岡本茂樹のレビュー一覧

  • いい子に育てると犯罪者になります

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    反省させると犯罪者になりますを読んでこちらも読んでみたいと思った本。
    のりピーの話はちょっとくどいと感じたけれど、子どもの前に親が自分自身を受け入れる、日頃からありがとうや嬉しいという気持ちを子どもに伝えることで子どもが他人といい関係を築くことができるということがわかりやすく書いてあります。
    子どもとの関わりだけでなく社会に出て他人と関わるベースになることだと思ったので、子育てや学校の教育に関わっている人だけでなく色んな業界の人に読まれると良い本だと思います。

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    2025年07月02日
  • 反省させると犯罪者になります

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    反省させられると、反省するフリだけが上手くなる。犯罪を犯したことはないが、心理は、自分の身にも覚えがある。本音を伝えられない、抑圧しなければならない状況は、人を壊す。

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    2025年04月06日
  • 反省させると犯罪者になります

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    被害者視点ではなく加害者視点から入るというのはある種のパラダイムシフトではなかろうか。
    反省文を書かせるというのは業務の中でもあるのだが,まず自分の気持ちを吐き出させることからというのは意識したい。松本先生の言う「困った人は困っている人」という話でもある。
    しかし,著者の取組は砂漠にじょうろで水を撒くようなもので,それをボランティアで長年継続しているのは尊敬しかない。つい制度を抜本的に改変するしかないと思ってしまうが,現状の中で少しでも自分のできることを続けることで少しずつ前進するというやり方もある(というか一般的な個人はそれしかできない)。

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    2025年02月23日
  • 反省させると犯罪者になります

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    面白かった。叱る依存の本で引用されてたので読んでみた。「反省させると犯罪者になる」ってのは流石に過激だけど、確かに反省文を書かせる事は問題を起こした側にはなんのプラスにもならないってのはそうだな。これはやはり処罰感情の充足が目的なんだな。反省をさせるよりは問題行動を取る理由や何を迷惑に思っているのか、つまりなにが嫌でその行為に至ったのかを考えさせる方が大事、と書かれててこれは参考になった。それと弱さを認められる人は人に頼れる人だって話もあって、これは愛着がどう形成されるかの問題にも関わるなぁと思った。中にあった犯罪者とは最も我慢を強いられてきた人たちである、もっとも抑圧されてきた人たちである、

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    2024年10月30日
  • いい子に育てると犯罪者になります

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    ここ最近の論調は、子どもの問題行動について安易に「発達障がい」という言葉を使い過ぎていると
    この本を読んで気付きました。

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    2024年10月13日
  • 反省させると犯罪者になります

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    相手の行動について、勝手な決めつけや、思い込みはよくないと思った。忙しい社会の中でも、相手に受容的になり、また、自分自身も良い大人だからと思わずに子供っぽさも出しつつ『ありのままの自分で関われたら良いと思った。

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    2024年09月06日
  • いい子に育てると犯罪者になります

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    愛情を注ぐこと、優しさで包むこと、子どもの前でも全力で感情表現をすること、嘘をついたらなぜ嘘をつかせてしまったのか考えること、子育てに悩んだらまた読みたい。

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    2024年08月11日
  • 反省させると犯罪者になります

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    人を傷つけてしまうのは、自分も傷ついているから。
    加害者は、被害者への恨みの言葉が出る。
    あいつのせいで刑務所にいる、等。
    加害者は、本心を語らず上べだけの反省の態度を取る。
    刑務所から早く出たい、減刑されたい、等。
    反省する心持ちにするために、まずは負の感情を吐き出させることが大事。

    面白かった。
    加害者がなぜ加害者になってしまったのか?
    反省したはずなのに加害者がなぜ再犯をしてしまうのか?
    本当は自身が反省することが大切なはずなのに、他人に反省させられてることがいけないってことなのかな。
    すごく本質的なことを書かれてると思いました。

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    2023年09月11日
  • 反省させると犯罪者になります

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    ★★★★
    今月5冊目。
    勉強になった。かなりセンセーショナルなタイトルだけど、いきなり何かやってしまった人間に、なぜ起きたのかを考える事なくいきなり反省させようとしても無駄だという事。
    まずは傾聴からロールレタリングなどで突き詰めていき最後は内発的に真剣に反省できたら更生。
    我が子にこの関わり方は通じるのだろうか。

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    2023年04月13日
  • 反省させると犯罪者になります

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    問題行動があったらその背景を一緒に考える
    反省させても意味ない
    問題を起こしたことは子どもの将来のためにしたいと
    思ってたことを自由に話してと
    子供が本音を話してるときに正論で言ってもだめ
    開きかけた心を閉ざす
    本当に親に言いたいことを書いてもらう
    更正は更に生きるつまり立ち直ることで、誤りを正すではない

    ありがとう嬉しいをいう
    言えない人は甘えられない人
    怒りの感情には自分を受け入れてもらっていない愛されていないという悲しい感情がある
    子どもの部分を大事に
    ありのままの自分を出せる人こ強い人
    感情に素直な人
    家庭でもありのままが出せる場を

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    2023年02月18日
  • いい子に育てると犯罪者になります

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    ネタバレ

    二人の子供を子育てしているが、大いに反省させられた。最近の教育では自己肯定感を育てることを重視する風潮があるように思うが、それがいかに大切かを実例をもって詳しく説明されていた。

    ・抑圧された時、辛い時に子供はいい子になろうとする。それが限界を迎えると爆発して問題行動を起こす。
    ・子供に嘘をつくなと言ってはいけない。人間は嘘をつく生き物。小さい嘘を禁止されると、いつか大きな嘘をついて問題行動を起こす。
    ・過度な期待を浴びせることも重荷になる。ありのままのその子でいいよ、というメッセージを伝えてあげることが大切。兄弟や周りの友達と比べない。
    ・人は自分がしてもらったことを自然と人にして返すように

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    2022年10月25日
  • 反省させると犯罪者になります

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    価値観が変わりました
    まず反省とは短絡的で根本的解決にならない
    でも、悪いことをしたらごめんなさい、でしょといっていました
    相手を、思いやる気持ちは忘れずに
    自尊心ではなく思いやりを大切に

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    2022年09月16日
  • いい子に育てると犯罪者になります

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    ネタバレ

    色々考えさせられる本です。
    私の子育て、大丈夫だったのかな?

    「いい子に育てると…」
    私は、比較的いい子に育ったタイプです。
    自分の子どもの頃を振り返りたくなりました。

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    2022年08月13日
  • 反省させると犯罪者になります

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    ケーキの切れない非行少年たちを読んだ後にオススメに出てきたため読んだ。
    衝撃的なタイトルなのでどういった内容なのかと思ったが、個人的には納得できる点が多かった。
    自分も少年の頃に悪いことをした事があるが、形だけの反省をしていたなと。
    今も仕事でミスをした際に、一番最初に浮かぶのは「どう謝って許してもらおうか」「面倒なことになったな」
    と考えるし、逆にミスをされた時は「ミスをしたくせに反省の態度が見られないな」と苛ついたりもする。

    しかし、この本によると反省というのは基本は形だけであり、罪を償うという事には結びつかない。
    本音を話して初めて自分が取ってしまった行動に結びつけて自己分析ができ、

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    2022年05月30日
  • 反省させると犯罪者になります

    購入済み

    犯罪者の処遇についての異論

    非行を犯した少年や刑務所の収監者などに反省文を書かせることが行われているが、これは効果が無いだけでなく「危険」であると。ここまではタイトルから想像したとおりの内容だけれども、では代わりにどうすればいいのかというところに取り組んでいる。実践を重ねている著者の話には一定の説得力があるように思う。中で、美達大和「死刑絶対肯定論」への言及があり、興味深い。

    #タメになる #深い

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    2022年04月22日
  • いい子に育てると犯罪者になります

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    前に読んだ「ケーキの切れない非行少年たち」の本に出てきて気になっていた1冊。
    もう著者が亡くなってることに驚き…。

    全ての原点は幼少期にある、という考えと
    子どもにはあるがままの自分でいい、どんなあなたでもいいと伝えることが本当に大事なこと、という点に非常に納得。
    厳しいしつけは抑圧にしかならない。少年を教育すべき少年院でも私語禁止のようなルールがあることが本当に悔しい。職員不足とかそういう現場の事情があるんだろうけれども、
    それで再犯して新たな被害者に結び付くことほど悲しいことはない。
    改めて自分の幼少期にも向き合ってみようと思えた一冊。

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    2021年12月30日
  • いい子に育てると犯罪者になります

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    目からウロコの一冊。親になったとき、自分を見つめ直したいとき、過去を振り返りたいとき、この本をまた手に取りたい。

    自身に少なからずいびつさを感じながらも、振り返ると自分はいい子だったと振り返る人こそ一読すべき一冊だと思う。
    以下、回想。
    自分は絵に描いたような「いい子」だった。しかし同時に自分の心を守るためなら人を傷付けてもかまわないと思う側面があった。私の心は傷付くことを恐れ、人の怒りに相当敏感だった。
    この方の授業を受けて感想文を書いたらきっと冒頭で紹介されるような生徒だったろう。
    親のせいとは思わない。でも、私の危険の芽に、親は気が付かなかった。気が付いたら向き合ってくれたのかもしれ

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    2021年11月12日
  • 反省させると犯罪者になります

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    ネタバレ

    この作者が言いたいことは問題行動をした時に“反省をさせてはいけない”ではなく、第一に問題行動をした理由(主に幼い頃からの親からの抑圧、気持ちを受け止めて欲しかった等)を追究し、加害者の抑えてた気持ちを吐き出させた後に被害者(迷惑をかけた相手)の気持ちに思考を巡らせて反省ができるようになるって事だと思います。筆者の受刑者との講義の経験談もあって分かりやすかったです。

    私は児童養護施設の職員として働いていますが、現場の子どもたちと重なるケース(問題行動)もいくつかあって勉強になりました。ただ問題はそれに向き合うためにその子との個別の関わり、時間をかけて丁寧な支援が必要というのが課題だと思いました

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    2021年09月26日
  • いい子に育てると犯罪者になります

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    もっと早くこの本と出会っていたら。
    メンタル不調の時に出会っていたら。

    多くの救いと、前に進む勇気をいただけました。

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    2021年07月03日
  • 反省させると犯罪者になります

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    ネタバレ

    すごく新鮮で、教育にも大いに参考になる内容であった。
    受刑者更生支援者としての経験をもとに、悪い行いに対してすぐに反省させることへの警鐘を鳴らしている。

    ・悪い行いをしたときは、まずは「加害者のこと(心情・背景・経緯など)」について考える。その後、被害者のことを考え主体的に反省できるように支援する。
    ・しっかりした人が良いという子育てをすることで、しっかりしていない人を見て嫌悪感を抱くようになる。
    ・怒っても、何もよくならない。
    ・人を頼ること、繋がることが、まっすぐ生きるためのポイント。

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    2021年06月19日