作品一覧

  • 原発と司法 国の責任を認めない最高裁判決の罪
    4.4
    1巻693円 (税込)
    「原発の問題は難しい」,「原発は安全に作られている」と思っていませんか?元裁判官の著者もかつてそう思いこんでいましたが,原発裁判を担当し,認識が変わりました.答えは何れも「ノー」なのです.本書では皆さんの「先入観」を氷解させ,原発を巡る問題の本質に迫ります.全国の主な脱原発訴訟・国賠訴訟一覧表付.

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  • 原発を止めた裁判官による 保守のための原発入門
    4.0
    1巻2,750円 (税込)
    2014年大飯原発運転差止判決,2015年高浜原発再稼働差止決定を書いた元裁判官による原発入門.極めてシンプルに原発の本質を提示したに本書を読めば,人類が原子力発電を続けてはならない理由が理解できるだろう.漠然と「原発は安全,原発は必要」と考えている人こそ,本書を正面から受け止めてほしい.

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ユーザーレビュー

  • 原発と司法 国の責任を認めない最高裁判決の罪

    Posted by ブクログ

    著者の講演を2度聴講し、2025年4月に2回目の聴講をしたものの、著者が本書の冒頭で指摘している通り「原発の問題は難しい」と思いこみ、講演の復習の意味で本書を読み進めた。著者は、元裁判官で、現役時代の2014年5月21日に住民側の請求を認めて、大飯原発3、4号機の運転を差し止める判決を出した希有な裁判官でもある。原発の安全神話を真っ向から否定し、電気代高騰にあえぐ庶民の味方になると原発稼働を推進する勢力を痛烈に批判する。原発を巡る政府・財界寄りの裁判官達を批判し、原発が危険で経済的根拠もないと否定する裁判官がいることに期待もする。著者が強調する「原発の問題は民主主義の問題」であるとの指摘には納

    0
    2025年05月05日
  • 原発と司法 国の責任を認めない最高裁判決の罪

    Posted by ブクログ

    日本に原発をおくことの無謀さ、危険性の指摘が分かりやすい。東日本大震災で東日本が潰滅を免れた奇跡も良くわかりました。最高裁の怪しい判断を覆す流れがないと今後の日本は、危ないかもとしれません。

    1
    2025年01月12日
  • 原発を止めた裁判官による 保守のための原発入門

    Posted by ブクログ

    もしも化石燃料を入手できなくなったとして、原発が動いていれば安心なのか?燃料棒は止まっても発熱し続ける。代替での発電手段がない。冷やすことはできない。停止した瞬間に国が終わる。そんな危うい対策を煽る者が、保守を自称する。0.3%の陸地に世界の10%の50基余。動かし続ければ汚染された廃棄物が溜まり、いずれこの列島に住めなくなる。日本侵略に核兵器はいらない。原発破壊を脅せばよい。…理想を語る革新に対し、保守は現実主義で、物事の本質を捉えようとする人のはず。それでも原発動かせと叫ぶのは、保守を装うあちらの人。

    0
    2025年11月26日
  • 原発と司法 国の責任を認めない最高裁判決の罪

    Posted by ブクログ

    原発の問題は難しいと思い込んでいた。が、このブックレットを手にとって、そうではないと思えた。
     難しいと思われがちなテーマを一般人にどうやって伝えるか、裁判官という職業柄いろいろ試行錯誤して考えた経過もわかる。国富を守るということは、そこに暮らす人々の安全をどのように守るかということでもある。できるだけわかりやすいように論理的な展開を心がけたという過程も伝わるブックレット。

    0
    2025年07月31日
  • 原発と司法 国の責任を認めない最高裁判決の罪

    Posted by ブクログ

    311原発事故で日常生活を奪われたこと、避難を余儀なくされたことに対する訴訟。政府が指導していても防げなかったとして最高裁は国の責任を問わなかった。事故が予見できたことは争われていない。こうなることはわかっていた。国家権力でも阻止できなかった。では、誰が止めることができたのだろう?…将来起こる原子力災害。行き場のない放射性廃棄物。未来に責任を持つのは我々1人1人でしかない。学者や高官など権威に盲従してはいけない。意図的に流された風説に騙されてはいけない。原発は安くない。将来のコストを考えていないだけだ。

    0
    2025年06月15日

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