【感想・ネタバレ】考察する若者たちのレビュー

あらすじ

なぜ映画を観たあとすぐに考察動画を見たくなるのか? 映画やドラマ、漫画の解釈を解説する考察記事・動画が流行している。昭和・平成の時代はエンタメ作品が「批評」されたが、令和のいまは解釈の“正解”を当てにいく「考察」が人気だ。その変化の背景には、若者を中心に、ただ作品を楽しむだけではなく、考察して“答え”を得ることで「報われたい」という思考がある。30万部超『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』著者が令和日本の深層を読み解く! 「平成」と「令和」で何が変わったのか? ●「批評」から「考察」へ 正解のない解釈→作者の意図を当てるゲーム ●「萌え」から「推し」へ 好きという欲求→応援したい理想 ●「やりがい」から「成長」へ 充実しているという感情→安定のための手段 ●「ググる」から「ジピる」へ 複数の選択肢から選ぶ→AIが提示する唯一の解 ■目次 まえがき――若者が考察動画を検索する理由 第1章:批評から考察へ――『あなたの番です』『変な家』『君たちはどう生きるか』 第2章:萌えから推しへ――『【推しの子】』『アイドル』『絶対アイドル辞めないで』 第3章:ループものから転生ものへ――『転生したらスライムだった件』『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』 第4章:自己啓発から陰謀論へ――堀江貴文『多動力』、ひろゆき『1%の努力』 第5章:やりがいから成長へ――『ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ』『働きマン』 第6章:メディアからプラットフォームへ――『スマホ脳』『一般意志2.0』 第7章:ヒエラルキーから界隈へ――『スキップとローファー』『違国日記』 第8章:ググるからジピるへ――ChatGPT、『NEXUS』『わたしを離さないで』 第9章:自分らしさから生きづらさへ――『世界に一つだけの花』、『世界99』、MBTI 終章:最適化に抗う――そして『スキップとローファー』『ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ』 あとがき――やりたいことや自分だけの感想を見つけるコツ 参考文献――「考察の時代」を理解するための本

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Posted by ブクログ

報酬を得たいという考え方もできるが、そもそも考察を欲するのは通常通り摂取したそのストーリーにプラスして更なる興奮を自分で調べて追加することでタイパが高まる感覚を求めていることが理由だと思う。

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2025年12月29日

Posted by ブクログ

非常に読みやすい文章で、内容も面白く、ぐっと引き込まれました。気づいたら読み終わっていました。
本書での三宅さんの意見には「確かにな〜」と思わされる部分が多く、どのように日々の経験・知見を積み重ねていけば、三宅さんみたいに多角的な視点から物事を思考できるようになるのかなと思いました。私も読書を通して、そういう力を身につけていきたいものです。
また、本書を通じて日々の自分を振り返り、自分も結構"正解"を求めがちかも…とドキッととしました。いわゆる"正解"に縋る生き方は確かに楽だけど、人生の豊かさを考えるなら、周囲に流されず自分軸を持つことや、多様性を受け入れることって大事だよねと再認識させてもらいました。自分の心と向き合って、自分の意見や気持ちをスピークアップするのは怖い部分もあるけど、恐れずにトライしていきたいです。

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2025年12月28日

Posted by ブクログ

2025/12/28
三宅香帆さんの本はずっと読んでいて、今回もようやく読むことができました。
インターネットやSNSとの我々の関わり方の変遷から、批評の文化から考察の文化へとコンテンツの中身が変わってきていること、その要因や、今後の我々の関わり方などを世代論なども交えながら分かりやすく解説してくれています。
自分自身がこれまで取っていた行動や見てきたもの(SNSとか動画とか)についてもズバリで言い当てている節もあり、「確かにあるある」と共感できることも多かったです。
最終的に著者が言いたいことは、今、沢山あるコンテンツに我々がどのように触れるのか、どのようにして触れるきっかけができるのかと言うことを論じつつも最後の章に詰まっていると感じました。
特に世代を分けて以前と以後で批判するでもなく、同じ立場…のような視点で語られていることが多い印象です。それが読みやすいなと感じた部分なのかも知れません!

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2025年12月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

映画を観た後や、本を読んだ後に実際私も自分が感じた感想で合っているのか不安になってほかの人の感想を検索したり、作者が伝えたい事は何かと考察動画を見ていたのですが、やはりそこには「正解でなければいけない」、「他の人と同じでなければいけないのではないか」と感じてしまうところからきているし、本書でも触れられている、「世界99」の空子のように周囲に合わせてキャラを最適化させていた方が衝突が少なく、楽に生きられるのではないかという考えから自分の考えではなく正解をもとめてしまう。
ただそれは本当の「自分らしさ」ではない。
本書は自分が好きなこと、知りたい事、感じたことはたとえそれが間違いでもほかの人と違っていてもいいから大切にしよう。それこそが人として生きる意味だと改めて気づかせるような内容でした。
これから様々な作品に触れていくうえで、とても大切な一冊になりました。

先日、著者の三宅香帆さんのサイン会に行かせていただいたのですが、一人一人に丁寧にご対応されているのを見て、著者ご本人も好きになりました。

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2025年12月25日

Posted by ブクログ

最近、会社の離職率が高まり、若者は何を考えているのか知りたいと思い読みました。

内容は、マンガや小説を参考例として令和の流行の要因をわかりやすく説明されています。

出てくるマンガや小説は知らないもがあっても最後まで読み切れるくらいの触りですのでご安心ください。

ChatGPTが出てきてから、世界は変わったと言われ、身近にもチャッピーと口にするようになってきました。
使っている人に聞くと、相談相手になってもらっているや投資の資料探しに使っているなど様々です。

ChatGPTを使い答えを出すことは、アルゴリズムが答えを出してくれるので最適解が得られます。
仕事では、それでも良いかと思います。
新製品を作るには向かない気がしますが…

プライベートで最適解を選び続けていくと人はどうなるのか?独自性を排他し、ファッションでいえば、みんなユニクロとなってしまう。

それが、楽しい、良いと思えるのならば構わないが、最適解のみの人生は面白みに掛けている気がします。

自分で選ぶ欲しいものを買い、食べたいものを食べるパッション(欲)に従う人生が、私は好きです。

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2025年12月21日

Posted by ブクログ

正解が欲しいのはとてもわかるけど、人生の正解だけは探すんじゃねぇぞ!って思った。

人生に一般的な意味なんてないのだから、自分で解釈して意味づけをしていく必要がある(というのが私の考え)。

正解(らしいもの)が簡単に手に入るAI時代のいま、改めて自分で時間をかけて悩み考え、周りに合わせずに自分らしく生きていくことが大切だよなと。

とても共感できる一冊でした。

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2025年12月20日

Posted by ブクログ

ちょうど20代前半の大学生なのでウンウンと頷きながら読みました。
私も本や大学を通してやりたいことが見つかったのでこの本に出会えたことも良かったです。

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2025年12月20日

Posted by ブクログ

若い子の捉え方は私には理解しにくく、なんで?と思うことが多い。それらを丁寧に紐解いてくれる内容。理解しようとすると自分との違いを感じて寂しくなるけど、納得もした。で、結局どうするかって話は私も同感で、満足する一冊だった。私は生きるって楽しいと思った。

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2025年12月16日

Posted by ブクログ

好きを言語化する技術 にも通じるが、自分の感想を大事にしよう、と思える1冊。

最適化のスピードが進む現代において、ついついアルゴリズムによって自分というものが作られてしまう。報われ消費と呼ばれる、時間・コストパフォーマンスがよい最適解を求めてしまう。

それは、合格点を取るには良いのかもしれないが、自分のほんまにめちゃくちゃ幸せ!って感じるのは、自分にしかない感情で自分だけにしか味わえないような経験ができた時だと思う。

特に、家族の時間なんて、まさに「最適化」の真逆である。休みの日に副業しまくったり、当直しまくったりしたらお金を稼げるが、そんな時間をすべてはたいて、家族でダラダラする。

ボードゲームで息子に訳分からんぐらい大差をつけられて負けたり、どんぐりで工作して人形をつくる。そんな日々がいちばん自分にとっては贅沢である。謎にコスパ度外視で自分にとって幸せに突っ走る。
それは人によっては家庭に走ることだし、人によっては仕事に走ることもあるだろうし、趣味に走ることだし。アルゴリズムからの逃走と言えるだろう。

リベラルアーツってやつも、結局そういうものなんだろう。

こんなふうに自分の言葉で、自分の思いをまとめることが、結果として固有の感情を見つけられるきっかけになりうる。

医師になるまで、最適化を意識して生きてきすぎた。報われを意識して生きてきすぎた。
はちゃめちゃに無駄なことをやるのも楽しいのかも。

とりあえず!今度の休みは本屋さんに行こうかな。


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2025年12月16日

Posted by ブクログ

色々なヒット作の話から、平成から令和への価値観の変移について書かれている。

正解がある(と思われる)考察
正解のない批評
瞬間的な感情である萌え
継続的に応援する推し
これまでの選択肢をやり直すループもの
自身のスペック自体が変化する転生もの
価値観が近く、批判や衝突のない界隈
上下関係があり、上の人が正しいとなるヒエラルキー
キーワードに対して色々な人の書いたモノが出るググる
一つの正解らしきものが出るジピる

などなど、以前書かれていた比較、抽象、流行などを使って話を展開されており、例示される作品も読んだ事のあるものも多く出てきて面白い。スキップとローファーが特にフィーチャーされていて、なんとなく面白いと思っていた所の言語化がされていてなるほどと思う。

正解を求めてしまうのは、日本の教育によるものも影響しているのではないかと感じた。学校教育でディスカッションなどより◯✖️のテストが多いのは昔から言われていると思っていて、そのせいで正解があるものを求めやすいと。
かくゆう私も正解のあるミステリー小説が好きだ。こうしてAIが正解(らしきもの)を簡単に提示するようになると、他国よりも影響を受けやすいのでは、と思ってしまった(急に主語が大きくなったが)。


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2025年12月16日

Posted by ブクログ

会社の20代前半層と、なんだか価値観というか人生観が合わないなぁと感じていた四十路昨今、本書を読んで、少しその理由がわかった気がした。

今の若い世代はそうか。「正解はこれです!」がある方がいいのか。やりやすいのか。
社会人のルールって結構正解がない事多いから、そりゃ分からないだろうな。気を使うとか、先を読むとか、上下関係における気配り目配りなんてそれこそ個人的なセンスによるし、教える人それぞれで内容が変わってくる指導だし。
画一的に「こういう場合はこれ!」じゃないと「それってあなたの感想ですよね」状態になるわけか。
そもそも自分のセンスが正解かどうかわからないしね。センスを表に出して評価されたこと自体がないだろうし。

あと、気配りとかでなにか報酬を得られるとは限らないしなぁ。お互いの気持ちがほっこりし合うとか、その後の人間関係が円滑になるとか、ふわっとした成果はいらんのだろうな。
そういうのって結構大切だと思う世代からすると、ちょっともったいないなぁ…とも思う。

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2025年12月16日

Posted by ブクログ

時代背景と若者の思考について、コンテンツを例に挙げながら分かりやすくまとまっていた。
「今の若者は報われたい」というのも、世知辛い世の中から自然と身についた思考だと考えると、何だか悲しい世界にも思える。
叶わない努力ではなく、叶う見通しの立つ努力をしたいという、ゲームの攻略本を見てからゲームをするような思考なのだとよくわかった。

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2025年12月29日

Posted by ブクログ

平成から令和までの時代を知る著者だからこその深い洞察を感じました。
正解や最適解を求める人々や、Youtube,Tiktok等のプラットフォーム上では、順位や個性よりも
コンテンツの中身やリコメンドが重視される現代の世界を的確に表していると思います。

その一方で、著者は努力が報われなくても、時間をかけて自分のやりたいことを見つける大切さを伝えています。
今の文化をただ否定するのではなく、昔からの考え方も認める内容は
中年世代の私にとっても、好きなことをもっと探そうと勇気づけられる内容でした。

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2025年12月27日

Posted by ブクログ

面白い。読み終えると世界の見かたが変わる本。ピントがあう感じ。知らず知らずのうちに最適化する自分を選んでしまう今の世の中で、問いをもつ、問いを探す。批評って面白い。いつも3色ボールペン片手に読むのだけどとくに後半、赤線だらけになった!

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2025年12月27日

Posted by ブクログ

界隈に最適化することが理想で、そこからはみ出る個性は生きづらさと捉えられる時代という指摘に納得。キャラじゃないことをするって私も苦手だけど、頑張ろう

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2025年12月26日

Posted by ブクログ

⚫︎今、2025年は、本書で評された状況の、次のフェーズに入っているのではないか?

わたしは本書を、三宅香帆による「実存主義」推奨の書として読んだ。

本書において、著者は「クソ社会への最適化」を目指すのではなく、「人間の実存としての、感情・感覚・手ざわり」を保ちながら生きることを提案している。
しかし、わたしの考えでは、「時すでに遅し」なのではないかと思う。

すでに日本社会からは、「批評的精神で情報を処理し、現実社会にコミットする」という感覚が、ほとんど欠乏していないだろうか。

「社会に最適化したい」という自己保身的な欲動が、今や「私にとって、すでに社会は最適だから、すでに私は幸せなのだ」という認知の歪みへと変容してはいないだろうか……

これこそが、「次のフェーズ」である。
つまり、「認知を歪ませれば、すでに報われている」というフェーズである。

「推し」や「異世界」といった、「安住の地」を求める心が、各種のオタクに限らず、現代日本社会の通奏低音にあるのではないか。

「安住の地」とは、現実には存在し得ない、架空の情報空間である。

2025年現在、陰謀論や排外主義に賛同する多くの"普通の人"たちが、それぞれの主張がたとえ真逆であっても、「日の丸」の下という「安住の地」に集い、その輪は、首相交代を機に、どんどん広がっている。

その様子は、現実的に必要な施策から目を背けて、ツラい現実社会よりも、安寧な異世界(心地よい情報だけをやり取りする、ポスト・トゥルース的メタバース)で暮らそうとするかのようである。


ーーー

このような状況を作り出した最大の要因は、もちろん、インターネットである。
そして今や、リアルとインターネットは、ほぼ同義になろうとしている。

実存としての「暮らしの質感・手ざわり」が、すでに減衰し、インターネットこそが「暮らしの質感・手ざわり」になろうとしている。
今や、そんな人ばかりだ。
他者と同じテーブルで向かい合っていても、スマホに目を落とす、そんなものは、もはや、ありふれた光景だ。

人類は、自ら生み出した広大な情報の海の中で、情報によってラベリングされ、界隈に分けられ、自発性・内発性を失い、アルゴリズムによってオートメーションに、アルゴリズム的に生きることを「生きやすい」と感じるようになったのだろう。

今や人間は、その実存を棄て去り、「情報の奴隷」として生きようとしているのだ。


ーーー

批評・出版の世界に、三宅香帆という若い女性のスター選手が現れたことを、わたしは本当に喜んでいる。

彼女が激賞していた本から、いくつか買って読んでみると、確かにどれも良書であった。

というわけで、いつも選書の参考にさせてもらっているお礼に、わたしの興味分野と重なる「現代の若者文化論」である、この著作をはじめて購入してみた。

わたしも著者と同じく、「クソ社会への最適化」から脱し、「実存を回復する」手段としては、良書を読んで、自分の頭で考える習慣を身に付けることが、もっとも簡便で、効果的だと思っている。

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2025年12月25日

Posted by ブクログ

地元新聞での書評欄にて紹介されていたので興味を持った。還暦になるのを目前に「今どきのワカモノ」を理解せんと、早速、某大手通販プラットフォームで即注文。内容はわかりやすくすらすら読めたが・・・なんだろう、納得できた部分と、いまいちピンとこない部分もあった。私も最近、職場ではチャッピーに頼りきりになり、自主規制でどんどんつまらなくなる民間放送では飽き足らず、自宅ではリビングのTVでYoutyube漬けの毎日。いつのまにか、これらネットにより、知らず知らず脳が破壊されたのか、単なる老化現象か?(苦笑)ネット環境によってオレたちゃ家畜化されてんだなー。あー、何もかも投げ捨てて、漂白の旅に出たい・・・」と思いつつ、家のローンやカードの借金のために、しばらく職場にしがみつかねばならない我が身を呪いながら、作者のおすすめするように、せめて帰宅後は本でも読もうと思うのであった。。。

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2025年12月24日

Posted by ブクログ

三宅香帆さんの流行から時代を読み解くお話は、いつも面白い。今回は、「報われたい時代」のお話。自分らしさや自分がどう感じるかよりも最適解の答えを求める。もっと自分で考えようよと思う一方で、余裕がない時代なのかもと切なくもなった。

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2025年12月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

すぐに正解を欲しがる若者たちの背景を、今若者に人気なコンテンツを参照して批評する本作。

若者の心理がわからない中高年向けのタイトルだが、20代の私が読んでも非常に面白いしためになる。
(本書のタイトルを見て手に取る人も、正解が欲しいんだなとも思った)

考察系コンテンツ(鬼滅の刃、ワンピース、変な家)、転生系、あの花、推し活、Tiktok、陰謀論、ひろゆき、チャットGPT、、

一見、最近流行っているモノだが、その共通点は、「正解」があり、努力した分、報われる確証があるから。

レコメンド機能などのアルゴリズムが整い、視聴者の好みに合ったコンテンツしか触れないで済む自分に最適化されたプラットフォームは、刺激という報酬を与え、報われた感を与える。

これまでは、いいねなど、承認欲求を満たすという報酬が明確にあったSNSが、いつのまにか受動的に動画を見続け、刺激を享受する場所になっていた。

また、親ガチャのように、自分が今うまく行っていない理由を、過程ではなく、開始時の能力に依拠したものだと考えてしまうのも、分かる部分が多い。

私自身、仕事において成功している同世代を見て焦りを感じ、成長するためのノウハウを探している節がある。そして、最適化しようとAIを学んだり、職務の幅を広げようと試みたりしている。

しかし、最適化した自分に、自分ならではの価値があるのか?そこにやりがいがあるのか?など考えさせられ、苦しさはありつつも、自分のペースで一歩一歩踏み出していこうとも思った。

ただ、正解を選ぶことの楽しさはある程度あってもいいし、正解を選ばないことが正解ではないと思うので、自分らしさを担保する領域をいかに作っていくかがポイント

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2025年12月20日

Posted by ブクログ

(報われる)正解を求める、周囲に最適化する、それが故に自分の感情に無頓着(無関心?鈍感?)になる。まさに自分が感じていたことが言語化されていて、読みながらすっきりした気持ちになった。確かになぁの連続。自分を俯瞰したい時、特に同世代でなくて世代を超えて比較したい時に読むと良さそう。

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2025年12月18日

Posted by ブクログ

最近三宅書店にハマってて、著作を読むのは初めて。読みやすくて面白かった。自分の意見は邪魔、最適化された世の中の方が生きやすい現代社会であることは間違いないが、それでも抗い自分の感想を持って生きてほしいと願う終わり方が素敵でした。

FACT部が読みたくなり、ずっと我慢してる世界99も早く読まねばと思いました。

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2025年12月17日

Posted by ブクログ

私はちいかわが好きなのだけど、YouTubeでちいかわを検索すると、ちいかわの考察動画なるものが結構出てくる。
ちいかわは伏線的な要素もあるので、気持ちはわからないでもないが、ちょっとしたハチワレの言動に、今後の展開はこうなる!などの考察をする動画を見ると、な 考えすぎでは…。と思うことも。ときおりその考察が当たる子かもあるのだが。
この本の着眼点は、そういうモヤモヤがあったからこそ、なるほどなぁ、確かに!と思わされるものだった。
損をしたくない、できたら正解を引きたいというのは、割と指摘されてきた令和世代の感覚だと思う。
この本では、さまざまなコンテンツから、平成から令和にかけて、どのような価値観のパラダイムシフトが起こったのかを、カジュアルに論じている。
なので、めちゃくちゃ読みやすい。
三宅香帆本のよさって、カジュアルさだと思うのだけど、批評が好きという個人の感覚が大切にされていて、エッセイとして読むこともできる。

個人的な楽しみとしては、論じているテーマそのものよりも、三宅香帆が引用する本や漫画の方が気になる。どんな感想持ったのかな?という読み方も。

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2025年12月18日

購入済み

時流を追える

最近の考察ブームの流れを追えるのが良い。
最近TVやyoutubeで作者をよく見てるので考え方が為になった。

#タメになる

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2025年12月05日

Posted by ブクログ

宇野常寛さんの『庭の話』から続いていますが、最近のSNSやプラットフォーム発の文化や概念への違和感が今年の私のテーマの1つなので、読みました。

この本で書かれているとおり、「批評」はそれぞれの解釈があって正解はないもの。「考察」は作者の意図を推理するゲームになっている。このように平成までと令和に生まれた概念を比較しています。

特に「履修」については、多趣味でいろいろ触れていることもあってよく言われることもあったので気になりました。確かに人よりコンテンツに触れるため、「履修」になっているものもあります。

しかし、大事にしているのはむしろ「そのコンテンツに触れて自分がどう感じたか、価値観が変化したかどうか」です。コンテンツ自体は他人の作った世界観なので、時間が経てば風化していきます。しかし、作品を見て感じたことは自身の血肉と化します。そのため、「履修」とは少し違うかなと考えています。

そう考えると、平成の概念は自分に重きを置き、令和の概念は他者に重きを置いているのかもしれませんね。

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2025年12月04日

Posted by ブクログ

三宅さんの本は本当に読みやすい。
いい意味でキャッチャーな結論を安直な論理的で結びつけてるから、仕事終わりで疲れてる脳でもスラスラ読める。noteみたいな文章や、三宅さんのnote詳しく見たことないからあれやけど、noteから文章使ってるのかな?とりあえず大変読みやすい文章でした、いわゆる何かを学習するための本では無く、個人の感想などをインプットできる癒し本でした!

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2025年12月28日

Posted by ブクログ

ネットで調べれば、ある程度の正解が手に入る世の中で、正解を求め続けるのかもしれないですね。

昔で言えば、身内では1番得意で自信になっていた事も、
今では、井の中の蛙とすぐに分かってしまい、自信に繋がらないようにも思いました。

子供に聞いたら、小学生もチャッピーと呼んでいるそうです。

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2025年12月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1. 「考察」の変質と現状
・エンタメ化した考察: かつての考察は一部の熱狂的なファンによる深読みであったが、現在はSNSや動画プラットフォームを通じて、誰もが参加可能な「謎解きゲーム」へと変質している。
・ファスト教養としての側面: 作品を鑑賞すること以上に、「その作品の正解を知っていること」に価値が置かれ、コンテンツの消費スピードが加速している。

2. タイパ至上主義と「失敗したくない」心理
・タイムパフォーマンス(タイパ)の追求: 膨大なコンテンツが供給される現代において、若者は「外れ」を引くことを極端に嫌う。倍速視聴やネタバレ確認は、限られた時間を効率的に使うための生存戦略である。
・共通言語の獲得: 流行の作品を「知っている」状態に早く到達することが、コミュニティ内での孤立を防ぐための必須条件となっている。

3. 物語から「設定」への移行
・データベース消費の進展: 東浩紀が提唱した「データベース消費」がさらに進み、読者は物語の情緒に浸るよりも、作中の「伏線」や「設定」をパーツとして収集・照合することに快感を見出す。
・正解への執着: 解釈の多様性を認めるのではなく、制作者が用意した「唯一の正解」を導き出すことが、現代的な鑑賞のゴールとなっている。

4. コミュニケーションとしての消費
・つながりのためのツール: 作品そのものの鑑賞以上に、鑑賞後のSNSでの反応や、他者との考察の共有が重要視される。考察は、他者とつながるための強力なコミュニケーション・ツールとして機能している。
・没入の拒否: 作品世界に深く入り込む(没入する)のではなく、常に一歩引いたメタ的な視点から「この展開は伏線か否か」を分析する、冷めた鑑賞態度が一般化している。

5. 結論:若者の誠実さと「意味」の固定
・過剰なまでの真面目さ: 三宅氏は、若者がこれほどまでに考察に励む背景には、作品を「正しく理解しなければならない」という強い誠実さがあると分析する。
・「分からなさ」の喪失: しかし、あらゆる事象に即座に意味を求め、正解を固定しようとする姿勢は、結論の出ない曖昧な感情や、物語本来の「余白」を切り捨ててしまう危うさを孕んでいる。

本書は、現代の「考察」ブームを単なる流行としてではなく、SNS時代の情報環境に適応した若者たちの切実な社会心理として描き出している。

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2025年12月20日

Posted by ブクログ

ええ?そうなの?今の若者で『ONEPIECE』を考察なしで読んでいる人はいないとのことに驚きを隠せない。連載当初読んでいたが、ただただ与えられた物語を楽しんでたな。
一方で、映画を観た後ついつい他人の考察を漁ってしまう自分がいたりする。まだまだ若いってことで良いかな?笑

報われるかどうかについては、全く考えたことがなかったのでこれも新鮮だった。エンタメ文化にまで、そのような考え方が浸透しつつあるのかと思うと、現代の若者は大変なんだな...と思うばかり。
ついついXやTikTokを長時間観てしまうのも、"報われたい"が根本にあったのかと思うと、なるほど納得である。私もよくTikTokを観てしまい、ふと我に返り、世界一無駄な時間を過ごしちまった...と軽く後悔しているが、これからはまた報われたくてやってしまった...と思うことにしよう(だから何だ)。

考察することが楽しいのならそれを目的にエンタメを消化したって良いと思う。楽しみ方は人それぞれだ。むしろ、エンタメを楽しんだ上でさらに考察で報われ感を味わえるなら、2倍お得だよな...と大した考察のできない私は思った。

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2025年12月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

考察する若者たち、というタイトルに惹かれて読みました。以下、腹落ちした部分を抜粋
。。。
若者…「報われたい」
考察=語り手の個性は必要ない 、批評=語り手の個性が必要
ラベリングされた自分でありたい
たしかに私たちは怖がっている。失敗を、恥を、後悔を、報われない努力を、何にもならない時間を、何の意味もない感情を、誰にもわかってもらえない感想を。
最適化に抗う
。。。
腹落ちしたところが多くて、そうだよね、という気持ちがありつつ、漫画のくだりの説明、引用がちょっと多いな、と食傷気味なのがおっさんの感想。

あと、本当は「批評」ということについて書きたかったのでは、と思ったり。批評というものに語り手の個性が必要というところに同意で、そこと最近の若者を掛け合わせたら考察というキーワードが浮かび上がってきたのかな、という印象。

この人が批評することの大切さみたいなことについて、骨太にあつく語った本を書いているなら読んでみたいな、と思う。

評価は星3ですが、漫画の描写が多くて、正直個人的にはつらかったので(後半はかなり斜め読み)、3にさせていただきました。


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2025年12月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

僕は三宅さんと同世代なのだが、読み進める中でまず思ったのは、「上の世代は今の時代を生きていて、報われたい! 正解が欲しい! と思っていないんですか?!昔はそんなふうに生きていなかったんですか?!」ということだった。笑

というのも、最後まで読むと、本書は若者論というよりも、現代社会の捉え方そのものについて語っているように感じられたから。そう考えると、若者とは、その影響をより受けやすい対象にすぎないのではないか、という気がしてくる。タイトルが「考察する若者たち」で、世代で異なることを前提として読んだけど、実際、今を生きる大人たちはどうなのだろうかと。

自分は、若者側に立つと感じる場面もあれば、そうでないと感じる場面もあった。ただ、それは三宅さん自身も同じなのではないかとも思う。考察することやプラットフォームサービスを使うことなどを最後まで否定し切るわけではなく、そうした社会の中での生き方を提示している点がそう思わせるのかも。

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2025年12月18日

Posted by ブクログ

正解のない批評よりも、正解のある考察をすることで報われたいという考えには納得。漫画と推しの件はちょっとわからなかったけど。おじさんおばさんも考察するようになるのだろうか?

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2025年12月16日

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