?と不安に思っていたときにタイトルをみて読もうと思い手にした本。
犯罪者を本当の意味で更生させるには反省をさせてはいけない、という内容。
我が子がウソを言ってると気づいたらすぐに指摘して叱ったり反省を促していたけれど、全然効果がないどころかウソが巧妙になってきてると思ってました!我が子の問題行動は私の幼少期の問題かもしれない?という問題は世代間に引き継がれている構造があるかもしれないと考えさせられます。
子どもは愛情一杯に育ててあげたいと思います。子ども時代を子どもらしく過ごせるように子どもの言い分を聴く、親自身の幼少期を振り返る、抑圧されていた感情を解放することをまず親子でやってみたいと思います。 -
Posted by ブクログ
子育て世代、誰かを指導する立場にある人すべてに読んで欲しい良書でした。
ありのままの自分を愛する大切さ
人に頼ることの大切さ
これを実現するためのノウハウを具体例をたくさん挙げ解説しています。
【すぐ取り入れたい事】
⭐︎子どもの前で夫婦喧嘩をしない
⭐︎自分を受け入れてもらったら「ありがとう、嬉しい」と言葉に出す。当たり前と思うことをやってくれただけでもOK!
例「今日も元気に起きてくれて嬉しい!」
⭐︎逆に受け入れて貰えなかった時は「悲しい、寂しい」と言う。ブチギレない。
例「一体何回デートに遅刻するんじゃ!このボケカスが‼︎社会人としてあり得んやろ‼︎」ではなく、「デートに遅刻されて悲しいわ。」と言う。
【新しい観点を得た点】
⭐︎被害者感情をコンコンと伝えたところで心に響かない。→思い返せば道徳の授業、免許更新のビデオで人生変わった!という衝撃を受けたことはない。
⭐︎負の感情を吐き出し尽くすところが反省への第一歩。他責の感情100%でOK。
⭐︎なぜ問題行動をしなければならなかったのか、その理由、背景を順々に深掘りする。
⭐︎自分を受け入れる(認める、愛する)事ができて、初めて他者視点の感情を考え始める事ができる。
【犯罪に焦点をあてて新しい観点を得た点】
⭐︎罪への罰が量刑なのであり、「反省」したら減刑になるのはおかしい。刑罰は刑罰として受け入れる必要があり、反省とは区別して考える必要がある。
⭐︎逆説的ではあるが、真に反省し幸せになることが、被害者への罪の意識を更に深めることになる。 -
Posted by ブクログ
感情の抑圧は犯罪につながる可能性がある。
反省は形だけが多いという事実に納得もした。
やはり、自分の心を知ることが大切。
問題行動はチャンスという見方ができる。
必ず問題行動には理由があるから。心の中の問題に気づけるチャンス。
反省させるのではなく、耳を傾けるが重要。
プライドの高い子ほど自分が弱いと感じている部分を言えない。だからこそ言ってくれたときは、そのままを受け止める。
まず最初に反省や罰を与えるのではなく、気持ちに寄り添うことが大切。
犯罪者だけではなく、これはみんなに言えること。
自分の内面と向き合う機会を奪ってはいけない。問題行動こそが、自分の心と向き合うチャンス。
子供に対して、周りの人に迷惑だから、と言って叱るのは考えた方が良い。
なんでもかんでも当てはまるわけではないが、やめてほしい行動の奥には、子供の寂しさやストレスが隠れているかもしれない。
「自分から相手へ」の順番が大切。
自分を丸ごと受け止めてもらえたという実感があって初めて相手へと意識がむかう。
(真の反省はここから)
どんな場合でもその時何が言って欲しかったのか?何をして欲しかったのか?
を想像して、
言葉や行動で過去の自分ができなかったことを今の自分がリアルに想像してあげることで過去の記憶の書き換えを行う。
そこで悩みを成仏させる。
愛情不足で育った子供は歪んだ価値観を形成し、その歪んだ価値観を疑うことなく、信じて、自分を守るために罪を犯すこともある。
その時は表面的にうまくいっていても、
心の奥底にある感情が満たされない限り、
心から安らげる感覚というのは得られない。
親が問題の場合、今の年老いた、親を想像するのではなく、昔の親、昔の自分を想像する。
「本当はどうして欲しかったのか」と言う問いを頭で想像するだけではなく、紙に書く、相手に言っていることをイメージして、書くことで思いが成仏する。
子供と親でも横のつながりを意識することが大切。
正論は間違っていないからこそ子供は何も言えなくなる。
それが心を閉ざしてしまう原因になる。
親のせいで歪んだ価値観を形成してしまったとしても親を責めるのは違う。
なぜなら親もそう言った価値観を植え付けられて育っているから。
大切なのはそこに気づくことから。そこが初めの一歩になる。
この順番が大切。
親がいいそうなことを想像していってもらい、その後に出た答えに対して、
質問力によって、自己開示の度合いが変わってくる。
質問者のスキルが問われる。
その後、ホントはどうして欲しかったのか?と言う流れまでがセットで、大切な向き合い方。
問題行動があった時、本人に「今回のことを良い機会にしたい」と言う前置きを置き、
受容的姿勢でいることを伝えることが大切。
問題行動でなくても、
本当はどうして欲しかった?と言う問いは有効かもしれない。
否定的感情がダメなものだと言う認識を外してあげて、とにかく不満やお願いなど含めて自己開示してもらえることが大切。
本人にも気づいていない「何か」を気づかせる声かけや質問がとにかく大切。
寄り添う人は、たくさんの適した質問を用意しておき、
そしてそれらの書かれたものから読み取る力が必要。
表面的に書かれているものであれば、どの質問にすればいいのかなど、判断がとても難しい。
誤りを正すのではなくて、寄り添い、共に考え、立ち直ることを援助していくこと。
全ての人に対して、大切な向き合い方を学ぶことができた。