ビジネス・実用の高評価レビュー
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役立つ科学、経済論理に合った科学、国家主導の科学、科学の企業化など、筆者が言うように現代の科学は寅彦の時代の科学のあり方から大きく変容をしている。もちろん時代の中に埋め込まれているものであるから当たり前だが、本質的なものからのズレの大きさからの危機感を感じる。
著者が提言している寅彦流の、「等身大の科学」や「新しい博物学」は文理融合的でありながら、基礎研究を大切にするであろうし、そう言った視点は現流の科学の方向性の行き過ぎをコントロールもするのではと感じる。
誰もが考えるべき科学のあり方を、これほどわかりやすく説明されている本は珍しい。
素晴らしかった。 -
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ネタバレ自己欺瞞という言葉に初めて触れた一冊。
企業が業績を上げる為、家族が幸せに暮らせるようにする為にはどうすればいいか?
その答えが、「箱の中」と「箱の外」という言葉を使い分かりやすく示されている。
対話形式でイラストあり、わかりやすかった〜。
特に印象に残ったのは、人は本来、他者のために動こうとする気持ちがある。その気持ちに背いたとき、相手を非難し、自分を正当化してしまう―ということ。(自己欺瞞)
例えば、赤ちゃんが夜中泣いている。夫は寝ている妻のために、起きて赤ちゃんをあやさなければと思う。でもその気持ちに背いて、そのまま寝ることを選択する。自分の気持ちに背いたことで次のような事が起こる。 -
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ネタバレ量子論を論じた物理学者たちの思索を経由しつつ、量子力学という切り口から世界のすべてが相互作用によって成り立っている事を、形而上学としてではなく、あくまで科学哲学的な解釈として捉えようとしている本書。(垣根を越えようとしている?)
ただし、ここでいう"相互作用"というのは『華厳経』に由来する「一即一切・一切即一」に近い感覚です。「一つのものの中に全体が宿り、全体の中に一つが宿る」という華厳思想。すなわち世界を独立した実体の寄せ集めとしてではなく、すでに互いの中に互いが折り込まれているものとして見る事を指しています。
す〇ぢさんはこれを『サク〇ノ刻』だと仰いました。
(ヴィ -
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これもまた、相模原事件を受けて書かれたものといえるだろう。最近、あの事件がどのようにとらえられていた/いるのかに興味があって関連する本を何冊か読んでいる。そんなことでこの本を読んだ。けれど、それ以前から著者の荒井さんの本は読みたい本リストにしばらくの間入っていたはず。
障害者に対する差別や偏見、社会の対応について、よどみなくときに厳しく明確に言葉を紡ぐことができる人として受け止めた。自分は一応、障害者じゃないほうでいながら障害者差別はいかんと思っているんだけど、ではなぜ障害者差別はいけないのかと問われたり、自分が矢面に立つような場面にもしなったら毅然とした態度をとる自信がいまいちない。それは -
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企業経営を「企業価値」という軸から捉え直し、CFOがどのような視点で意思決定を行っているのかを示した一冊。著者は三菱UFJフィナンシャル・グループのCFOなどを歴任しており、実務の中で培われた判断基準が具体的に語られている。
本書の中核にあるのは、企業活動のあらゆる意思決定は最終的に「企業価値の向上」に収斂されるという考え方である。売上や利益といった指標はあくまで途中経過であり、将来にわたってどれだけの価値を生み出せるかという視点で意思決定を行う必要がある。そのための共通言語として、資本コストやリターンといった概念が位置付けられている。
印象的だったのは、CFOの役割が単なる財務管理ではな -
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【日清食品をぶっつぶせ|安藤徳隆・竹居智久】
— 自ら創造し、自ら破壊せよ —
日清食品社長・安藤徳隆氏が、自身の経営観やブランドづくり、新規事業への挑戦、そして創業家3代目としての覚悟を語った一冊。日経BPの竹居智久氏による20時間以上のインタビューをもとに、安藤氏の考え方や胸の内が掘り下げられている。
本書の中心にあるのは、「自ら創造し、自ら破壊せよ」という考え方である。創業者・安藤百福氏がインスタントラーメンという食文化を創造し、2代目の安藤宏基氏が「カップヌードルをぶっつぶせ」の精神で会社を成長させてきた。その流れを受け継ぎながら、3代目である安藤徳隆氏は、築き上げられた日清食品 -
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ネタバレ
「習慣」に引き続き、「一言」も読破。
子どもにとって、わかりやすい言葉とは何だろうか?
大人のものさしで、良かれと思う言葉は、実は子どもを傷つけてるものだと考えさせられる一冊。
ネタバレが苦手な方はまわれ右!
子どもに対する言葉遣い。
どう言えば伝わるのか、良かれと思って使っている言葉は本当に適切なのか。
「習慣」の本と同じく、一例が載っていてわかりやすい。
普段つい言ってしまう言葉が、子どもの脳にどんな影響があるのか、よく理解できた。
大人だとわかるあいまいな言い回し。
「後にして」、「いい加減にして」
つい便利だから使ってしまうが、子どもからした -
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ネタバレ本屋をやりたい!でも儲からないし、これからの時代に求められないんじゃないか…そもそも本が好きなだけで、本屋に勤めたこともない
そんな私に何ができる?と思っていたけど、私でもできるかもしれない!と思えた一冊。
特にP284からの「つとめ」と「あそび」が
ぐさっときた。
自分を生かしてくれている社会、この世界に対する「つとめ」果たすことは生きる歓びになる。
この本と出合ったのは、個人の書店やZINEの販売をするイベント。気になっていたけど、ネットではなんとなく買わずにいた本。
たまたま、イベントで出合ったとき、
【あ!あの本!!こんな形なんだ!!思ったより小さい!!】と心のなかでドキドキし -
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非常に面白かった。まさに現在はスマホ時代であり、人々の手からスマホが離れることはない。そんな時代の問題を哲学的に考察しており、自分を含め、本書を読んで身につまされた人は多いだろう。
AIで社会はますます便利になると喧伝されているが、人々が仕事や社会で求められるハードルは年々上がっており、終わりなき成長を求められている。AIを使いこなさないと今後生き残れないとか、喧しい。
SNSには自己啓発的言説があふれ、それを目にした人々は自らを鼓舞して日々のテンションを上げている。そんな日常に疲れ果て、いっときの逃避先として、スマホの細切れのコンテンツに意識を分散させ、日々の生活をやり過ごしている。。。
ま -
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